2009/09 - 2009/09
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ドクターキムルさん
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鎌倉の宝戒寺は天台宗の寺で、萩(はぎ)寺と呼ばれており、秋には萩の花が咲き乱れる。赤い萩の花とばかり思っていたが、行ってみたら白の萩の花がほとんどであり、赤い萩の花がほんの少ししかない。思い込みとは怖いものだとつくづく実感させられた。
これも思い込みだったのだろうか、本堂内部の天女の絵が左右に掲げられていることは認識していたが、中央の欄間には天女が彫刻されていた。鎌倉では徳川家の寺である光明寺本堂の欄間に彩色された天女の彫刻があるが、宝戒寺では内陣側の欄間に天女の彫刻と絵があるのである。絵は後世に追加されたものであろうが、欄間彫刻も本堂の創建時の江戸時代中期より後に追加されたもののように見受けられる。横柱には深く唐草模様が彫り込まれていて立派である。そんな本堂の内陣にご本尊の地蔵菩薩がいらっしゃる。落ち着いた雰囲気の本堂である。本堂内は撮影禁止なので、残念ながらここで紹介した欄間彫刻や天女図、横柱などの写真はない。寺側でもこうした伽藍造りの妙を殊更売りにしているわけではないので、1、2度来ただけでは印象は薄い。また、Webを見てもこれらに触れているものは見つからない。鎌倉ではほかに、本覚寺本堂廊下の欄間にも龍の彫刻が施されている。
宝戒寺にはこれまでに何度も訪れているのだが、本堂の屋根の飾り瓦が載っていることに気が付かないでいた。一般的な唐獅子の飾り瓦と蕾の付いた牡丹の飾り瓦の2対である。蕾の付いた牡丹の飾り瓦は東大寺、奈良薬師寺、中宮寺などで見られ、境内に聖徳太子を祀る太子堂があるから追加して載せたものと思われる。同寺には「足利高時の慰霊のため、その屋敷跡に後醍醐天皇が建立した」旨の記述があるが、実際の造営は、後醍醐天皇による建武の新政が崩壊し、同天皇が没した後に足利尊氏らによって行われたと推定されている。したがって、後醍醐天皇が足利尊氏に命じて建立されたとする。さらに、帰り際に参道の横を見ると、黄林庵山門には浪の飾り瓦があるではないか。それも円覚寺弁天堂の飾り瓦と瓜二つである。奈良や京都で探し廻っていた円覚寺弁天堂の飾り瓦に似た浪の飾り瓦が鎌倉にあったのである。これには流石にビックリしたが、近代、おそらく戦後に黄林庵山門を建て、屋根に飾り瓦を載せる際に円覚寺弁天堂の浪の飾り瓦を真似たのであろう。
宝戒寺の庭には烏の巣が架かった大きな枝垂れ梅の木がある。3月に咲くということだったので今年行ってみたら春先までの暖冬で花は散り際終焉であった。残念、また来年か。
宝戒寺の入場料は100円であり、鎌倉にはまだこの値段でやっているところが他に何箇所かある。4.5cm×6.7cmの券には「寶戒寺 内陣拝観券(本堂内)1170(通し番号)」が記載されているが、内陣まで進めたことはなく、括弧にある本堂内までしか進めない。なお、この券は靴を脱いで本堂に上がると入り口縁側横に回収箱があり、そこに入れることになっている。
蛇足であるが、本堂内では帽子を脱ぐことになっている。参拝に来て注意を受けることは不快そのものだ。くれぐれも粗相のないように。
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宝戒寺参道の六角石の石畳へと枝を広げる白萩。
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宝戒寺本堂。
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宝戒寺本堂屋根の唐獅子の飾り瓦(左)。丸軒瓦には三鱗の北条家の家紋が入る。
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宝戒寺本堂屋根の唐獅子の飾り瓦(右)。
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宝戒寺本堂屋根の牡丹の花の飾り瓦(左)。
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宝戒寺本堂屋根の牡丹の花の飾り瓦(右)。
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宝戒寺黄林庵山門屋根の浪の飾り瓦(左)。
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宝戒寺黄林庵山門屋根の浪の飾り瓦(右)。
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境内の枝垂れ梅。枝に烏の巣が。
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内陣拝観券。100円です。
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萩と枝垂れ梅の間は山茶花や椿の花が咲く。境内に咲く白い椿の藪。
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境内に咲く白い椿の花。
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境内に咲く濃いピンクの椿の花。
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境内に咲くピンクの八重椿の花。
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境内に咲くピンクの椿の藪。京都霊鑑寺ほどではないにしろ、椿の花をそこそこ味わうことができた。
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枝垂れ梅。3年掛かりでした。境内の白梅、紅梅、桃色の梅と満開でした(2010年2月中頃)。椿もまだ花を咲かせていました。
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参道の梅。
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境内料金所前の梅。
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境内料金所前の梅。
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境内の枝垂れ梅。
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境内の枝垂れ梅。
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境内の枝垂れ梅。
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椿の蜜を吸うメジロ。
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境内の白梅と枝垂れ梅。
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境内のピンクの椿。
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境内の赤い椿。
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境内の枝垂れ梅。
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梅や椿の蜜を吸うメジロを追い散らした後に羽を休める鳥。
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梅が本堂に彩りを添える。
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慰霊碑。
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太子堂。
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境内右手。
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徳崇大権現の鳥居と社。
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徳崇大権現の社。
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紅梅。
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ピンクの梅。
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梅の木。
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紅梅。
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本堂横に見る白梅と紅梅。
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境内の木立で羽を休める鳥。
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淡いピンクの枝垂れ梅。
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境内の薄桃色の枝垂れ梅。
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