2013オーストリア一人旅【3日目その2 王宮家具博物館】

2013/05/06 - 2013/05/13

3日目、ザルツブルクからウィーンに到着。
ホテルに荷物を置いて、まずはホテルから徒歩10分の、王宮家具博物館へ。

私ハプスブルクの中でもシシィ、フランツ・ヨーゼフ皇帝、ルドルフ皇太子の親子がとにかく大好きなのです。
知らない方にはドン引きされるかもですが、ウィーンではこれ関連のネタばかりなので、ご了承くださいませm(__)m

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

googleナビに従って歩くこと約10分。
王宮家具博物館に到着。
こちらウィーン中心部からちょっと離れた所にありまして。
他に比べてマイナーなのか人も少なく、ガイドブックにも外観は載ってなかったので、本当にここなのか自信なく…中入って受付でガイドブック見せて、「これはここなの？」って聞いちゃいました(^^;)
だってこんな近代的な外観だと思わなかったし…(^^;)
人も本当に少なかったので、受付のお兄さんも暇そうにしてました。
日本で買ってプリントアウトしておいたシシィチケットで入場〜。

なんと！たまたま特別展示でマクシミリアン展やってたー！！
まさかのナイスタイミング♪
特別展は撮影禁止だったので写真ないのですが(>_<)
デスマスクとか棺とか色々ありました。
銃殺される時のあの有名な絵とかも。
でもなんせ資料説明が日本語なくて読めないので、詳細は分からないというこの悲しさ…(T_T)

※マクシミリアン一世(メキシコ皇帝)…フランツ・ヨーゼフ皇帝の弟。フランスのナポレオン3世にそそのかされてメキシコ皇帝になったが、革命で銃殺刑になった可哀想なお方。妻のシャルロッテは夫の助命嘆願に奔走しましたが聞き入れられず、途中で発狂。幽閉されたまま一生を終えます。最期まで夫は生きていると信じてたそうな。
この方だけでも語ると長いので、興味がある方はググってみて下さい(^^;)

ここは元々、ハプスブルク家の家具の保管倉庫でした。
なので豪華な家具が所狭しと並んでいます。
最初に伝えておきますが、ここだけで100枚近く写真撮ったのでとてもじゃないけど全て載せられません。
なのでほぼシシィ関連しか載せませんが、勿論歴代のハプスブルク家の皆様の家具などが沢山展示されてました。
でもなんせ日本語解説ないので、知ってる人のしか分かりませんでした…

入ってすぐ、さっそくシシィきたー\(^o^)／
美しい…(*^^*)

ホントにシシィ関連だけじゃなんなので、マリア・テレジア様。
横のちっちゃいのは子供たち。
マリー・アントワネットももちろんいますよー。でもどれか忘れちゃった…

夫のフランツ・シュテファン。

フランツ・ヨーゼフ皇帝

シシィ！！！
シシィの肖像画はたくさんありますが、フランツ・ヨーゼフはこれを一番絶賛してたらしいです。
この絵は3枚あって、ここと王宮と…あとどこだっけ？美術史美術館だっけ？？あれ？でも見てないな…すみません忘れちゃいました…
とにかく3枚ある…ハズ(^^;)

フランツ・ヨーゼフ皇帝

シシィと皇帝がいっぱい！
えっと、今更ですがご存じない方もいると思うので軽く説明しますと、フランツ・ヨーゼフは18歳で皇帝になり、従姉妹のヘレーネとお見合いをした際、同席していたヘレーネの妹のエリザベートに惹かれて求婚、二人は結婚しました。
が、エリザベートは自由奔放に育った為堅苦しい宮廷の生活になじめず、姑との確執もあり、皇妃の義務を放棄して放浪の生活を送ります。
フランツ・ヨーゼフは質実剛健、毎日ひたすら公務を行い、家族を愛する真面目なお方。そんなエリザベートを愛し支援し続けます。
そして色々あるのですが、エリザベートは1898年、放浪中にイタリア人無政府主義者、ルケーニにヤスリで刺されて暗殺されます。
その知らせを聞いた皇帝は、「私がどんなに彼女を愛していたか、君にはわかるまい」と側近に話したとか。
エリザベートは当時のヨーロッパ随一と言われた美貌の持ち主。
当時エリザベートは国民にそれほど人気はなかったようですが(ハンガリーは別として)、現在のオーストリアには、至る所にシシィがいます。

