サーシャさんのクチコミ全60件

2012年4月14日鑑賞。
五重塔を背景に咲き誇るしだれ桜の美しいこと！
空海の真言密教の世界を具現する仏像群(国宝)は残念ながら余り感動しませんでしたが、桜と塔がかもす光景は堪能しました。
京都駅からも近く、交通至便です。

奈良の大仏‥日本人の誰もが当たり前のように一度は目にする仏像でしょう。
が、これが日本の黎明期に国力を注いで造られた仏像であること、日本中から鋳造のための銅や人員を徴収したこと、そのプロセスには幾多の苦難のドラマがあったこと‥などを想像すると、ただ｢デカい!｣と感動しているだけでは収まりません。
より深く触れ合いたい方には、帚木蓬生氏の｢国銅｣をお読みくださるようお勧めします。
日本が、今の日本に繋がっていく第一歩がここから踏み出されたのだと、心新たに実感します!

日中は賑わう浅草寺ですが、夕方〜夜にかけては人の波が途絶えます。
喧噪から解放された塔のライトアップは、いわゆるひとつの江戸情緒。
シャッターを下ろして寝静まった仲見世商店街では、学生たちが時代劇(?)を撮影していました。
一味違う夜の浅草寺付近に立ち寄ってみませんか(^O^)

2011年7月四季劇場にて｢マンマ・ミーア｣を観劇。
ずいぶん前劇団四季草創期の｢Cats｣を観て｢日本のミュージカルなんてこんなもんか｣と思い込んでいたのですが、驚天動地の素晴らしさでした!!
キレのあるダンス、声量、観客と一体化したフィナーレ‥思わず涙がほとばしり、ABBAの名曲の数々を一緒になって歌いまくっていました(^O^)
全国展開している劇団四季なので、みなさんも最寄りの劇場へぜひ一度足を運んでみてください！

雨の日もOKのドーム球場は天候を心配することなく楽しめます。
巨人戦はもちろんのこと、7月と9月に行われる日ハム主催のゲームも盛り上がります。
試合開始前の5時台に入場すれば、選手たちのバッティング・ピッチング練習など間近で見ることができます。
カ～ン♪バシッ♪という球音も臨場感マックス！
お弁当は千円前後のパッとしない内容ですが、食べるより観る方にパワーを注いで楽しみましょう。
帰りの水道橋駅は混雑するので、スイカやパスモを持っていない方は事前に切符購入が必須です！

まさかの1時間の厳しいアップダウン(案内板には｢20分｣とある)でヘトヘトだったが、最後の石段を登り切り、小ぶりな山門をくぐると、おぉ！そこは錦秋一色の別世界。
まさに極楽の紅葉浄土！
全山を紅蓮に染めるカエデの大合唱が我々を熱烈歓迎してくれるのであった。
疲れが一気に吹き飛ぶ。
が、帰路も石段をひたすら上下せねばならぬ。
足腰を鍛えて臨んでください！

車で嵐山パークウェイを登り駐車場へ。
ここから｢徒歩20分｣の表示は鍛え抜かれた山伏が飛ぶが如く走ってのタイム!
石段をひたすら下ること20分～朱塗りの清滝橋へ～次はひたすら登ること30分。太腿が笑いまくっている(泣)。
が、山門をくぐると息を呑むばかりの美しい楓の紅葉が迎えてくれる。
有名なかわらけ投げも楽しめる。
紅葉編は別途クチコミにて紹介します。
最近の年配者は足腰を鍛えておられるので私をスイスイ追い抜いて行かれる方も多々見かけましたが、間違いなく健脚向けのお寺です！

幕末、新撰組の屯所だった壬生寺。
NHK大河や時代劇でブームになると観光客が押し寄せるが、普段は訪れる人も少ない。
正面が本堂。右手奥には近藤勇像など、新撰組ゆかりのものがいくつか並んでいる。
境内のパゴーダ（舎利塔）をグルリと取り巻くのは仏像で、律宗版の五重塔と言えようか。この塔は平成元年に建てられたそうで、京都市の区画整理の際に集められた石仏たちが供養されているのであった。合掌。

藤原時代の極楽浄土思想を具現化した美しいお寺。宇治の平等院と同じです。
東に面した本堂には九体の阿弥陀仏(国宝)が座し、朝日を受けてそのお姿が手前の心字池に映し出される。これがさらに天空にはね返り、仏たちが空いっぱいを満たして地上の我々に救いを差し伸べるというもの。池を挟んだ対岸には薬師如来を祀る三重塔がしっとり建っている。
堀辰雄の｢浄瑠璃寺の春｣を思い起こす門前の馬酔木など、｢花のお寺｣と謳われるだけあって様々な花が可憐に咲き乱れています。
交通不便。バスが近鉄奈良駅前から出ているが、一日わずか数本なので帰りのバスの時間も要チェック。1本逃すと2時間のロスタイムに！
時間のある方は奥の岩船寺も併せて拝観されることをお薦めします。

おしゃれなスイーツが次々に登場してすっかり舌の肥えた日本人ですが、赤福は観光名所の正しいお土産として不動の地位を保っています。
久しぶりにいただくと懐かしい味。へらでこそげ取るのも楽しい。
時代劇の茶店風の伊勢神宮参道本店でいただくのもオツなものですが、近鉄駅には必ず並んでいるので、近畿・東海方面のお土産として一箱いかがでしょう(^O^)。

