araさんのクチコミ(12ページ)全245件

　アメリカ自然史博物館近く。セントラル・パーク沿いにある。故ジョン・レノンとオノ・ヨーコが住んでいた高級マンションで財力だけでなく品格がないと入れなかったらしい。ビートルズ世代なら、ハウス前のストロベリー・フィールズ（ジョン・レノン追悼碑）とともに訪れてみたい場所だ。残念ながら、訪ねた３月上旬は壁面が再化粧のためか工事カバーで全面覆われていた。

　世界の３大美術館の１つだそうだが、古今東西のあらゆるものを収集し展示している。日本の兜、甲冑が多数展示されていたのにはちょっと驚かされた。最も印象に残ったのはインカ帝国の黄金仮面。初めて実物（もしかしたら模造品）を見たが、アメリカらしく中南米コーナーは興味深かった。
　展示は多岐に及び、とうてい見きれない。本腰で観賞するなら数日はかかるだろう。そのまえに頭がパンクする。数時間の観賞なら日本語パンフレットをみて絞った方がよさそう。解説のイヤホンも。ヨーロッパ彫刻横のレストランは一休みに最適。

　こんな博物館は初めて。日本では見たことがない。博物館はとかく専門的になりがちだか、ここは異次元。とにかく訪れる人が理解できるように、見て感じられるように、実物大の模型などを作って徹底して分かりやすさに努めている。生物の進化の枝分かれが映像とともに解説されている。興味を引きやすい恐竜コーナーでは模型で実物大の骨格標本がずらり展示されている。大人でも十分楽しい。子ども連れならぜひ訪ねてほしい。

　孫のベビー服などを探しに。老舗百貨店のメイシーズへ。１階は他の百貨店同様で化粧品売り場。高い天井で派手だが、階を上がっていくと地味に。百貨店というよりスーパーのよう。木製エスカレーターには老舗感たっぷり。連れ合いは「なんでもあるけど、ほしいものはない。まるでダイエー」と厳しかった。

ブルックリン橋に行く前に歩いた。世界の株相場を左右するニューヨーク証券取引所では一喜一憂が繰り返されているのだろうが、通りは何も起こってないかのよう。当たり前だが、リーマンショック時はどうだったのだろう。スーツをバシッと決めた金融マンや証券マンはちょろっと見た程度。通りは私たちのような観光客ばかりだった。

　西海岸の「in and out」はビールがなかったが、この店では飲める。ビールでハンバーガーがよけいにうまく感じた。NYのどこにでもあるが、どの店も賑わっていた。特にタイムススクエア店は私たちのような観光客もいて、大にぎわいだった。店の外まで行列が。ほかの店がいいかも。それにしてもビールを１カップ注文したとしても、２人で４０００円は高い

　アメリカを代表する小売店や世界的なブランド店などがずらりと並び、あるいはロックフェラーセンターなど高層ビルがあり、何本もの星条旗がたなびく。アメリカらしいというか、世界の中心、ニューヨークを代表する通りだ。ＮＹに来たら、一度は歩いてみたい。大教会もあり、これがＮＹなのだと一番感じる所だろう。

　自由の女神クルーズの隣には退役した空母イントレピッドが係留され、海洋航空宇宙博物館として一般開放されている。いわば海軍博物館。太平洋戦争から朝鮮戦争、ベトナム戦争と出撃した空母には新旧の戦闘機が多数展示されている。古い型の潜水艦も中をみることができる。どれも実戦を戦ってきた重みと迫力があった。２日前にグランドゼロに立ったばかり。なんでも見せるという姿勢は結構だが、こうした力の誇示が異文化の海外ではかえって反米感情を高めているのではとも思った。

いわゆる遊覧船。自由の女神コースが一番人気のようだ。船内と船外から眺めることができる。晴れた日は船外だろうが、暑くなればビールも飲めそうだ。マンハッタン一周コースや夜景コースも。夏ならビール片手も悪くない。ＣｉｔｙＰＡＳＳが割安。

日中はそう目立たない。しかし、夜は独特の丸いアールデコ調の照明が目に飛び込む。自分たちがいまどの辺りにいるのか。ミッドタウンにあるビルは位置確認の格好の目印ともなる。照明はなんとなく和む。ホテルの部屋からも見え、いいポイントになった。

ブルックリン好きがちょっと面白い店があると案内してくれたのがここ。５、６０年代のアメリカのカフェを再現しているのだろうか。レトロ感たっぷりだった。なんでも昔のFarmacy（薬屋）の雰囲気を生かしているらしい。話題の店なのか、結構にぎわっていた。ブルックリンに行ったら訪ねてみるのもいいだろう。

盲目のジャズピアニスト、マーカス・ロバーツが久し振りに出演すると勧めれて訪ねた。タイムズスクエアから近く、私たちのような初ＮＹ派にも入りやすいクラブだろう。マーカスとザ・モダン・ジャズ・ジェネレイションはシャープで落ち着いたモダン・ジャズを披露してくれた。懐かしかった。モダン・ジャズの全盛期が青春だった中高年が客席を埋めたのもうなずける。そういう意味では大人のジャズだった。

