2003暮、韓国紀行11(1)『ソウルと水原城を訪ねて』：はじめに

2003/12/27 - 2003/12/30

＜はじめに＞

　2003年末から新年にかけて、9日間という長い休暇がありました。それで休暇の始まりの27日から3､4日の旅行を計画しました。最初は中国の上海、台湾の台北、韓国を3番目の候補に行き先を探しました。
　例によって、いくつかのパンフレットと、インターネットで探したツアー情報を旅行代理店に持ち込みました。何度か利用したことがある今池の格安旅行代理店HI*です。ところが、第一希望の上海は、日数や出発日を変更してオンライン検索してもらったものの、名古屋発のツアーは見つかりませんでした。連休前の25や26日の平日出発ですとOKなのですが、連休が始まる27日の土曜日以降のツアーが全く見つかりませんでした。
　申し込んだ時期が遅かったためでもあります。年末年始料金に替わった後は、ツアーが成立してないものが多くあったようです。私の場合、連休を外しての旅行は駄目ですから、次は北京ツアーを検索して貰いました。
　ところが、こちらも全く駄目でした。短期間の観光の場合はビザの取得が不要になり、ぎりぎりまで申し込みを伸ばしてしまった付けが回って来たようです。上海と同じように連休前や、1月に入ってからのツアーは申し込み可能でしたが、結局中国旅行は諦めざるを得ませんでした。HI*の担当の方が、ツアーだけでなく、バラ売りの航空チケットも探してくれての結果でした。
　しかし、何としても旅行には行きたかったので、この担当の方に次の検索をお願いしました。
　｢27日以降の出発で、3、4日の日程、近場で行ける所はありませんか？ただし、台湾はサーズ問題がまだはっきりしていないので、ここは除いて下さい｣
　といった注文内容でした。つまり、韓国のソウルか釜山辺りくらいか対象がなくなってしまいました。
　マイレージが貯まるKALですと、釜山は隔日出発なので、上手く日程が纏まりませんでした。それで、毎日便が出ているソウル行きに落ち着きました。その中でも、ソウル往復で一番お値打ちな組み合わせを探して貰いました。ツアーと航空チケットとホテルの単体組み合わせとの比較です。
　その結果、27日出発、30日帰国のKALの便と、一番安いYWCAホテルの組み合わせになりました。ただし、ホテルの方は｢現地確認に少し時間をください｣との決定でした。旅行成立は間違いありませんので、その場で、料金を支払いました。ホテルが変更になった場合は、チケット引換券を受け取るときに精算することにしました。一人旅行の部屋代追加で、締めて8万円程度になりました。この時期のツアーよりはかなり安くなったようです。
　ところで、事前に集めた中国や台湾旅行のインターネット情報やパンフレットは次のようなものでした。
?第1希望　｢上海・杭州・蘇州4日間｣
　名古屋から上海に入り、車で杭州に移動し、市内見物と西湖遊覧。次に蘇州へ移動し、寒山寺や中国4大名園の「拙政園」見学、帰りは上海に戻って豫園を見学して名古屋へ戻るコース。一人部屋追加料金を払ってもこの時期で10万円以下とお値打ちコースでした。次の機会にはぜひ行ってみたい魅力的なコースです。インターネットで調べたHI*のツアープランです。
?第2希望　｢上海３日間｣に1日延泊追加
　フリープラント満喫プランとして豫園見学などがありました。これも1泊延長しても10万円以下で済む、お値打ちコースでした。
　情報を収集して諦めたコースでは、｢午前便、台北3日間｣が11万円程度、｢お散歩釜山3日間｣｢チェジュ(済州島)の宴(3日間)｣等がありました。
　また、ベトナム・カンボジアの総合カタログ｢チャオ｣にも目を通しました。こちらは5日間以上の日程がほとんどで、料金も20万円クラスがほとんどでした。年末年始料金でこちらへ出掛けるのは、ヨーロッパ旅行の代金などと比較すると、割り高感がありました。もう少しお値打ちな時期に検討することにしました。オーストラリアのケアンズはHI*の方にお聞きしたことですが、今は短期間だとビザの取得が不要になったそうです。4日間の日程なら、こちらも検討に加えてよかったようです。

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元資料の手造り旅行記『韓国紀行11』、副題『ソウルと水原城を訪ねて』の目次です。

＜目　次＞

＜はじめに＞

＜2003年12月27日(土)＞
名古屋出発 （4）
インチョン国際空港到着 （5）
ソウル市内へ （5）
ソウル駅へ （6）
泊ったホテル （7）
明洞 （7）
南大門、南大門市場 （8）

＜2003年12月28日(日)＞
ホテル近くでの朝食 （11）
東大門 （11）
景福宮見学 （12）
国立中央博物館 （13）
昌徳宮衛兵交代 （14）
昌徳宮見学 （15）
ケジャン、アワビの夕食 （16）

＜2003年12月29日(月)＞
水原へ （19）
水原駅界隈、華城 （19）
戦争記念館 （20）
梨泰院 （21）
セブンイレブンの店 （22）


＜2003年12月30日(火)＞
宗廟 （24）
帰国 （25）

＜あとがき＞


＊元資料の写真資料目次です。

＜写真目次＞

名古屋出発､ソウル着 （1）
新ソウル駅と旧駅 （5）
南大門市場 （11）
東大門市場 （17）
景福宮 （21）

昌徳宮 （41）
宗廟 （101）
戦争記念館 （105）
水原駅周辺 （111）
水原城(華城)　(114)

帰国 （129）

付録 （131）

エリア 仁川(韓国)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー

名古屋空港出発は9時半、その2時間前に航空チケットをHI*カウンターで受け取りました。飛行便とホテルだけを予約の自由旅行です。

今日は土曜日、年末年始の休暇の始まりとあって国際線は混んでいました。チケットを搭乗券に取替えた後､直ぐに入国審査の列に並びました。

名古屋を飛び立って1時間半ほどです。仁川国際空港は間近な距離です。新しい国際ハブ空港です。この便もデルタ航空との共同運航でした。

新国際空港は島を利用しています。その周りにも大小の島が続き、その北には北朝鮮が迫っています。

右手前方に見えてきたのは空港島です。島を利用して造られました。茶色に見える平坦部分が、埋立て部分のようです。

機体は空港島に間も無く到着です。遠くになだらかな山が見えるものの､空港施設以外には視界を遮るものも､障害物もありません。

着陸直前の写真です。島に高い山はなく、仁川空港は､ジャンボ機などの大型機でも着陸が容易な大規模なハブ空港です。

着陸寸前か､着陸したばかりの写真です。左エンジンの前に、滑走路に引かれた白線がはっきりと見えてきました。