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<2004年5月3日(火)><br /><br /> ペンニョンドへの1泊旅行が実現しませんでしたから、今日一日は予定のスケジュールが空きました。それで、Muさんとは別行動日としました。Muさんには、カジノ・ブラックジャック理論の検証作業が待っているようでした。<br /><br /><休館日の慶福宮見学><br /> 最初の目的は国立中央博物館でした。残念ながら休館日でしたので、隣の慶福宮を見学しました。実は、こちらも休館日でしたが、衛兵の交替儀式のリハーサルをやっていましたから、幸運に恵まれました。<br /> 衛兵交替儀式は、昌徳宮(チャンドックン)で始終を見学したことがありましたが、リハーサルも面白い見学になりました。閉まっていた入場券売り場に交替儀式のパンフレットがあったのも参考になりました。そのパンフレットから、慶福宮の開閉手順と交替手順を紹介しておきます。まず開門手順です。閉門手続きもほぼ同様です。<br />?光化門の大鐘鼓打鐘。<br />?興礼門殻中央官吏(都総府経歴、承政院註書、掖庭署司竅)が入場。<br />?守門将と都総府経歴が身分の確認後、軍礼。<br />?都総堂下は、守門将に光化門開閉の意味の開金札を確認。<br />?光化門の左側に移動。<br />?都総府経歴が監督する中、承政院註書が鍵箱から光化門の鍵を取り出す。<br />?鍵が承政院註書→守門将→従事官→隊卒順に渡され守門将の「開閉せよ」という命令に従って開閉。<br />?光化門の右側に移動し、左側と同じ順番で開閉。<br />?当直揺鈴の入場、守門将と互いに身分を確認した上、軍礼。<br />?開門儀礼を無事に終了し、都総府経歴と守門将が軍礼。<br />?中央官吏と揺鈴将が軍礼。<br />次は交替手順です。<br />?太鼓(5回)と大鐘鼓(3回)を打鐘。<br />?興礼門の左側から交替守門軍が入場。<br />?当直守礼将と交代守門将が互いに身分確認語、軍礼。<br />?交代守門将、守鐘将軍令の後、光化門の門楼上から書雲観生と一緒に移動。<br />?守門将の「前へ進め」という命令により、守門軍は光化門前に整列。<br />?整列後、守門将の「今日も無事に守衛をしっかりと」の言う言葉により、交代儀式終了。<br /> この儀式は「韓国文化財保護財団」が慶福宮の休館日である火曜日以外に、毎日10時、13時及び15時の3回実施されています。<br /><br /><韓江(ハンガン)クルージング><br /> 慶福宮での交代儀式を見学した後は、腹ごしらえです。丁度昼の時間になっていました。ミョンドンで石焼ビビンバを食べました。<br /> 地下鉄でヨイナル駅まで移動しました。韓江(ハンガン)クルージングのためです。地下鉄が韓江の下を通っていますので、ヨイナル駅のエレベーターはかなり長い距離になっていました。<br /> ヨイド船着場は、地下鉄駅からは東方向です。地下鉄近くには殺風景な桟橋がありましたが、これは企業が使用しているものでした。韓江の河川敷は綺麗に整備されて、駐車場や花壇が出来ていました。移動式の売店も沢山出ていました。<br /> 勝手が分からなかったので、その売店で乗車券を売っているのかと思いましたが、切符売り場はもっと東に移動した埠頭近くにありました。切符には2種類あり、元の戻ってくる周遊コースと、ロッテワールドまでの移動コースです。前の欧米人に倣って「アラウンド チケット プリーズ」と言ってお金を差し出しましたら、「有難うございました」と笑顔で、日本語の返事が返ってきました。20分ほどの待ち時間でした。<br /> 周遊コースは1時間の行程でした。西へ向かって下り、噴水を回って戻ってくるコースです。圧巻は、その噴水を回るときの虹でした。少し傾いた日が射して、ダイナミックな光のドラマを見ることが出来ました。言葉より、写真の方でご覧ください。<br /><br /><夜の仁川中華街散策、夕食><br /> クルージングを楽しんだ後は一旦ホテルに戻りました。夕食には少し早かったので、中華街を散策しました。お祭りは終わってしまったようでした。昨日とは一変して、静かになっていました。夜は昨晩と同じ店で餃子を2種類頼みました。焼餃子と蒸し餃子です。<br /> 他のメニューを頼む必要が無いボリュームがありました。ただし、皮が少し厚く、味は本場にはとても適いませんでした。飲物も昨晩と同じ百歳酒にしました。<br /><br /><br />  ハンガンクルージングで<br /> 誰そ愛でし河原に紅き牡丹花<br /><br /> 韓江に春日傾き虹彩か<br /><br /> 春なれど旅の終りの寂さよ

2005春、韓国紀行13(9):5月3日(1)ソウル・国立中央博物館、慶福宮、衛兵交替儀式のリハーサル

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2005/04/30 - 2005/05/04

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旅人のくまさん

旅人のくまさんさん

<2004年5月3日(火)>

 ペンニョンドへの1泊旅行が実現しませんでしたから、今日一日は予定のスケジュールが空きました。それで、Muさんとは別行動日としました。Muさんには、カジノ・ブラックジャック理論の検証作業が待っているようでした。

