taiさんのクチコミ全13件

幕末に日本とフランスの間で日仏修好通商条約が結ばれると、長崎にはフランス人が居住するようになりました。
彼らは日曜日に礼拝する教会がほしいと希望し、1864年に大浦天主堂が建立されます。


そして1865年に歴史的な瞬間が訪れます。浦上の潜伏キリシタン15人が天主堂にやってきたのです。彼らは堂内で祈りを捧げていた神父に近づき、キリスト教を信仰していると告白しました。

厳しい禁教令と宣教師がいないという状況が250年間も続いたにもかかわらず、信仰が受け継がれていたというこの劇的な出来事は「信徒発見」と呼ばれ、弾圧によって日本に信徒がいなくなったと考えていた世界中のカトリック教徒に衝撃を与えたと言われています。


潜伏キリシタンの方がどんな想いで信仰を続けていたか、またそれがどのように世代を超えて250年間の間受け継がれていったのか。

信徒発見で潜伏キリシタンの方が信仰を明かした時の想いはどんなものだったか。

色々と考えさせられる場所でした。

古くから国際貿易港として栄えた長崎において、幕府より正式に外国人の居住が認められていた居留地。その当時の区画の中にあるのがグラバー園です。

元々この土地にあった建物に他の場所から移築した建物を加え、1974年に開園しました。


トーマス・グラバー氏が居住していた旧グラバー邸もあります。
グラバー氏は1859年の安政の開港と同時にスコットランドより来日し、造船・採炭・製茶など幅広い事業を行ったことで知られます。坂本龍馬らが設立した亀山社中と銃器の取引をしていたそうです。


夜に訪れましたが、観光客も少なく落ち着いた雰囲気でデートに最適だと思いました。

長崎原爆資料館です。

放射線の影響、火災の影響など、テーマごとに展示が分かれており、非常にわかりやすいです。

展示内容も、デジタルマッチング技術を使ったり、当時の映像、当時の現物などが織り交ぜられていて、幅広い年代の方が理解しやすいような配慮がされていると感じました。

当時の状況を想像しやすいということは、原爆の悲惨さを後世に伝えるという観点で大事な要素だと思います。

平和がどれだけ尊いものかと考えさせられる資料館です。

長崎市の海沿いの集落にある出津教会です。

大野教会からも車で10分程です。

小高い山を登ると現れる漆喰の白塗りの教会です。

敷地は広く、教会の頂部にはマリア様の像が佇みます。

敷地からは周囲の風景も楽しめます。


風が強い外海の気候を考慮して、教会は軒高を抑えた設計となっています。

1882年の建造後、100年以上経過した現在までこの姿で残ってきているのは、
今でも毎週ミサに訪れるという地元の方々の信仰の賜物ではないかと感じました。

ぜひ訪れて頂きたい教会です。

長崎市の海沿いの集落にある大野教会です。

坂道を登った場所にあるこじんまりとした協会です。

フランスより来日したド・ロ神父が1893年に私財を投じてこの教会を建てました。

教会としての空間を保つために柱を使わない構造を用いており、その分壁が厚くなっています。


教会内部には不思議な空間が広がっています。

寺小屋のように低い机が並んでおり、その先に祭壇があります。

教会と日本の文化が結びついたその佇まいは、この教会でしか見られない光景なのではないかと感じました。

明治政府が禁教を解除した1873年から20年後に建てられたこの教会ですが、
ド・ロ神父がどういった想いでこの教会を設計したのか、気になりました。

ぜひ訪れて頂きたいおススメの教会です。

ヤンゴンの日本人会の尽力により1999年に建てられた日本人墓地です。
第二次世界大戦中、ミャンマーで亡くなった日本人を慰霊するために建てられました。

管理人さんの丁寧な管理により、境内にはゴミ一つ落ちてなく、植物も手入れが行き届いており、すごく綺麗でした。

外国において戦争も絡む日本人墓地を作れるかどうかは、現地政府やその国民の方々の態度によります。

これだけ綺麗な日本人墓地を整備し続けられることに、ミャンマーと日本の良好な関係を感じました。

国内外から大勢の人々がお参りに訪れるミャンマー最大の仏塔です。
この仏塔は今から2600年前に、ある兄弟がインドでブッダと出会い8本の聖髪をもらいうけ、この地に奉納したのが起源といわれています。
境内は広く、沢山の人々が参拝しています。

黄金に輝く仏塔など、この聖地にあるものは寄付で成り立っており、、この国の人々の信仰の深さに驚かされました。

アンコール・ワット建造前の11世紀末～12世紀初頭に平屋展開型の寺院構成として作られたとされるベンメリアです。

アンコール・ワットとは違い、崩れた部分はそのままになっています。
そのため、より時間の経過を感じられることがこの遺跡の醍醐味です。

自分が探索隊として初めてこの遺跡に足を踏み入れた感覚も味わえます。

他の遺跡に比べると、観光客も少なく、静かな中で散策できますのでおススメです。

クスコから列車で3時間ほどかけてマチュピチュ村まで行き、そこからバスで30分ほどでマチュピチュに着きます。
アクセスはあまり良くないですが、それを差し引いても見る価値が十分あります！
マチュピチュは写真で見るよりもずっとダイナミックで、天空の遺跡に降り立ったような感覚に陥ります。
見晴らしの良い場所から遺跡を眺めても、遺跡の中を探索しても、どちらも絵になります。
当時ここに人が住んでいた様子を想像しながら遺跡を探索すると、時間を忘れて楽しめました！
訪れるのは大変ですが、おススメです！

中心のアルマス広場から、細い石畳の道が延びます。
すり鉢状の街は勾配が多く、標高も高いため休み休み歩かないと息切しますが、高台に出た時の景色は素晴らしかったです。
建物の土台や道は石造りになっており、インカ雰囲気が残っています。
マチュピチュ観光の拠点だけあって、アルマス広場を中心に沢山の人やお土産屋さんで賑わっています。

イキケにある世界遺産のハンバーストーンです。

硝石工場とそこに栄えた街がゴーストタウンとして残っています。

工場や建物の中にも自由に入れ、当時の住民の生活の様子を伺えます。

当時にタイムスリップしたような気分になりました。

朽ち果てたSLなど時間を感じさせるものがある一方で、劇場や商店など当時の姿のまま残っているものもあり、タイムスリップしたような感覚になりました。

朝に行きましたが、ほとんど観光客もおらず自分のペースで楽しめました。

硝石やハンバーストーンに関する展示も多かったです。

廃墟好きな方もそうでない方も楽しめると思いますのでおススメです。

アルマ望遠鏡のツアーに参加しました。
WaitingListでの申し込みでしたが、当日集合場所に行ったところ人数に余裕があり参加できました。
ツアーでは、英語とスペイン語のグループに分かれてガイドさんが施設を紹介してくれます。電波望遠鏡や施設の内部を見ることができますし、なぜアタカマ砂漠が天体観測に適しているか、アルマ望遠鏡でどんな成果が出たか、といった点も丁寧に説明してくれます。また研究者の方が研究をされている部屋に行って、研究者の方からお話しも聞けました。
参加者が興味を持てるようによく考えられているツアーだと感じました。

博物館の中には沢山の隕石が展示されています。それぞれの隕石には英語の説明書きがあり、わかりやすかったです。展示されている隕石の中には直接触れるものもありました。またスタッフさんが付き添いで英語で説明してくれました。