2010/04/07 - 2010/04/15
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スーポンドイツさん
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アンカラの見学はアタチュルク廟のみ。その後、イスタンブールへ向かいます。
☆本日の驚き
むかしトルコには名字がなかった
兵役の義務、NATO加盟国中、第2の兵力
日本より20年も前に女性に選挙権
今、超エリートが育っている
□1日目 関空→ソウル→イスタンブール
□2日目 イスタンブール→トロイ→アイワルク
□3日目 アイワルク→エフェス→パムッカレ
□4日目 パムッカレ→コンヤ
□5日目 コンヤ→カッパドキア
■6日目 カッパドキア→アンカラ
■7日目 アンカラ→イスタンブール
□8日目 イスタンブール→ソウル
□9日目 ソウル→関空
※近代的なビルしか見なかった私たち。こちらの旅行記は地元密着型、考古学博物館の展示品も可愛いので、違った角度から見たアンカラを是非!↓↓↓
http://4travel.jp/traveler/ishinet/album/10239938/
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HOTEL DEDEMAN ANKARA に到着
時間が遅かったので、部屋に入る前に即レストランへ
今晩の飲みものはYAKI、水とセットで10TL
(Iの上に点がないのでウと発音=ヤク)アニスの香りで水を入れると白く濁ります。
たまたま家にあった Alhanbas RAKISI と同じだったと後で知りました。でもちょっと苦手。
4トラベラーとしたことが、夕食撮り忘れ!息子から1枚いただき〜のデザート写真です。
手前からBaklava(バクラバ)ピスタチオ入りパイのハチミツ漬け、この時は甘〜っの一言でしたが、帰国後ヤミツキに!?
真ん中はKazandibi(カザンディビ)もちもち感の牛乳の焼き菓子、”素”を買ってあるのであとで作りましょう。
奥は・・忘れました(^^ゞ -
朝食時にあったはちみつ
パムッカレからコンヤに向かう途中でいただいた松のハチミツと同じかな?濃い茶色が美味しいのだそうです。
鉄分にビタミンB豊富!パンに塗っていただきます。 -
首都アンカラ
町のオブジェは、アラジャ・ホユク出土の青銅製スタンダード。
アンカラは標高850mにあるトルコ第二の都市です。
1923年トルコ共和国が樹立した時、首都になりました。
イスタンブールから450km、東京→大阪と同じくらい離れています。
共和国になる前は12000人の村だったそうですが、今はマンションやビルが建ち並び、約400万人が住んでします。(イスタンブールは1300万人)
学生・政治家が多く、生活しやすい町だそうです。
人類文明発祥の地でもあり、(今回行けませんでしたが)アナトリア文明博物館には、ヒッタイトの遺物が多くあるそうです。
アンカラは1930年以前はアンゴラと呼ばれ、シンボルは山羊。ヤギの毛からできた糸はアンゴラですね。またアンゴラ猫、アンゴラうさぎの原産地だそうです。 -
青空にトルコ国旗が美しい〜
アタチュルク廟へ向かいます。
もし要人の訪問があれば入る事が出来ません。セキュリティーチェックも厳しいようで、リュックは持って入れません。
古代神殿のような立派な建物がアタチュルクの霊廟、右手は博物館になっていて、戦争絵画・ジオラマ(爆撃効果音つき・各国からの贈りもの・遺品などが展示されています。
この日、見学の直前にVIP?の献花があり、少し待ちました。多くの警備員が携帯片手に配備されていて、張り詰めた雰囲気でした。 -
この広さ・・霊廟の左右上段に立っているのは銅像ではなく、兵士です。
アタチュルク(大統領在職1923〜1938年)のもとの名前はムスタファ・ケマル・パシャ。
ムスタファは親の名前、ケマルは賢い(=きっと成績優秀で先生にそう呼ばれた)パシャはオスマン帝国時代将軍に与えられた称号です。
なんと、トルコはオスマン帝国以来名字のない国だった!!
