バリ島旅行記(ブログ) 一覧に戻る
トゥンガナン村〜アンラプラ〜マンギス(ンガベン見学)<br /><br />フローレス島から戻った次の日は、飛行機が飛ばなかったときのことを考た調整日だから特に予定はなかったのだが久しぶりのバリ島、それもチャンディ・ダサはずいぶん昔に1度、トゥンガナン村の祭りプラン パンダン(Perang Pandan)を観に来たときに滞在したきりだ。<br />なつかしいのでチャンディ・ダサ付近を観光することにした。<br />komodoflores.comのKadekさんがその日は空いているので、バイクで案内しようかと言ってくれていたがデンパサールからここまでやってくるだけでもたいへんだ。<br />ホテルで車をチャーターすることにした。<br /><br />前夜、レストラン?ちいさな飲食店?に立ち寄った。<br />ビールを飲もうかと思ったら大瓶しかない。ちょっと喉を潤すだけのつもりだったので「そんなに量は要らないんだけど...」と言うと女主人がアラックを出してくれた。彼女と話しているうちにいつのまにか人が集まってくる。<br />結局アラックをボトル半分、3人くらいで回し飲みしながら長居してしまった。<br />そのときに「明日は近くでンガベン(Ngabeng)があるよ」と教えられた。ンガベンとは火葬儀礼のことで、この月はその儀式に適した月なのでバリ島各地で多く行われているとのこと。私がフローレスに行っている間にもウブドでかなり大きな儀式が行われたらしい。「旅行客からは見物料取ってたんだよね...」とのつぶやきが耳に。<br />ということでちょっとンガベンも見学したくなった。<br /><br />車のドライバーさんはとても穏やかな人ですっごく安全運転。<br />まずはトゥンガナン村へ。<br />ドライバーさんが紹介してくれた店は品質がよかったし値切る必要の無いくらいの適正価格でびっくり。以前から手に入れたかったダブルイカット(経緯絣)”グリンシン”も思いがけず手に入れることができた。<br />グリンシンや村の風習のことなど話を聞いているうちに気が付くと3時間ほど経っている。ドライバーさんはンガベンの始まる時間を時間を気にかけて少しだけ車のスピードを上げた。<br /><br />タマン・スカサダ・ウジュンは外から見るだけで十分そうだったので車の中から写真を撮っただけで先を急ぐ。<br />アンラプラの街を通り、ティルタガンガに到着。以前に来たことがあったのを思い出した。<br />ンガベンの始まる時刻が迫っているのは知っていたが気持ちの良い場所だったのでついついのんびりと散策。<br />時刻は昼の2時をまわっていたがドライバーさんは昼食も取っていないはずだ。<br />私は朝しっかり食べたからお腹は空いていない。<br />ンガベンには遅れるかもしれないが「食事をしていかないか?」と聞いたのだが「いつも昼食は食べないから大丈夫だよ」と言う。<br />仕事とはいってもちょっとはいらつくと思うのだがそんな様子は微塵もみせない。<br /><br />おかげさまでンガベンに間に合った。<br />いくつかの村が合同で行うウパチャラ(儀式)のようで牛や魚の形をした火葬塔がいくつも集まって準備をしていた。火が点けられるまではずいぶん間があった。<br />会場には椅子が取り付けられた神輿のようなものが準備されている。火葬の後、これに魂を乗せて海まで送るらしい。地面に掘られた溝には供物がささげられている。この儀式に参加する人たちは白い衣装を身に着けている。張りぼての動物のなかになにやら詰め込んで蓋をしてそこに屋根をつけてガソリン?を撒く。すべての火葬塔の準備が整ったところでいっせいに火が点けられた。ものすごい熱風が巻き起こる。ほぼ鎮火したころにその場を離れた。<br /><br />最初のチャーター時間は3時間の予定だったが結局夕方5時まで8時間も付き合わせてしまった。<br />ホテルに戻る前に食事をしたかったのでどこか無いかと尋ねたら、彼の家でサテ・カンビン屋をやっていると言う。<br />おお、懐かしのサテ・カンビン!バリで食べられるとは思わなかった。<br />100%カンビン(山羊)肉が自慢、店は彼の双子の子供たちが切り盛りしていた。<br />車中で彼の身の上話を聞いたのだが、子供が生まれてすぐに奥さんは亡くなってしまったらしい。<br />トゥンガナン村でも村の人に子供たちのためにも後妻をもらってはどうかと薦められていた。<br /><br />彼は最後まで安全運転で礼儀正しかった。<br />良い人に出会えて、充実した一日を過ごすことが出来た。

Indonesia★Bali&NusaTenggara★バリ島(2)

1いいね!