<休館日の慶福宮見学>
 最初の目的は国立中央博物館でした。残念ながら休館日でしたので、隣の慶福宮を見学しました。実は、こちらも休館日でしたが、衛兵の交替儀式のリハーサルをやっていましたから、幸運に恵まれました。
 衛兵交替儀式は、昌徳宮(チャンドックン)で始終を見学したことがありましたが、リハーサルも面白い見学になりました。閉まっていた入場券売り場に交替儀式のパンフレットがあったのも参考になりました。そのパンフレットから、慶福宮の開閉手順と交替手順を紹介しておきます。まず開門手順です。閉門手続きもほぼ同様です。
?光化門の大鐘鼓打鐘。
?興礼門殻中央官吏(都総府経歴、承政院註書、掖庭署司竅)が入場。
?守門将と都総府経歴が身分の確認後、軍礼。
?都総堂下は、守門将に光化門開閉の意味の開金札を確認。
?光化門の左側に移動。
?都総府経歴が監督する中、承政院註書が鍵箱から光化門の鍵を取り出す。
?鍵が承政院註書→守門将→従事官→隊卒順に渡され守門将の「開閉せよ」という命令に従って開閉。
?光化門の右側に移動し、左側と同じ順番で開閉。
?当直揺鈴の入場、守門将と互いに身分を確認した上、軍礼。
?開門儀礼を無事に終了し、都総府経歴と守門将が軍礼。
?中央官吏と揺鈴将が軍礼。
次は交替手順です。
?太鼓(5回)と大鐘鼓(3回)を打鐘。
?興礼門の左側から交替守門軍が入場。
?当直守礼将と交代守門将が互いに身分確認語、軍礼。
?交代守門将、守鐘将軍令の後、光化門の門楼上から書雲観生と一緒に移動。
?守門将の「前へ進め」という命令により、守門軍は光化門前に整列。
?整列後、守門将の「今日も無事に守衛をしっかりと」の言う言葉により、交代儀式終了。
 この儀式は「韓国文化財保護財団」が慶福宮の休館日である火曜日以外に、毎日10時、13時及び15時の3回実施されています。

<韓江(ハンガン)クルージング>
 慶福宮での交代儀式を見学した後は、腹ごしらえです。丁度昼の時間になっていました。ミョンドンで石焼ビビンバを食べました。
 地下鉄でヨイナル駅まで移動しました。韓江(ハンガン)クルージングのためです。地下鉄が韓江の下を通っていますので、ヨイナル駅のエレベーターはかなり長い距離になっていました。
 ヨイド船着場は、地下鉄駅からは東方向です。地下鉄近くには殺風景な桟橋がありましたが、これは企業が使用しているものでした。韓江の河川敷は綺麗に整備されて、駐車場や花壇が出来ていました。移動式の売店も沢山出ていました。
 勝手が分からなかったので、その売店で乗車券を売っているのかと思いましたが、切符売り場はもっと東に移動した埠頭近くにありました。切符には2種類あり、元の戻ってくる周遊コースと、ロッテワールドまでの移動コースです。前の欧米人に倣って「アラウンド チケット プリーズ」と言ってお金を差し出しましたら、「有難うございました」と笑顔で、日本語の返事が返ってきました。20分ほどの待ち時間でした。
 周遊コースは1時間の行程でした。西へ向かって下り、噴水を回って戻ってくるコースです。圧巻は、その噴水を回るときの虹でした。少し傾いた日が射して、ダイナミックな光のドラマを見ることが出来ました。言葉より、写真の方でご覧ください。

<夜の仁川中華街散策、夕食>
 クルージングを楽しんだ後は一旦ホテルに戻りました。夕食には少し早かったので、中華街を散策しました。お祭りは終わってしまったようでした。昨日とは一変して、静かになっていました。夜は昨晩と同じ店で餃子を2種類頼みました。焼餃子と蒸し餃子です。
 他のメニューを頼む必要が無いボリュームがありました。ただし、皮が少し厚く、味は本場にはとても適いませんでした。飲物も昨晩と同じ百歳酒にしました。


  ハンガンクルージングで
 誰そ愛でし河原に紅き牡丹花

 韓江に春日傾き虹彩か

 春なれど旅の終りの寂さよ

交通手段
鉄道 高速・路線バス
  • ペンニョンド1泊の計画が、船便の関係でトクチョクド日帰り旅行となりました。それで予定がなくなったこの日、それぞれ別行動にしました。

