2014/08/18 - 2014/08/21
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ペコちゃんさん
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今年の夏は、当初の長期予報に反して、梅雨明け後は連日の猛暑です。
暑さ凌ぎのため、一昨年は白馬、昨年は草津に行きましたが、今年は8月18日から3泊4日で志賀高原の涼しい夏を楽しむことにしました。
志賀高原一帯は2,000m前後の高所なので、クーラーなど要らない位涼しく、また多くの高山植物が楽しめます。
沢山の写真を撮ったので、旅行記は4編に分けて纏めました。
1日目は、志賀高原の最高峰・横手山からの眺めを楽しみます。
写真は、横手山頂にある、パンで有名な「横手山頂ヒュッテ」。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
志賀高原へは、関越の渋川・伊香保ICから草津経由で行くルートもありますが、今回は上信越道の信州中野ICから行くことにしました。
バス旅行では何回か通ったことがある上信越自動車道ですが、マイカーでは軽井沢から先は初めてです。
12時前に松代PAで休憩。松代パーキングエリア 道の駅
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松代には、山本勘助が築城した海津城跡があります。
三方を山に囲まれ、西は南北に流れる千曲川という自然の地形を巧みに利用した堅固な造りで、謙信との合戦に備えて信玄は築城を急ぎ、第4回の川中島合戦では、信玄がここを基地として出撃しました。
PAの案内板には、駐車場のそばにある川中島合戦・陣形図の場所が描かれています。 -
信州中野ICから志賀中野有料道路を通り、国道292号(群馬県・長野原町~新潟県・上越市)で志賀高原に向かいます。
途中にある道の駅「北信州やまのうち」へ立ち寄り。 -
ここは、きゅうり・なす・トマト・トウモロコシなど地元産の採れたて新鮮野菜や、モモ・ブドウなど旬の果物が並ぶ人気の直売所。
また売店では、伝統工芸品や地元産にこだわったお菓子・ジャム・地酒など地元の特産品も揃っています。 -
特に、山ノ内町産の桃は、毎年リピーターがいるほどで、甘くて美味しい完熟です。
桃と巨峰を買ってホテル滞在中に食べましたが、本当に甘くて美味しい!・・・しかも、安い! -
4日目の帰りにも立ち寄り、果物・野菜などを買いましたが、園芸コーナーで夫が「レンゲショウマ」の鉢を見つけ、これも追加・・・薄紫の上品で気品溢れるこの花を見ていると、暑さも忘れる爽やかな気分になります。
来年も花が咲くように、大事に育てなくっちゃ・・・でも、無理かも?
野に咲く花は、野に置くのが一番。 -
道の駅から横手山に向かいます。
車のナビの案内がイマイチで時間をロスしましたが、14時前に「のぞき」の横手山ドライブインの駐車場に到着。
信州のサンセットポイント100に選ばれている、ここからの眺めも素晴らしい!・・・しかし、3日間とも日没の時は雲が出ていたため、サンセットは次回の楽しみに。
目の前には、2,075mの笠ヶ岳が聳えています。横手山ドライブイン 名所・史跡
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早速、名物の横手山スカイレーターで山頂に向かいます。
横手山「スカイレーター」「サマーリフト」 自然・景勝地
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「のぞき」から草津方面に少し行った「渋峠」からリフトがありますが、横手山に登るには、やはりスカイレーターです。
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スカイレーターは、山の斜面に架かる動く歩道で、高低差35m・長さ200mを約5分で登ります。
1本しかないので、利用客の混雑状況を見ながら、上りと下りを交互に運転します。
高く登っていくにつれ、周りの景色と風の冷たさが変わります。 -
スカイレーターを降り、今度はスカイリフトに乗り換え、一気に山頂へ!
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高低差170m・長さ410mを5分で運んでくれます。
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スカイリフトは二人乗りですが、一人の方が乗り降りが楽。
鳥の声が聞こえ、吹く風も爽やか・・・本当に良い気持ちです。 -
リフトを降りれば、もう雲の上の世界!・・・志賀高原で最も標高が高く、眺望のよい横手山頂(2,305m)に、楽に到着しました。
山頂には、NTT無線中継所の建屋と鉄塔が残っています。 -
ここに来たもう一つの楽しみは、「横手山頂ヒュッテ」で美味しいパンとロシア料理を食べることです。
横手山頂ヒュッテ 宿・ホテル
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和室・10室、洋室・2室や風呂などを備えた立派なホテルですが、日本一の高所にあるパン屋さんとしても有名で、多くの観光客がパンを求めてやってきます。
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屋根の上には、パンを抱えた女性の風見鶏が・・・
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エントランスには、何故か子供用の乗り物と、ストーブ用の薪がドッサリ・・・
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このウェルカムボードの絵は、オーナーご夫婦かな?
標高の高い所でのパン作りは、気圧や気温の関係で平地よりパンを作る時間がかかり、当初は苦労したそうですが、試行錯誤の末に、きめ細かなふっくらとした美味しいパンができるようになりました。 -
レストランには、パンだけでなく、うどん・カレーライスや飲み物などもあります。
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夏休みシーズンなので、14時を過ぎても結構お客さんがいます。
明るいレストランには、鹿の飾りや巨木で作ったテーブルなどがあり、山小屋の雰囲気を感じます。 -
でも、この注意書きの日本語は、チョットおかしい・・・?
奥のサンセットルームは、宿泊者用の食堂。 -
ボルシチセットは売り切れていたので、信州のキノコたっぷりのシチューをパンで閉じ込めた「きのこスープ」のセットをオーダー。
また、折角なので、クリームパン(250円)も買って食べました・・・どれも美味しい!
