2008/05/15 - 2008/05/25
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kojikojiさん
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凱里の朝は博物館から始まりました。本日も2ヶ所の村巡りでハードスケジュールなのですが、ガイドさんの提案で最後の日に行くより勉強になるし、山の中の旅が続くので先の時間が分からないとの事でした。開館時間より1時間は早かったと思います。交渉して勝手に見させてもらいました。帰る頃にお土産屋も開いたので覗いて、DVDを何本か購入しました。他で安く買えるかもと言うのはケースバイケースで個人的な統計上買わないで失敗したケースが多いので、見つけたらその場で買うを鉄則にしています。ここは少数民族の刺繍の素晴らしいものがたくさん売っていました。値段はかなり高いのとお土産品も混じっているのでご注意ください。それよりもホテルの前で売りに来てる刺繍の方が金額交渉すれば良い物があります。一斉に寄って来て圧倒されるので、日本語でも意思は通じるので、並ばせて順繰りに冷静に見ればいい買い物が出来るでしょう。
本日最初の村は歓迎式をお願いしていた季刀苗塞です。我々二人だけで心細かったのですが最高の思い出になりました。偶然通りがかったデンマークの人達がいたので、我々が予約した旨を話して招待しました。とても喜ばれました。全部の村の歓迎式を頼めばよかったと後悔しました。が、神様はいらっしゃるようで、この後他の方が依頼した歓迎式をいくつか見ることが出来ました。雷山で昼食を摂って、午後は西江千戸苗族村です。この集落の巨大さには驚かされました。ここは一泊しても良いなと思わせる雰囲気がありました。多分夜明け時とか夕暮れ時には良い写真が撮れそうな気がしました。残念ながら雷山に戻って場違いな高級ホテルに泊まりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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この村に入るには川沿いの道を対岸から脇道に入りますが、その辺りから芦笙の音色が流れてきます。
駐車場兼バスケットコートで車を降りると村の入口には沢山の人がいます。歓迎式と言っても村の数人で形式的にやってくれるのかと思っていたのはとんでもない思い違いでした。 -
村の入り口が近づいて来ると少しナーバスになってきました。我々2人のためにこんな沢山の人の手を煩わせて良いの?と思いますが停まってもいられないので進みます。
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この辺の10人くらいの方だけでも恐縮してしまいます。
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沿道には人人人。村人のほぼ全員が盛装してニコニコ笑っています。これだけで圧倒されます。入口に女性が三人お酒を継ぐ人とお酒を飲ませる人が脇に2人です。ここでは自分では手を出さず飲ませてもらいます。1人から3杯づついただきます。(全部飲まなくても大丈夫です。)我々は干杯(乾杯ではありません)しましたが、この後同じ儀式を3回ですので計9杯飲んだことになります。40度位の米酒を3合位飲んだことになります。
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始まる前からヘロヘロになり、緊張感はどっかに飛んで行きました。プリミティブな気分を楽しめてきました。
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たくさんの人が拍手で歓迎してくれます。
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こんな感じでお酒を飲ませていただきますが、写真を見ても感じとれるようにみなさんの笑顔が素敵です。
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「大姉!大好きなお酒ですよ。こぼさないで。」
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その中途半端な手は何?
