2005/04/30 - 2005/05/04
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旅人のくまさんさん
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<2005年5月2日(月)>
今日が、今回の旅行の最大の難所です。北朝鮮に一番近い韓半島西側に位置する島、ペンニョンドへの渡航です。短い日程での、難しい旅先ですから、失敗して元々の考えです。かって、鬱陵島(ウルルンド)、多島海フェリーで何度も経験したことです。
<早起きをしてヨナン埠頭へ>
8時の出航ですから、1時間程前にはヨナンプトに到着しようと、6時半頃にはホテルを出ました。この日、ペンニョンドに1泊する予定でしたから、荷物もまとめての出発でした。駅前で直ぐにタクシーが拾えましたから、予定通り7時頃にはヨナンプトに到着しました。
ところが、電光掲示板には8時の表示は無く、午後の便が表示されていました。悪い予感が当たってしまいました。観光案内書で確認した時は、2つの会社のフェリーが運航されていると聞きました。しかし、その便は一向に手続きが始まる気配がありませんでした。
受付に置いてあったパンフレットにも、午前と午後で、別の便が発着していることが記載してありましたので、どうしても腑に落ちない事態でした。可能性としては、「海が荒れて、ペクニョンドからの戻りの便が欠航したのでは?」などと推測するほかはありませんでした。しかし、そのことを知らせる電光掲示や、臨時の張り紙も見当たりませんでした。
不思議に思ったのは、私達二人だけではありませんでした。ほかの人も暫く待ったり、電光掲示板を見て予定変更をされ始めたようです。どうやら、折角の早起きが無駄になってしまった気配となりました。2社のうちの1社は、5月1日から1週間ほど運航休止することが、パンフレットで確認できました。
<やはり不思議な韓国フェリーの運航>
かって、多島海巡りのフェリーのエンジェル号に乗ることが出来なかった経験と同じものとなりました。この時は、目の前で、案内表示が書き換えられた経験もありました。ある時は、エンジントラブルで就航できないとの臨時の張り紙もありました。結局、このエンジェル号は運航中止となってしまい、幻の多島海国立公園クルージングになって仕舞いました。
今回のことも、すっきりしない事態ですが、ペンニョンド行きのフェリーは午後の便か無いことだけは確かなことでした。この便まで待っては、島へ渡るだけで、直ぐにトンボ帰りをしなくてはいけないようです。それも、ちゃんと帰りの便が運航された場合のことです。
島で足止めになっては、日本への帰国の予定変更も生じます。私の場合、搭乗便を固定での割安チケットになっていましたから、これも困った事態になります。結局、ペンニョンド行きは諦めざるを得ませんでした。
事態が何とか飲み込めたところで、ペンニョンドの代わりに、別の島へ日帰りで渡ることにしました。その島を「徳積島(トクチョクド)」に決め、乗船のチケットも購入しました。行き先が決まったところで、まずは、腹ごしらえです。
<甕津郡、徳積島(トクチョクド)へ>
朝食は、道路を渡ったお店にしました。テンジャンチゲを食べながら、予定変更の島の確認です。手に入れたパンフレットには、ペンニョンドと「甕津(オンジン)」がありました。ペンニョンドのパン風レットは、今回は必要ありませんが、次回のための情報集です。
オンジンのパンフレットには、ペンニョンドを含めこの辺りの島が全て記載されていました。100ページ程の観光案内冊子です。日帰りの行き先に決めたトクチョクドはその島の中でも大きく、海上交通の要所にもなっているようなので選んだ島です。渡っても、帰りの便が運航されないのが一番困りますから、その確認もありました。15時の帰りの便があることも確認できました。
トクチョクドのことは、その冊子の仲で4頁を割いて記載をしてありました。ローカルな観光案内のようですから、ハングルだけで、英語、日本後表記などはありませんでした。夏は海水浴場が開かれること等は分かりました。しかし、観光スポットだけで、肝心の島の交通、地理などは記載されていませんでした。
<トクチョクド、トレッキング、昼食>
乗船チケットを買った時から出航までの時間は1時間程でしたから、朝食を終えると、直ぐに旅客ターミナルに引き返しました。トクチョクドまでは片道1時間程の予定でした。
トクチョクドは終点ではなく、経過地でした。かなりの数の方が乗船して来ました。学生さんたちのグループや、親子連れ等でした。窓際の席に座りましたが、揺れが少ない真ん中のソファーを選ばれた人も多くいました。波は静かで、乗船時間は短かったものの、快適な船旅を楽しみました。
トクチョクドへの入口は南東方面の入り江でした。海から突き出た奇岩もあり、風光明媚な島であることが予感できました。この島では、学生さんたちのグループを含め大部分の人が下船しました。学生さん達は、それぞれ大きな荷物を持っており、クラブ活動の合宿風景でした。
埠頭の近くに観光案内所がありましたが、完全に無人状態でした。什器類も無く、閉鎖されて時が立っていることを窺わせました。当然の事ながら、パンフレットも置いてありませんでした。案内看板もありましたが、海上案内図で、肝心の島の様子は分かりませんでした。