1932年、名字創設法ができ、大国民議会がアタチュルク=「トルコの父・リーダー」という名字を贈ったのだそうです。
全く話は逸れますが、トルコ語で父はBaba(ババ)、母はAnne(アンネ)今ほどオープンでなかった頃隠語で使ってた意味がようやくわかりました(#^.^#) -
衛兵交替
町にはアタチュルクの銅像、店には肖像画、このような霊廟・・某国の将軍様を想像してしまいませんか?
彼は独裁者ではありません。大国民議会を開き、兵士として数々の戦いで勝利し、スルタン制廃止、ローザンヌ条約締結でトルコの分割を防ぎ、共和国を成立させた英雄です。
軍服を脱いだアタチュルクの人形を見ると、ブルーの瞳に金髪、とってもお洒落(#^.^#) ダンスの上手な紳士だったそうです。 -
アタチュルクの棺
アタチュルクは、イスラム法律の廃止・非宗教教育、スカーフやトルコ帽の禁止、女性の地位向上、トルコアルファベットの導入など政治・経済・教育・社会すべての面で改革を進めました。
戦争に明け暮れた生涯で、「内に平和、外に平和」を望んだそうです。
第二次世界大戦時、アタチュルクの遺志を継いだ第2代大統領イスメット・イノニュは、終戦ぎりぎりまで中立を保っていたのです。知らなかった〜
彼の墓はアタチュルクの遺言どおり広場の向かい側にあります。 -
イケメンの兵士が表情も変えずに立っています。一緒に写真を撮るのは自由。
壁には「永遠にトルコを守って下さい」と書いてあるそうです。 -
ライオンの像が並ぶ広い道=ヒッタイトライオンの道を進むと、右に男性3人、左に女性3人の像があります。真ん中の女性はアタチュルクの死を悲しみ泣いています。
アタチュルクの改革により、女性は男性と同等になりました。日本より20年も早くに女性は選挙権と被選挙権を与えられたのです。 -
可愛い女の子たち
明るい表情です。この国は老人問題ゼロ!この子達が未来を作っていくのだ〜(^_^)v
トルコの学校は小・中学校が義務教育で8年、高校4年、大学4年だと聞きました。公立なら無料、1クラス70人だったのがやっと40人までに。一方、私立なら授業料は高いけれど1クラス30人まで、早くから英語を学べます。
成績表はコンピューターで管理され、成績順に高校や大学が決まる・・ぎゃーウチならみじめ〜(-_-;)
最近は塾へ行かせる家庭も増え、教育費が大変なのだそうです。
エリート養成コースでは授業のすべてが英語とかフランス語とかの外国語で行われるわけですから、超ぺらぺらのエリートが育っているのです。国際化、負けてます。 -
可愛い男の子たち
12歳までにスンネット(割礼)は済ませたかな。
男子全員20歳になれば兵役の義務が課せられるそうです。15ヶ月間、給料なし、大卒なら給料を貰って8ヶ月
3年以上外国で働くとか、一定額を納めるとかの方法で短縮も可能なようです。
しかし「兵役を終えてはじめて一人前の男性として認められる」ということは、それを国民が受け入れているのでしょうか。 -
ここで一服、トイレのお話。
男性と女性のデザインが洒落ています。
トルコ式の便器では、ドアのほう(手前)を向いて座ります。ホースで小さいバケツに水を汲みお尻を洗うそうですが、紙もあります。使用後の紙はバケツに捨てます。
洋式のトイレもあります。そこにもお尻洗い用の管がついていて壁にある蛇口をひねると水が出ます。旧式ウォッシュレット?探偵ナイトスクープじゃないけれど、なんだかうまく命中しない(笑)
手拭は、赤い部分に手をかざすと自動的に紙が出てきます。 -
アンカラの観光はアタチュルク廟だけ。
個人的に「背教者ユリアヌス」(辻邦生)が好きだったので、ユリアヌスの柱ぐらい見たかったのだけれど・・
旅も終わりに近づいてきました。いよいよイスタンブールへ出発です。 -
高速道路を快適に走りGeredeの手前で休憩
海抜1000m、近くにスキー場がありますが、大雪で通行止めになることも多いそうです。