2008/07/19 - 2008/07/19

15522位(同エリア17458件中)

旅行記グループ インドネシアの旅

0

49

edan

edanさん

トゥンガナン村〜アンラプラ〜マンギス(ンガベン見学)

フローレス島から戻った次の日は、飛行機が飛ばなかったときのことを考た調整日だから特に予定はなかったのだが久しぶりのバリ島、それもチャンディ・ダサはずいぶん昔に1度、トゥンガナン村の祭りプラン パンダン(Perang Pandan)を観に来たときに滞在したきりだ。
なつかしいのでチャンディ・ダサ付近を観光することにした。
komodoflores.comのKadekさんがその日は空いているので、バイクで案内しようかと言ってくれていたがデンパサールからここまでやってくるだけでもたいへんだ。
ホテルで車をチャーターすることにした。

前夜、レストラン?ちいさな飲食店?に立ち寄った。
ビールを飲もうかと思ったら大瓶しかない。ちょっと喉を潤すだけのつもりだったので「そんなに量は要らないんだけど...」と言うと女主人がアラックを出してくれた。彼女と話しているうちにいつのまにか人が集まってくる。
結局アラックをボトル半分、3人くらいで回し飲みしながら長居してしまった。
そのときに「明日は近くでンガベン(Ngabeng)があるよ」と教えられた。ンガベンとは火葬儀礼のことで、この月はその儀式に適した月なのでバリ島各地で多く行われているとのこと。私がフローレスに行っている間にもウブドでかなり大きな儀式が行われたらしい。「旅行客からは見物料取ってたんだよね...」とのつぶやきが耳に。
ということでちょっとンガベンも見学したくなった。

車のドライバーさんはとても穏やかな人ですっごく安全運転。
まずはトゥンガナン村へ。
ドライバーさんが紹介してくれた店は品質がよかったし値切る必要の無いくらいの適正価格でびっくり。以前から手に入れたかったダブルイカット(経緯絣)”グリンシン”も思いがけず手に入れることができた。
グリンシンや村の風習のことなど話を聞いているうちに気が付くと3時間ほど経っている。ドライバーさんはンガベンの始まる時間を時間を気にかけて少しだけ車のスピードを上げた。

タマン・スカサダ・ウジュンは外から見るだけで十分そうだったので車の中から写真を撮っただけで先を急ぐ。
アンラプラの街を通り、ティルタガンガに到着。以前に来たことがあったのを思い出した。
ンガベンの始まる時刻が迫っているのは知っていたが気持ちの良い場所だったのでついついのんびりと散策。
時刻は昼の2時をまわっていたがドライバーさんは昼食も取っていないはずだ。
私は朝しっかり食べたからお腹は空いていない。
ンガベンには遅れるかもしれないが「食事をしていかないか?」と聞いたのだが「いつも昼食は食べないから大丈夫だよ」と言う。
仕事とはいってもちょっとはいらつくと思うのだがそんな様子は微塵もみせない。

おかげさまでンガベンに間に合った。
いくつかの村が合同で行うウパチャラ(儀式)のようで牛や魚の形をした火葬塔がいくつも集まって準備をしていた。火が点けられるまではずいぶん間があった。
会場には椅子が取り付けられた神輿のようなものが準備されている。火葬の後、これに魂を乗せて海まで送るらしい。地面に掘られた溝には供物がささげられている。この儀式に参加する人たちは白い衣装を身に着けている。張りぼての動物のなかになにやら詰め込んで蓋をしてそこに屋根をつけてガソリン?を撒く。すべての火葬塔の準備が整ったところでいっせいに火が点けられた。ものすごい熱風が巻き起こる。ほぼ鎮火したころにその場を離れた。

最初のチャーター時間は3時間の予定だったが結局夕方5時まで8時間も付き合わせてしまった。
ホテルに戻る前に食事をしたかったのでどこか無いかと尋ねたら、彼の家でサテ・カンビン屋をやっていると言う。
おお、懐かしのサテ・カンビン!バリで食べられるとは思わなかった。
100%カンビン(山羊)肉が自慢、店は彼の双子の子供たちが切り盛りしていた。
車中で彼の身の上話を聞いたのだが、子供が生まれてすぐに奥さんは亡くなってしまったらしい。
トゥンガナン村でも村の人に子供たちのためにも後妻をもらってはどうかと薦められていた。

彼は最後まで安全運転で礼儀正しかった。
良い人に出会えて、充実した一日を過ごすことが出来た。

  • トゥンガナン村はチャンディ・ダサから車で10分もかからない。<br />

    トゥンガナン村はチャンディ・ダサから車で10分もかからない。

  • バリ島の先住民バリ・アガが暮らす村。

    バリ島の先住民バリ・アガが暮らす村。

  • アタ製品を扱うご夫婦のお店。<br />とても質の良い製品が揃っている。<br />ご主人が自ら作った物は特に良質。<br />たくさんある中のどれをご主人が作ったのか、奥さんにはすぐわかるようだ。<br /><br />この村では男も女も平等で夫婦共に働き、成人した子供は家を出て村の中に新しく自分で家を構えなければいけない風習があるとのこと。<br />

