貴州省少数民族之旅(4)西江の千戸苗塞の坂道の集落に大汗をかき、民家で休憩させてもらった後に美しい刺繍を買い求める。

2008/05/15 - 2008/05/25

雷山でお昼を食べた後に出発して西江の千戸苗塞に着いたのは暑さの厳しい午後３時ぐらいでした。これまで尋ねたいくつかの村に比べてかなり観光課が進んでいるのは整備された駐車場からも分かりました。ところが一歩集落の馬鹿に入ると時代が100年ほど遡った感じで、ヒーヒー言いながら2つの集落を歩いて上り下りしていると横を荷物を積んだ馬がカッポカッポ抜いていきます。
また田植えの忙しい時期でもあり、この村の女性はみんな出払っていたので民族衣装は見られませんでした。客桟もあったので今度来る機会があれば泊まってみたいと思いました。ガイドさんの知り合いの1つの民家に立ち寄ってみましたが、働き手は田んぼに出ているようで子供が留守番しているだけでした。しばらくここで休憩させていただいて、また村の中を歩き回りましたが、午後の数時間で通り過ぎてしまうには惜しいところでした。朝の日の出や夕暮れなどの景色も見たかったし、生活感のある暮らしも見てみたいと思いました。台湾からの観光客が多いようで、宿泊施設やレストラン以外にも土産物屋も多く、美しい刺繍もたくさん売られていました。その手間と美しさから考えると非常に安く感じられました。その後台湾を旅していると貴州省の刺繍や銀製品が現地の10倍から20倍の値段で売られていて驚きました。

エリア 凱里(中国)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 3.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 1.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

車の進行方向に大きな集落が見えてきました。西江の千戸苗塞です。今まで見てきた集落とは比較にならないほどの大きさです。

集落は沢を挟んで大きく二つに分かれているように見えます。

これだけの集落の人々を養うために周囲の山々の全ては削られて畑や田圃になっています。

川を挟んだ対岸からの景色が美しいので、下る前に写真を撮ってもらいました。川沿いには大きな駐車場が整備されていて、下で待っているドライバーさんを置いて山の斜面の集落の見学に移ります。

集落は大きくても基本的な生活は他の集落と変わらないようです。昭和40年代くらいまでは日本でもよく見変えられたような風景が続きます。

二つの集落の間の沢を渡ります。観光化された川沿いを離れてしまうと昔ながらの景色が続きます。景色が良いのですが、日影が無くて大汗をかいてしまいます。

手前の家は客桟で、トランクを括り付けた馬が２頭引かれていきました。こんな所に泊まれたらと思いました。（妻は思わなかったそうです。）

植えたばかりの苗が青々としています。

ガイドさんの知り合いの家に立ち寄りました。家の中は風が通り、日陰になるととても涼しかったです。

この家で民族衣装を見せてもらおうとしました。お母さんがもう直ぐ戻るというので待っていましたが戻って来ませんでした。その家の子供とネコと遊んでいました。

足が粉を吹いています。子供の頃の自分の姿と重なって、同じだったなと懐かしく思い出しました。大きな板の間の涼しさと窓からの景色の素晴らしい家でした。結局お母さんが戻ってこなかったので、民族衣装は見られませんでした。駐車場に戻る前に入ったお土産物屋には素晴らしい刺繍が並んでいたのでいくつか購入しました。よいものは台湾の観光客が買い占めているという話も聞きました。

雷山に戻って晩御飯です。今晩は貴州名物「酸辛湯魚」文字通り酸っぱくて辛いスープに魚を入れた鍋です。最初に鯉を選んで、天秤で重さを確認してから調理します。川魚の鍋なんてと思いましたが、泥臭さも無くとても美味しかったです。酸辛という料理の名前で気づいた方もいるでしょうか貴州省発祥のスープがあります。そう「酸辛湯」（サンラータン）です。

この旅行記へのコメント （2）

• ひがしさん 2010/09/09 00:05:18

  ＾＾

  
  良い表情ですね。猫さんの伸びきった姿も面白いです。

  kojikojiさん からの返信 2010/09/10 00:25:16

  RE: ＾＾

  普通の農家の方に民族衣装を見せてと話しかけて伺ったお宅です。
  そこのお孫さんですが、人懐っこい笑顔が可愛らしかったです。
  家に外国人が来るなんて事は無いでしょう。我々の関心を惹こうと
  猫を連れてきたのですが…。普段もこうやって捕まえているので
  しょうね、猫のほうも全く抵抗しませんでした。
  最初は動かないのでぬいぐるみかと思いました。