世界遺産　グアダルーペ　パラドール泊

2010/06/26 - 2010/06/27

溜まったアミーゴス・デ・パラドーレスのポイントを使って
GUADALUPE（グアダルーペ）のパラドールに泊まりました。
http://www.paradores.es/es/tratarFichaParadorCabecera.do;jsessionid=B47141CC6CCA82661102182306ABE466?parador=041


Amigos de Paradores＝パラドール（国営ホテル）会員プログラム（無料）

余り知られていませんが、サンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院は
1993年にユネスコの世界遺産に指定されています。
その前に立つパラドールは14世紀の学校と15世紀の病院を改装したホテルです。



今までに旅行記作成しているパラドール　↓

サフラ
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10156934/
アビラ
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10260552/
レオン
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10262580/
トレド（食事のみ）
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10325154/
プラセンシア
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10374581/
モンフォルテ
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10412568/
サント・エステボ
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10417085/
カルモナ
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10467976/

エリア グアダルーペ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0

目的地はマドリードから260km

Extremadura　エクストゥレマドゥラ州
Caceres　カセレス県
Guadalupe　グアダルーペ

エクストゥレマドゥラ街道を下りてからの60KMが、途中山道もあり辛かったです・・・

山に囲まれたグアダルーペの村

真直ぐにパラドールへ向かい、
車をパラドールのパーキングに入れる。

この白壁の可愛い建物がパラドールです。

ここは４つ星

レセプション前

今回は宿泊費タダ♪
Amigos de Paradoresnos のポイントが溜まったので利用しました。

パティオがすっごく良い！

後でゆっくり写真撮りましょう。

廊下を何度か曲がって、エレベーターを乗り換えて、パラドールでは珍しくレセプションの人が部屋へ案内してくれると思ったら、「最初はちょっと分かりにくいんで・・・でも、見晴らしの良い部屋ですよ」とのこと。

とても広い部屋でした。

壁にグアダルーペ聖母のタイル絵が填め込まれてます。

部屋のテラスからの眺め。

手前の白壁の建物はパラドール
（古い部分　1965年にパラドールとして改装）

庭とグアダルーペ修道院が見られる広いテラス付きのこの棟は新しい部分、と言っても1985年の増築。

荷物を置いて外へ。

ホテルの庭にはオリーブの木々が植えられていました。

プール
後で来ようっと♪

最近のパターンで、今日も
昼食→昼寝→プールと、
観光は後回しになりそうな予感。

パラドールの屋根にはグアダルーペ聖母の風見が！

望遠カメラを持ち歩く夫に撮ってもらう。

昼食時間、パティオにもテーブルが並びました。

でも、村にたくさんレストランがあるのを来るときに見てたので、外で食べることに。

夜はパラドールで食べよう♪

外に出ると、目の前の新教会から拍手が聞こえる。


（夫撮影）

覘いてみると・・・

民族音楽と踊り♪

何の催し物だったのか？

Guadalupeではグアダルーペ聖母があちこちに見られます。

世界遺産サンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院前の広場には土産物店やレストランなどが充実してます。

日本の神社やお寺の参道の賑わいと似てます。

山中の小さな町だけどこの周辺の聖母信仰の中心地なので、年配者の遠足ツアーが続々とバスで到着してました。

土産物店には色々と並んでいて買い物心をくすぐります。

内部にはグアダルーペ聖母のメダルや置物なども大小数多く置いています。

こういうもの好き♪

でも、家には似合わないから買わない

Extremadura（エクストゥレマドゥラ州）は「美味しい」地でもあります。

産物には、オリーブ（実・オイル・オイルを使用したコスメ）やサクランボ、イチジク、イベリコ豚加工品（もちろん生ハムはピカイチ）、ワイン（余り有名じゃないけど美味しい）、パプリカ（ピメントンという）など

こんな大きな容器でオリーブの実売ってます。

去年プラセンシアで見つけた「La Chinata」の石鹸を売っていたので買いました。

エキストラ・バージン・オイル配合ソープ
300gと大きめ
香りがとても良い

ここでは1個1.80ユーロでした

http://www.lachinata.es/

ワールドカップ中（グループリーグが終わった頃）だったので、こんな光景も♪

スペイン中が沸いた1ヶ月でした。

趣きある町並み


巡礼者のために安宿も多く並んでいます

さて、昼食

ドデカ・オリーブが並んでいた店で客引きしていたこのレストランにしてみました。


鹿の角がズラズラ並んでた

付け出し　Morcilla　モルシージャ

豚の血のソーセージです
ここのは名産の辛目のパプリカが入っていて、揚げるのではなく茹でてある。
私は気に入ったけど、辛いものが苦手なスペイン人の常で夫はちょっとダメ

