日本の神を覗く旅路・第1部記紀の神々05天岩戸夜神楽が舞われる高千穂神社

2014/03/26 - 2014/03/26

高千穂神社では夜ここの神楽殿で舞われる天岩戸夜神楽を見に来る予定だが、夜では本殿や境内の様子が判らなくなると思い、何とか陽がある内に訪れてもらう。

天岩戸神社でも気になっていたが、本殿の正面の注連縄は天岩戸神社の注連縄と同じで、藁束が右から7本、5本、3本下げられている.

ガイドを兼ねた運転手さんが説明してくれたことによると,

これは「天神七代」、「地神五代」、「日向三代」を意味しているのだと云う。


ブログを書くにあたって少し調べてみた。

古事記によると日本の最初の神は、アメノミナカヌシノカミ（天之御中主神）で、「天神七代」より以前に併せて五柱（神様は人でなく”柱”と勘定するらしい）の、独身で地上には全く姿を見せなかった神々が居られる。

注連縄の藁束の数は続いて地上にも現れた神々で、イザナギ・イザナミの命夫妻までの「天神七代」、天照大神から始まる、神武天皇の前に国を統御された神々の「地神五代」、そして後に大国主命に変わって、地上を統括することになるニニギノミコト（天照大御神の孫）から始まる高千穂の御祖（みおや）の神（日向三代）の神々の数を現したものだと云う。

”高千穂神社の御由緒”によると、ご祭神は御祖（みおや）の神（日向三代）神とその妃神で、総称して「高智保皇神（たかちほすめがみ）」と云うとある。


神楽殿の内部を見せて呉れると云うので、覗かせてもらった。

神楽が舞われる舞台の天井を囲むように、二枚に重ねられた白い美濃紙を色々の形に切り抜いた切り絵が吊り下げられている。

神の用語では神庭（こうには・・神楽の舞台）に掛けられた彫り物（えりもの）。

神庭（こうにわ）の天井の中央の”天蓋”は、高天原（たかまがはら）を象徴する雲。

神庭に足を踏み入れることは厳禁。

夜８時に開演すると云う天岩戸夜神楽を楽しみにして、今夜の宿・国民宿舎”高千穂ホテル”へ。

エリア 高千穂・五ヶ瀬(宮崎)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配