2011/11/27 - 2011/11/27
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熱田神宮の境外摂社で延喜式内社の高座結御子神社の紹介です。主神は高倉下命(タカクラジ)、創建年代は不詳とされますが、天武天皇の治世の時と伝わります。祭神には諸説があります。日本武尊の御子、仲哀天皇とする説や、日本武尊の異母弟、成務天皇とする説などです。戦災で焼失し、現在の社殿は1963年(昭和38年)に再建されたものです。子育ての神様として信仰が篤い神社です。
境内には赤い鳥居が連なる稲荷神社があり、豊臣秀吉の幼少時、母に連れられて参拝したと言われていることから『太閤出世稲荷』とも呼ばれています。
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『高座結御子神社』の西側の入口にある鳥居です。地下鉄の西高蔵駅からは、歩いて1分です。主神は高倉下命(タカクラジ)です。以前、この方面の事業所に2、3年務めていたことがあり、この通りはその時の通勤経路でした。
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『高座結御子神社』の縁起などを記した立看板です。虫封じの御利益などが記され、末尾には、稲荷社などの末社が列挙されています。
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明治45年6月の日付けが記された、『高座結御子神社』の石碑です。明治45年は7月30日から大正元年となりました。
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西門から、東に向いて進む参道の光景です。歴史がある由緒ある神社に相応しい樹木が、鎮守の杜になっていました。
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同じく、鎮守の杜の光景です。高座結御子神社の三方を取り囲むように高蔵公園があり、緑豊かな一帯となっています。元々は神社の境内だった区域かも知れません。
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『夜寒公園』の表示プレートです。土地区画整理事業の結果、土地所有者の協力で生まれた公園と説明されています。西の鳥居から東に向かう参道が夜寒公園の範囲のようです。
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名古屋市緑政土木局の名前で記された、名古屋市野鳥保護区の立看板です。『高座結御子神社』の境内全体が指定されていました。
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参道の北側に、赤い幟が並んでいました。高座稲荷大神の白い文字が染め抜かれていました。高座神社の末社の一つ、稲荷神社の幟です。
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『太閤出世稲荷』の呼び名を持つ、高座神社の末社の一つ、宇迦之御魂神を祀る稲荷社の説明看板です。『太閤出世稲荷』の謂れなどが説明されています。『宇迦(うか)』は『飯(うけ)』と同じ『食べ物』意味であることが説明されています。稲荷社の多くが祀っている神様のようです。『古事記』、『日本書紀』などの日本神話に記載される『宇迦之御魂神』は、『倉稲魂命』とも書き記されるようです。
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赤い幟の中間辺りに、東北方面に並んだ赤い鳥居の列がありました。高座神社の参道から外れて、赤い鳥居の中を進むことにしました。
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赤い参道は、途中から大きく左側に湾曲していました。稲荷社の南側に正対するための湾曲でした。稲荷神社は、赤い鳥居と白い狐がシンボルですが、狐の像は見当たりませんでした。
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赤と白で彩られた稲荷社の社殿です。京都市伏見区にある伏見稲荷大社が、日本各所にある神道上の稲荷神社の総本社とされます。
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同じく、稲荷社の社殿の光景です。日本全土の稲荷神社は6万社を超えるとも言われています。屋敷神として企業のビルの屋上や、工場の敷地内などに祀られているものまで含めますと、膨大な数になります。
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稲荷社の主神が祀られている祭壇のようです。百済王朝滅亡に伴い、朝鮮半島からは多くの帰化人が渡来したとされます。その中でも秦氏一族が三分の一を占めていたとされます。その秦氏の氏神が京都市伏見区の稲荷山の西麓にある、伏見稲荷大社とされます。
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『太閤出世稲荷』の幟の奉納を呼び掛ける立て看板です。費用は5千円です。赤い鳥居を潜る前に立ち並んでいた幟のようです。
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稲荷社にお参りして、今来た道ではなく、稲荷社の東側に続く赤い鳥居の道を進みました。高座神社の社殿方向に向かう道です。
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赤い鳥居の道の先に、左側に高座神社の社殿と、その前の境内が見えてきました。予想したとおりの近道でした。
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『石段寄付人・奉納・遠矢忠治』の名前が刻まれた石碑です。大正9年7月の期日も刻まれていました。どちらの石段だったのでしょうか。
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石灯篭が壊れてしまった物のようです。土台の上に、直接先端部分が乗せられていました。屋根の部分も立て掛けてありました。
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木々の間から、少し小高い部分が見えました。外れているかも知れませんが、神社の周りに七つの円墳があったことを思い出しながらの撮影です。
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素盞嗚尊(すさのおのみこと)を祀る新宮社です。小さな祠です。高座神社には、この祠を含め、四つの末社があります。あとの三つは、鉾取神を祀る鉾取社、御井神を祀る御井社と、宇迦之御魂神を祀る稲荷社です。
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数が少なく、少し寂しい光景ですが、お御籤が結んでありました。竹を立てて、縄を張っただけの作りです。
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社殿に向かって左手方面の光景です。開いた扉の間から太鼓が見えていました。神事の始まりなど、合図に使われるものです。
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『高座結御子神社』の社殿の全景です。第二次大戦の戦災に遭い、現在の社殿は、1963年(昭和38年)に尾張造を原型として再建されたものです。
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社殿の中央部分のアップ光景です。尾張造(おわりづくり)は、日本における神社建築様式の一つです。本殿(後)、祭文殿(中)、拝殿(前)を回廊で繋いだ、左右対称の建築様式とされます。この尾張地方独特の建築様式を残した建物は、真清田神社(一宮)、津島神社(津島)、尾張大国霊神社(国府宮:稲沢)や氷上姉子神社(名古屋市緑区)があります。
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斜めから見た、社殿の中央部分です。尾張式の寺社建築の特徴としては、『蕃塀』の有無を上げる文献もあります。『蕃塀』は、神社の拝殿の前にある衝立状の塀のことです。高座神社にはありませんが、戦災に遭い、戦後の再建されたためでしょうか。
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少し離れた南側からの社殿の光景です。尾張式の寺社建築の話題の続きです。かつては、熱田神宮もこの建築様式であったとされます。この後撮影した熱田神宮では、本殿から少し離れた花壇の中に、『蕃塀』らしい建築物がありました。
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社務所の光景です。その前にテントが張られていました。その中には長椅子がセットされています。高座稲荷講社の秋季大祭は11月8日に終えていますから、祭事の準備ではないようです。手軽な休憩所でしょうか。
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摂社の一つ、御井神を祀る御井社の光景です。御井神(みいのかみ)は、木俣神(きのまたのかみ、このまたのかみ)の呼び方もあります。日本神話の中では、大穴牟遅神が因幡の八上比売に生ませた神とされます。御井社の井戸を子供が覗くと、虫封じのご利益があると伝えられます。
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締め縄の上に『御神井』の額がありました。高座神社には、幼児の成長と虫封じを祈願する『子預け』の神事があります。15歳まで子供を祭神に預けて、無事成長した暁に、お礼参りをする風習です。毎年、子預祭は4月3日に行われています。
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