2008/05/15 - 2008/05/25
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kojikojiさん
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翌日は早朝から出発して、片道2時間のドライブで「長角苗族」からの村へ行きました。麓の村から山道にさしかかると民族衣装を着た女性が数人ずつ降りてきます。頭飾りはつけていませんが、衣装でそれとなく分かります。立派な小学校もある村に着くと女性3人が頭飾りの実演を見せてくれます。このツアーには別途料金700元を払うと各村の歓迎式を開いてくれます。1村700元ですので約10,000円。幾つもの村を訪ねるので旅行社と相談して苗族の村で1つと?迂族の村で1つの2ヶ所をお願いしました。今朝の村は予定に入っていないのでガイドさんが個人的にお願いしてくれたようです。驚嘆の中彼女たちの髪結いが終わると、お約束の少数民族の文化の重み体験です。妻は民族衣装を着させてもらい、長角の頭飾りまでつけさせていただきました。ここの文化の重みは約4キロでした。みんなで村を散歩して、サクランボを食べたり、歌を聞かせてもらったり楽しく過ごして、お礼をして別れました。とても楽しい体験でした。お昼過ぎに六枝に戻って昼食になり、午後は「四印苗族」の村を探して彷徨いました。ガイドさんもドライバーさんも村の位置を良く分かっていないようで少し不安になります。結果観光客など来ない「四印苗族」の村に行ってしまい、一番最初に出会ったおじさんに村の中を案内してもらいました。この家の衣装は妻には小さくて文化の重み体験は出来ませんでした。ちょうど娘さんが中学校から帰ってきましたが、そのまま終わりそうだったのでポラロイドを出しました。するとお母さんの目が変わって慌てて娘に民族衣装を着せ始めました。家族の記念写真まで撮ってあげたので喜ばれたのは言うまでもありません。この日はそのまま高速道路で貴陽を通り越し凱里まで移動しましたが、凱里に着いたのは午後10時をまわっていました。それから夜市に繰り出して食事です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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最初に入口のフックに髪を掛けます。長さはヤク2.5メートルはあります。昔は全部本物の髪だったそうです。母親と自分の髪をドレッド風に編みこんでいたそうです。重たいということもあるので今は半分以上が毛糸のようです。それでも完成すると4キロを超えるそうです。最初は櫛で梳いておきます。
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次に長角の由縁でもある櫛を固定します。このためにも最低肩下までの髪の毛の長さが必要です。
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もう一度整えて巻き始めます。
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中央の後ろから骨組みとなる長角で巻き取っていきます。
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髪を巻いているのか髪に振り回されているのか微妙に分かりません。
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ここまで来ると表情も軽くなります。この衣装は一年がかりで刺繍したそうです。このお姉さんが一番刺繍が上手でした。
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この娘は綺麗でした。
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この服は普段着のようです。布依族と同じようなロウケツの模様です。首に下げている飾りは4本束ねられていますがおとうさんおかあさんとおじいさんおばあさんからの贈り物です。
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重労働です。
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この手の返しがポイントのようです。
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改めて女性が髪を結うのって良いなと思いました。
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こちらはそろそろ完成です。
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良い表情です。
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こちらは完成です。
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未婚者はここに花飾りを下げます。舞妓さんの簪のようです。こんな所も日本との共通点を感じます。
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エッヘン!って威張っているように見えますが、腰に手を置かないとバランスが取れないそうです。ポーズではありません。
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斜めから見るとよりボリュームを感じます。
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この頭飾りで重量は5キロほどだそうです。
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地毛に巨大な櫛を固定して、その上から巨大な付け毛を巻いているので安定は良いようです。
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この花飾りが未婚女性の印です。
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さあ少数民族の文化の重みを感じる時が来ました。
今日の衣装の色も知らないのにライトパープルのフリースは色のコーディネートも出来ていますね。かなりきつそうです。 -
背中のオレンジの十字形が12個あります。それはこの周囲の12の村の団結を意味しているそうです。
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2人がかりで仕上げてもらいました。
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棒が一本ありました・・・。三角定規にヒビ入って、コッペパン二つ・・・。アッと言う間に可愛いコックさん。
の歌で描いたマンガみたいです。 -
ここへ来る観光客でも自分も着てしまう人はほとんどいないそうです。
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おいおいそれは無いでしょう。
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面白がられて私も着させられました。男性もタイトなので袖と肩は何とか入りましたが前身ごろが合わせられません。
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みんなで記念写真を撮りましょう。
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村の中を案内してもらうことになりました。途中まで車で送ってもらいましたが、ちょっと違和感があります。
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ビニールから出して食べなさい。
