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ヴェルサイユ宮殿よりも壮麗で、<br />クレムリン宮殿よりも血なまぐさく、<br />紫禁城よりも神秘的<br /><br />といわれるトプカプ宮殿。スルタンの栄華の跡を訪ねます。<br />ハレムの部屋必見↓↓↓<br />http://www.ee.bilkent.edu.tr/~history/topkapi.html<br /><br />☆本日の驚き<br />ハレムは刑務所!<br /><br />□1日目 関空→ソウル→イスタンブール<br />□2日目 イスタンブール→トロイ→アイワルク<br />□3日目 アイワルク→エフェス→パムッカレ<br />□4日目 パムッカレ→コンヤ<br />□5日目 コンヤ→カッパドキア<br />□6日目 カッパドキア→アンカラ<br />□7日目 アンカラ→イスタンブール<br />■8日目 イスタンブール→ソウル<br />□9日目 ソウル→関空<br />

驚きのトルコ (8)イスタンブール ~トプカプ宮殿~

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2010/04/07 - 2010/04/15

531位(同エリア4378件中)

12

48

スーポンドイツ

スーポンドイツさん

ヴェルサイユ宮殿よりも壮麗で、
クレムリン宮殿よりも血なまぐさく、
紫禁城よりも神秘的

といわれるトプカプ宮殿。スルタンの栄華の跡を訪ねます。
ハレムの部屋必見↓↓↓
http://www.ee.bilkent.edu.tr/~history/topkapi.html

☆本日の驚き
ハレムは刑務所!

□1日目 関空→ソウル→イスタンブール
□2日目 イスタンブール→トロイ→アイワルク
□3日目 アイワルク→エフェス→パムッカレ
□4日目 パムッカレ→コンヤ
□5日目 コンヤ→カッパドキア
□6日目 カッパドキア→アンカラ
□7日目 アンカラ→イスタンブール
■8日目 イスタンブール→ソウル
□9日目 ソウル→関空

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  • 「帝王の門」の前にある、「アフメット三世の泉亭」<br />1728年に建てられた公共の水飲み場です。<br /><br />文化・芸術が花開いたこの時期、「チューリップ時代」と呼ばれています。<br />

    「帝王の門」の前にある、「アフメット三世の泉亭」
    1728年に建てられた公共の水飲み場です。

    文化・芸術が花開いたこの時期、「チューリップ時代」と呼ばれています。

  • 皇帝の門<br />トプ(大砲)カプ(門)宮殿は400年にわたり国政の中心だったところ。皇居の2倍の広さがあります。<br /><br />皇帝の門を入ると、第一庭園。

    皇帝の門
    トプ(大砲)カプ(門)宮殿は400年にわたり国政の中心だったところ。皇居の2倍の広さがあります。

    皇帝の門を入ると、第一庭園。

  • アヤ・イリニ博物館<br />「聖なる神の平和」を意味する旧ハギア・エイレーネ教会。<br />オスマン帝国時代には兵器庫として、現在はコンサート会場として使われているそうです。<br />トプカプ宮殿の内にあるため、ジャーミィに変えられなかったのでしょう。

    アヤ・イリニ博物館
    「聖なる神の平和」を意味する旧ハギア・エイレーネ教会。
    オスマン帝国時代には兵器庫として、現在はコンサート会場として使われているそうです。
    トプカプ宮殿の内にあるため、ジャーミィに変えられなかったのでしょう。

  • 第一庭園には貨幣鋳造所、病院、工房などがあったそうです。

    第一庭園には貨幣鋳造所、病院、工房などがあったそうです。

  • ちょうどチューリップの美しい季節です。<br /><br />

    ちょうどチューリップの美しい季節です。

  • この番号順に見学しました。<br /><br />コーランの流れる部屋も通ったのですが、聖遺物の部屋だったのか?よく覚えていません。

    この番号順に見学しました。

    コーランの流れる部屋も通ったのですが、聖遺物の部屋だったのか?よく覚えていません。

  • 1「表敬の門」<br />両サイドにとんがり帽子のある塔です。<br />この門を馬に乗ったまま通ることができたのはスルタンだけ。

    1「表敬の門」
    両サイドにとんがり帽子のある塔です。
    この門を馬に乗ったまま通ることができたのはスルタンだけ。

  • 2「幸福の門」<br />反逆者の処刑や戴冠式などの式典が行われたところです。<br /><br />この門をくぐると、スルタンとごく一部の人しか入れない内廷、つまりスルタン個人の公的活動の場所になります。<br /><br /><br />