    アタ製品を扱うご夫婦のお店。
    とても質の良い製品が揃っている。
    ご主人が自ら作った物は特に良質。
    たくさんある中のどれをご主人が作ったのか、奥さんにはすぐわかるようだ。

    この村では男も女も平等で夫婦共に働き、成人した子供は家を出て村の中に新しく自分で家を構えなければいけない風習があるとのこと。

  • 門もご主人のこだわりが。<br />ロビナから運んできた石を使って、ご自分で作られたそうです。

    門もご主人のこだわりが。
    ロビナから運んできた石を使って、ご自分で作られたそうです。

  • なにやら小さな儀式があった様子。

    なにやら小さな儀式があった様子。

  • 肩から斜めに掛けているのはグリンシン。

    肩から斜めに掛けているのはグリンシン。

  • アタ製品店のご夫婦の娘さん宅にて。<br />ダブル・イカットを織っているところ。<br />経緯ともに絣染めされた糸で織られていく。

    アタ製品店のご夫婦の娘さん宅にて。
    ダブル・イカットを織っているところ。
    経緯ともに絣染めされた糸で織られていく。

  • これはシングル・イカット。

    これはシングル・イカット。

  • 織りの行程はさほど時間がかからないらしいが、糸を染める作業がたいへんらしい。<br />大昔のグリンシンの赤は「人血」を使ったいう話を聞いた。今は植物由来であるが海に近いところで取れた素材でなければきれいな赤にならないとのこと。塩分が発色に関係するらしい。

    織りの行程はさほど時間がかからないらしいが、糸を染める作業がたいへんらしい。
    大昔のグリンシンの赤は「人血」を使ったいう話を聞いた。今は植物由来であるが海に近いところで取れた素材でなければきれいな赤にならないとのこと。塩分が発色に関係するらしい。

  • 彼女の家で受け継がれているグリンシンを見せていただく。使い込まれているせいか、今とは製法が違うのか色にも深みがあってしなやかだ。

    彼女の家で受け継がれているグリンシンを見せていただく。使い込まれているせいか、今とは製法が違うのか色にも深みがあってしなやかだ。

  • タマン・スカサダ・ウジュン

    タマン・スカサダ・ウジュン

  • ティルタガンガ

    ティルタガンガ

  • チャンディ・ダサのラグーン

    チャンディ・ダサのラグーン

  • 車の中から、葬儀が行われているところを幾度も見かける。<br />ほんとに今日は”お葬式日和”なのだなぁ。

    車の中から、葬儀が行われているところを幾度も見かける。
    ほんとに今日は”お葬式日和”なのだなぁ。

  • ここではもうすでに火葬された後。

    ここではもうすでに火葬された後。

  • マンギスあたりにて、合同葬式?の準備が始まっていた。

    マンギスあたりにて、合同葬式?の準備が始まっていた。

  • 地面にも供物がささげられていた。

    地面にも供物がささげられていた。

  • 最初のひとつに点火された。

    最初のひとつに点火された。

  • 全部で10基ほどの火葬塔が炎上。

    全部で10基ほどの火葬塔が炎上。

  • サテ・カンビンとソトを食べる、うまい!<br />バリではカンビン(山羊)とうたいながらサピ(牛)が混ざっていることが多い。<br />このお店ではまじりっけなし100%カンビン。

    サテ・カンビンとソトを食べる、うまい!
    バリではカンビン(山羊)とうたいながらサピ(牛)が混ざっていることが多い。
    このお店ではまじりっけなし100%カンビン。

  • 〜トゥンガナン村で買ったもの〜<br />お土産用にアタ製品を購入

    〜トゥンガナン村で買ったもの〜
    お土産用にアタ製品を購入

  • 〜トゥンガナン村で買ったもの〜<br />ダウン・ロンタルに描かれたラーマヤーナ。<br />ロンタルという植物の葉に引っ掻いて絵を描き、クミリ(キャンドルナッツ)を炭化させたものを摺りこむと線が黒く表れる。

    〜トゥンガナン村で買ったもの〜
    ダウン・ロンタルに描かれたラーマヤーナ。
    ロンタルという植物の葉に引っ掻いて絵を描き、クミリ(キャンドルナッツ)を炭化させたものを摺りこむと線が黒く表れる。

  • 〜トゥンガナン村で買ったもの〜<br />グリンシン

    〜トゥンガナン村で買ったもの〜
    グリンシン

この旅行記のタグ

1いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

旅行記グループ

インドネシアの旅

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

インドネシアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
インドネシア最安 294円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

インドネシアの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP