2014/08/18 - 2014/08/21
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ペコちゃんさん
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2日目は、大沼池を中心とした「池めぐりコース」で、高原の夏を楽しみました。
志賀高原は、群馬県に近い長野県の北東に広がる高原地帯で、古くからの一大リゾート地です。
冬は、長野県最大のスキー場地帯になりますが、夏の高山植物や秋の紅葉も素晴らしく、いくつかの湖沼があり、ハイキングコースが沢山あります。
自然豊かな志賀高原歩きで、一番ポピュラーなのが大沼池の池めぐりコース・・・エメラルドグリーンの大沼池は、とても神秘的で美しく、季節を変えてまた来たくなる魅力がありました。
写真は、ヨツバヒヨドリの花に群がるアサギマダラとヒョウモンチョウ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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2日目の朝。
5時前に外が明るくなったので、部屋のカーテンを開けてみると、目の前に何とも美しい朝焼けの空が広がっています。 -
今日も、一日良い天気のようです。
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笠ヶ岳も朝日に輝いて、神々しく感じます。
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外に出てみると、隣のホテルに泊まっている高校生の団体が横手山クイーンゲレンデを歩いて登っていたので、私も清々しい朝トレに出かけました。
ゲレンデには、月見草や・・・ -
夏から秋に咲く花が、沢山見られます。
これは、キオン。 -
ススキを見ると、秋の気配を感じます。
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ゴマナ。
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ウメバチソウ。
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オオバギボウシ。
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ヤナギランは、志賀高原の至る所で咲いています。
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ネバリノギラン。
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ヨツバヒヨドリ。
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シラタマノキ。
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アカモノ。
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ガマの穂のようなスズメノテッポウ。
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ゲレンデの先には、昨日登った横手山が聳えています。
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シシウド。
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クサボタン。
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バブル崩壊後、多くの会社保養施設は閉鎖されましたが、志賀高原には、まだ幾つかの保養所があります。
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ノルディックスキーの夏季トレーニングで、10名ほどの女性が292号線の坂道を登って行きました。
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ホテルに戻って、地下にある大浴場で早朝散策の汗を流します。
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広々とした大浴場には硫黄の臭いが立ち込めていますが、スッキリしました。
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朝食はシンプルですが、しっかり食べました。
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8時半にホテルを出発し、近くの前山サマーリフト乗り場まで歩きます。
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リフトに乗って、池めぐりコースに出発・・・夏の高原らしい素敵な眺めです。
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前山の山頂は1,796m。
後方は昨日登った横手山。 -
熊よけの特製パイプが道沿いに多数設置されています・・・という事は、熊に遭遇するかもね~。
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イワショウブ。
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標高1800mの「渋池」。
正面は横手山。 -
池内には浮島があります。
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美しい景観・・・池の周辺と浮島にはモウセンゴケが生育しているそうですが、よく分かりませんでした。
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この分岐点を左に行くと志賀山(2,037m)に登る遠回りのコースですが、右は池沿いの木道を通る近道のコースなので、右の道を進みます。
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木の根っこにある苔の緑が鮮やか!
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テングノコヅチ。
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コケ類の先に水滴が輝いています。
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ベニバナイチヤクソウ。
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渋池から約1時間で「四十八池」に到着。
志賀高原のあちこちにあるトイレはログハウス風で、トイレには勿体ない?四十八池 自然・景勝地
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四十八池は、標高1,800mほどのところにある高層湿原で、大小70余りの池塘が点在している美しい湿原です。
四十八池 自然・景勝地
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池にはモリアオガエルやクロサンショウウオが生息しているそうですが、いないかな・・・?
四十八池 自然・景勝地
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自然が作り出した美しい風景。
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湿原に続く木道・・・奥に見える山は志賀山。
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木道脇で、ワレモコウが風に揺れています。
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マルバダケブキ。
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クジャクチョウがマルバダケブキにとまっています。
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オヤマリンドウ。
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志賀神社の鳥居・・・鳥居を潜って行く道は、裏志賀山から志賀山へと続きます。
私達は右へ向かう道を進み、大沼池を目指します。 -
笹の向こうは裏志賀山。
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ヤマハハコ。
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カラマツソウ。
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鳥居のあたりから30分ほど歩くと、眼下にエメラルドグリーンの美しい池が見えてきました・・・これが大沼池です。
山に囲まれて佇む神秘的な姿に、感動!大沼池 自然・景勝地
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息を呑む美しさ!
