2003/12/27 - 2003/12/30
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旅人のくまさんさん
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12月28日の旅行写真の続きです。世界文化遺産の昌徳宮の紹介です。北側の離宮も見学しました。
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皇帝に仕えた人たちが棲んでいた建物でしょうか。下級官吏の建物は色彩が乏しいですから、位の高い人達の住いだったかも知れません。
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壁や戸には、全体に柔らかい中間色の色彩が施されていました。柱の色だけは、すべて同じ濃い鉄錆色です。
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木々がたくさん生い茂っていると言うことは、この辺りの建物は、戦火に遭わず、焼け出されたことがない一帯のようでした。
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先に見掛けた渡り廊下は、人が立っても潜れる高さでした。潜ったわけではないですが、この場所ではしゃがまないと通れない高さでした。
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こんな飾り岩を見ますと、ついカメラが向いてしまいます。中国の紫禁城、故宮をつい連想してしまうからです。中国の皇帝の庭には、奇岩の数々が配置されていました。
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なんでもない風景ですが、こんな場所に古の息遣いを感じてしまいます。新緑や、紅葉の時期にも訪れてみたいものです。
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解説の立て札がないので、どんな謂れを持った石かは知りません。こんな場所にあるのだから、きっと珍しい石には違いありません。
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ここはオンドルの焚き口になるところです。オンドルが入った宿に何度も泊まりましたが、寒い韓国北部では必需の暖房装置です。
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その昔は極彩色に塗られていたでしょうが、すっかりと色が禿げかかった屋根裏の文様です。そのうち修復されるかも知れません。
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中央やや左手の塔は、オンドルの煙突のようです。ひょっとしたら、たまには使われている現役かも知れません。
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この場所では少し時間の余裕がありましたので、皆さんも四囲を眺めて、往時を偲ばれていました。
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本殿と別れを告げて、いよいよ離宮の方の見学です。北へ向かって少し上りになってきました。
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オンドルの煙突と思われる塔に、文字や文様がレリーフで刻み込まれていました。中央に龍の文字があります。皇帝のシンボルでしょうか。
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こちらの文字は、鳥と読めそうです。年代を経た文字のレリーフです。
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上の瓦が少し傾いています。壁にレリーフで描かれた文様が面白い幾何学模様を描いていました。彩色された中は、文字のようでもあります。
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逆行が射す中を、先ほど見学してきた方向を振り返っ手の撮影です。木々の間から、連なった甍が見えました。ここまで、大分登ってきたようです。
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このアーチを潜りますと、本殿と別れて離宮の方に向かう感じになりました。一帯は、自然林を含めてよく環境が保存されていました。
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落葉を済ませた冬樹は、もともとこの辺りに自生していた落葉樹のようです。どんぐりなどが落ちて、小動物の住処になっているようでした。
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手前の樹は、中々の枝ぶりなのでカメラが向きました。奥の木々には、紅葉の名残がありました。
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石のアーチを潜りましたら、離宮は近いと思いました。しかし、まだまだ長い道のりでした。そう言えば、途中で引き返すコースでも、1時間半はかかるとの説明でした。
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一旦は登ったものの、途中からは下り坂になりました。北にある離宮(確認した訳ではないがそう呼ぶことにします)への道は、緩やかな丘越えとなりました。
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離宮は丘を下りきった池の辺にありました。その池は表面が完全に凍っていました。雪は見かけませんでしたが、冷え込みが厳しそうです。
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この場所で、15分ほどの休憩時間となりました。入場して、もう1時間余りが経過していました。池を中心として、幾つかの建物が散在していました。
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冬に使われることはなかったでしょうが、それ以外の季節には素晴らしい景色が楽しめそうです。避暑にはもってこいのようです。
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ここにも飾り石がありました。何の変哲もない石ですが、二重になった台座は凝っていました。年月を経ているようです。
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建物よりも、曲がりくねった枝ぶりの古木に惹かれました。後で求めた絵葉書にもこの古木が写っていました。魚水門の入口です。
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池の辺に東屋(あずまや)がありました。その昔の宮廷の宴、日本でいえば、曲水の宴等が開かれた際に使われたものでしょうか。
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その東屋に近づいてカメラに収めました。池の辺の道は、すれ違う時には、どちらかが避けなければ通れない狭さでした。
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この建物は、開ける時、戸が二つ折りになって天井に跳ね上がる構造になっていました。注意してみますと、あちこちで見掛けました。
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説明板の文字は読みませんでしたが、何か謂れがありそうな金属製小器です。石の台座が灯篭のように三段式になっていました。
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