飛鳥のほぼ中央に位置する甘樫丘（14８ｍ）は古京のパノラマが広がる最高のviewpoint。
遠く大和三山、眼下には飛鳥寺や板蓋宮など歴史の舞台が点在。
甘樫丘には蘇我蝦夷・入鹿親子が宮殿を凌ぐ邸宅を建てていたとか。
二上山に沈む夕陽は大津皇子をモデルにした折口信夫の「死者の書」と重なり、美しく幻想的。
整備されたアスファルト道を10分ほどで頂上へ。
健脚の方は丸太の裏道がお薦め。地元の人々が昔から利用している味わい深い登り道です。

戦前から発掘調査が続いている藤原宮。
掘れば掘るほど、想像以上に大きく整然とした、中国の都城制にならった古代初の本格的な都だったことが分かってきました。
大極殿跡から眺める天の香具山は、♪春過ぎて夏来るらし‥♪の持統女帝の万葉歌がフラッシュバックするのびやかな景色。
遠く南には吉野に続く山並みが墨絵さながらに層をなし、風水にかなった土地だったんだなと実感しますよ。

古代から鎮座する飛鳥坐神社。宮司さんの名前も代々「飛鳥さん」と言って、現在８７代目。
今では村の鎮守の小さな社として訪れる人もまばらですが、２月の「おんだ祭り」は五穀豊穣を祈って男神と女神がエロティックに絡み合うユニークなお祭り。
Primitiveな古代信仰がそのまま息づいている神社なので、境内にはシメ縄で飾られた陰陽石が並んでいます。
飛鳥寺のすぐそばなので、立ち寄ってみてください。

映像・音などを交えて楽しみながら万葉の世界を体感。「万葉ボランティア」の腕章を付けたおじさん＆おばさんたちの解説も丁寧。
ここは建設前の発掘調査中に飛鳥時代のガラス工房や富本銭の工房が見つかったところで、工人たちが働くようすを忠実に再現。
万葉集の歌を現代の画家たちがそれぞれのイメージで描いたもの、万葉歌人物語（３０分ごとに上映）、古代の歌垣や市（いち）の復元などなかなか凝った展示になっています。
庭には万葉の花々が植えられ、歌碑も点在しています。

飛鳥の東丘陵に位置するこの一帯は古代から「嶋」と呼ばれ、蘇我一族の地であった。
馬子の邸宅は「嶋の宮」と呼ばれていたのである。
おそらく馬子の墓であろうと言われているが、遺物も何もなく、江戸時代にはすでに墓穴で灯明を焚いて博打大会をしていたらしい。
毎夜舞台の上でキツネが踊ることから「石舞台」の名がついたそうな。
近くの山系から採れる花崗岩を切り出して積み重ねている。巨石はのべ何千、何万の人々によって丸太上を転がして運ばれたのであろう。かなりの権力者でなくては成し得ない大作業である。
やはり時代的に見て馬子さんあたりが妥当なところだろうか。
飛鳥駅からチャリで30分ほど。

田んぼ道にのどかにたたずむ亀石はいつ見てもホッコリします。
条里石なのか古代の庭石なのか由来は不明ですが、実に愛らしい。
飛鳥駅からチャリで15分ほど。
亀石の手前の100mほどの上り坂は急勾配の｢心臓破りの丘｣なので気合を入れて登りましょう。

「鬼の俎・雪隠」は古墳の石槨の一部が露出したもの。崖上にあった古墳が崩壊し、まな板（崖上）と雪隠（崖下）に分かれた。この辺り、霧が立ち込めるので、村人たちは「霧に迷うと、鬼がまな板で調理して人を食い、雪隠で用を足す」と言い伝えてきたのである。
飛鳥はチャリ巡りが一番。この遺跡も聖徳中学から緩やかに下る一本道を心地よい風を浴びながら下りていくとすぐ。
但し、スピード注意。我々の手前を走っていたチャリは凄まじい勢いで下降し、左手の田んぼに落下！救急車で運ばれた太り過ぎの年配女性であった。適度にブレーキをかけながら下りましょう！

2012年4月12日夜鑑賞。
宿泊先の京都東急ホテル(西本願寺そば)からタクシーで20分。
決して広くはない境内を埋め尽くす50種400本の桜。
入口の鳥居付近は露店や花見客で溢れて賑やかですが、一歩奥に進むと喧噪とは無縁の幽玄の世界。
タクシーが行列しているので帰路の心配もありません。
様々な種類の桜を楽しみたい方は日中訪れることをお薦めします。

2012年4月14日鑑賞。
宇治川べりを埋め尽くす2000本のソメイヨシノ。
風に舞う桜吹雪も美しい。
雨上がりの宇治川は流れが速く、天下の激流と言われる所以を実感。
鎌倉の若武者たちが馬にまたがって先陣争いした源平の戦に想いを馳せました。
平等院のしだれ桜と併せてご覧になることをお薦めします。

2012年4月14日鑑賞。
池の向こうの鳳凰堂を背景に、しだれ桜が咲き乱れています。
本堂の阿弥陀坐像(国宝)、ミュージアムを楽しみ、再度桜を愛でる。
古寺と桜のコラボは日本人のDNAを刺激しますね！
併せて宇治川沿いの桜もお薦めです。