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糞門にはすでに多くの人が長い列をなしており、その列が全く動く気配がない。<br /><br />理由は明日から始まる犠牲祭の為、神殿の丘が1週間閉鎖される為らしい。<br /><br />犠牲祭(イード・ル・アドハー)とは万能の神がアブラハムの神への忠誠心を試すため、アブラハムに「息子を神に捧げよ」と命じ、アブラハムが息子に斧を振りかざした故事に則る。<br /><br />この故事自体はユダヤ教もキリスト教もイスラム教も同じなのだが、アブラハムが神に捧んとした息子が、キリスト教とイスラム教では別人となる。<br /><br />アブラハムは正妻サラとの間に長い事子が出来なかった。<br /><br />気に病んだサラは仕え女をアブラハムに与え、イシュラムが生まれる。<br /><br />しかしその後サラとの間にも子イサクが誕生する。<br /><br />イサクはユダヤ民族と祖となり、義兄イシュラムはアラブ民族の祖となる。<br /><br />とここまではユダヤ教、引いてはキリスト教も、そしてイスラム教も同じ。<br /><br />違ってくるのはアブラハムが神に捧げんとした子が、ユダヤ教ではイサクなのに対し、イスラム教ではイシュラムだと云う。<br /><br />いわば正妻と側室の世継ぎ争いで、日本の戦国時代にもよく出てくる話だが、3000年も昔の話が今尚尾を引き、世界を2分するような事態が続く摩訶不思議。<br /><br />イスラム世界では、今も断食明けの「犠牲祭」に動物を殺して食べる。<br /><br />毎年恒例のイスラム教の祭りだそうだがら、現地のガイド信夫さんの見込みが違ったか、1時間半待ったにも拘わらず我々の直ぐ前で午前中の入場者が打ち切られ、急遽予定を変更し、嘆きの壁、西壁トンネルツアーを済ませ、ヴィア・ドロローサ散策半ばで改めて行列に並び直し、その後漸く神殿の丘に登ることになる。<br /><br />しかし幸運にも当日は、ユダヤの成人式バルミツバの日にも当たっており、4隅を棒で支えられた白や青の布の下を、少し照れたような笑みを浮かべた少年が、楽隊を引き連れた群衆の先頭に、次から次へとやってくる。<br /><br />見ていると楽士たちは、何組も掛け持ちで、次のグループの為に、大きな楽器を担いで急ぎ足で立ち戻って来る様子も微笑ましい。<br /><br />お蔭で待ち時間の苛立ちを最小限に抑えることが出来た。<br /><br />ユダヤの子供は13歳になったときに成人式バルミツバを行い、この式を終えるとユダヤ教の聖書トーラ(Torah)を朗読し、大人としてユダヤ教の礼拝に参加する事になるらしい。<br /><br />後に嘆きの壁の前で、祈りを捧げる少年たちと、壁越しに成人になったこれら少年たちを見詰める母親の眼差しにも出会う。

第1部イスラエル周遊旅情第2章エルサレム探訪39三宗教の聖地その2神殿の丘の入場口糞門でのユダヤの成人式バルミツバの群衆

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2011/11/03 - 2011/11/03

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WT信

WT信さん

糞門にはすでに多くの人が長い列をなしており、その列が全く動く気配がない。

理由は明日から始まる犠牲祭の為、神殿の丘が1週間閉鎖される為らしい。

犠牲祭(イード・ル・アドハー)とは万能の神がアブラハムの神への忠誠心を試すため、アブラハムに「息子を神に捧げよ」と命じ、アブラハムが息子に斧を振りかざした故事に則る。

この故事自体はユダヤ教もキリスト教もイスラム教も同じなのだが、アブラハムが神に捧んとした息子が、キリスト教とイスラム教では別人となる。

アブラハムは正妻サラとの間に長い事子が出来なかった。

気に病んだサラは仕え女をアブラハムに与え、イシュラムが生まれる。

しかしその後サラとの間にも子イサクが誕生する。

イサクはユダヤ民族と祖となり、義兄イシュラムはアラブ民族の祖となる。

とここまではユダヤ教、引いてはキリスト教も、そしてイスラム教も同じ。

違ってくるのはアブラハムが神に捧げんとした子が、ユダヤ教ではイサクなのに対し、イスラム教ではイシュラムだと云う。

いわば正妻と側室の世継ぎ争いで、日本の戦国時代にもよく出てくる話だが、3000年も昔の話が今尚尾を引き、世界を2分するような事態が続く摩訶不思議。

イスラム世界では、今も断食明けの「犠牲祭」に動物を殺して食べる。

毎年恒例のイスラム教の祭りだそうだがら、現地のガイド信夫さんの見込みが違ったか、1時間半待ったにも拘わらず我々の直ぐ前で午前中の入場者が打ち切られ、急遽予定を変更し、嘆きの壁、西壁トンネルツアーを済ませ、ヴィア・ドロローサ散策半ばで改めて行列に並び直し、その後漸く神殿の丘に登ることになる。

しかし幸運にも当日は、ユダヤの成人式バルミツバの日にも当たっており、4隅を棒で支えられた白や青の布の下を、少し照れたような笑みを浮かべた少年が、楽隊を引き連れた群衆の先頭に、次から次へとやってくる。

見ていると楽士たちは、何組も掛け持ちで、次のグループの為に、大きな楽器を担いで急ぎ足で立ち戻って来る様子も微笑ましい。

お蔭で待ち時間の苛立ちを最小限に抑えることが出来た。

ユダヤの子供は13歳になったときに成人式バルミツバを行い、この式を終えるとユダヤ教の聖書トーラ(Torah)を朗読し、大人としてユダヤ教の礼拝に参加する事になるらしい。

後に嘆きの壁の前で、祈りを捧げる少年たちと、壁越しに成人になったこれら少年たちを見詰める母親の眼差しにも出会う。

同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
観光バス
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)

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