    ペンニョンド1泊の計画が、船便の関係でトクチョクド日帰り旅行となりました。それで予定がなくなったこの日、それぞれ別行動にしました。

  • 正門の光化門に続くこの門は、勤政殿の入口に当たる門です。真っ青な空に屋根の漆喰が映えていました。博物館の方角からの写真です。

    正門の光化門に続くこの門は、勤政殿の入口に当たる門です。真っ青な空に屋根の漆喰が映えていました。博物館の方角からの写真です。

  • この日の目的地は、国立中央博物館でした。ところが火曜日なのに休館日でした。幸い、隣の慶福宮の行事リハーサルの見学が出来ました。

    この日の目的地は、国立中央博物館でした。ところが火曜日なのに休館日でした。幸い、隣の慶福宮の行事リハーサルの見学が出来ました。

  • 旗には対になった2組があります。その片方から紹介します。紅門大旗、前殿大旗、金旗、黄竜旗、天下太平旗、後殿大旗および白虎旗の7つです。

    旗には対になった2組があります。その片方から紹介します。紅門大旗、前殿大旗、金旗、黄竜旗、天下太平旗、後殿大旗および白虎旗の7つです。

  • 対になったもう片方は、朱雀旗、三角旗、高旗、碧鳳旗、君主千歳旗、青竜旗及び玄武旗の7つです。方角を示す名称がいくつもあります。

    対になったもう片方は、朱雀旗、三角旗、高旗、碧鳳旗、君主千歳旗、青竜旗及び玄武旗の7つです。方角を示す名称がいくつもあります。

  • 現地で入手した「宮城門開閉および守門将交代儀式」を参照しながらの解説です。日本語パンフレットも用意されていました。

    現地で入手した「宮城門開閉および守門将交代儀式」を参照しながらの解説です。日本語パンフレットも用意されていました。

  • 雲ひとつ無い快晴の日になりましたので、休み時間は建物の屋根で、日差しを避けて休憩をとっているようでした。

    雲ひとつ無い快晴の日になりましたので、休み時間は建物の屋根で、日差しを避けて休憩をとっているようでした。

  • こちらは木陰での休憩か、打合せの時間です。この日は鳴り物は使われていませんでした。太鼓5回、大鐘鼓3回を鳴らして儀式が始まります。

    こちらは木陰での休憩か、打合せの時間です。この日は鳴り物は使われていませんでした。太鼓5回、大鐘鼓3回を鳴らして儀式が始まります。

  • 緑の服の人が「隊卒」で一番身分が低いようです。後方、右手の方の青い服の人たちが「正兵」で、その上に位置します。

    緑の服の人が「隊卒」で一番身分が低いようです。後方、右手の方の青い服の人たちが「正兵」で、その上に位置します。

  • この宮城門開閉儀式は、朝鮮時代の1469年に確立されました。守門将を筆頭に、南大門、東大門、光化門等を固め、王室の守護に当たりました。

    この宮城門開閉儀式は、朝鮮時代の1469年に確立されました。守門将を筆頭に、南大門、東大門、光化門等を固め、王室の守護に当たりました。

  • 旗は全部で14種類使用されています。赤字に金の黒文字は、「金旗」と呼ばれ、高旗と対になっています。正兵の上位になる「甲士」の旗印です。

    旗は全部で14種類使用されています。赤字に金の黒文字は、「金旗」と呼ばれ、高旗と対になっています。正兵の上位になる「甲士」の旗印です。

  • 光化門のやや右手(東)からの写真です。右の山が慶福宮の真北の北岳山、左手が仁王山方面になります。地図には沢山の城壁が記されています。

    光化門のやや右手(東)からの写真です。右の山が慶福宮の真北の北岳山、左手が仁王山方面になります。地図には沢山の城壁が記されています。

  • 白の躑躅も満開でした。サツキもサツキツツジと呼ばれるツツジ科の植物です。雲仙ツツジ、霧島ツツジ、蓮華ツツジ、山ツツジなど種類は豊富です。

    白の躑躅も満開でした。サツキもサツキツツジと呼ばれるツツジ科の植物です。雲仙ツツジ、霧島ツツジ、蓮華ツツジ、山ツツジなど種類は豊富です。

  • 念のために民族博物館が開館しているかどうか確認しました。しかし、予想通り一斉に休館日でした。囲いがありますから、ここも工事中です。

    念のために民族博物館が開館しているかどうか確認しました。しかし、予想通り一斉に休館日でした。囲いがありますから、ここも工事中です。

  • 慶福宮の南東方面です。大きなビル群が頭だけを覗かせていました。日本大使館、仁寺洞(インサドン)へと続く、ソウルの中心街となります。

    慶福宮の南東方面です。大きなビル群が頭だけを覗かせていました。日本大使館、仁寺洞(インサドン)へと続く、ソウルの中心街となります。

  • 奉印寺(ポンインサ)の舎利塔と舎利荘厳具の説明看板がありました。韓国宝物928号に指定されています。17世紀初頭のものようです。

    奉印寺(ポンインサ)の舎利塔と舎利荘厳具の説明看板がありました。韓国宝物928号に指定されています。17世紀初頭のものようです。

  • 7層の石造の卒塔婆です。歴代王に因む、由緒ある石塔のようです。

    7層の石造の卒塔婆です。歴代王に因む、由緒ある石塔のようです。

  • こちらは5層の卒塔婆です。卒塔婆は英文字ではスツゥパと表記してありました。工事中の支柱が写真撮影に少し邪魔でした。

    こちらは5層の卒塔婆です。卒塔婆は英文字ではスツゥパと表記してありました。工事中の支柱が写真撮影に少し邪魔でした。

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2005春、韓国旅行記13

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