定食に付いてきた赤ワインはもちろん地元エクストゥレマドゥラ産

夏は赤でもちょっと冷やして飲むと良い
安いワインなら「大分」冷やしてしまっても良い
ここの結構冷えてて、美味しく最後の１滴まで全部２人で飲んでしまいました。

私の前菜　

キノコのソテー

夫の前菜

Migas extremen~as
エクストゥレマドゥラ風ミガス

ラ・マンチャ風ミガスは過去にご紹介したことがあります　↓
http://4travel.jp/traveler/milflores/pict/13764018/
http://4travel.jp/traveler/milflores/pict/13876050/

「ミガス」とは「パン屑」という意味です。
日が経って硬くなってしまった残り物のパンをほぐして、ちょっと水で湿らせて、ニンニクで風味をつけたオリーブオイルで炒めます。

ラ・マンチャのよりもエクストゥレマドゥラの方が具が多め、ブドウの変わりに目玉焼きが乗っています。

私のメイン

Truchas rellenas de jamon
生ハム入り鱒

内陸の魚料理は鱒や塩漬け鱈が多い

中の生ハムがカリカリしてて美味しい

夫のメイン

子羊のロースト

この地域、羊も多い

デザートは自家製

奥　
Flan
フラン＝プリン


手前　
Natillas
ナティージャス＝スペイン風クレームブリュレ

さて安く済んだ美味しい昼食の後は、パラドールに戻って「お昼寝タイム」

Zzzzzzz・・・・　（２時間！）

目覚めたら汗を流しにプールへ♪

チャポチャポ・・・　（１時間）

そんなですっかり夕方18時は回ってたかな

パラドール内部探検つづき

パティオから客室階へ上がる階段

グアダルーペ聖母のタイル絵が見えます

パティオを囲む古い方の棟

タラベラが近いから、タラベラ陶器をあちこちに置いてあります


Talavera de la Reina　↓
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10386639/

