エルサレム旅行記(ブログ) 一覧に戻る
マリア永眠教会はダビデの墓のあるシオンの丘に建つ、エルサレム最大と云われる教会。<br /><br />シオンの丘のマリア永眠教会へ道は、両脇が高い石壁の細い道で、なかなか大きいというイメージが掴めないが、オリーブの丘の主祈りの教会から城壁の南壁を取った写真の左端に、永眠教会か写っており、その姿から大きさが伺える。<br /><br />第9代プロイセン王国国王・第3代ドイツ帝国皇帝ヴィルヘルム2世が1900年に建てたと云われる割と新しい教会。<br /><br />ヴィルヘルム2世はここがマリアの永眠の地と断じているらしいが、正確なことは不明。<br /><br />堂内中央のドームの下に眠る、象牙と桜の木で彫られたマリア像。<br /><br />主祭壇にはヘレニズム調のキリストを抱くマリア像が見下ろし、その下の祭壇の壁にキリスト像が有る。<br /><br />壁の一角に十字架から降ろされたイエスを抱くマリア像もあった。<br /><br />宗教画や彫刻での幼いキリストを抱くマリア像の印象は、キリスト像を遙かに超えるのではないかと思われるのだが、<br /><br />聖書の中でのマリアはナザレの受胎告知を受けた事象以外、その存在は、親子関係をう含めて、極めて薄いと云われる。<br /><br />イエス自体から母としてマリアに応対するのは、イエスがゴルゴだの十字架の上で、弟子のヨセフに母を依託する場面が伝えられているが、その際でもイエスはマリアを”母”と呼ばず”婦人”と呼んでいる。<br /><br />後に、マリアは死を迎えるに際し、天からイエス・キリストが迎えに来、マリアを抱いて昇天したとされ、これを”被昇天”と名付ける。<br /><br />爾来マリアは神の世界に入るのだが、これは”三位一体”説に矛盾すると思われる。<br /><br />”三位一体”説で一神教の流れをやっとクリアーしたところに、もう一人神を加えることになるからだ。<br /><br />またマリアの墓はトルコのエフェソスにあるとも云われる。<br /><br />後にイエスにマリアを依託されたヨセフは、トルコへの布教に出かけた際、マリアも伴い、マリアはエフェソスで余生を送ったという伝承。<br /><br />エフェソスのマリアが余生を送ったと云われる家は、永眠教会に比べれば小さく質素だが、エフェソスでその家を見た時は、マリア伝承に相応しいと素直に感じたものだ。<br /><br />*参考11.ブルブル山とマリアの家 in クシャダス・トルコ<br />http://4travel.jp/overseas/area/europe/turkey/kusadasi/travelogue/10162659/<br /><br />第3部の五島列島では、ほぼ全ての教会で美しいマリア像に出会う。<br /><br />そこで改めてマリアに思いを馳せることとなる。<br />

第1部イスラエル周遊旅情第2章エルサレム探訪48エルサレム最大の教会・マリア永眠教会

5いいね!

2011/11/03 - 2011/11/03

352位(同エリア528件中)

WT信

WT信さん

マリア永眠教会はダビデの墓のあるシオンの丘に建つ、エルサレム最大と云われる教会。

シオンの丘のマリア永眠教会へ道は、両脇が高い石壁の細い道で、なかなか大きいというイメージが掴めないが、オリーブの丘の主祈りの教会から城壁の南壁を取った写真の左端に、永眠教会か写っており、その姿から大きさが伺える。

第9代プロイセン王国国王・第3代ドイツ帝国皇帝ヴィルヘルム2世が1900年に建てたと云われる割と新しい教会。

ヴィルヘルム2世はここがマリアの永眠の地と断じているらしいが、正確なことは不明。

堂内中央のドームの下に眠る、象牙と桜の木で彫られたマリア像。

主祭壇にはヘレニズム調のキリストを抱くマリア像が見下ろし、その下の祭壇の壁にキリスト像が有る。

壁の一角に十字架から降ろされたイエスを抱くマリア像もあった。

宗教画や彫刻での幼いキリストを抱くマリア像の印象は、キリスト像を遙かに超えるのではないかと思われるのだが、

聖書の中でのマリアはナザレの受胎告知を受けた事象以外、その存在は、親子関係をう含めて、極めて薄いと云われる。

イエス自体から母としてマリアに応対するのは、イエスがゴルゴだの十字架の上で、弟子のヨセフに母を依託する場面が伝えられているが、その際でもイエスはマリアを”母”と呼ばず”婦人”と呼んでいる。

後に、マリアは死を迎えるに際し、天からイエス・キリストが迎えに来、マリアを抱いて昇天したとされ、これを”被昇天”と名付ける。

爾来マリアは神の世界に入るのだが、これは”三位一体”説に矛盾すると思われる。

”三位一体”説で一神教の流れをやっとクリアーしたところに、もう一人神を加えることになるからだ。

またマリアの墓はトルコのエフェソスにあるとも云われる。

後にイエスにマリアを依託されたヨセフは、トルコへの布教に出かけた際、マリアも伴い、マリアはエフェソスで余生を送ったという伝承。

エフェソスのマリアが余生を送ったと云われる家は、永眠教会に比べれば小さく質素だが、エフェソスでその家を見た時は、マリア伝承に相応しいと素直に感じたものだ。

*参考11.ブルブル山とマリアの家 in クシャダス・トルコ
http://4travel.jp/overseas/area/europe/turkey/kusadasi/travelogue/10162659/

第3部の五島列島では、ほぼ全ての教会で美しいマリア像に出会う。

そこで改めてマリアに思いを馳せることとなる。

同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
観光バス
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)

PR

この旅行記のタグ

5いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

イスラエルで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
イスラエル最安 501円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

イスラエルの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP