araさんのクチコミ(7ページ)全245件

初めて西面地区に泊まった。これまでは海雲台に泊まって、朝は「元祖アワビ粥 」店を楽しんでいた。ここも負けず劣らずうまかった。前夜遅くまでの飲食で胃がもたれているので、この淡白な味は格別だ。ただ客は日本人ばかり。地元はそう食べないのかな。

　一度行けば病み付きになるうまさ。友人ともどもまた行こうとなり２年ぶりに訪れた。こちらは４、５度目。友が２度目。加えて初陣も誘って、おっさん3人でタラバガニを食らった。２尾計４キロにおまけのズワイの脚１０本ほど。〆て１６万ウオンで手打ち。ビール、焼酎、名物のカニチャーハンも食って、会計は２１万ウオン。１人７千円ほど。２年前は２月上旬に行って１人1万円ほどだった。シーズン末期で安かったのかな。店はカニ市場入り口の左角店のチョンへワンデゲ。いくつか行ったが、ここが一番落ち着くようだ。

　夜はカニや焼き肉などを優先してついタコ鍋は後回し。昼は前夜の飲み過ぎから軽いものになりがちだったが、今回どうしてもと5回目の釜山行で初めて昼食に訪れた。評判通りうまかった。頭がカーとなる辛さが甘い韓国ビールや焼酎に良く合った。

　寝泊まりだけなら十分のホテル。西面の歓楽街にあり、深夜まで遊んでも人通りがあり、安心安全にホテルまで帰れる。近くにはアワビ粥など有名店が点在し　朝食も釜山の味が楽しめた。ホテルではこの低価格でトースト、コーヒーなど簡易朝食を無料で出しており、その心意気がいい。問題はバスルーム。排水口がバスの反対側にあり一時水浸しになる。出るときに栓を抜けばそう深刻な問題ではないが、改善してほしい。

　ゴシック地区の外れにあるが、とにかく１つ道を間違えると分らなくなる。元貴族の館を改装したと聞く。周りに溶け込んで目立たない。よく注意して行ったがいい。30分並んだが中身は充実している。ここバルセロナなど青の時代の具象画が展示されている。実に巧みだった。後に天才といわれる人は若い頃から才能がほとばしっているということか。行く価値は十分ある。ただ作品の写真は撮れない。残念。

　ホテル「エアー　ホテル　ロセリョン」のお勧め。サグラダ・ファミリアからも近い。午後7時すぎに行ったが、地元の人で早くからにぎわっていた。パエリアをはじめなんでもある。イベリコ豚料理が自慢のようだ。豚肉をシンプルに焼いてもらったが、とてもうまかった。バルセロナは乾燥しているので地元の軽めのビールとよく合った。

　市民の台所といわれる大きな市場。果物、野菜、乾物、肉などなんでもあり見て回るだけで面白い。さらに市場の奥まで進むと、魚介類を主に扱うバルなど、日本風にいえば屋台が並んでいる。昼時は観光客や地元の方でどこも大にぎわいだった。基本的には生ものか、オリーブ漬け、鉄板料理のようだが、オリーブで焼かれたタラや野菜は実にうまかった。昼から居酒屋にいるような気分でもあり、スペインの味、雰囲気が楽しめ、滞在中何度も通った。

　カテドラル教会など中世の建物や広場が残り、狭い路地が縦横に網の目のように広がっている。似たような路地ばかりで路地一つ間違えるとまったく違う場所に出ることも。迷わない人はまずいないのでは。それが迷路のようで面白い。中世の雰囲気を体感できる。古い建物にバルやブティックがあるのもいい。

　ランブラス通りを海を目指して進むと左手に広がって散策路が延びている。豪華ヨットを眺めながら、ヤシの木が点在する広場で飲むビールは格別だった。訪れたのは１１月。淡い陽光がさして心地よかった。夏はこの先のビーチがにぎわう。界隈にはパエリアをはじめシーフードレストランが軒を連ねている。海風にあたりながらのパエリアもまた一興だった。

　観光客が年間で2700万人にも上り街にあふれているバルセロナで、ここは皆無に等しかった。訪ねたのは月曜の午前10時すぎ。開門直後だったのもあってか、私たち以外の入場者は数人。広い敷地だけに周りにはだれもいない。まだ朝の澄んだ空気が残り、とても清々しかった。同じモデルニスモ建築でも病院だっただけにその装飾性は抑制的で左右対称の建築群は落ち着いていた。朝から観光客が詰めかけた上に派手すぎていささか疲れるグエル公園より断然いい。開門直後をお勧めする。

　サグラダ・ファミリア聖堂近くに泊まったので毎日散歩し、道沿いのパン屋さんで朝食を取った。聖堂と同じ世界遺産のサン・パウ病院をつなぐ直線路で中央が歩道。道幅は広くゆっくり、ぷらぶら歩くのに最適だ。特に高台にある病院から聖堂までは緩やかな下りで、正面に街に溶け込む聖堂が見えてすばらしい。聖堂まで来たらぜひ歩いてほしい。夜がお勧め。

