野山獄 岩倉獄跡

長州藩の士分の者は上牢の野山獄、庶民を収容する下牢を岩倉獄としていました。野山獄には、海外密航に失敗し捕らえられた吉田松陰...  続きを読むが投じられ、松陰の従者、金子重之助は岩倉獄に投じられました。松陰は一緒に投獄されていた囚人たちに孟子の講義したり、俳諧、書を学びました。野山獄には維新前には藩内で対立があり、高杉晋作などの多くの志士も入牢していた。十一烈士(尊皇攘夷派)だけでなく、保守派の多くの人が処刑されたところでもあります。現在は当時の一部を保存して記念碑などが建てられています。  閉じる

投稿日:2022/09/17

　住宅街を抜ける狭い道幅の道路の両脇に、道を挟む形で野山獄 岩倉獄跡はありました。観光ガイドマップよりもむしろGoogle...  続きを読む mapを見て訪ねた方が迷わずにたどり着けると思います。着いてみて少々驚いた事は、獄の跡が、普通の住宅街の中にある事です。獄の跡と言うとあまり良いイメージにはならないのですが、普通の生活の中にこの場所がある事に、少々違和感を抱きました。
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投稿日:2022/01/13

細い路地を挟んで、野山獄跡と岩倉獄跡が並んでありました。何でもこの牢屋の設置から遡る、１６４５年（正保２年）に事件は起きた...  続きを読むそうですね。日頃から争いの絶えなかった、道路を挟んだ西側の野山家と東側の岩倉家ですが、酒の力を借りた岩倉が野山家へ斬り込み家族を殺傷しました。喧嘩両成敗で、両家取り潰しとなり、跡地に監獄を置いたということです。庶民は岩倉獄、士分は野山獄と決められましたが、士分は処罰というのは家単位なので、この事件の様にお家取り潰しとか無役とかです。そこで個人を収獄する場合は、その家の責任で罰しなさい、藩は牢屋は貸しますという、形式的な「借牢」としたのだそうです。従って、吉田松陰を収監した時は、百合之助の「育み」だったので、杉家が借牢の申し出という形式だったそうです。   閉じる

投稿日:2021/08/02

野山獄跡と岩倉獄跡は向かい合ったありました。士分を収容した野山獄は中庭を挟んで６房ずつ計１２室の独居房があり、庶民が収容さ...  続きを読むれた岩倉獄は独居房はなく大部屋が３つあったとのことです。野山獄の各独房は３畳程の広さだったそうです。現在の府中刑務所の独居房は４畳程度だそうですから、今も昔も同じくらいの広さなのですね。最低限の広さということでしょうね。但し、野山獄では食器などの生活用品や小さな机や筆記用具なども置けたそうですが、これは現代でも近いものがあると思いますが、まったく違うのは、囚人同士の交流も制限はなく、部屋の出入りは自由であり、食べ物の差し入れも自由だったことです。   閉じる

投稿日:2021/06/23

萩を散策しているときに通りかかりました。二つの獄の跡地が車道を挟んで向かい合わせになっています。今は古びた石碑と説明板が残...  続きを読むるのみではありますが、吉田松陰も入獄していたという獄があったことなど、この地を訪れなければ知ることのできなかったことを知ることができ、勉強になりました。  閉じる

投稿日:2020/10/14

浜崎地区を散策した際、近くにあるこちらの吉田松陰ゆかりの場所も訪れました。思ったより見つけにくかったですが、住宅街の一角に...  続きを読む海外渡航に失敗した後に吉田松陰が入獄した野山獄と、その従者の金子重之助が投獄された岩倉獄の跡が残っていました。とはいっても建物などはなく、碑が残されているのみです。よほどの吉田松陰ファンでなければ、あまり感動する観光スポットではないと思いました。  閉じる

投稿日:2020/03/12

幕末に吉田松陰は、海外渡航に失敗した後、野山獄に、そしてその従者の金子重之助は岩倉獄に投じられました。その牢獄の遺構です。...  続きを読む吉田松陰先生は、こんな場所にも投じられたことがあるのかと、思わず手を合わさずにはいられない場所です。きちんと手入れされている雰囲気です。  閉じる

投稿日:2019/10/16

萩グランドホテル天空から至近距離にあったので訪問してみました。ここに獄があったという石碑と説明版があるだけですが松陰先生が...  続きを読む入牢した場所だと思うだけで歴史ファンには堪らない場所です。門弟の金子重輔は商人身分だったため野山獄には入牢できず待遇の悪い隣の岩倉獄に入牢して牢の中で病死しています。  閉じる