    2「幸福の門」
    反逆者の処刑や戴冠式などの式典が行われたところです。

    この門をくぐると、スルタンとごく一部の人しか入れない内廷、つまりスルタン個人の公的活動の場所になります。


  • 門の前には、700年間トルコの歴史を見てきたアナトリアンプラタナス<br /><br />その向こうに厨房の煙突が多数見えています。<br />厨房では毎日1000人〜2000人分の食事が作られたそうです。<br />宮中にある台所は暖めるだけの機能(反乱が起った時、火を使われないように)<br /><br />日本・中国・マイセンの陶磁器が展示されていますが、今回はパスします。<br /><br /><br />

    門の前には、700年間トルコの歴史を見てきたアナトリアンプラタナス

    その向こうに厨房の煙突が多数見えています。
    厨房では毎日1000人〜2000人分の食事が作られたそうです。
    宮中にある台所は暖めるだけの機能(反乱が起った時、火を使われないように)

    日本・中国・マイセンの陶磁器が展示されていますが、今回はパスします。


  • 「幸福の門」の前で、おおよその説明を受け、1時間20分の自由見学となります。<br /><br />学生や兵士の団体が次々と見学に訪れます。<br /><br />円錐形の屋根の建物は「正義の塔」ディワン塔。<br />その横の「会議の間」は後ほど訪れます。<br /><br /><br /><br />

    「幸福の門」の前で、おおよその説明を受け、1時間20分の自由見学となります。

    学生や兵士の団体が次々と見学に訪れます。

    円錐形の屋根の建物は「正義の塔」ディワン塔。
    その横の「会議の間」は後ほど訪れます。



  • 3「宝物館」<br />写真がありません。内部は撮影不可です。<br /><br />第三庭園にあった宮廷学校が宝物館になっているそうです。<br />15世紀、キリスト教徒の優秀な子供を集め、イスラム教に改宗させて教育し、イェニチェリという親衛隊が組織されました。<br /><br />宝物館前はすごい行列!第1の部屋から順番にきっちり見ようものなら、前に進みません。<br />さら〜っと過ぎて第4の部屋まで行くと意外とがらがら、大きなエメラルドの飾りのついた短剣、86カラットのスプーン屋のダイヤモンドなどが展示されています。宝石の加工は主にアルメニア人の仕事だったそうです。<br /><br />(この写真はアフメト三世の図書館)<br /><br />

    3「宝物館」
    写真がありません。内部は撮影不可です。

    第三庭園にあった宮廷学校が宝物館になっているそうです。
    15世紀、キリスト教徒の優秀な子供を集め、イスラム教に改宗させて教育し、イェニチェリという親衛隊が組織されました。

    宝物館前はすごい行列!第1の部屋から順番にきっちり見ようものなら、前に進みません。
    さら〜っと過ぎて第4の部屋まで行くと意外とがらがら、大きなエメラルドの飾りのついた短剣、86カラットのスプーン屋のダイヤモンドなどが展示されています。宝石の加工は主にアルメニア人の仕事だったそうです。

    (この写真はアフメト三世の図書館)

  • 4第四庭園付近<br />白い西欧風の建物は、メジディイェ・キョシュキュ。現在レストランになっています。<br />ここでトイレを借りて、<br />テラスに出ます。<br /><br />

    4第四庭園付近
    白い西欧風の建物は、メジディイェ・キョシュキュ。現在レストランになっています。
    ここでトイレを借りて、
    テラスに出ます。

  • ツートンカラーのカラス<br /><br />スルタンが戦地から帰ってきて一息つく部屋=キョシュキュが3つあります。<br />

    ツートンカラーのカラス

    スルタンが戦地から帰ってきて一息つく部屋=キョシュキュが3つあります。

  • 聖なる外套の間の列柱の広間<br /><br />

    聖なる外套の間の列柱の広間

  • ターコイズブルー、コバルトブルー、薄緑、深緑、エメラルドグリーン、そして赤・・タイルの饗宴です。

    ターコイズブルー、コバルトブルー、薄緑、深緑、エメラルドグリーン、そして赤・・タイルの饗宴です。

  • 5「割礼の間」<br />右下のタイルが有名なようです。<br /><br />スンネット(割礼)は、現在のイスラム教徒の男の子にとっても一生に一度の大イベント。<br />