　滞在中に試合がなかったため、仕方なくスタジアムツアーにでも行ってみるかと軽い気持ちで訪ねたが、本当に行って良かった。大正解だった。メッシら選手と同じように実際の通路からピッチに上がり、１０万人収容の大スタジアムを見上げたときは感激した。展示室にはチームの歴史や数々の優勝トロフィーが飾られている。中でも秀逸なのがシュートシーンなど名場面の映像。大スクリーンが２個所あり魅せられた。チケット２３ユーロは割高だが、中身にはカネで買えない感激とやらもある。２時間では見切れなかった。サッカーファンにはぜひものだ。

　サグラダ・ファミリア聖堂近くのホテルだったので、夜のガウディ通りの散策を兼ねて入った。店は角にあり、明かりが通りに漏れて，いい雰囲気だった。スペインでピザも悪くないかと思って入ったが、地元料理もなんでもある食堂だった。午後８ごろには満席になったので７時半ごろまでに入った方がよさそうだ。結局ピザは頼まず、スペイン風オムレツのトルティーリャなどで十分だった。

　カウディが心血を注いだ奇抜な大教会。しかも今なお建設中。予備知識があったため外観はさっと見て入ってしまったが、聖堂の高い天井から降り注ぐ陽光や、ステンドグラスのカラフルな光は素晴らしく感激した。聖なる光とはこういうことかと。さらに鐘楼に上ってカウディらしい造形を間近に見て、改めて周囲から眺めれは感慨ひとしおだった。
　混んでいる上に入場制限があるのでチケットは事前に購入を。ネットで購入方法は教えてくれます。

　午前中、連れ合いのお付き合いでカタルーニャ広場の百貨店やグラシア通り界隈を歩いた。午後は休憩を兼ねてランブランス通りに入ってすぐ右手にあるこの店に寄った。老舗らしく、店奥にはかつてのにぎわいぶりを撮ったモノクロ写真が展示され、木製テーブルはつやで黒光りしていた。お昼なのに奥には客は少なく、表の喧騒から離れてもったりした時間が流れていた。
　帰国後、クチコミをのぞいてみたら「ぼったくり」と悪評ばかり。そんな感じは全然しなかった。場所柄、多少割高でも仕方ないか。

　午後３時前、遅い昼食を好きなシーフードで取ろうとバルセロネータのオリンピック村のレストラン街に。大エビの看板が目立ち、とてもにぎわっていたこの大きな店に吸い寄せられるように入った。看板に偽りなし。大エビのコース料理はとてもうまかった。
　日本人観光客も多いのだろう。日本語メニューがあり、あらかじめ決められた料理から選ぶ簡易のコースメニュー（確か日本人に合わせたのか、少量で前菜、メーン、デザートで26ユーロ）があった。陽気な給仕は「このコースが安いよ」と勧めた。確かに一般メニューの半額程度で大エビもそのメーン料理の一つだった。日曜の午後、地元の家族連れも多く大にぎわい。給仕だけで何十人もいそうな大シーフードレストランの喧騒ぶりも旅のいい思い出になった。

　最初に入った市場、サンタ・カタリーナ。そして最初に腰掛けたのがこのバル。選んだ理由はガラスケースやその上に新鮮な魚介類が並んでいたから。好きな魚介類が売りの店だった。生カキをレモンを絞って一口。うまかった。小ぶりなのがかえっていいかも。意外だったのはオリーブオイルで焼いた野菜類がバルサミコ酢とよく合ってうまかったこと。こちらのバルサミコ酢はちょっと違う。

　サグラダ・ファミリアを見尽くしたいという方にはお勧め。サグラダ・ファミリア聖堂のサイド側に建ち、部屋から屋上サロンから時間を気にせず眺望を楽しめる。事前にネットで教会側をリクエストしたら、最上８階の教会側をとってくれた。間近に聖堂が見え最高。とにかく朝昼晩、サグラダ・ファミリア周辺を散策し十二分楽しんだ。
　７泊したが、ゴシック地区など街中心部へもタクシーや地下鉄で簡単に行ける。問題ない。特にタクシーが安く重宝だった。ホテル周辺には早朝からパン屋さんがいくつも開いているので朝食に利用した。サンドイッチにカプチーノが安くてうまかった。地元の親子連れが「ここはスリなどいない。治安はいいよ」と言っていたように安心して歩けた。

　本場のパエリアと某歩き方が半ページも使って紹介していたのであえて行ったが、がっかりだった。まずワインのテイスティングがなかった。ホテル近くのレストランではテイスティングして決めたのに。どうせワインは分らないが、落ち着いた大人のレストランだっただけに形だけでもやってほしかった。また窓際には案内されなかった。後からきた金髪の中年カップルが座った。予約客には見えなかった。差別したのか‥。
　肝心のシーフードパエリアは塩っぱくて食えなかった。これが本場の味なのか。真偽不明だが、日本人ツアーが来る店では塩分を抑えているとか。そういう店の方がよほどいい。接客への不満もあって早々に出た。

純和風の温泉旅館。与謝野鉄幹、晶子夫妻が１９３２（昭和７）年に泊まったという老舗らしく、落ち着いたたたずまいで室内は今風に改装されていた。掛け流しの温泉はすばらしい。赤牛ステーキの夕食、地元の牛乳もうまかった朝食とも申し分なかった。雨に濡れないよう車まできて傘をさしてくれたような、接客も心地よかった。
　旅館・ホテルが点在する内牧温泉街は熊本地震の影響で客足は鈍いそうだ。４年前には水害にも遭っている。最大７割引となる九州ふっこう券なども活用して、皆さんで訪れてほしい。