ラ グランハ　LA GRANJA　パラドール泊　

2015/01/17 - 2015/01/18

セゴビアから11km東にある La Granja de San Ildefonso ラ グランハ デ サン イルデフォンソのパラドールに1泊してきました。

ラ グランハは、ブルボン朝の最初の王フェリペ5世が、故郷フランスのベルサイユ宮殿をモデルにして建設を命じた宮殿を中心に出来上がった、言ってみれば城下町です。小さな町のほとんどの建物が、宮殿関連のものでした。　

パラドールは18世紀、カルロス3世が自分の息子たちのために建てた Casa de los Infantes（王子の家）を利用しています。パラドールとしてのオープンは2007年と、比較的最近です。

今回は、ダブル1泊（2人）朝食込みで112ユーロ、ただしプロモーション料金で、キャンセル・変更不可の前払い。


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今までのパラドール旅行記リスト　↓　　（パラドール = スペイン国営ホテル）

サフラ
（2004年)
http://4travel.jp/travelogue/10156934
（2011年）
http://4travel.jp/travelogue/10598368
アビラ
http://4travel.jp/travelogue/10260552
レオン
http://4travel.jp/travelogue/10262580
トレド（食事のみ）
http://4travel.jp/travelogue/10325154
プラセンシア
http://4travel.jp/travelogue/10374581
モンフォルテ
http://4travel.jp/travelogue/10412568
サント エステボ
http://4travel.jp/travelogue/10417085
カルモナ
http://4travel.jp/travelogue/10467976
グアダルーペ
http://4travel.jp/travelogue/10475669
オロペサ
（2010年　食事のみ）
http://4travel.jp/travelogue/10482557
（2014年）
http://4travel.jp/travelogue/10954015
グラン カナリア島　クルス デ テヘダ
http://4travel.jp/travelogue/10494712
テネリフェ島　テイデ国立公園
http://4travel.jp/travelogue/10501539
ビエルサ
http://4travel.jp/travelogue/10537892
レルマ
（2011年）
http://4travel.jp/travelogue/10541936
（2014年　食事のみ）
http://4travel.jp/travelogue/10941261
グレドス
http://4travel.jp/travelogue/10551205
オリテ
http://4travel.jp/travelogue/10559279
トゥルヒージョ
http://4travel.jp/travelogue/10563295
ビジャフランカ デル ビエルソ
http://4travel.jp/travelogue/10570984
リンピアス
http://4travel.jp/travelogue/10577187
エル サレール
http://4travel.jp/travelogue/10580428
アルマグロ
http://4travel.jp/travelogue/10610389
セゴビア
http://4travel.jp/travelogue/10659070
シグエンサ
http://4travel.jp/travelogue/10670681
クエンカ
http://4travel.jp/travelogue/10689484
サモーラ
http://4travel.jp/travelogue/10723899
アルカラ デ エナーレス
http://4travel.jp/travelogue/10737569
チンチョン（食事のみ）
http://4travel.jp/travelogue/10833774
ロルカ
http://4travel.jp/travelogue/10869960
メリダ
http://4travel.jp/travelogue/10941774
ソス デル レイ カトリコ
http://4travel.jp/travelogue/10937333
トルデシージャス
http://4travel.jp/travelogue/10945739
シウダー ロドリゴ
http://4travel.jp/travelogue/10954317
サラマンカ　（食事のみ）
http://4travel.jp/travelogue/10954744

エリア セゴビア(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

マドリードからセゴビアに向けて、有料高速道路 AP6 を行きます。マドリード州北西部とセゴビア県東部境の山脈には雪が被っています。目的地ラ グランハは、あの雪山の麓にあります。

トンネルを抜けると、マドリード州からカスティージャ イ レオン州セゴビア県に入ります。

世界遺産の街セゴビアの脇を通って、ラ グランハに向かいます。さっき遠くから見た山が近くに迫ります。気温がマドリードよりかなり下がった。。。

王宮のために存在した町ですので、町の入り口に柵があります。
パラドールは、この門を通って左。

パラドールがあるのは、現在インファンテス（王子）通りと呼ばれている通り。

パラドールとなっている建物は、カルロス3世が息子ガブリエルとアントニオの住まいとして建設を命じたもの。カルロス3世は13人もの子を持ちましたが、その内大人になったのは7人、スペイン王位を継いだのはカルロス4世（ゴヤの絵に出てくるでっぷりした王）。

パラドル デ ラ グランハ ホテル

長い建物の中央にパラドールの入り口。車はこの通り沿いに路上駐車しました。パラドールのパーキングもあるのですが、「明日は雪の予報なので、車を出しやすい外に駐車することをお勧めします」と言われた。