大蛇神社の鳥居が湖畔右側に見えます。 -
大沼池には、大蛇と黒姫の物語が伝わっています。
大沼池に棲む大蛇は志賀高原の守り神で、若者に姿を変えた大蛇は花見に詣で、美しい黒姫と出会います。
2人はお互いに惹かれるようになり、若者は父親の殿様に「黒姫を下さい」と申し出ますが、殿様は承服しません。
殿様の計略で殺されそうになった大蛇は、雨雲を呼び、暴風雨を起こし、さらに志賀高原中の池を決壊させて大水で小館城を流そうとしました。
すっかり流された城下をみて悲しんだ黒姫は、事態を収束しようと決意し、ひとり大沼池に身を投げます。
それを知った大蛇は、それまでおこしていた雲を散らし、洪水を止め大沼池に戻っていったのでした。
この大蛇は、現在も志賀高原の大沼池に守り神として祀られ、毎年八月下旬には大蛇祭りが行われています。大沼池 自然・景勝地
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鳥居に続く細い道を少し進むと、途中に石の祠が2つ。
後方の石祠の側面には「大沼池 弁財天 水神祠」の銘がありました。大沼池 自然・景勝地
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緑に囲まれた青い池に建つ、朱色の鳥居・・・広島の厳島神社を連想します。
大沼池 自然・景勝地
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深いエメラルドグリーンの池は、見る位置や季節によってコバルトブルーにも見える神秘的な湖です。
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標高1,694mにある大沼池は水深26m・周囲5kmで、志賀山から噴出した溶岩によって川がせき止められたことで形成された、志賀高原で最も大きな湖・・・強酸性湖のため魚類は生息しませんが、大蛇と黒姫の悲恋の物語を持つ神秘的な美しい湖で、見る位置や角度により多彩な表情を見せてくれます。
奥に見える山は奥志賀山。大沼池 自然・景勝地
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森の緑と青い空、そして澄んだ水・・・この池は、志賀高原に数ある池の中でも、一番美しく見えます。
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いつまで見ていても、飽きない風景です。
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11時半に、湖畔にあるレストハウス「エメラルド大沼」で昼食。
ホテルで作ってもらったオムスビ弁当を広げ、レストハウス名物の「根曲がり竹の 竹の子汁」と缶ビールで美味しく頂きました。
食器を返した後、レストラン内のトイレを借りました。
靴を脱がなければいけないのでチョット面倒だなと思いましたが、すごく清潔で気持ちの良い、本当に綺麗なお手洗いでした。 -
昼食後、湖畔の道を、ゆっくり進みます。
赤い鳥居と池の緑がマッチして、本当に美しい! -
カニコウモリ。
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絵の具を溶かし込んだような、この青さ!・・・あまりの美しさに、何度も立ち止まりました。
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木々の間から見え隠れするエメラルドグリーンの池も、見事です。
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遊歩道が池の畔から離れる場所・池尻に到着。
ここは小さな入り江のようになっていて、ベンチもあるのでのんびり池を眺めながら休憩しました。
遠く対岸には、大蛇神社の赤い鳥居が見えます。 -
ウツボグサにとまるアキアカネ。
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ヤマホタルブクロ。
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小休止の後、再びウォーキング。
この岩に、10本以上の木がへばりついて生きています。 -
ゴゼンタチバナの赤い実。
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大沼池から清水公園に向かう途中、沢山のアサギマダラがヨツバヒヨドリの花に群がっていました。
この美しい蝶は、秋に日本の暖地や南西諸島・台湾へ渡って産卵し、初夏に戻って来るそうです。 -
ヒメキマダラヒカゲ。
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ヒョウモンチョウは、まさにヒョウ柄。
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仲良く蜜を吸っています。
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マタタビが白からピンクになっています。
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エゾアジサイ。
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分岐点で案内板を見ると、大沼林道よりも「さかさ池」のルートが時間が短いということなので、こちらを選びました・・・しかし、結構厳しい道でした。
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おまけに、さかさ池は大沼池と違って、濁った池です。
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キンミズヒキ。
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やっと「大沼池入口」のバス停兼トイレに到着し、池めぐりコースはコレでゴール!
でも、まだ14時過ぎなので、このままバスに乗ってホテルに帰るのは勿体ない・・・ということで、信大自然教育園まで歩くことにしました。 -
トイレの注意書きには ” サルが入ります。戸は必ず閉めて下さい。 ”
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アップダウンが続く山道に、ミヤコグサの綺麗な花が咲いていました。
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バス停から歩くこと約1時間、信州大学自然教育園に到着。
ここには約50種の高山植物が植えられたロックガーデンがあり、自然観察路も整備されて、志賀高原の自然が楽しく学べる施設になっています。信州大学自然教育園 自然・景勝地
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案内板を見て、先ず長池の方へ。
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標高1,584mにある長池は濁っていますが、魚が泳いでいます。
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クルマユリ。
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あまり大きくないロックガーデンですが、花の名札があって分かりやすい。
これは、ハクサンオミナエシ。 -
シラタマノキ。
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ハクサンフウロ。
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カライトソウ。
見学を終えて16時前のバスに乗り、ホテルまで帰りました。 -
2日目の夕食は、豚シャブ・鰹のカルパッチョ・ナス田楽など。
美味しく食べた後は、またホタル観賞に出かけました。
(3日目に続く)
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