中山道六十九次(2)　追分一里塚（東京都文京区）～平尾一里塚・近藤勇墓所（北区)

2017/01/25 - 2017/01/25

2017年1月25日、前回終えた日本橋から最初の一里塚である「追分一里塚」からスタートして、二番目の一里塚の「平尾一里塚」（推定位置）のあたりの「近藤勇墓所」まで歩きました。
この間、中山道は本郷追分で「本郷通り」から「白山通り」に入り、巣鴨で白山通りと分かれ「巣鴨地蔵通商店街」、「滝野川銀座商店街」と変わっていきましす。

写真は、おばあちゃんの原宿といわれている「巣鴨通商店街」のゲートです。

エリア 大塚・巣鴨・駒込(東京)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

この日のルートマップです。

東京メトロ南北線を「東大前」で降り、地上に上がると「①東大農学部」です。下はその正門です。

東大前駅 駅

道路を隔てた向こうに「②高崎屋」が見えました。この店の横に前回紹介した「追分一里塚跡」の碑があります。

「追分一里塚跡」の碑です。

本郷追分一里塚跡 名所・史跡

本郷追分から「旧白山通り（国道17号線）」に入っていきました。

ゴシック様式の「西片町教会」がありました。

西片町教会 寺・神社・教会

木像の古い民家も見られました。

「③円乗寺」に立ち寄りました。

八百屋お七墓(円乗寺) 名所・史跡

この寺の入り口の石碑のように、鈴ヶ森で火あぶりの刑で処刑された「八百屋お七」の墓があります。

参道の六地蔵です。

本堂です。

八百屋お七の墓です。
<<八百屋お七>>余話
駒込片町の八百屋の娘「お七」は、天和の大火（1682年）で、家が焼け、菩提寺の円乗寺に避難しました。そこで寺の小姓吉三郎と恋仲になりました。再建された家に戻ってからも吉三郎に会いたい一心で、家が火事になれば再び会えると、火付けをしてしまったのでした。

八百屋お七墓(円乗寺) 名所・史跡

「④大円寺」の入り口です。

大円寺 寺・神社・教会

大円寺の山門です。

この寺には、お七を供養する「ほうろく地蔵」があります。

ほうろく地蔵は、お七の罪業を救うために、熱した焙烙（ほうろく）を頭に被り、自ら焦熱の苦しみを受けている。首から上の病に霊験あらたかといいわれています。

大円寺の本堂です。

「白山上」交差点です。

交差点の下に「最乗寺」が見えました。

白山通りから少し離れたところに「⑤白山神社」がありました。

白山神社 寺・神社・教会

加賀一宮白山神社を勧請し、歴代将軍の信仰が篤かった神社です。

白山神社 寺・神社・教会

本殿の扁額です。

中山道に戻ると「⑥東洋大学」がありました。

東洋大学 (白山キャンパス) 名所・史跡

東洋大学の高層ビルの学舎です。

旧白山通り（国道17号線）が、白山通り（国道301号線）と合流するあたりです。

白山通りから見える「大鳥商店街」です。この先に「巣鴨大鳥神社」がありますが、パスしました。

白山通りに面した「⑦ＪＲ巣鴨駅」です。

巣鴨駅 駅

「⑦JR巣鴨駅」を過ぎ、線路を超えると、線路わきに桜並木があり「⑧染井吉野碑」がありました。

染井吉野の碑 名所・史跡

碑には、説明はありませんが、江戸末期に染井村（東京都豊島区駒込）の植木職人が、エドヒガンとオオシマザクラを交配して「ソメイヨシノ」と名付けて全国に広めたことを記念して、記念碑が置かれたものと思います。

染井吉野の碑 名所・史跡

白山通りの下を走る「都営地下鉄三田線」の「巣鴨駅」の出入り口です。

江戸六地蔵の一つがある「⑥真性寺」の入り口です。

真性寺(江戸六地蔵尊) 寺・神社・教会

「⑨真性寺」の本堂前には、江戸六地蔵の一つ銅像地蔵菩薩像がありました。

真性寺(江戸六地蔵尊) 寺・神社・教会

境内には、芭蕉の句碑「白露も こぼれぬ萩の うねりかな」がありました。

中山道はここから白山通りを離れ、おばあちゃんの原宿といわれる「地蔵通り」に入っていきます

巣鴨地蔵通り商店街 市場・商店街

「巣鴨地蔵通り商店街」です。

「⑩高岩寺(とげぬき地蔵)」の山門です。

高岩寺(とげぬき地蔵) 寺・神社・教会

本尊は秘仏ですが、地蔵の姿絵を飲んだり、患部に貼ったりすると、トゲが抜けたように、痛みが取れるといわれています。

高岩寺(とげぬき地蔵) 寺・神社・教会

自身の患部と同じ個所を洗うと御利益があるという「洗い観音」もありました。

建物の狭い隙間に「⑪庚申塚（猿田彦大神）」がありました。

巣鴨の庚申塚 名所・史跡

祭神の猿田彦大神にちなんで、狛犬の代わりに猿神が左右に祭ってありました。

猿神です。

説明板には、日本橋と板橋宿の中間で、江戸時代には賑わっていたと書かれていました。

近くに「⑫都電荒川線庚申塚駅」がありました。

庚申塚停留場 駅

「⑬延命地蔵尊」が祀られているところがありました。

「⑬延命地蔵尊」は、行き倒れの人馬を供養するために作られました。

空襲の被害を受けて傷んで、目鼻はなくなっていました。

古い民家です。

中山道に面して大正大学の「⑭大正大学鴨台観音堂」がありました。

大正大学 名所・史跡

「⑭大正大学鴨台観音堂」は仏教系の大学である大正大学が、地域の人々や参拝に来た人々が仏教精神に触れることが出来、また地域交流の場を提供することを目的として建てられたものです。

すがも鴨台観音堂 <鴨台さざえ堂> 寺・神社・教会

明治通りを横切って「滝野川銀座商店街」に入っていきました。

古風な建物がありました。

建物の玄関には、金色で「亀の子束子西尾商店」と書かれて看板がかかっていました。

「滝野川銀座商店街」を進みました。

ＪＲ埼京線の踏切の手前で、このあたりが江戸日本橋より二里目の「⑯平尾の一里塚」があったと推定されるところです。

馬頭観音の祀られている祠がありました。

近くに「⑰近藤勇墓所」がありました。

近藤勇の墓 名所・史跡

墓所内の全景です。
近藤勇は「平尾の一里塚」付近の刑場で斬首され、首級は京に送られ、胴体がここに埋葬されました。

中央の墓石には、近藤勇と土方歳三の名前が刻まれています。、

別の墓石には永倉新八の名前が刻まれていました。

この日のウオークはここまでとして、「⑱ＪＲ板橋駅」から帰宅しました。

板橋駅 駅