パラドールとしてのオープンは比較的新しくて、2007年6月です。

PARADOR DE LA GRANJA
http://www.parador.es/es/paradores/parador-de-la-granja
部屋数の多いパラドールにしては、小さなレセプション。チェックインもチェックアウトも数人待ち、しかもレセプション前のスペースも狭いのでちょっと窮屈。

ラ グランハには、宮殿（マドリード、アランフエス、ラ グランハ、リオ フリオなど）のためのシャンデリアや、王家のためのグラスを生産するガラス工場があります。（翌日見学、別旅行記作成予定）　この、シャンデリアも多分ラ グランハ製でしょう。
モダンアートの像と共存しています。

入り口を振り返ると、ここにも白い像が下を覗き込んでいます。
カーテンの引かれている所がカフェテリアの入り口。モダンなデザインのカフェテリアです。

レセプション脇のテーブルに置かれていたウェルカム ドリンク。オレンジジュースは生絞りたて。一杯いただきました。

パラドールのレセプションでもらったラ グランハのマップ。手前のパティオが3つある長い建物がパラドール、奥の大きい建物が王宮、その奥の広大な庭園は、町よりも大きいです。

長い建物の中央にエレベーター、3つあるパティオは最上階まで吹き抜けとなっています。写真下に見えるのは、朝食用レストランです。

部屋、入ると大きなクローゼットのある廊下。右がバスルーム。
パラドールはどこもクローゼットの中にセキュリティーボックスがあるので安心です。

天井の高い部屋。左にデスクと冷蔵庫。奥はバルコニー。

バルコニーに出る二重扉を開いて外を覗いてみました。
この日は晴天でしたが、雪が積もっていました。

町中に向いた方、建物ほぼ中央の部屋が当たりました。

ベッドのサイドテーブル、よく見ると古そうなチェスト。
鍵がかかっていたので、中を覗けませんでしたが・・・

ホテルとしては比較的新しいので、バスルームも綺麗です。

最近は、どこのパラドールも歯ブラシとシェービング キットを置かなくなった。
経費削減かな。必要とあれば、言えばくれるのでしょうが。　（夫撮影）

18世紀のブルボン家の王子たちが、この中を駆け回っていたのを想像しながら、昼食をとりに降りましょう。

修復の際に発掘されたのでしょうか。

ガラス張りのエレベーター ホールには、もっと古そうなアーチが残っています。

パラドールのレストラン Puerta de la Reina

4-5種類のパンが入った籠を持ってきてくれて、その中から選ぶ。

好みで、オリーブオイルと塩をつけてパンを食べます。

つまみのオリーブとポテトチップス。　オリーブの実はとても美味しかった。　（夫撮影）

夫はとことん、郷土料理でいきます。
前菜には Judiones de la Granja ラ グランハの白豆の煮込み。　（夫撮影）

私は軽く・・・　Ensalada de cochinillo semi-escabechado
セゴビア名物のコチニージョ（子豚のロースト）をほぐしたものをマリネして、人参などの野菜と合わせてサラダにしています。上に乗っているのは羊乳のチーズです。
なかなか洒落てて、美味しかったです。

夫はメインにコチニージョ アサード。　（夫撮影）

私は、鴨肉のラビオリにしました。これは余り・・・でした。中の鴨肉がパサパサで、ソースがもっと欲しかった。

夫のデザートは、これもセゴビア名物の甘〜いポンチェ セゴビアノ。

私はヨーグルト ムース。
それぞれワイン 1杯とミネラルウォーターも含めて、予算1人 40ユーロ。

レストランとは反対側の棟のパティオ。
この奥に SPA があり、私だけこの日の夕方にマッサージを予約しました。

同パティオ

パラドール裏側。別の建物にジムや屋外プールがあります。

ラ グランハのパラドールは、近くの別の建物に会議コンフェレンス センターを持ちます。

こちらは、王宮の警護隊本部だった建物を利用しています。

目の前の建物は、昔の厩舎です。

町中の案内プレート

雪の積もった広大な王宮の庭園を2時間散策した後、パラドールのカフェテリアで休憩しました。（アミーゴ特典のドリンク券を利用）　夫は暖まりたくてコーヒーを頼んだら、小さな菓子パンが付いてきました。

夜、ライトアップされたパラドール。

パステルグリーンのコンフェレンス センターもライトアップされていました。

翌朝、パラドールの朝食ビュッフェでしっかりと食べます。パラドールはどこでも、オレンジジュースは絞りたて生ジュース。大人気で、どんどん減っていくので、絞りたてジュースをたらいに入れて注ぎ足していました。

この日は雪。　王宮内部とガラス美術館を見学しました。