    5「割礼の間」
    右下のタイルが有名なようです。

    スンネット(割礼)は、現在のイスラム教徒の男の子にとっても一生に一度の大イベント。

  • 生後から12歳くらいまでに行います。王子様のような衣装を着る七五三程度のものと思っていましたが、<br /><br />高橋由佳利さんの漫画「トルコで私も考えた」によると<br /><br />1日目 ベットの飾り付け・そうじ<br />2日目 買い出し、料理の準備<br />3日目 ジャーミーツアー、前夜パーティー<br />4日目 病院で手術<br />5日目 安静日 2・3日〜1週間<br /><br />とプログラムがあって、一族盛大に祝います。<br />

    生後から12歳くらいまでに行います。王子様のような衣装を着る七五三程度のものと思っていましたが、

    高橋由佳利さんの漫画「トルコで私も考えた」によると

    1日目 ベットの飾り付け・そうじ
    2日目 買い出し、料理の準備
    3日目 ジャーミーツアー、前夜パーティー
    4日目 病院で手術
    5日目 安静日 2・3日〜1週間

    とプログラムがあって、一族盛大に祝います。

  • でも麻酔が切れてからしばらくは痛くてたいへんみたい!日本人の母親としてはちょっと勇気がいります。<br /><br />美しいタイルに囲まれて痛みが和らぐわけでもないでしょうが・・綺麗です。

    でも麻酔が切れてからしばらくは痛くてたいへんみたい!日本人の母親としてはちょっと勇気がいります。

    美しいタイルに囲まれて痛みが和らぐわけでもないでしょうが・・綺麗です。

  • 後からわかったのですが、「割礼の間」は1641年にイブラハムが建てたそうです。<br /><br />イブラヒムは長年の幽閉生活ののち1640年にスルタンになりました。神経衰弱から精神病が進行し、「狂人イブラヒム」と言われています。<br />ある日突然ハレムにいる女性や宦官をすべて袋詰めにして、ボスポラス海峡に投げ込んだとか。<br />

    後からわかったのですが、「割礼の間」は1641年にイブラハムが建てたそうです。

    イブラヒムは長年の幽閉生活ののち1640年にスルタンになりました。神経衰弱から精神病が進行し、「狂人イブラヒム」と言われています。
    ある日突然ハレムにいる女性や宦官をすべて袋詰めにして、ボスポラス海峡に投げ込んだとか。

  • プールの前を通って

    プールの前を通って

  • 黄金の天蓋を持つ建物はイフタリエ<br />断食期間中、日没後に夕食を摂ったり、割礼の祝典時に布施を行ったりする場所です。<br /><br />ここからの眺めは素晴らしく、金角湾の向こうにガラタ塔も見えます。<br /><br />

    黄金の天蓋を持つ建物はイフタリエ
    断食期間中、日没後に夕食を摂ったり、割礼の祝典時に布施を行ったりする場所です。

    ここからの眺めは素晴らしく、金角湾の向こうにガラタ塔も見えます。

  • 6「バグダードのキョシュキュ」<br />1638年、ムラト4世がペルシャからバグダッドを奪還した記念に建てられました。<br /><br />

    6「バグダードのキョシュキュ」
    1638年、ムラト4世がペルシャからバグダッドを奪還した記念に建てられました。

  • ここもイズニックタイルやアラベスク模様の美しいところです。<br />

    ここもイズニックタイルやアラベスク模様の美しいところです。

  • 螺鈿細工も見事なもの、第四庭園はお薦めです。

    螺鈿細工も見事なもの、第四庭園はお薦めです。

  • 今に生まれてきてよかったね〜。

    今に生まれてきてよかったね〜。

  • 7「アフメット三世の図書館」<br />第三庭園に戻ってきました。

    7「アフメット三世の図書館」
    第三庭園に戻ってきました。

  • 8「謁見の間」<br />至福の門の正面にあります。<br />スルタンが外国の使者と謁見したり、支配した国の代表が税金を渡しに来るところ<br /><br />宝石入りの布地です。