投稿日:2018/11/11

明倫小学校から北へ向かい、少し路地を入った場所にあります。野山獄跡と岩倉獄跡はこの路地を挟んで向かい側にあります。野山獄は...  続きを読む武士階級の罪人、庶民階級は岩倉獄に収容されました。残念ながら獄舎などは残っておらず石碑が立つのみですが、投獄されながらもここでも勉学を怠らず、また、教育にも務めた吉田松陰を偲ぶ場所です。  閉じる

投稿日:2017/11/06

循環バスが３０分間隔なので、時間つなぎに野山・岩倉二つの獄跡を訪れました。
真っ昼間ですが、二つの獄に挟まれた空間は少し...  続きを読むおどろおどろしく、写真に収めるのもはばかられる感じがしました。
吉田松陰などが政治犯として閉じこめられていたといいます。  閉じる

投稿日:2017/03/06

野山獄跡と岩倉獄跡は向かい合わせの場所。いずれも限られた広さの場所ですが、石碑が建ち塀に囲まれた一角です。
野山獄は上牢...  続きを読むで士分の者を収容し、岩倉獄は下牢で庶民を収容したとあります。吉田松陰は海外渡航の咎で野山獄に収容されたよう。その後、尊王攘夷の激動の中で、長州藩の意見が割れた際には、正義派、俗論派双方の志士が投ぜられ、多くの志士が処刑された歴史もあるということです。
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投稿日:2016/09/29

長州旅行で、ここも訪ねてみたかったところの一つ。ただ、手近なガイドブックなどには場所はあまり明示されていない。バス停の位置...  続きを読む等から推測して近く迄行ったが､最後は地元の方に教えて頂いた。見つけた時は、ちょっとした達成感があり、往時の松陰先生や金子重之輔に思いを馳せた。
江戸時代の前期、長州藩士であった岩倉孫兵衛が酒に酔って、向いの屋敷に住む長州藩士の野山六右衛門の屋敷に押し入り、家族を殺傷する事件を起こした。喧嘩両成敗により、野山、岩倉両家が家名断絶、家屋敷没収の処分を受け、後に屋敷跡は牢獄に立て替えられた。士分の者を収容する上牢が野山獄、士分以外の者を収容するのが岩倉獄となった。密航事件で捕まった松陰先生は野山獄だったが、松陰先生と行動を共にした金子重之輔は衣食も満足に与えられない岩倉獄に入れられ獄中で病死した。現在は史跡として整備され、重輔絶命の詩碑と松陰先生が重輔に与えた詩碑が建てられている。





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投稿日:2019/01/30

前日に続いて萩見物を、ここからスタートした。小学生のころ、一度来た記憶があるが、それ以来だ。獄舎が残っているわけではなく、...  続きを読む存在を示す碑が残るのみ。ただ、松陰先生や晋作に深い関心をもつ人なら、ここは特別な場所だ。その意味でのみ、訪問の価値あり。

松陰先生の獄中での活動や影響力は、松下村塾とは別の意味で、すごいと思う。藩主毛利敬親の前で１１歳の時、１３歳の時に、講義をした。藩校明倫館の教授も務めた。佐久間象山の教えを受け、共鳴した。松下村塾では１年少しの間に９０名ほどの身分を問わない若者が集まって共に勉学をした。（松陰先生は「教えた」とは言いたがらない。。実際、授業料は取っていない！）そのうち、士族はその半分ほどだった。一緒にペリーの船に乗り込もうとした金子重之輔は商人の子供だ。ここ岩倉獄で病死した。松陰先生は士族用の野山獄に入っていた。そこには１２名が収監されていたが、勉強会が発足した。ここでも興味深い逸話が残る。江戸伝馬町の獄で書かれた松陰先生の遺著ともいうべき「留魂録」は２部作製されたが、獄舎内で影響を受けた罪人に預けた一部が持ち出されて、松陰神社宝物殿に現存しているのみである。もう一部は遺体を密かに引き受けた桂小五郎や伊藤博文らの手に渡ったはずのものだが、弟子が回し読みしているうちに紛失した。影響を受けた弟子たちが書き写したものは残っている。この「留魂録」は松陰先生の影響を改めて拡散するもとになったと言える。

２日目の萩はここからスタートして、次に松陰神社に１００円バスで向かった。東まわりのバスは「松陰先生」という名前だ。


前日は萩を観光した後、長門湯本温泉に宿泊した。８年ぶりの萩観光が大変充実していた。城下町周辺、萩博物館、萩城址を西回りの１００円バス「晋作くん」という名前のバスで見てまわったのだが、楽に移動できた。そこで、最初はプランしていなかった萩に舞い戻り、２日目は野山獄からスタートして、松下村塾、東光寺、松陰墓地、松陰誕生地をまわることにしたのだ。何度も来ているつもりの場所だったが、今回、またエネルギーをもらった。  閉じる