壁にもタイルがたくさん填め込まれてる

男性トイレの標識だってこんなに素敵

バール・カフェテリア

パラドール会員（アミーゴ）特典でウェルカムドリンク券をくれるので、パティオの木陰に陣取ってビールを１杯。

夫はノートPCで新聞読んだり、私は折り紙したり
とにかく「のんびり」する

中央噴水にもタイルが利用されてる

魚の絵なんてユニーク

気持ち良い木陰を作ってくれてるのは、レモンやオレンジの木でした。

広いサロンにテレビがあるのを前もって見ていた。

「20時半になったらここでW杯の試合観戦しよう！」

他の宿泊客（４歳くらいの男の子連れたちょっと歳いったパパ）と一緒にガーナVSアメリカの試合を見ました。

このサロン内にもタイルがたくさん！

暖炉

イノシシかな

面白い

ガーナVSアメリカなんてどうでも良い試合だったんだけど、お腹空くまでの暇つぶし。

やっと22時近くなってからパラドールのレストランに入りました。

ディナーも飲むよ〜

睡眠薬代わりだ・・・

今度はリオハワイン

パラドールのメニューには「地域料理（Cocina Regional）」と明記されているものがあるので、大抵その中から選ぶようにしてます。


私は単品
Jamoncito de pollo a lo padre Pedro

トリもも肉をにんじん・玉葱・パプリカと共に煮たもの

夫はパラドールの特別コースメニューを注文

グアダルーペのメニューの名は
「La Gastronomia Monacal（修道院料理）」

前菜は少しずつ３種
チキンスープ
Perdiz（シャコ）サラダ
トリュフのソテー

メイン①

Bacalao monacal

タラのミルククリーム煮ガーリック風味

メイン②

Janete de gallina

雌鳥のアーモンドソース煮

コースメニューのデザート

手前　Muegado（ムエガド）というグアダルーペの菓子

硬いドーナツのような切身をカラメルコーティングしている

私はあっさりと

フレッシュチーズとアンズゼリー（というかアンズジャムを羊羹のような硬さに固めたもの）

でも、お腹いっぱいで食べきれなかった

２日目

清々しい朝

部屋からの眺め

修道院内見学はガイドツアーと聞いていたので、まずはツアーの時間を確認してチケットを購入。

時間に余裕があったので、朝食を修道院前広場のカフェテリアのテラス席で取ることにしました。

生ハムが美味しい♪

トーストにトマト塗って、その上に生ハム乗せてます

奥のはTortilla（トルティージャ＝スペイン風オムレツ）

スペインのGUADALUPE聖母とメキシコのGUADALUPE聖母は同じではありません。
メキシコのグアダルーペの方が世界的には有名だけど、古いのはこちら。

VIRGEN DE GUADALUPE（グアダルーペ聖母）

13世紀後半、地元の牛飼いが放牧していた牛が１頭いなくなっていたのに気が付き、３日かかって探したところ川辺で死んでいる牛を見つけた。
近づくと、聖母が現れ「人を呼んでこの場所を掘り起こしなさい。私の像がみつかります。そしてこの場所に教会を建てなさい」と言う。
聖母が消えると倒れていた牛は奇跡的に生き返り、牛飼いは聖母に言われた通りにした。
そして、この場所を掘り返すと黒い木製のイエス像を抱えた聖母像が出てきた。

この像は８世紀前半、イベリア半島を侵略し始めていたイスラムの破壊に逢わないように、キリスト教徒が隠したマリア像とされている。


（夫撮影）

聖母信仰はその後どんどん深まり、カトリック女王イサベルもグアダルーペに足を運んだほど。

新大陸から帰ってきたコロンブスも旅の成功を感謝するためにグアダルーペに来、連れて来たインディオにここで洗礼を受けさせた。

修道院見学ツアーはまずは回廊の周辺にある様々な博物館見学から。

刺繍ミュージアム
（司祭の祭服や聖母のマントなど、金銀糸や宝石をふんだんに使った華やかな刺繍は僧侶がやった）

聖歌集ミュージアム

絵画・彫刻ミュージアム

宝物殿など

豪華なコレクションのオンパレードです

最後に歳いった修道士さんについて、祭壇上階後部、聖母像の真後ろまでいって聖母像を見ることができます。

背丈50cmほどの小さな素朴な木像ですが、豪華な衣装着てやティアラして飾り立てられてます。


内部で唯一写真撮影可能なこの回廊はムデハル様式。

教会はミサの最中でした

修道院見学後、帰路につきます。

また途中で寄り道しますが・・・
それは次の旅行記で


（完）

この旅行記へのコメント （2）

• たらよろさん 2010/07/05 11:43:52

  さいこう〜〜〜

  こんにちわ〜〜
  
  やっぱり素敵〜〜パラドール。
  こんな素敵な場所にタダでお泊りできちゃうなんて、羨まし過ぎる。。。
  お部屋からの眺めもよし、
  気持ちよさげなプールもよし、、、、
  観光なんて後回し後回し（笑）
  
  スペインに行ったならパラドールにぜひぜひ宿泊してみたい、
  そんな野望をずっと抱いて早何年？？（笑）
  
  旅行記で楽しませていただいてます！！
  
  　　たらよろ

  MILFLORESさん からの返信 2010/07/06 04:24:02

  RE: さいこう〜〜〜

  たらよろさん　こんにちは！
  
  いつもいつも早々と旅行記チェック、本当にありがとうございます。
  
  W杯の興奮の合間に他の旅行記アップで（笑）、まだまだ作成中なのに申し訳ありません。
  
  たらよろさんのスペイン旅行はレンタカーでパラドール巡りに決まりですね！　（途中でF1観戦も！）
  よろさんに車運転していただきませう♪（笑）
  その際は、ルート選考、予約などお手伝いしますよ〜
  
  > 観光なんて後回し後回し（笑）
  
  分かって頂けますぅ？？（笑）　ありがとうございます。
  実は、この週末は1日目、パラドール内のサロンでW杯（米国VSガーナ）の試合まで見ちゃう始末で・・・
  こういうのだって、パラドール満喫の一部よね♪　なーんて。
  
  どうもありがとうございました！
  MILFLORES