第１部イスラエル周遊旅情第２章エルサレム探訪32オリーブ山のイエスその１主泣きたもう教会

2011/11/04 - 2011/11/04

旅の順序とは違うが、イエスの足取りを追うことを先にします。

12人の弟子やマリヤやそのほかの婦人達を伴ったイエスは、エリコ街道を西に進み、エルサレムの３ｋｍ手前のベタニアに到達。

何を思ったかイエスは上着を脱いでロバの背を覆い、初めてロバに乗り、弟子達も上着を脱ぎ、脱いだ上着や枯れ草でイエスの行く手の道を敷き詰め、歓声を上げながら行進したと云う。

エルサレムの神殿に入るには、途中オリーブ山を越え、ケデロンの谷を渡る必要がある。

オリーブ山からは神殿はもとよりエルサレムの町が一望できる。

しかしイエスの目に写ったのは、真近に迫った滅び行く神殿と街の姿。

エルサレムの行く末を嘆じてイエスの目に思わず涙が溢れる。

オリーブ山の一角の、イエスが涙を流したと云われる場所に、涙を模したという少し変わった形の”主泣きたもう教会”がある。

堂内はミサ中で中に入れなかったが、信夫さんの解説中に奇しくも雨が降り出した。

現在もオリーブ山の至る所から、エルサレムのパノラマが広がる。

しかしそこにはイエスが目にしたであろう、博物館の模型で見た至聖所を中心とし神殿でなく、至聖所の跡に建つ、雲の合間から差し込む陽光に輝く黄金の岩のドーム。

それに負けじとロシア正教会が建てた”マグダラのマリア教会”が”主泣きたもう教会”の先に光輝いたいた。

イエスはそのまま神殿に入城するが、その日はすでに夕暮れが迫っており、ベタニアに戻り宿とする。

ベタニアはイエスの現世での最後の５日間の宿泊地。
ここから連日神殿を訪れる。

ベタニア（al-Eizariya）にはイエスの昔なじみのラザロとその姉妹マルタとマリアが住んでいた。

しかしラザロはイエスが到着した4日前に死んでいたのを知り、イエスはラザロを蘇生さたと云う。

洞穴は途中で見た昔の墓の跡。

エリア エルサレム(イスラエル)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）