投稿日:2016/06/21

今回は「維新のふるさと」とも言われている憧れの城下町を散策する旅行です。バス通りから細い路地を入った萩市今古萩町（いまふる...  続きを読むはぎまち）に「野山獄跡・岩倉獄跡」があります。江戸時代に藩士・岩倉孫兵衛（いわくらまごべえ）が酒に酔い道を隔てた藩士・野山六右衛門（のやまろくえもん）の家族を殺傷する事件を起こし、長州藩は野山六右衛門宅に岩倉孫兵衛を幽閉後に斬首刑に処したそうです。そして身分が上の者を収容する上牢を野山獄、庶民を収容する下牢を岩倉獄と藩の獄としたそうです。残念ですが獄舎は残っていませんが、石碑と案内板が残され、何処か寂しげです。  閉じる

投稿日:2018/07/20

萩観光の際、大河の影響で行ってみた。
道路を挟んで野山獄と岩倉獄がある。
間取り図なども書かれた説明があり、士分の者を...  続きを読む収容する上牢が野山獄、庶民を収容する下牢が岩倉獄だという違いが初めて分かった。
今はともに石碑が立っている広場になっていて名残は一切感じられない。  閉じる

投稿日:2016/04/03

ＮＨＫ大河ドラマ「花燃ゆ」で吉田松陰、高杉晋作らが野山獄に、金子重輔が岩倉獄に投獄されたシーンが何度もあり萩に行く機会があ...  続きを読むれば立ち寄ってみたいと思っていました。今は両獄とも石碑があるのみですが、本当に道路を隔てて両獄があったことがわかります。  閉じる

投稿日:2015/07/11

２０１５年ゴールデンウィークに萩散策に行った。
大河ドラマの花燃ゆの舞台になった野山獄だが、
現在は石碑と説明書きが建...  続きを読むっているだけ。
幕末の建物はすでに取り壊されていた。
狭い敷地ながら、歴史の息吹を感じることができ、
よい思い出になりました。  閉じる

投稿日:2015/08/10

大河ドラマ「花燃ゆ」で登場している牢獄です。
吉田松陰が投獄され、こちらの牢獄で講義をし、更に囚人も廊下で松陰の講義に耳...  続きを読むを傾けたといわれています。
野山獄の道路の向かい側に身分の低い人が入っていた岩倉獄があります。
現在は石碑だけで、ひっそりとしていますが、重要な史跡になっていると思います。  閉じる

投稿日:2015/04/08

もともとは、萩藩士の岩倉氏、野山氏の屋敷があったところが、両家が家名断絶にあった後に牢獄に建て替えられたもの。野山獄は士分...  続きを読むの犯罪者を収容したところで吉田松陰や高杉晋作が投獄された。道を１本隔てた岩倉獄には庶民階級の犯罪者を投獄したそうです。

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投稿日:2014/07/21

野山獄跡・岩倉獄跡は吉田松陰が外国船で密航しようとした首途幕府に伊豆は下田で捕らえられ萩に送られた後に収監された江戸時代の...  続きを読む監獄跡です。
野山獄は武士等身分の高いもの、岩倉獄は町人等身分の低いものが収監されました。
吉田松陰は野山獄、弟子の金子重輔は商家の出だったため岩倉獄に入りました。
この二つの獄は元々は二人の藩士の家でしたが、酒に酔った岩倉孫兵衛が道を隔てた野山六右衛門の屋敷に斬り込み家族を惨殺。
岩倉孫兵衛は捕らえられ、野山宅に幽閉された後に斬首、しかし、喧嘩両成敗ということで切り込まれた野山家もお取り潰しとなり、両家は没収され、牢獄となりました。
この時、切り込んだ岩倉孫兵衛に非があるとして、岩倉獄が身分の低いものを収容し、野山獄には身分の高いものを収容することとなっようです。
そんな曰くつきの獄中には実に様々な囚人が居て、中には家族や親族から疎まれて厄介払いのために投獄された人も居たようです。
吉田松陰はこの獄に繋がれてもその向学心は止むことはなく、差し入れられた本を読むばかりでなく、論語を説き、本を読み、和歌を詠み、またそれぞれの囚人の得意なことはその囚人を先生として教えを請うたといいます。
松蔭のここでの門下生は、囚人だけに限らず、門番や役人までが講義に耳を傾け、またその結果、囚人たちの環境も改善され本当に獄中を福堂にしてしまったようです。
こうして彼は監獄を福堂に変えたのです。
そんな、野山獄跡・岩倉獄跡はJR東萩駅から橋を渡って萩城跡方面へ直進します。
萩グランドホテル天空を越え、左手に中島医院が見えたらそのすぐ横の小路を左折すると５mも奥に入ると着きます。
今は石碑や場内の様子を知らせる図が書かれた看板が残るのみとなっています。
幕末ファン、吉田松陰のファンにはオススメのスポットです。  閉じる

投稿日:2014/12/16