2016/09/26 - 2016/09/27
373位(同エリア1106件中)
クッキーさん
3年前に東京を訪れた時に行きそびれた旧白河庭園と六義園。
午前中のわずか3時間ほどでしたが、前回のリベンジを果たしました。
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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小田原駅からJR線で新宿へ。
翌日 旧古河庭園を訪れることを考えて 新宿での宿泊を決めました。
ホテルは 東急ステイ新宿。
早めの予約の方が安いとばかり思っていて 6月頃には予約していたのですが、9月にチェックしてみると この時の方が安くなっていたので、一旦解約して 再予約しました。 -
6月の予約では カジュアルシングル・朝食なしで 9,800円。9月の再予約時は コンフォートシングル・朝食ありで 9,000円。
ベッドもゆったりです。 -
バスルーム。
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バスタブも広め。
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何よりも この洗濯機と電子レンジがいいですね。
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小田原で購入したのに ロマンスカーを倹約したせいで 車内で食べられなかったお弁当を部屋食。
せっかく電子レンジがあるというのに うっかりしていて 冷めたままの食事になってしまいましたが 美味しかったです。 -
翌朝の朝食は ホテルの前にあるこちらのお店で提供されます。
ホテルに着いた時 賑わっていたお店です。 -
昨夜の部屋食が遅かったので あまり食べられません。
昨夜の賑わいの様子から かなり期待していたのですが、味は普通でした。 -
店内。
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こちらがホテルの正面になります。
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ホテルのフロント。
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ロビー。
左手に見えている建物が 朝食をとったお店です。
初め ホテルに荷物を預けて移動しようと思っていたのですが、路線図を確認すると 駒込から直接羽田空港へ行った方が効率的だと知り コロコロを引っ張って新宿駅へ向かいます。 -
新宿駅では 早速道に迷い JR山手線にたどり着けません。
声をかけた女性がとても親切に誘導してくれたのでとても助かりました。
駒込から新宿に戻り、そこから乗り換えて・・なんて考えなくて正解でした。
駒込駅のコインロッカーに荷物を入れて 旧白河庭園に向かいます。
駅から坂道を下り、また坂道を上がり・・と、けっこう高低差のある地形です。
そういえば何年か前に こんな坂道ばかりを追い求めて歩いたことを思い出します。 -
受付でいただいたパンフレットとチケット。
この後 訪れた六義園でわかったのですが、六義園との共通入場券があるんですって。 -
思っていた以上に広そうです。
開園の9時直後なので、まだ人影はまばら。 -
武蔵野台地の斜面と低地という地形を活かし、北側の小高い丘には洋館を建て、斜面には洋風庭園、そして低地には日本庭園を配したのが特徴です。
現在の洋館と洋風庭園の設計者は、英国人ジョサイア コンドル博士(1852~1920)です。
「英国貴族の邸宅にならった古典様式で、天然スレートぶきレンガ造り。
外観は真鶴産の 赤味をおびた新小松石(安山岩)で仕上げられています。
雨にぬれると落ち着いた色調を醸し出します。」 -
バラ園で有名だと聞いていますが 時季外れなので、スタッフの方が植え替えなどの作業をしており バラは植え替えられたばかりのようす。
今年の秋のバラフェスティバルの開催は10月10日から25日だそうです。
「秋のバラは、香りや色彩を長い期間お楽しみいただけます。 大正初期に建てられた重厚な洋館と、約90種180株のバラが織りなす旧古河庭園で、秋ならではの バラの美しさをご堪能ください。」というお誘いも 羨ましさをかきたてるだけ。 -
テラス式の庭園に薔薇が咲き誇り 洋館と美を競う様子は、パンフレットや ほかの方々の旅行記を見るしかありませんね。
台地の斜面と低地という地形を活かしていることは この正面のバラ園の様子からもわかります。 -
海(瀬戸内海)を渡っての旅行は、いつもいつも何かのついでですから、花や紅葉の見頃の時期に合わせての訪問ではないのが残念至極です。
花暦を見てみると、3月から5月、10月から11月がいいようです。 -
薔薇園の石段を下りていくと 日本庭園が広がっています。
日本庭園の作庭者は、京都の庭師植治こと小川治兵衛(1860~1933)です。
山県有朋の京都別邸である無鄰菴、平安神宮神苑、円山公園、南禅寺界隈の財界人の別荘庭園などを作庭し、造園界に多大な貢献をした方だそうです。
数少ない大正初期の庭園の原型を留める貴重な存在で、伝統的な手法と近代的な技術の融和により、和洋の見事な調和を実現している秀逸で代表的な事例であり、また、現存する近代の庭園の中でも、極めて良好に保存されている数少ない重要な事例であるとして、国の名勝指定を受けました。 -
洋式の建物に薔薇園、という洋の取り合わせと異なった 全くの和の庭園です。
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黒ボク石積の案内表示。
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こちらが黒ボク石積。
確かに 深山に分け入ったかのような雰囲気を醸し出しています。 -
兜門から出ると、馬車道があり 洋館の正面まで歩けるようです。