    8「謁見の間」
    至福の門の正面にあります。
    スルタンが外国の使者と謁見したり、支配した国の代表が税金を渡しに来るところ

    宝石入りの布地です。

  • 9「会議の間」<br /><br />ここはハーレムから繋がっています。<br />スルタンは政治家と直接顔をあわさず、小窓から会議の様子を窺っていたそうです。

    9「会議の間」

    ここはハーレムから繋がっています。
    スルタンは政治家と直接顔をあわさず、小窓から会議の様子を窺っていたそうです。

  • スルタンが小窓からこっそり会議を見て、牽制することは出来たかもしれませんが、ここからオスマン帝国の衰退が始まったとも言えそうです。

    スルタンが小窓からこっそり会議を見て、牽制することは出来たかもしれませんが、ここからオスマン帝国の衰退が始まったとも言えそうです。

  • 10「ハレム」<br />入口の車門 別料金20TL<br />グループごとに入場と聞いていましたが、さくっと勝手に見学できました。ただし集合時間まで20分しかないので駆け足です。<br /><br />ハレムといえば、中国の紂王の酒池肉林、「後宮佳麗三千人」と詠まれた楊貴妃のいた後宮、アラビアンナイトの世界、アングルやマチスの描いたオダリスクを想像します。<br /><br /><br /><br /><br /><br />

    10「ハレム」
    入口の車門 別料金20TL
    グループごとに入場と聞いていましたが、さくっと勝手に見学できました。ただし集合時間まで20分しかないので駆け足です。

    ハレムといえば、中国の紂王の酒池肉林、「後宮佳麗三千人」と詠まれた楊貴妃のいた後宮、アラビアンナイトの世界、アングルやマチスの描いたオダリスクを想像します。





  • ハレムの女性は、幼い頃に奴隷市場で買い求められたり、戦利品として献上されたり、海賊に略奪されたりした人たちだそうです。<br /><br />礼儀作法や言葉遣い・楽器や舞踊などの手ほどきを受けた教養の高い人たちだとPenbeさんは強調します。<br /><br />まず黒人宦官の部屋からスタート<br /><br />中国にも宦官がいました。「蒼穹の昴」(浅田次郎著)の春児は聡明で心優しく魅力的ですが、一般的には陰湿なイメージがつきまといます。<br />主にエジプトから差し出された黒人宦官がハレムの警備にあたっていたそうです。<br />

    ハレムの女性は、幼い頃に奴隷市場で買い求められたり、戦利品として献上されたり、海賊に略奪されたりした人たちだそうです。

    礼儀作法や言葉遣い・楽器や舞踊などの手ほどきを受けた教養の高い人たちだとPenbeさんは強調します。

    まず黒人宦官の部屋からスタート

    中国にも宦官がいました。「蒼穹の昴」(浅田次郎著)の春児は聡明で心優しく魅力的ですが、一般的には陰湿なイメージがつきまといます。
    主にエジプトから差し出された黒人宦官がハレムの警備にあたっていたそうです。

  • アブドゥル・ハミト一世には7人の妃、26人の子供<br />ムラト三世には40人の妃、103人の子供<br /><br />スルタンはハレムで絶世の美女をかしずかせ優雅に怠惰な生活をしていたのでしょうか・・実際はそうでもなかったようです。<br /><br />

    アブドゥル・ハミト一世には7人の妃、26人の子供
    ムラト三世には40人の妃、103人の子供

    スルタンはハレムで絶世の美女をかしずかせ優雅に怠惰な生活をしていたのでしょうか・・実際はそうでもなかったようです。

  • 40人の妃、103人の子供、これには訳があって・・<br />寵妃ひとりに愛情が移って母親の権力が失わては困るので、母親が次々と女性を送り込んだためだとか。<br /><br />ハレムは後継者争いの壮絶な戦いの場となります。<br /><br />もともと「即位後の兄弟殺し」という慣習があり、ムラト三世は弟5人、メフメト三世は弟19人も殺しています。<br />17世紀になってからは、殺害せずに幽閉するのが一般的になります。<br />

