極楽浄土を具現！

5.0
旅行時期：2010/09（約15年前）

by サーシャさん（非公開）

木津・加茂クチコミ：1件

藤原時代の極楽浄土思想を具現化した美しいお寺。宇治の平等院と同じです。
東に面した本堂には九体の阿弥陀仏(国宝)が座し、朝日を受けてそのお姿が手前の心字池に映し出される。これがさらに天空にはね返り、仏たちが空いっぱいを満たして地上の我々に救いを差し伸べるというもの。池を挟んだ対岸には薬師如来を祀る三重塔がしっとり建っている。
堀辰雄の｢浄瑠璃寺の春｣を思い起こす門前の馬酔木など、｢花のお寺｣と謳われるだけあって様々な花が可憐に咲き乱れています。
交通不便。バスが近鉄奈良駅前から出ているが、一日わずか数本なので帰りのバスの時間も要チェック。1本逃すと2時間のロスタイムに！
時間のある方は奥の岩船寺も併せて拝観されることをお薦めします。