…こんな説明でお分かりいただけますでしょうか…嘘は書いてない…ハズ(^^;)
詳細はググってくださいませ(^^;)

ハンガリー戴冠式時のシシィ。
熱烈なハンガリー支持者だったエリザベート。
オーストリア＝ハンガリー帝国成立の立役者として、今もハンガリーで慕われてます。
この衣装がまた美しい…(*^^*)
王宮にこの衣装のレプリカ(たしか)がありました。

エリザベート

エリザベートの衣装

ルドルフ皇太子のゆりかご！

こんな感じで…

皇帝一家がたくさん。

ルドルフ皇太子の幼少時代のお召し物。

ルドルフ皇太子。
今更ですがこの方もちょっと説明を…。
フランツ・ヨーゼフとエリザベートの息子。
母親と同様自由主義者で、保守的な父親と対立、結婚したベルギー王女との仲は冷え切っており、結婚生活もうまくいかず。
バチカンに離婚申請までしましたがバチカンは拒否。(カトリックは離婚禁止)
その後事件は起こります。
1889年、30歳のルドルフ皇太子は、17歳の男爵令嬢マリー・ヴェッツェラと共に、マイヤーリンクの狩場で遺体で見つかります。
一般的に心中と言われてますが、暗殺説もたくさんあり、真実は闇の中です。
「うたかたの恋」という有名な映画にもなってます。
ご興味のある方はご覧くださいませ(^^)
ただし映画は二人の純愛モノですが、本当はそんなんじゃありません…
…とまぁ、こういう感じの方です。
…これも嘘は書いてない…ハズ…

これもルドルフ皇太子。

これも！幼少時代…あいくるしい(*^^*)

乗馬してるルドルフ皇太子。

シシィもいっぱい〜。
自慢の豊かな長い髪はくるぶしまで届くくらいで、この髪を手入れするのに2，3時間かかってたらしい。

シシィとかエリザベートとかどっちも使ってて混乱を招いてるかもですが、エリザベートの愛称がシシィなのですよー(^^;)
統一してなくてすみません、思いつくまま打ってるので(^^;)
このシシィ好き！

何やら豪華な王冠もありました！

本物ですよ…！すごいなぁ…

ルドルフ皇太子関連グッズ
髑髏がある…！！

これもルドルフ皇太子。
親ドイツ路線の父親を批判し、ドイツは危険だと考えていた皇太子…第一次世界大戦からのオーストリアの運命を考えると、彼は先見の明があったのです…
ちなみにさっきの説明だと色恋沙汰で死んだみたいに思われちゃうかもですが、父親との政治的な確執とかその辺の色々の方が問題だったハズ…語ると長いのでやめときますが。

エリザベートの傘。
彼女は、息子が死んでからは喪服しか着なかったそうです。
夫が死んでから喪服しか着なかったマリア・テレジアに倣ったとか。

喪服のエリザベート。

老年のフランツ・ヨーゼフ皇帝。
第一次世界大戦中の1916年、彼は86歳でこの世を去ります。
18歳で即位し68年間も在位した、オーストリア帝国実質最後の皇帝です。
家族を愛していたのに心中やら暗殺やら他にも色々で次々と失っていった、この方もなんとも切ないお方です。
そもそも第一次世界大戦の発端となったのは、ルドルフ亡き後皇位継承者となった甥のフランツ・フェルディナント大公夫妻が暗殺されたからですし…(サラエヴォ事件)あ、仲は悪かったんですが。
そして皇帝亡き後帝位を継いだのはフランツ・フェルディナントの甥のカール1世。
第一次世界大戦に敗戦し、彼が退位したことで、600年以上続いたハプスブルク帝国の歴史が幕を閉じたのです。
…今自分の卒論引っ張り出してななめ読みして書いたので、これまた嘘は書いてない…ハズ(^^;)

以上、無駄に語りまくって失礼しました。
間違いあったらご指摘お願いします…m(__)m
見つけたらこっそり直します(^^;)

こんな感じでとにかく彼らが好きなので、大満足でした(^^)/

次はデーメル、シュテファン寺院に向かいます。
【3日目その3 シュテファン寺院など】
http://4travel.jp/travelogue/10778838