    40人の妃、103人の子供、これには訳があって・・
    寵妃ひとりに愛情が移って母親の権力が失わては困るので、母親が次々と女性を送り込んだためだとか。

    ハレムは後継者争いの壮絶な戦いの場となります。

    もともと「即位後の兄弟殺し」という慣習があり、ムラト三世は弟5人、メフメト三世は弟19人も殺しています。
    17世紀になってからは、殺害せずに幽閉するのが一般的になります。

  • 「黄金の道」と呼ばれる廊下<br /><br />ハレムの通路の幅は狭く、入り組んでいて、どこの部屋をどの通ったかよくわかりません。<br /><br />

    「黄金の道」と呼ばれる廊下

    ハレムの通路の幅は狭く、入り組んでいて、どこの部屋をどの通ったかよくわかりません。

  • スルタンの寵愛を受けようと競った女性たち<br />陰謀と嫉妬と・・

    スルタンの寵愛を受けようと競った女性たち
    陰謀と嫉妬と・・

  • 僅かな空間<br />空が恋しい〜

    僅かな空間
    空が恋しい〜

  • スルタンの寵愛を受けた女性はハセキ<br />ハセキが皇子を出産すると、ハセキ・スルタン<br />その息子がスルタンになれば、ヴァリデ・スルタンとして最高の権力者になれます。<br /><br /><br />スルタンが長い幽閉生活で異常であったり、酒や女性におぼれて国政を顧みなければ、ヴァリデ・スルタンが摂政として天下を取ることもあります。<br /><br />息子をスルタンにするためにどんな汚い手段も使うのでしょう。<br />

    スルタンの寵愛を受けた女性はハセキ
    ハセキが皇子を出産すると、ハセキ・スルタン
    その息子がスルタンになれば、ヴァリデ・スルタンとして最高の権力者になれます。


    スルタンが長い幽閉生活で異常であったり、酒や女性におぼれて国政を顧みなければ、ヴァリデ・スルタンが摂政として天下を取ることもあります。

    息子をスルタンにするためにどんな汚い手段も使うのでしょう。

  • ハマム<br />無防備な姿で襲われないようにか?金の柵もあります。<br /><br />こことは違う場所のようですが、セリム二世は泥酔したまま入浴中に亡くなっています。<br />その妃ヌルバヌは直後に別の妃の皇子6人すべてを絞殺し、わが子ムラト三世を即位させます。<br /><br />日本では安土桃山の頃です。

    ハマム
    無防備な姿で襲われないようにか?金の柵もあります。

    こことは違う場所のようですが、セリム二世は泥酔したまま入浴中に亡くなっています。
    その妃ヌルバヌは直後に別の妃の皇子6人すべてを絞殺し、わが子ムラト三世を即位させます。

    日本では安土桃山の頃です。

  • スルタンになったからといって安心してはおられません。17世紀以降イェニチェリの勢力は巨大となり、彼らの反乱により6人以上のスルタンが廃位させられたり殺されたりしたそうです。<br /><br />憧れていたタイルの氾濫なのですが、なんだか疲れて・・

    スルタンになったからといって安心してはおられません。17世紀以降イェニチェリの勢力は巨大となり、彼らの反乱により6人以上のスルタンが廃位させられたり殺されたりしたそうです。

    憧れていたタイルの氾濫なのですが、なんだか疲れて・・

  • メフメト四世によって造られたスルタンの談話室です。<br /><br />果物のモチーフで有名なアフメット三世の食堂やメッカの絵が描かれたスルタンの母の部屋は、HPのバーチャルツアーでご覧下さい。<br /><br /><br /><br />

    メフメト四世によって造られたスルタンの談話室です。

    果物のモチーフで有名なアフメット三世の食堂やメッカの絵が描かれたスルタンの母の部屋は、HPのバーチャルツアーでご覧下さい。



  • 皇子の部屋<br />ということですが、どうも幽閉場所らしいのです。<br /><br /><br />スレイマン二世は39年<br />オスマン三世は50年<br />アブドゥル・アジズは22年<br />ムラト五世は15年<br />アブドゥル・ハミト一世は43年<br /><br />即位までこれほどの幽閉生活を強いられたら、正常な人間でいるほうが奇跡です。