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妻の着ているブルーのシャツもこの村の伝統衣装に合っています。???どう言う事?昨日の服といいまるで知っていたかのようです。
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この村の男性は藍染めの長い上着が盛装のようです。非常にカッコイイです。
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男性の衣装がカッコイイと思った数少ない村です。我々が歩いた後から村の人がゾロゾロ続き長い列になります。
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広場にベンチが置かれています。また緊張します。ここでデンマークの人達と会いました。人数が多いと気も楽になるので招待しました。(彼らのガイドさんは後で幾らかのお金を払っていましたが。)
まずは歓迎の挨拶です。 -
挨拶の後は正装した女性たちがどんぶりを持って近寄って来るので、何が始まるかは想像できました。
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またお酒が振舞われます。
もうどうにでもなれといった気分です。 -
お策を飲み終わると踊りが始まります。
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この村は苗族の人たちですが、頭飾りの角のような冠が特徴的です。
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この時の芦笙の音は今も耳に残っています。
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角の先まで1メートルくらいはあったと思います。
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頭の冠に太陽光線が当たってキラキラ輝いています。
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後ろから見ると非常に中国的な印象ですが、日本の角隠しもこの辺がルーツと言われます。
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後姿も見事です。彼女たちが来ている上着は勿論自分たちで刺繍したオリジナルです。
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観光客を最初の村に受け入れた村が近くにありましたが、駐車場を作ったり建物を建てたりしてまるで昔の日本のドライブインのようでした。村人も拝金的になり、今では逆に寂れてしまったそうです。この村もそうならないように願わずに入られません。
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彼女の歌は素晴らしかったです。後で村を案内してくれた時にも歌ってくれました。
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先祖を祭る老人たちです。何とも味のあるお爺さんとお婆さんでした。こんな風にこんな美しい村で年を重ねられたら幸せだろうと思いました。
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可愛いおばあちゃん達です。
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おじいさんもいい味出してます。
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歌を掛け合います。
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見事な刺繍です。
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お互いにお酒を酌み交わします。
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ここでもドンぶりを片手に持ち、お互いに飲ませあう決まりのようです。
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基本的に自らの手だけでお酒を飲んではいけないようです。
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日本でいう焼酎のようなお酒なので、甘口ではありますが同じくらいの度数のアルコールは含まれています。
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華やかな若い女性の衣装も良いですが、私にはこちらの方が良かったです。
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こんな子供も真剣に見ています。この文化が継承されていく事を願います。
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違う衣装で登場です。
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黒いベルベットの衣装もシックな感じで、頭の銀飾りとマッチします。
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艶やかな踊りでした。
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こちらのおばあちゃんたちも可愛らしい踊りです。
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おばあちゃんの髪の結い方もかわっています。
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音楽は芦笙だけの演奏です。演奏しながら列になったり円になったり見事です。
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足捌きまで揃っています。
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竹の中を空気が抜ける何ともいえない音色です。
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最後は観光客も交えて大団円で終わりです。
最高に楽しい催しでした。エンターテイメントと考えても最高の演出だと思います。これだけ観るために貴州に来る価値はあると思います。 -
みなさん良い顔をされています。
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チェキは大人気でした。「こどもだけだよ。」というと村中の子供が集まりました。
チェキの写真は皆さんに配って、もう1枚デジカメでも撮りましょう。 -
おばあさんに「ここをバックで撮って。」と広場の外れまで連れて来られます。そこにはお孫さんが待っていました。
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さあ、ここからが本番です。少数民族の「文化の重み」体験です。着付けしてくれているお姉さん(司会をしていた)の衣装をお借りしました。同じ背格好で良かったです。昨日の四印苗族の失敗もあるので、これ以降は同じ背格好の人に「民族衣装(ミンズーイーフー)見せてもらえませんか?」と声を掛けることにしました。
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まわりのおばあちゃんが笑っています。
しかし、何で毎日民族衣装とハレーション起こさないシャツを着ているのでしょう? -
馬子にも衣装?
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2人がかりになりました。
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広場の真ん中に立ちました。廻りから「オーッ!」と歓声があがります。
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何か固まってます。どうですか?文化の重みは?
今日の重みは3キロくらいだそうです。 -
男性の衣装を借りようと思ったらみんないなくなってしまいました。
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後ろから見ると苗族です。
妻は富士山の山岳少数民族、富士宮の宮族(ミャーズー)です。 -
先ほどの歓迎式の喧騒が嘘のように静かな村の風景です。
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こんな素朴な村にあのような艶やかな文化が隠されているなんて不思議です。
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村の中を案内してもらいながらいろいろな伝統や言い伝えを教えてもらいました。最後に歌を披露してくれました。
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素晴らしい歓迎式の余韻に浸りながら雷山に戻りました。昼食は美味しいと評判のホテルのレストランにしました。揚げ餅に高菜の様な酸っぱい漬物が乗った料理です。米の甘さがほんのりする餅と相まって不思議な美味しさです。
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これは見たままのお味です。でも野菜は新鮮です。
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米豆腐の冷ヤッコ風です。甘辛酸っぱいソースと落花生の歯ごたえと豆腐のツルrツした食感が何ともいえません。
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餃子です。皮は小麦粉では無く薄焼き卵に具を挟み、蒸してあります。アツアツが美味しいです。
午後は千戸苗塞です。
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