サーレップをここでいただく予定でしたが、やはり冬の飲み物、時期外れで置いていませんでした。
赤い屋根の農村を通り過ぎ、BOLU(ボル)でランチ -
チョルバス(スープ)はいんげん豆入り
右上はキョフテ
牛肉だんご。ハンバーグのようにつなぎが入っていないようで、固めです。
デザートはキマルパシャ?フォークで甘いところを絞って食べても甘すぎっ! -
Sapanca(シャパンジャ)で休憩
シャバンジャ湖の近くで、景色の良いところです。山の斜面には週末に利用するという別荘が多く見られます。
バスもイスタンブールへ入る前にお化粧直し。 -
ここのSAは品物が豊富
ロクムも手作り、ハサミで切っています。この手のロクムは日持ちがしないので買えません。でも出来立てって美味しそう〜 -
チーズも豊富ですが、持って帰れません。
白チーズは辛いそうですが、ヤクとの相性はバッチリなんですって。 -
ナッツもいろいろ、選り取り見取り、量り売りしてくれます。ピスタチオ1kg30TL 一すくいだけお買い上げ〜
へーゼルナッツはコレステロールを下げるらしいですよ。
日用雑貨も揃っています。垢すり用の手袋ケセ 5.5TL -
IZMITを通り過ぎます。
1999年のイズミット地震で大きな被害を受けたところです。(死者17,000人以上)
トルコ各地から食料が届けられ、日本からも救援隊が駆けつけたそうです。が、プレハブは建てるのに時間がかかった〜!? ようですよ〜Σ(゚ロ゚ノ)ノ
マルマラ湾も津波の被害を受け5階まで埋まったところもあったそうです。
TOYOTA、アジア側の空港、F1サーキット場、SAVANCU大学(英語だけの授業をする私大)の近くを通り、いよいよボスポラス海峡が近づいてきました。
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この旅行記へのコメント (6)
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- ちょびれさん 2010/05/14 20:36:20
- またお勉強させていただきましたm( )m
- すーぽんさん
こんばんわ♪
アンカラ編にお邪魔します。
ふむふむ、改革開放・・・宗教が政治に及ぼす影響ってのは日本では考えられない事だけど、改革を成す人というのは凄いですね!
確かにイスラムの国での女性の地位向上というのは時間もかかるし難しい
側面もありそう。宗教的に女性がしてはいけない、あるいは女性のあるべき
形?姿?という概念があるからそことの兼ね合いは微妙にデリケートでしょうね。スカーフの復活を願う女性のデモだったか集まりだったかのニュースが
以前テレビで報道されたけど、複雑〜
ただ、子供たちの明るい笑顔を見る限り、悲観的な将来ではなく、これからも
改革はこの子たちの手で進んでいくと願いたいですねー。
次はおいしいもの♪うーん、この蜂蜜の板ごと欲しいわ〜♪
パンにたっぷり塗って朝から食べたい!
アニスの香りって薬っぽいにおいがするやつかなあ・・・
ムスリムの人はお酒飲まない代わりに甘いものメチャ好きですよね。
老若男女問わず・・・
甘さのマックスが日本人と違うかも〜
日本に持ち帰り出来ないおいしいものも、少しづつ全部食べてみたーい。
ちょびれ
- スーポンドイツさん からの返信 2010/05/14 22:52:23
- RE: またお勉強させていただきましたm( )m
- ちょびれさん、お勉強だなんて・・やめてよ〜。
でも読んでくださって有難うございます。
ガイドさんの言葉そのままでは偏りがあると思って、何冊か読みました。が、あまり政治的な発言はしたくないし・・数日間行っただけではやっぱり書けないわ〜と、公開しておきながら直したり、消したりの状態です。
> ふむふむ、改革開放・・・宗教が政治に及ぼす影響ってのは日本では考えられない事だけど、改革を成す人というのは凄いですね!