    皇子の部屋
    ということですが、どうも幽閉場所らしいのです。


    スレイマン二世は39年
    オスマン三世は50年
    アブドゥル・アジズは22年
    ムラト五世は15年
    アブドゥル・ハミト一世は43年

    即位までこれほどの幽閉生活を強いられたら、正常な人間でいるほうが奇跡です。

  • この部屋へある日使者が訪れ<br />「スルタン!」か「死!」を告げるわけです。<br /><br />ようやく出口にたどり着くと、なぜかほっとしました。<br /><br />ハレムに憧れる皆さま、いかがでしたかしら?<br />おそろしいですねぇ、こわいですねぇ<br />もしがっかりさせてしまったら、ごめんなさいm(__)m

    この部屋へある日使者が訪れ
    「スルタン!」か「死!」を告げるわけです。

    ようやく出口にたどり着くと、なぜかほっとしました。

    ハレムに憧れる皆さま、いかがでしたかしら?
    おそろしいですねぇ、こわいですねぇ
    もしがっかりさせてしまったら、ごめんなさいm(__)m

  • シルケジ駅<br />目の前にガソリンスタンドがあって正面から写せません。<br />映画「オリエント急行殺人事件」思い出します。<br />ず〜っと前、なぜか淀川鉄橋を走るオリエント急行を見ましたが。

    シルケジ駅
    目の前にガソリンスタンドがあって正面から写せません。
    映画「オリエント急行殺人事件」思い出します。
    ず〜っと前、なぜか淀川鉄橋を走るオリエント急行を見ましたが。

  • イルカがボスポラス海峡に向かって泳いでいます。<br /><br />閉塞感を味わった後ですから、海を眺めるだけで気持ちいいものです。

    イルカがボスポラス海峡に向かって泳いでいます。

    閉塞感を味わった後ですから、海を眺めるだけで気持ちいいものです。

  • シルケジ駅構内のオリエント・エクスプレスで食事をしたかったなぁ・・でも<br /><br />マルマラ海沿いのクムカプ、ここは魚市場が近くにあってなかなか趣のあるところでした。

    シルケジ駅構内のオリエント・エクスプレスで食事をしたかったなぁ・・でも

    マルマラ海沿いのクムカプ、ここは魚市場が近くにあってなかなか趣のあるところでした。

  • そしてお決まりのコミュ投稿<br />上も向いて歩こう♪<br />下を向いて歩こう♪

    そしてお決まりのコミュ投稿
    上も向いて歩こう♪
    下を向いて歩こう♪

  • シーフードレストラン KARIDES にて<br />鯖のトマトソース煮、イカのリング揚げ、ムサカのようなもの。<br />我が家で似たようなものを作ると好評でした。

    シーフードレストラン KARIDES にて
    鯖のトマトソース煮、イカのリング揚げ、ムサカのようなもの。
    我が家で似たようなものを作ると好評でした。

  • お客さんに渡しそうで渡さない、<br />落としそうで落とさない・・<br />そんな陽気なおじさんのパフォーマンスを楽しんで、トルコ滞在もあと半日となりました。<br /><br />

    お客さんに渡しそうで渡さない、
    落としそうで落とさない・・
    そんな陽気なおじさんのパフォーマンスを楽しんで、トルコ滞在もあと半日となりました。

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この旅行記へのコメント (12)

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  • willyさん 2020/05/19 16:02:19
    なるほど
    すーぽん様

    重ね重ねすみません。
    やっぱり見る人がちがうとこうも違うものかと感動レベルです。
    ハレムにしたって、深いですねぇ~。わたしなんて、タイルにきゃ~、皇子の部屋にきゃ=てなもんで、上っ面でみてきたのだなぁと思ってしまいました。
    本当にどの旅行記も丁寧な調査に基づいて書かれていてすごいなあ。

    それにしても人の少ない、工事中でない歴史的遺物をみられるのは素晴らしいことですね、しみじみ。

    willy
  • たらよろさん 2010/08/18 21:34:40
    昨日・・・
    こんばんは〜〜スーポン様。

    毎日暑いですが如何がお過ごしですか??
    お体ご自愛下さいね。

    昨日、世界三大料理といわれるトルコ料理を大阪でいただき、
    お店の壁に美しいタイルがいっぱいだったので、
    思わずスーポンさんの旅行記を見返して楽しませていただきました。
    トルコ料理、とても美味しかった〜
    おっしゃるようにデザートが本当に甘い!
    伸びるアイスもあんなに甘いものだとは思わずにビックリ。
    甘いもの大好きな私でさえ甘いと思ってしまうトルコデザート・・
    今度からはデザートはいらないなぁ〜〜〜と思った料理でした(笑)

