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私はこの写真が好き。(拡大してみてください)<br />なんだか「タイからの手紙」(ボータン著 井村文化事業社)の主人公が<br />そこにいるみたいな気がして。<br /><br />0才児をかかえて渡航準備におわれていた私に読書の時間などこれっぽっちもなかった筈なのに、この本と「王朝四代記」(ククリット・プラモート著)だけは一気に読みあげてしまいました。<br /><br />中国からバンコクへと出稼ぎにきた青年が<br />老境にいたるまでに故郷の母親に出した100通の手紙<br />という形式の小説です。<br /><br />身を粉にして働いたおかげでお店のお嬢さんと結婚することになった主人公。<br />しかし商売繁盛まっしぐらの両親を背に育った子供たちは<br />金がすべてという価値観を見事に身につけてしまった。<br />妻が亡くなりお店も失い、子供達は寄りつこうともしない。<br />唯一、教師であるタイ人と結婚した末娘、この夫婦だけが優しくしてくれる。<br />快楽主義の怠け者、と軽蔑してきたが<br />タイ人の温情、心ゆたかに暮らすことの大切さを<br />老境になってはじめて思い知らされる・・・。<br /><br />なんて書くとうら悲しい物語みたいに誤解されそうですが、さにあらず。<br />ヤワラート(中国人街)の生活がいきいきと目に見えるよう。<br />魚の浮き袋の干物をあきなう乾物屋あたりを歩いていると<br />若き日の主人公がひょいと顔をのぞかせるような<br />そんな錯覚におちいってしまいます。<br /><br />そして、独身で通した義妹、ズケズケと口は悪いが本心はやさしい義妹と<br />新しい生活をはじめようとするエンディングも<br />読者をほっと安心させてくれます。<br /><br />って、ここまで書いちゃ誰も読んでくれまへんがなって?<br /><br />コワイところもありますよ(笑)<br />「新婚当時は満月のように美しく、クルクルと立ち働いていた妻も<br />今じゃ店の奥にどっしり構えて豚のようにブヨブヨ。<br />ちょっと立てばいいものを、手近なものまで手伝いの者に持ってこさせるからだ。」<br /><br />ひょえ~耳がいた~~い!<br /><br />★Thailand 古き良きおもひで 15編のサイトマップ &amp; More<br />  http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10424847/

Thailand 古き良きおもひで (5/15) バンコクの中国正月

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1982/02 - 1989/02

10386位(同エリア24256件中)

旅行記グループ Thailand 古き良きおもひで

4

3

唐辛子婆

唐辛子婆さん

私はこの写真が好き。(拡大してみてください)
なんだか「タイからの手紙」(ボータン著 井村文化事業社)の主人公が
そこにいるみたいな気がして。

0才児をかかえて渡航準備におわれていた私に読書の時間などこれっぽっちもなかった筈なのに、この本と「王朝四代記」(ククリット・プラモート著)だけは一気に読みあげてしまいました。

中国からバンコクへと出稼ぎにきた青年が
老境にいたるまでに故郷の母親に出した100通の手紙
という形式の小説です。

身を粉にして働いたおかげでお店のお嬢さんと結婚することになった主人公。
しかし商売繁盛まっしぐらの両親を背に育った子供たちは
金がすべてという価値観を見事に身につけてしまった。
妻が亡くなりお店も失い、子供達は寄りつこうともしない。
唯一、教師であるタイ人と結婚した末娘、この夫婦だけが優しくしてくれる。
快楽主義の怠け者、と軽蔑してきたが
タイ人の温情、心ゆたかに暮らすことの大切さを
老境になってはじめて思い知らされる・・・。

なんて書くとうら悲しい物語みたいに誤解されそうですが、さにあらず。
ヤワラート(中国人街)の生活がいきいきと目に見えるよう。
魚の浮き袋の干物をあきなう乾物屋あたりを歩いていると
若き日の主人公がひょいと顔をのぞかせるような
そんな錯覚におちいってしまいます。

そして、独身で通した義妹、ズケズケと口は悪いが本心はやさしい義妹と
新しい生活をはじめようとするエンディングも
読者をほっと安心させてくれます。

って、ここまで書いちゃ誰も読んでくれまへんがなって?

コワイところもありますよ(笑)
「新婚当時は満月のように美しく、クルクルと立ち働いていた妻も
今じゃ店の奥にどっしり構えて豚のようにブヨブヨ。
ちょっと立てばいいものを、手近なものまで手伝いの者に持ってこさせるからだ。」

ひょえ~耳がいた~~い!

