マルタバスに乗ってマルタとゴゾの島巡り（10）バスターミナルから古いメルセデスのバスに揺られ、小舟に乗り換えてブルーグロットへ行く。

2000/10/14 - 2000/10/29

ヴァレッタからバスに乗って空港を越え、更に南のブルーグロットに向かいます。マルタの旅では地球の歩き方よりも楽天舎ブックスの「バスの王国マルタ」が一番役に立ちました。何と英語版まで出ているくらいです。スリーマーの本屋で見つけて思わず買ってしまいました。中身は全く同じですが。
バス停から坂を延々と下って行くと小さい入り江があり、チケットを買って人数が集まるとボートがでます。入り江を出ると完全に外洋なのでボートは木の葉のように揺れるのが面白いです。そして巨大な岩のアーチを潜ったり小さな洞窟の中に入ります。結構スリルがあって面白かったです。帰り道に途中の遺跡にも立ち寄りたかったのですが、ブルーグロット近くで釣りをしたり日光浴をしていたら立寄る時間が無くなってしまいました。。次の機会まで7年かかりました。

エリア 青の洞門周辺(マルタ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船
• 航空会社: ブリティッシュエアウェイズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

この日もバスターミナルから出発です。マルタ島を走るバスのほぼ全部がヴァレッタのロータリーのバスターミナルに集まるので、党内の移動はここに入れば非常に楽です。

みんな個性的な面構えです。マルタ島を走る路線バスはイギリスのバス製造会社だったレイランドやベッドフォードの古い車体をリストアして使い続けています。車種が違っても塗装には厳密なルールがあるようでそれぞれが同じ色を使っています。

ブルーグロットへの坂道の手前でバスを降ります。看板のすぐ近くにある展望台から有名な景色が見えますのでお見逃し無く。その日のボートの運行状況も看板い表示されています。歩いて降りて運休だったら災難です。外海に小さいボートで出るので波が高いと危険だと思います。

延々と坂道を下るとボート乗り場が見えてきます。秘密基地のような入り江です。ここの小さな小屋でボートのチケットを購入します。

ある程度人数が揃わないと出発しませんので気長に待ちましょう。

8人くらい集まったので出発です。ここでさえ海の色は信じられないようなマリンブルーです。

いきなり外洋に出るのですから小船は木の葉のように揺れます。そして洞窟の近くになると岩壁に沿って遊覧します。

大波が来たら木っ端微塵でしょうね。

ここがブルーグロットです。この自然にできた岩のアーチの中を抜けて行きます。

それ以外にも小さな洞窟に入っていきます。費用対効果で言ったらカプリのブルーグロットより良いでしょうね。あそこは素晴らしいけれど高すぎます。

こんな所にも入っていきます。手前の波を見れば結構スリリングなのが分かると思います。中の海の青さの写真は上手く撮れませんでした。

凄い景色の中を更に進みます。

染料で染めたような海の色です。

沖に浮かぶ島は第2次世界大戦中にイギリス海軍がドイツの艦船に見立てて砲撃の標的にしたそうです。あの島の先にある陸地はアフリカです。

午後はのんびり釣りと日光浴です。ギリシャでも坊主でしたが、マルタでも坊主でした。と言うか地中海で魚が連れたことがありません。観光客を乗せた帆船が沖を滑っていきました。翌日は同じような帆船で込みの塔へ行くのが楽しみです。

ボート乗り場から延々と登ったバスの停留所のそばの展望台からの眺めです。眼下に先ほど潜ったブルーグロットが見えます。。大抵の写真はここからのものです。写真を撮るなら午前中の方が良いです。

さあ帰りのバスが迎えに来ました。ヴァレッタに戻ることにしましょう。