トクチョクドの情報は、殆ど無いままに、この島へやって来ましたから、お手上げ状態になりました。安心したのは、埠頭付近には、何軒かの民宿と食堂があったことです。そんなことで、15時頃までの4時間ほどを、島でのんびり過ごすことになりました。じっとしていても仕方が無いので、付近をトレッキングして島の春を満喫しました。
帰りのフェリーは予定の時間にやって来ました。行きとは違ったコースで、1箇所だけ途中の島に立ち寄ってからヨナンプトに戻ってきました。立派なフェリーなので、船内に売店があり、スルメとビールを買って、帰りの船旅を楽しみました。
<韓(ハン)さんに会いにソウルへ、夕食>
韓(ハン)さんは、Muさんが水原の華城見学のため乗った電車の中で知り合いになった方です。今年のことでしたが、その時、Muさんからの国際電話で、私も韓さんのことを知りました。
その韓さんとは、ソウル市内のロッテリアで落ち合いました。落ち合った後、韓さんが輸入関係の仕事をされていた時の同僚の焼肉店で食事をすることになりました。ご本人は最近体調が優れず、今はご子息がその店の経営者だそうです。韓さんとは話が弾み、近いうちに来日して頂くことを約束して、お別れしました。ご馳走になって仕舞いました。
<ハンさんの話から>
ハンからお聞きした話しを、その後で纏めたメモを参考に、箇条書きで記しておきます。自ら「昭和4年生まれです」と名乗られる大の日本贔屓の方です。5月6日に念願の来日が叶い、私の行きつけのお寿司屋さん、今池の鮪馳で楽しいひと時を過ごしました。
?アメリカからの輸入品の輸入関係の仕事に長く携わりました。品名、数量、損傷の有無をチェックして、夕方レポートに纏める仕事でした。
?当時の韓国の平均給与の3倍ほどの給料だったので、早い時期に水原に農業用の土地を入手しました。
?最初は田圃でしたが、果樹園やイチゴハウスなどに切り替えて、現在も現役で作業の指導をしています。
?韓国の若い人のうち、70%は礼儀をまきまえない駄目な人になってしまいました。
?韓国の85%の人は、日本を好きだったり、尊敬しています。私は若い頃に日本語を習いましたが、その後、使わなかったので忘れてしまいました。改めて勉強をし直しました。
?アメリカ関係の仕事をしていた時は、英語辞書を片手に必要な単語だけを覚えました。アメリカを余り好きにはなれませんでした。
?韓国は何事もコピーが多く、本当の土台が出来ていません。日本の工業レベル、世界での位置に敬意を持っている。
?自分を頼ってきた人には、食事をさせたり、お金を渡したりして、3回目までは面倒を見ています。しかし、それ以上は本人のために良くないので、断ることにしています。
?息子にまだ財産を渡していない。渡してしまって、惨めな思いをしている同世代を多く見てきました。その人達は何もすることが無く、今は、鐘路三街に集まっています。
?東京や大阪の綺麗な町並みをテレビで見て、日本へ行ってこの目で確認してみたいとの思いが強くなりました。
?妻が3年前に亡くなったので、今は本宅の2階に一人で住んでいます。日本へ行こうと2回ビザを取りましたが、実現しませんでした。3回目のビザを取ったので、何としても日本へ行こうと考えています。
徳積島へ渡るフェリーで
春の海鴎と渡る波静か
春凪の海と似たるや親子連
徳積島で
離れ島終日春の野に遊ぶ
海山の幸を頬張る五月晴
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船
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暫く海上を走ると、遠くに島が見えてきました。急遽決めた行先なので、トンと見当がつかない島でした。目的地の徳積島も初めてです。
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徳積島の入り江が見えてきました。フリー埠頭で仕入れたパンフレットからの引用です。この一帯は甕津(オンジン)と呼ばれています。
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徳積島は、この甕津郡一帯では一番大きな島のようです。他の島への便を含めて、便数が多そうなので日帰りで行くことを決心しました。
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学生さんたちのグループが一番多くこの島で降りました。手に手に、大きな荷物を持っていました。どうやら、合宿の道具のようでした。
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ペンニョンド往きを諦めて、急遽行くことに決めた島ですから、ほとんど情報無しでやって来ました。日帰りに変更したのは、結果として正解でした。
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徳積島の位置は、仁川より少し南、緯度では水原(スゥウォン)に近い方角です。急遽行く事を決めた島ですから、これも後で知ったことです。