パンにはバターがついていましたが、バターナイフがない・・・50円でジャムも売っていたので買うと、バターナイフがついてきました・・・このナイフが、後々とても役立ちました(?) -
エントランスの左側には、昭和27年にヒュッテを創業した高相耕作・よしの夫妻のレリーフがあります。
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昼食後、山頂周辺を散策しましたが、花の種類はあまり多くありません。
これはオミナエシ。 -
ヤマハハコ。
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シャジクソウ。
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コウゾリナ。
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ウツボグサ。
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ヤナギラン。
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リフトの山頂駅に展望台があるので・・・
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35段の階段を登って、屋上の展望台へ。
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ここは、山頂より更に高い2,307m・・・まさに、雲の上の世界です。
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遠くの雲の合間に、妙高山(2,446m)が姿を見せています。
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ここからは、北アルプス連峰をはじめ・・・
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噴煙を上げる浅間山や富士山、運が良ければ佐渡ヶ島を望むことが出来ます。
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今日は晴れているのですが、遠くの山々は雲ではっきり見えません。
今度は快晴の日に来て、360度のパノラマを楽しみたいものです。 -
横手山に近い赤い山肌の草津白根山。
草津白根山は標高2,160mの活火山ですが、火山性地震が増加したため、7月末から白根山付近の道路が全面通行止めに・・・8月7日から、火山活動が沈静化したため、昼間の時間帯のみ車両の通行が可能となりました。
しかし、火口から半径1キロ平方m以内への立ち入りは規制されているので、湯釜などの観光は出来ません。 -
昼食も含め、1時間半の雲上のひと時を過ごした後は、再びリフトで下界へ。
今夜からお世話になる、ほたる温泉の旅館街も見えます。熊の湯ほたる温泉 温泉
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上りのお客さんを待って、下りに切り替え。
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下りのスカイレーターに乗ったのは、我々2人だけ。
下に降りて行くと、10名ほどの上りのお客さんが待っています・・・我々のお蔭で待たせているようで、何か申し訳ない気持ち(?)・・・「お待たせしましたー!」
皆さん、笑顔で待っていて下さいました。 -
16時半に、志賀高原「一望閣」に到着。
ホテルの前には、標高2,075mの「笠ヶ岳」・・・すげ笠を伏せて置いたような山容から名付けられた山で、今から50年ほど昔、学生時代の友人3人で登った懐かしい山です。 -
一望閣の正面玄関。
かけ流しの温泉と広い部屋で、料金もリーズナブルなので、リピーターも多いホテルです。
お風呂で出会ったリピーターの奥様、「ここは食事も美味しいし、良いわよー」との情報を貰いました。 -
左が一望閣、右が熊の湯ホテル、その間を流れるのは角間川。
このあたりは、硫黄温泉の臭いが、かなり強烈です。熊の湯温泉 熊の湯ホテル 宿・ホテル
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チェックインの後、早速、駐車場の一角にある露天風呂へ。
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左の男湯は「笠見の湯」、右の女湯は「螢火の湯」。
露天風呂と別にある大浴場は、ホテルの地下1階から長い地下廊下を渡って行くと、この露天風呂の下にあります。 -
定員が3人の小さな露天風呂・・・フロントの横に男女3足づつのサンダルがあるので、これで入浴客が分かるようになっています。
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窓からは角間川が見え、夜には何もない天井から満天の星空が楽しめます・・・ただし、雨や雪の時は、要、注意。
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滾々(こんこん)と流れる乳緑色の硫黄泉には、湯の花が舞っています。
万病に効用があり、お肌もツルツル・しっとり・・・
二日目の夜、女性用の露天がトラブルで使用不可になったため、急遽、男性用を交代制で使うことになりました。
支配人さんに「男性が来ないようにしてね」とお願いして入りましたが、何だか落ち着きませんでした。 -
夕食のメインは、信州ハーブ鶏ときのこ鍋・・・豪華ではありませんが、どの料理も美味しく頂きました。
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夕食後の楽しみは、ホタル観賞。
昔と違って、今の日本でホタルが見られる所は限られていますが、ここではゲンジボタルが、ホテルから徒歩数分の所で見ることが出来ます。
最盛期の7月中旬~8月中旬には、幻想的なホタルの舞いと共に、降り注ぐような満天の星空も楽しめます。
徒歩20分(車で3分)の石の湯が有名で、ホタルの数が多いのですが、近くで充分です。 -
ゲンジボタルは日本にしか生息しない大型のホタルで、石の湯の岩倉沢川は日本一標高の高いゲンジボタルの生息地として知られています。(標高:約1,650m)
川には岸辺から湧き出した温泉が入り込むので、水量が安定し、幼虫のエサとなるカワニナが大量に発生する為、標高の高い志賀高原でもホタルが育っています。
石の湯のゲンジボタルの特徴は
・発生地の標高が日本一。
・成虫の発生期間が日本一。
・幼虫の上陸期間も日本一。
・成虫の寿命が長い。
・明滅周期が長い。
平成20年には、国指定の天然記念物になりました。 -
中ほどに白い点のようなものがありますが、分かりますか?
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左側に2匹が舞っています。
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暗闇の中、ホタルの写真を撮るのは難しい。(写真はHPより)
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たまたま、一緒に見ていた人の手にホタルがとまり、皆さん大興奮。
幻想的な夜の舞を楽しみに、毎晩、見に行きました。
(2日目に続く)
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