★Thailand 古き良きおもひで 15編のサイトマップ & More
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10424847/

  • <br /><br />家内安全とか商売繁盛とかじゃなくて<br />新年溌財というのがなんとも直接的な。



    家内安全とか商売繁盛とかじゃなくて
    新年溌財というのがなんとも直接的な。

  • 中国寺に寄進された<br />おびただしい数のロウソク<br /><br />表紙に書いたもうひとつの物語、「王朝四代記」は<br />歴史解説書かと思って敬遠してたのですが<br />四代の王朝を生き抜いたプローイという美しく聡明でやさしい女性の物語です。<br />首相だったククリット・プラモート氏の叔母がモデルと言われています。<br /><br />わが子たちが議会制移行運動にたずさわっていると聞いて<br />「国王様に対峙するとは!」と恐れおののくことから<br />徳川末期三代と明治初期を生きたようなカンジですかね。

    中国寺に寄進された
    おびただしい数のロウソク

    表紙に書いたもうひとつの物語、「王朝四代記」は
    歴史解説書かと思って敬遠してたのですが
    四代の王朝を生き抜いたプローイという美しく聡明でやさしい女性の物語です。
    首相だったククリット・プラモート氏の叔母がモデルと言われています。

    わが子たちが議会制移行運動にたずさわっていると聞いて
    「国王様に対峙するとは!」と恐れおののくことから
    徳川末期三代と明治初期を生きたようなカンジですかね。

  • お友達と一緒にある宮様のおそばにお仕えすることになったプローイ。<br />お友達の兄に失恋するもお金持ちの実業家に見初められて<br />幸せな結婚生活を送ります。<br />・・・これじゃメデタシメデタシで何の面白みもないとお思いでしょうが<br />さにあらず。<br />宮廷内での生活、しきたり、美意識<br />どこへ行くにも小船をつかうお屋敷町での日常生活<br />それがお友達とのおしゃべりとともに進行してとっても楽しいのです。<br />それからそれからそれから?<br />と興味をそそりました。<br /><br />ククリット・プラモートさんの家は2019年に訪れました。<br />Thailand ノスタルジックバンコク(11/13)    <br />ククリット・プラモートさんの家  M.R.Kukrit Heritage Home <br />https://4travel.jp/travelogue/11448886<br /><br />以上、中国正月とはあまり関係ないお話でした。           <br />                     ~fin~

    お友達と一緒にある宮様のおそばにお仕えすることになったプローイ。
    お友達の兄に失恋するもお金持ちの実業家に見初められて
    幸せな結婚生活を送ります。
    ・・・これじゃメデタシメデタシで何の面白みもないとお思いでしょうが
    さにあらず。
    宮廷内での生活、しきたり、美意識
    どこへ行くにも小船をつかうお屋敷町での日常生活
    それがお友達とのおしゃべりとともに進行してとっても楽しいのです。
    それからそれからそれから?
    と興味をそそりました。

    ククリット・プラモートさんの家は2019年に訪れました。
    Thailand ノスタルジックバンコク(11/13)    
    ククリット・プラモートさんの家 M.R.Kukrit Heritage Home 
    https://4travel.jp/travelogue/11448886

    以上、中国正月とはあまり関係ないお話でした。           
                         ~fin~

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この旅行記へのコメント (4)

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  • ねこいしさん 2025/02/19 09:03:09
    読んでます!
    唐辛子婆さま

    おはようございます
    当時のバンコクを、興味深く拝見しました
    時々絵日記が入っているのが良いですね
    お嬢さまにとっても、とても良い記録・思い出かと思います
    (古いアルバムってなかなか開きませんものね)

    「タイからの手紙」が気になり、まだ1/3くらいですが読んでます。
    もう買えないようですが、近くの図書館にあったので
    主人公の価値観が、今と全然違うのも逆に面白く、また世界中で商売している中国人の底力とはこういうことか、とフムフム読んでおります
    わたしでも土地の名前がわかるので、約80年前のサンペーンか~、といろんな意味で楽しいですし
    そうして改めて表紙の画像を拝見すると、本当にいそう!ですね
    素敵な写真です

    ねこいし

    唐辛子婆

    唐辛子婆さん からの返信 2025/02/19 16:16:56
    Re: 読んでます!
    ねこいしさん

    丁寧に読んでくださってありがとうございます!

    >改めて表紙の画像を拝見すると、本当にいそう!

    そう言っていただける方にめぐり会えて4トラやっててよかった!
    と感激しました。
    バンコクを訪問される方は星の数ほどいらしても
    こういう話に興味を持ってくださる方はとても少ないので。

    ついでと言っては何ですが、引き続き昔話にご興味があれば、
    1975年ごろの首相だったククリット・プラモート著「王朝四代記」もお読みくださるとうれしいです。これは歴史書ではなくてトンブリに王朝があった時代の親戚の女性の物語で、いってみれば朝ドラ風。

    当時の風習や考え方が手に取るやうにわかって楽しい本です。
    この本ももう市場には出回ってないと思いますが図書館にはあるかと思います。

    ねこいしさんに刺激を受けて今年か来年こそは
    トンブリの運河めぐりをしてみたいと思っています。

    唐辛子婆

    ねこいし

    ねこいしさん からの返信 2025/02/19 17:03:10
    Re: 読んでます!
    「王朝四代記」、5巻もあるのですね。
    いつになるかわかりませんが、是非挑戦します
    なんだか面白そうです
    (名古屋市図書館にあったので、お気に入りに登録しました)

    数年前に沼津旅行で芹沢光治良さんの「人間の運命」にハマり、和歌山で仕事があったときは有吉佐和子さんの「紀ノ川」を読んでから行きました。

    どうも旅を糸口にして、誰かの人生からその土地が見えてくるものが好きなようです。
    こちらこそ、良い本を教えてくださりありがとうございます。

    ねこいし

    唐辛子婆

    唐辛子婆さん からの返信 2025/02/19 17:10:54
    Re: 読んでます!
    ありがとうございます!唐辛子婆

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