      たらよろ

    スーポンドイツ

    スーポンドイツさん からの返信 2010/08/19 20:50:29
    RE: 昨日・・・
    たらよろさん、こんばんは〜
    連日の猛暑にうんざりですねぇ。
    お盆はお寝坊と渋滞情報と暑さで、、特に出かけずじまい。
    野暮用があって、4トラもさぼり気味です。

    たらよろさんのように思い切って出発すればよかった〜〜
    「妖怪ロード」面白かったわ〜(^o^)v 30数年前とは大違いでびっくりしました。それにしても何から何まで妖怪に徹した町なんですね。小さい時はちょっと怖かったけれど、、、

    トルコ料理から旅行記を思い出していただきうれしいです。
    大阪にはトルコライスという奇妙なものがあるという噂をご存知ですか?
    日本のトルコ料理店、行ってみたいです。私もデザートは抜きで(笑)
    すーぽん
  • バートンさん 2010/05/31 21:39:50
    そっかー、そうだったんだー
    すーぽんさん、こんばんは!

    私が行った時、トプカプのハーレムの開館時間が限られていたのですが
    今でもそうなのかな?
    ともかくやっとの思いで入場できたので嬉しさのあまり
    綺麗〜とかゴージャス〜とか騒いでいました。
    なのにこんな悲惨なハーレムの話があったなんて
    今更ながら反省です。
    ハーレムって華やかだけど恐ろしいところだったんですねぇ。

    ばーとん

    スーポンドイツ

    スーポンドイツさん からの返信 2010/06/01 08:18:03
    RE: そっかー、そうだったんだー
    バートンさん、有難うございます。
    次はようやくルメリ・ヒサール登場でして、バートンさんの旅行記を貼り付けさせていただこうとお邪魔しておりました。

    > 私が行った時、トプカプのハーレムの開館時間が限られていたのですが
    3:30までに入場だったと思います。私たちが行った時はまだ早い時間帯だったせいか、すんなり入れました。でもどんどん人が押し寄せてきますねぇ〜。
    > 綺麗〜とかゴージャス〜とか騒いでいました。
    いやいや、その通りです。権力が手に入れば好き放題使い放題だったのでしょうね。
    あれほど綺麗なのになぜかしんどくなった・・そのわけを探ってみたくなったのです。
    バートンさんの旅行記を拝見すると、あ〜ここ行ってない!こんな景色に浸ってみたい!あれ、知らなかった〜!等などまた行きたくなります。ほんと、トルコにはまりました(笑)
    すーぽん
  • Mirabellaさん 2010/05/27 21:58:37
    美しいタイルは知っている、血なまぐさい歴史
    スーポンドイツさん、こんばんは。

    綺麗な模様のタイルの写真とは対照的に、おそろしい歴史が語られていますね。
    いつ殺意の手が自分に伸びてくるやら、誰の事も信用できないような暮らしだったんでしょうか。美味しそうな食事にも毒が盛られているかも?とか疑ってばかりでは、神経すり減らして頭がおかしくなりそう。

    幽閉って、殺されるよりも苦しそう。
    今回は、明るいコメントが残せない・・・・。(>_<)

    Mirabella

    スーポンドイツ

    スーポンドイツさん からの返信 2010/05/27 22:46:56
    RE: 美しいタイルは知っている、血なまぐさい歴史
    Mirabellaさん、こんばんは
    ね、怖いでしょう。
    えっ!と後で知ってびっくりというよりぞぉ〜です。

    幽閉生活でおかしくなっている上に帝国の重さがのしかかってくるわけですから、神経衰弱になりますよね。

    残る1冊、なるべく明るく〆ますね(^_^;)
    すーぽん
  • oneonekukikoさん 2010/05/27 21:12:27
    トプカプ宮殿は
    スーポンさん
    こんばんは。