カリスマ性がありますねぇ。宗教が根深いもの、明治維新より凄い!
>スカーフの復活を願う女性のデモだったか集まりだったかのニュースが以前テレビで報道されたけど、複雑〜
そうそう、大学でスカーフ着用を認めるようデモしていました。
そこで登場、イスラーム回帰派 対 アタチュルク回帰派
エリートや軍部がアタチュルク派を支持しています。原則はそうであっても、強制までしなくても・・と思うのだけれど。今までいろいろあった国だけに難しいね。
> ムスリムの人はお酒飲まない代わりに甘いものメチャ好きですよね。
トルコでは飲んでま〜す。ムスリムのすべてがイスラムの教えを忠実に守っているわけではないみたいですね。心はすご〜くイスラムだろうけれど、ゆるいところが面白い!
どうしてあんなに甘いものが好きなのかしら、メタボになるよ。
ところで、君萬代の大吟醸ケーキ、しっとりほわ〜っと美味しかったのよv(^◇^)v
すーぽん
- ちょびれさん からの返信 2010/05/14 23:47:08
- RE: RE: またお勉強させていただきましたm( )m
- あひゃひゃ!
トルコでもそうなんだ〜
マレーシアでも飲んでる人いましたよー。でも、それと信仰心は違うからね。
宗教と生きることが一体化してる国の人は意識して生きているというよりも
自然と自分のものになっているんだろうなあ〜と想像だけします♪
いろんな国に様々な文化、だから旅するって楽しいんですよねー。
なになに?大吟醸ケーキがおいしいと!
あたし、あの梅酒のケーキは頂いたことあるけど、お酒のはないなー。
買ってこようかしら^^
ちょびれ
- スーポンドイツさん からの返信 2010/05/15 20:47:56
- RE: またお勉強させていただきましたm( )m
- へぇ〜マレーシアでもそうなんだ〜(*_*)
>宗教と生きることが一体化してる国の人は意識して生きているというよりも
自然と自分のものになっているんだろうなあ〜と想像だけします♪
うまい!この表現、このままいただこうかしら。
いつまでたっても知らないことって多いものでです。
事件でもない限り、ニュースってあまり入ってこないしね。
すーぽん
-
- 金太郎さん 2010/05/13 23:24:12
- こんばんは
- >デザートはキマルパシャ?フォークで甘いところを絞って食べても甘すぎっ!
いつも情報を頂きながら、私もブログを書き進めております。
そうですね、このデザートキマルパシャとかケマルパシャとか言うやつでしたよね。私は食べましたよぉ、でも前夜のデデマンのデザートにはやつけられました。ほとんどお残しでした。
- スーポンドイツさん からの返信 2010/05/14 08:35:57
- RE: こんばんは
- 金太郎さん、度々ご訪問いただき有難うございます。
その節はお世話になりました。
> このデザートキマルパシャとかケマルパシャとか言うやつでしたよね・・
うーん、たぶん・・って感じで書いています。カタカタ表現難しいですね。
デザートは一口でパスしたものが多くて、味をちゃんと覚えていないんです。
ピスタチオのバータイプのカダイフも憧れて買ってみましたが、やっぱり甘〜っ(>_<)
お料理はけっこう美味しかったですね。ガイドブックを見ると、バイキングでコレも食べた!というのが出てきますが、写真を撮っていませんでした。
大阪にはトルコライス!?なる不思議なものもあります(笑)そのうち日本のトルコ料理店にも行ってみたいものです。まさか甘さ控えめなんてことは???
スーポンドイツ
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