格安ツアーを選択したら、このホテルになった。ホーチミン１の繁華街、ドンコイ地区にあり、仕事にも、仕事後の一杯にも、帰国日の小観光にも便利だった。改装後で部屋もロビーも簡素だが、清潔だった。無料のバイキング朝食もいい。その場でフォーやオムレツなどを作ってくれる。高級感はないが、寝るだけなら十分。旅費を抑えたいときには最適のホテルだろう。

市場はアーケードなので雨を気にせずに歩ける。生活関連のさまざまなものを扱う専門店と屋台、食堂が並ぶ通りがあり、地元の人達に交じって一杯やるのはいい気分。屋台で友人と飲んでいたら、酔っぱらった気の弱そうな青年が何か話しかけてきた。屋台のおばちゃんからたしなめられると黙って帰って行った。常連さんのようでもう少し話したかった。ちょっと面白い体験だった。最近、ソウルはご無沙汰だが、再訪したい所だ。２０１３年は２度訪ねた。

寒くなると思い出すのがキジャン市場のカニゆで。実が詰まったタラバ、ズワイをキロ単位で思いっきり食べられ、しかも安いという所をほかに知らない。友人を誘って今回が３回目の食い道楽となった。ずらりとカニ専門店があるが、料金はさほど変わらない。雰囲気も楽しみたいなら、大きな店の方がいいだろう。広い座席のあちこちでカニにしゃぶりついている光景を見ると、食べる前から食欲が増す。ただし、料金は時価なので必ず交渉すること。粘って値切り、相手がこれが限度と言ったところで手打ちし、おまけをつけさせるのがコツか。うまく乗せられているかもしれないが、値切らないと割高になる。〆のカニみそチャーハンも外せない。韓国風でピリッとしており、とてもうまい。男性なら酒も入れて１人１万円ほどか。

　仏植民地、仏印進駐・太平洋戦争、独立闘争、仏軍降伏、米介入、南北分離、解放闘争激化、北爆、停戦、米軍撤退、サイゴン陥落・南北統一。ベトナムが強いられた近現代の苦闘の歩みを象徴するのがベトナム戦争。つい４０年ほど前まで、米軍は何をしてきたか。勝つためなら何をしても許されるのか。戦争の狂気を教えてくれる。ベトナムはいま、若い人に人気だが、ぜひ訪ねてほしい。
　博物館前で両手を戦争で失ったという男が写真集を買ってくれと近づいてきた。法外な値段。真偽も不明。とても戸惑った。他で物売りにしつこくつきまとわれたから。１０００円ほどの絵はがきで我慢してもらった。絵はがきそのものもあり得ない値段だったが、帰国後、買ってあげればよかったと悔やんだ。

シェムリアップの中心部にあり、街ぶらにとても便利だった。毎晩、パブストリートに飲みに繰り出したが、行きも帰りも歩いて。街のさまざまな表情が垣間見れたのもよかった。コンビニも近くにある。遺跡巡りはトゥクトゥクで問題ない。プールは雨季の曇天で泳ぐ人はまれ。その分、ゆっくり泳げた。乾季ならにぎわうだろう。宿泊は９月下旬の平日。これも雨季だったせいか割安だった。

評判のホテルだが、家族の評価は正反対になった。娘や母親は隣に著名な免税店もあり、高級感漂うホテルにご満足だった。一方、ホテル近くの居酒屋で一杯やりたい父親や息子には不便でしかない。小山の上にホテルはあり、一杯やるには急坂を下るしかないからだ。ホテル近くで庶民的な味も楽しみたいという人には不向きのホテルだろう。ホテルのサービス等は申し分ない。

シェムリアップには遺跡だけでなくインドシナ半島最大の湖もあると聞き、訪ねた。遺跡とは反対方向に。街からトゥクトゥクで１時間ほどで発着場に着いた。遊覧の舟は水上生活者の暮らしぶりを見学するフルコースと、湖を往復するシンプルコース。舟のスピードでも料金が違ったようだ。全般に割高。最も安かったゆっくり・シンプルコースを選んだ。そんな舟は人気がないのか、乗客は私らだけ。ゆっくり湖まで進むと、しばしエンジンをとめ、小休止に。静かな舟の舳先に出て、水平線をボーと眺めていると、なんともいい気分になった。水上の風は心地よかった。実は夕日をにらんで行ったつもりが早かった。まだ日が沈まないうちに戻った。発着場で時間調整すべきだったかも。

帰国日、深夜便だったのでドンコイ地区をぶらぶら散策。そのなかで広場の先のコロニアル風の建物がここだった。旧フランス植民地時代の建物で天井は高く、雰囲気十分。不思議だったのは郵便で訪れる市民より観光客の方が多かったこと。土産物も売っていた。ただ、日中は酷暑で辛い。避難所には最適の場所だった。