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渓谷の案内図。
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いくら高低差があるとは云っても この落差で「渓谷」というのは誇大表示かも。
見ようによっては渓谷? -
心字池の周囲を歩くと ここにも石畳の道が。
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園路。
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庭園内には 灯篭がたくさん置かれています。
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こちらは春日型灯篭。
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「心」の草書体を形取り、鞍馬平石や伊予青石などで造られた池が心字池。
池を眺める要となる「舟着石」は定かではありません。 -
心字池の州浜の奥の渓谷の水源を模した景観としての 枯滝石組み。
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雪見型灯篭の案内図。
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雪見型灯篭。
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見晴台から。
秋薔薇にも紅葉にも早すぎる時期です。
気が付くと どの方向を見ても 庭園の外の建物が全く見えないという・・・
なんとも贅沢な庭園です。 -
見晴台のすぐそばにある十五層塔。
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十五層塔の案内図。
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見晴台から下りる途中にある濡鷺型灯篭。
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濡鷺型灯篭の案内図。
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奥の院型灯篭。
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奥の院型灯篭の案内図。
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茶室が庭の奥にひっそりと佇んでいます。
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茶室へ誘う石段。
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崩石積の案内図。
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崩石積(くずれいしづみ)とは 京都で発達した伝統的な工法だそうです。
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石と石が噛み合って 崩れそうで崩れない姿が美しいとされます。
小川治兵衛の力作だそうです。
無造作に組まれているようにも見えますが、この趣は好みです。 -
大滝の案内図。
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大滝。
「十数mの高所から落ちる滝です。
園内のもっとも勾配の急な所を さらに削って断崖とし、濃い樹林でおおって 深山幽谷の趣があります。
曲折した流れから始まり、数段の小滝となり 最後は深い滝つぼに落ちるという 凝った造りです。」 (パンフレットより)
外の通りは普通に坂道なのに 内部がこんなにも変化に富んでいるとは思いもよりませんでした。 -
大滝を通り過ぎて 芝生へ向かう石畳を振り返って。
洋館を見るために訪れたのですが、実のところ 日本庭園の方が見所が多いように思いました。 -
最後にもう一度 石畳からバラ園を。
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植え替えられたばかりのバラも 数輪咲いています。
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色合いが素敵だし 蕾の姿が凛としています。
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同じバラだったかしら。
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一輪でも存在感があります。
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グレーチングまでバラ園らしい。
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こうして近づいてみると、赤味をおびた新小松石の特徴がみてとれます。
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このサンルーム?あたりの様子は 旧岩崎邸とよく似ています。
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今まで 別世界に居たような気分ですが、門の外には 現実の東京の街が現れました。
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延々と続く石垣の内側が庭園です。
駒込駅に戻る坂道。さすが起伏の多い武蔵野台地東部の地形です。
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