    ヴェルサイユ宮殿よりも壮麗で、
    クレムリン宮殿よりも血なまぐさく、
    紫禁城よりも神秘的

    まさにそんな感じのトプカプ宮殿でした。

    イスラムでは5人まで妻帯できる時いてますが
    平等に愛することが条件とか
    どんどん子孫が増えるわけだ・・・。

    直ぐ忘れてしまうかもしれないけど
    「なるほど・なるほど」のトルコでした。

    oneonekukiko

    スーポンドイツ

    スーポンドイツさん からの返信 2010/05/27 22:25:51
    RE: トプカプ宮殿は
    oneonekukikoさん、こんばんは
    トプカプの秘宝を見て、綺麗なタイルだったわ〜で終わっていればよかったかしらん。
    ハレムのことを何も知らずに行ったとしても、あの空間に閉塞感を感じたと思います。
    美しいものってなんだかおそろし〜

    > イスラムでは5人まで妻帯できる・・
    えっ、これって今の話ですか!
    平等ねぇ〜、何人奥さんがいても、指揮者のように操ればいいらしいですが!? 財力も要りますね。
    日本なら光源氏ですかね。

    あと1冊で仕上がりです。
    長々とおつきあい下さって有難うございました。
    すーぽん
  • ちょびれさん 2010/05/27 09:57:13
    ほうっ・・・・
    すーぽんさん

    おはようございます。

    ハレムのURLをクリック♪わ〜英語〜!!!で一生懸命読みました^^;
    →本当は半分位(爆)

    かいつまみまして〜

    この世界にとってはハレムは必要だったんでしょうね、きっと。
    日本でいうところの大奥かな?違う?

    沢山の后と子供をもうけることによって切磋琢磨させてより優秀な後継者を
    次の世に残す・・・
    でもこわーい。

    大奥も維持費が莫大過ぎて結局取り潰しになったけど、ハレムの年間維持費?
    って・・・凄いんだろうなあ。

    そしてスルタンの権力を示す指標にもなったのでしょうね、どんだけ妻がいて
    子供も沢山いて贅沢な暮らしをしてるかで・・・

    割礼の儀式は元服みたいなもんですかね。
    これで君も立派なオトコだぜ!みたいな〜

    痛そうだけど・・・^^;

    ちょびれ

    スーポンドイツ

    スーポンドイツさん からの返信 2010/05/27 10:47:28
    RE: ほうっ・・・・
    ちょびれさん、すみませ〜ん。
    長細い空白□のあとGoogle Searchってあるでしょ。その上の「360」をクリックすれば、バーチャルツアー(^_^)v
    お部屋を見ることが出来ます。そこのURLを出したつもりでした(^^ゞこんなたくさんの英語はよめましぇ〜ん。

    > 日本でいうところの大奥かな?違う?
    でしょうね。宦官はいないけれど。
    > 大奥も維持費が莫大過ぎて結局取り潰しになったけど、ハレムの年間維持費?って・・・凄いんだろうなあ。
    妃になれば好きなだけ買い物ができたらしいけれど・・。
    私、庶民でいいです。ま、とうてい選ばれないけれど、あはは(^_^;)
    もともと一夫多妻って、戦争でご主人を亡くし生活に困っている寡婦を救うためと聞いた事がありますが、なんだか男性の勝手な解釈のような気がするぅ〜。
    > これで君も立派なオトコだぜ!みたいな〜
    そうそう、痛いと気づかない時に手術をしちゃえば?と思うけれど。
    そうすると大きくなってから「あんな衣装を着てお祝いして欲しかった」と残念がるですって。武勇伝というか、けっこう「自分の時は・・」って自慢話になるようですよ。
    うちの子たちが七五三の時「あんなのゼッタイに着ない!」と主張したくせに、成人式では和装でした。スンネットは2回できないからねぇ。

    楽しそうな午後のオフ会、拝見しました。何に耐えてるの?か想像できないほど皆さん優雅ですね。ちょびれさんとお目にかかった翌日、上野から三越に出て3時間ほど遊びました。
    すーぽん

    ちょびれ

    ちょびれさん からの返信 2010/05/27 12:40:21
    RE: RE: ほうっ・・・・
    はい!見れました^^

    ちゃんと最後まで読んでないのがバレバレですねー、わはは!

    おおおおお!ブルータイルが綺麗ねえ〜

    ムスリムでは4人までの妻・・・だったかな?4番目にノミネートされたら
    やっぱり1−3番までにいじめられるのかなあ〜
    こき使われたら嫌だな〜

    ってノミネートされることはあり得ないなあ・・・・

    ちょびれ

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