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猿だ!と思ったら村の青年でした。野生のサクランボを取っていました。
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女の子たちが呼びかけると上からサクランボが降ってきます。これが甘い!この味は忘れられません。一粒いくらの山形産の高級品よりこれをもう一度食べたいです。
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もしかすると彼女のご主人だったのかもしれません。
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みんなでサクランボを食べる所は絵になりますが、実際はペッペッ!と種を吐き出しています。写真なんて、女なんて、そんなのもです。
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ここは村の集会所だったりゲストハウスもあります。観光客が宿泊も出来るそうです。
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一番の高台で歌を披露してくれました。少数民族特有の裏声、モンゴル系のホーミーみたいな声(専門知識はないので間違っているかもしれませんが)は何ともいえません。
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次は村の中を案内してくれます。
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とうとう子供はおんぶです。
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もう一つの広場の前に村で唯一のよろずやがあり、生活必需品や観光客用の民族衣装や楽器などがありました。みんなで笛を吹いたり遊んだ後見送ってもらい、長角苗族の村訪問は終わりました。
彼女たちには20元づつお礼をしました。 -
同じ道を六枝まで戻りました。お昼は機能の晩とは違う店にしました。システムは同じなので、席を取る前に厨房に駆け込みます。
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厨房でその店の良し悪しが分かりそうです。
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また自分だけ早く戻って。
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インゲンと瓜のスープ。こちらではスープとして飲むのでは無く、ご飯にかけて食べます。ご飯に水分を補給するといった感じでしょうか。
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グリンピースがこんなに美味しいものだったんだと初めて感じました。
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この腸詰めとハムは本当に日本に持って帰りたかったです。
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これで100元ちょっとです。みんなと一緒に食事がしたい旨を旅行会社に話し、昼食はツアーから外しました。中国では誘った人が全額払うのは当たり前です。4人とも美味しいものが食べたいのは共通なので真剣です。
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お昼はドライバーさんはビールは飲めません。二2日目にして親戚のお兄さんとその息子との4人で旅行している気分です。彼らも心底楽しんでいるのが嬉しいです。
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六枝は石炭が特産品です。街は石炭とそれを運ぶトラックとで殺伐とした雰囲気です。特に鉄道駅側はそんな感じです。
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訪ね探し廻ってようやく四印苗族の村です。第一村民のおじさんに集落を案内してもらいました。衣装も見せてもらいましたが、残念ながら小さくて着られませんでした。
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おじさんの家の落書きは、少数民族の衣装の絵です。
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厳しい自然の中の村です。
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昭和40年代の日本の風景のようにも見えます。
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この家のおばあさんの写真を撮ってあげました。ポラロイド写真をあげると困ったような顔をして「あたしは代わりにあげる物もお金も持っていないよ。」と寂しそうでした。
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ポラロイドの写真を見たお母さんは学校から帰ってきた娘を呼んで、着替えさせ始めました。ちょっと確信犯的な行動でした。
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これではうちの奥さんは着られる訳がありません。
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一瞬大人っぽい仕草をしますが、
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笑顔は中学生です。
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表の明るい所で写真を撮りましょう。
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アップと全身、お父さんと一緒、お母さんと一緒、家族全員一緒の写真をあげました。とても喜んでくれたのが何よりです。しかしポラ(チェキ)の実力はこんなものではありませんでした。
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貴陽の遥か西の山奥から幹線道路に出て、高速を使って貴陽を通り越して夜10時頃に凱里に着きました。もうヘトヘトですが、晩御飯がまだです。頑張って夜市に行きました。ここまで来てしまえば食べるだけです。
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この辺りは暑いので厨房は店先にあります。食材も並んでいるので食べたいもの、美味しそうな店か判断が簡単です。
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ここは更に混んでいるので間違いないでしょう。
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間違えありませんでした。この炒飯は最高です。もうこんな炒飯には二度と出会えないでしょう。当然シチュエーションや空腹感にも左右されるでしょう。でもガーリックの利いた味は忘れられません。
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この後ホテルでマッサージを部屋に呼びましたが、やってきたのはミニスカートのワンピースを着たグラマラスな若い女の子。でもこれがマッサージが上手でした。こういった地方都市には違うマッサージも当然のようにあるようです。貴州省はその手のマッサージが多いようで、ガイドの候さんは「お願いですから勝手に外の店には行かないで。」と心配顔です。マッサージのお陰で明日の英気が養われました。
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