鎌倉安国論寺－富士山が望める鎌倉の日蓮宗寺院

2013/09/28 - 2013/09/28

　鎌倉市大町4にある安国論寺は日蓮宗のお寺で妙法華経山安国論寺という。文応元年(1260年)日蓮聖人39歳の時、ここの岩窟で「立正安国論」を著して前執権・北条時頼に建白した。日蓮聖人は、20年この地で過ごしたが、その聖跡に弟子の日朗上人が安国論窟寺を建てたのがこの寺の始まりである。寺の名はそれにちなんでいる。
　建長6年(1254年)に安房から鎌倉に入った日蓮聖人がこの松葉ヶ谷に来て草庵を結んだ所としては、ここ安国論寺の他に妙法寺と長勝寺の3寺が霊蹟に名乗りを揚げている。ここ安国論寺御小庵は山麓の平地にあるが、長勝寺松葉谷御小庵跡と妙法寺松葉谷御小庵跡は山腹にある。この3寺で注目すべき点としては、こうした御小庵や御小庵跡のある山の山頂からは富士山が望めることだ。
　安国論寺御小庵横から階段を登ると裏山の巡礼路の最初に富士見台と呼ばれる場所があり、ここから富士山を望むことができる。鎌倉市内の寺院では山門から一番近いところから手軽に富士山を望めるのがここ安国論寺だ。
　晴れ渡り空気が澄み切った午前中に安国論寺を訪れ、富士見台に上がれば、必ずや霊峰富士を望め、1日中気持ちの良い鎌倉散策を楽しめるだろう。
（表紙写真は安国論寺本堂）

エリア 鎌倉(神奈川)

安国論寺山門。9:00開門であるが、9:25になっても開いていない。横の通用口の戸を開けて入る。

松岡子規の歌碑。

安国論寺の神輿。

神輿横の彫刻。

「蓮の実甘納豆」。

富士見台登口（巡礼路登口）。

富士見台から望む富士山。

富士見台から望む富士山。

富士見台から望む富士山。

鐘楼（平和の鐘）。

鐘楼に架かる平和の鐘。

「立正安国の梵鐘」看板。昭和62年（1987年）銘。

鐘楼に架かる平和の鐘。

巡礼路からの眺望。

南面窟。

十三重石塔。

十三重石塔。

日朗上人御荼毘所。

宝塔。

日朗上人御荼毘所。

安国論寺本堂。

九重石塔。

石仏。

安国論寺御小庵。

石仏。

仏足石（ぶっそくせき）。

「立正安国論」碑。

安国論寺本堂。

安国論寺本堂に掛かる「立正安国」の扁額。

安国論寺本堂向拝。

安国論寺本堂に架かる鰐口。

白猿像。

蹲（つくばい）。

「市指定天然記念物　サザンカ」。

山茶花。

境内参道脇に手水舎。

手水鉢。

手水はお地蔵さまだ。

崖にはやぐら。

崖のやぐら。

崖のやぐら。

崖のやぐら。