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埠頭近くの広場に観光案内所がありました。完全に無人で、什器類も取り払われていました。次に探したのが、この島の案内看板でした。
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Muさんが真剣に眺めていたのはこの地図です。甕津郡全体の地図ですから、肝心のこの徳積島の地理のことは、さっぱり分かりませんでした。
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埠頭の周りには、数軒の民宿と食堂がありました。しかし、閑散として観光客の姿も見えませんでした。これより小さな島に渡らなくて正解でした。
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フェリーが去った後は、埠頭は人影がなくなりました。この時、帰りの便まではこの島でのんびりする以外には無いと悟りました。
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島の岸辺には、小さな船が係留してありました。個人チャーター用の観光船か漁船でしょう。ソウルやインチョンからの釣客相手かも知れません。
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日本でもお馴染みの菜の花です。私の場合、亡くなられた司馬遼太郎さんが好きだったとこを知って、改めて好きになった花です。
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個人旅行の場合、こんな時に便利です。荷物は出発点のヨナンプトのコインロッカーに預けてきましたので、半日、この島でのんびり出来ます。
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道沿いの畑に植えてあったタラの木の苗です。一番目が摘まれていました。韓国でも大切な山菜と咲いて扱われています。
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新築途中の家ですが、工事が中断していました。この場所を記念撮影の場所に選んだのは、Muさんの別荘地探しのため?
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道は行き止まりでした。その終点地には、小さな発電所がありました。タービンが回る音がしていましたので、火力発電所のようです。
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その行き止まりの道の横で咲いていた桜です。ソメイヨシノではありません。花と同時に葉も出てくるタイプでした。山桜系統でしょうか。
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そんなことで、登ってきた道を引き返すことになりました。右手前方に見える小さな土盛りは、土葬のお墓です。
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引き返す途中で、右手に登山道の標示がありました。引き返し始めて暫く経った場所です。倒木があっても、人が通った跡が残る道でした。
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この当たりは栗林でした。付近に民家は全くありませんが、島のどこかに住んでいる人が手入れをしている果樹園でしょう。
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桃の花です。満開でした。今日は一寸したトレッキングになりました。島の東部と見当をつけましたが、何しろ地図もありません。
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円い葉の先に赤く、可愛らしい花を付けた潅木です。伸びた花茎の先が丸い形をしています。蔓草のように細い枝でした。
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途中、上り下りがあって、この行き止まりの場所までやって来ました。10m程の坂を下ると海岸に出るようです。
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崖をゆっくりと下って、海岸に出ました。島の東南部に当たるようです。前方が徳積島への入口航路になっていました。
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狭い海岸には、砂浜はありませんでした。ごつごつとした荒い岩が重なっているだけでした。浜沿いに移動するルートもありませんでした。
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