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西壁のトンネルを出たアントニア要塞跡と云われる建物が、現在の”ヴィア・ドロローサ”巡礼の出発点。<br /><br />しかし糞門での入場時間待ちの附けが効いて、我々の”ヴィア・ドロローサ”巡礼”は、信夫さんの努力にも拘わらず、巡礼を中断したり、順番が後先になったり、逆の流れになったりしてしまった。<br /><br />そこで”ヴィア・ドロローサ”巡礼は後で出来る限り整えるとして、旅行記は先に”神殿の丘”に向かう。<br /><br />手荷物検所を何とか通過し、櫓の長い橋を登ると、広場に出る。<br /><br />予想に反し、広場の中は中央で黒一色の衣服の一塊の女性達が何やら語り合っているだけで、意外と静かな雰囲気。<br /><br />右手の建物は銀色のドームを戴く”エル・アクサ・モスク”「遠隔(メッカから)の礼拝堂」で、”神殿の丘”の中でモスリム達の最も神聖な場所。<br /><br />その横の建物はエルサレム考古学博物館。<br /><br />驚いたことに”エル・アクサ・モスク”はイスラム人でも女性は入れない。<br /><br />逆に”黄金ドーム”は聖職者以外、イスラム人の男性でもは入れない。<br /><br />その黄金ドームの手前に身を清める水場が有り、その先の石段とアーチ形の柱が並び、その奥にい今やエルサレムの象徴ともいえる、黄金のドーム(岩のドーム)が聳える。<br /><br />近づいてみると、黄金のドームを支える八角形の躯体は、上部を美しい瑠璃色のトルコ製タイルによって装飾された大理石からなり、その繊細なアラベスク調の装飾は、むしろ黄金のドームよりも素晴らしい。<br /><br />それに引き換え、この黄金ドームの中には”聖なる岩”なるものが置かれており、予備知識なく一見しただけで”聖なる岩”と感じえる人がどれだけ居るだろう。<br /><br /><br />*参考「岩のドーム」(ウイキペディア)<br />「http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/45/The_rock_of_the_Dome_of_the_Rock_Corrected.jpg<br /><br />モリヤの山のこの岩で,4000年前ムハンマドは神の命で息子イサクの命を捧げんと斧を振い、3000年前ダビデ王が聖なる契約の箱を奉納し、ダビデ王の息子ソロモン王がその箱を囲う最初の神殿の至聖所を建て、2000年前ヘデロ王が至聖所を再建するが、その約100年後ローマに破壊される。<br /><br />1000年前十字軍がエルサレムを占拠し、800年前再びイスラムが占領。<br /><br />7世紀ムハンマドはメッカのカーバ神殿から天使ガブリエルに連れられてエルサレム神殿まで一夜で旅をし、聖なる岩から天馬に乗って昇天、その際岩に足跡を残す。<br /><br />692年イスラムは聖なる岩を取り囲んだ”岩のドーム”を建立。<br /><br />1554年、キリスト教聖墳墓教会に対抗するかのように、現在の”黄金ドーム”の姿に改装。<br /><br />1967年イスラエルが東西エルサレムを占領するも、神殿の丘はイスラム管轄下に置かれ現在に至る。<br /><br />信夫さんは、イエスの昇天現象と復活を信じるか否かが、クリスチャンとして洗礼を受ける資格が有るか無いかなのだと云う。<br /><br />それはともかくイエスは「神の子」と云われるから、イエスの昇天現象と復活は神話の世界に加わる資格は有るのかもしれない。<br /><br />しかしムハンマドは単なる預言者(最後の預言者かもしれないが一人の人間)。<br /><br />ムハンマドの”天馬に乗って昇天”現象は誰が見、どうし神の世界に加わっているのだろう。<br /><br />写真を撮らせて下さった、信夫さんのお知り合いの長老風の紳士の貫録は、”黄金ドーム”に負けていない。

第1部イスラエル周遊旅情第2章エルサレム探訪42三宗教の聖地その5現エルサレムの象徴”神殿の丘”

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2011/11/03 - 2011/11/03

404位(同エリア528件中)

WT信

WT信さん

西壁のトンネルを出たアントニア要塞跡と云われる建物が、現在の”ヴィア・ドロローサ”巡礼の出発点。

しかし糞門での入場時間待ちの附けが効いて、我々の”ヴィア・ドロローサ”巡礼”は、信夫さんの努力にも拘わらず、巡礼を中断したり、順番が後先になったり、逆の流れになったりしてしまった。

そこで”ヴィア・ドロローサ”巡礼は後で出来る限り整えるとして、旅行記は先に”神殿の丘”に向かう。

手荷物検所を何とか通過し、櫓の長い橋を登ると、広場に出る。

予想に反し、広場の中は中央で黒一色の衣服の一塊の女性達が何やら語り合っているだけで、意外と静かな雰囲気。

右手の建物は銀色のドームを戴く”エル・アクサ・モスク”「遠隔(メッカから)の礼拝堂」で、”神殿の丘”の中でモスリム達の最も神聖な場所。

その横の建物はエルサレム考古学博物館。

驚いたことに”エル・アクサ・モスク”はイスラム人でも女性は入れない。

逆に”黄金ドーム”は聖職者以外、イスラム人の男性でもは入れない。

その黄金ドームの手前に身を清める水場が有り、その先の石段とアーチ形の柱が並び、その奥にい今やエルサレムの象徴ともいえる、黄金のドーム(岩のドーム)が聳える。

近づいてみると、黄金のドームを支える八角形の躯体は、上部を美しい瑠璃色のトルコ製タイルによって装飾された大理石からなり、その繊細なアラベスク調の装飾は、むしろ黄金のドームよりも素晴らしい。

それに引き換え、この黄金ドームの中には”聖なる岩”なるものが置かれており、予備知識なく一見しただけで”聖なる岩”と感じえる人がどれだけ居るだろう。


*参考「岩のドーム」(ウイキペディア)
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/45/The_rock_of_the_Dome_of_the_Rock_Corrected.jpg

モリヤの山のこの岩で,4000年前ムハンマドは神の命で息子イサクの命を捧げんと斧を振い、3000年前ダビデ王が聖なる契約の箱を奉納し、ダビデ王の息子ソロモン王がその箱を囲う最初の神殿の至聖所を建て、2000年前ヘデロ王が至聖所を再建するが、その約100年後ローマに破壊される。

1000年前十字軍がエルサレムを占拠し、800年前再びイスラムが占領。

7世紀ムハンマドはメッカのカーバ神殿から天使ガブリエルに連れられてエルサレム神殿まで一夜で旅をし、聖なる岩から天馬に乗って昇天、その際岩に足跡を残す。

692年イスラムは聖なる岩を取り囲んだ”岩のドーム”を建立。

1554年、キリスト教聖墳墓教会に対抗するかのように、現在の”黄金ドーム”の姿に改装。

1967年イスラエルが東西エルサレムを占領するも、神殿の丘はイスラム管轄下に置かれ現在に至る。

信夫さんは、イエスの昇天現象と復活を信じるか否かが、クリスチャンとして洗礼を受ける資格が有るか無いかなのだと云う。

それはともかくイエスは「神の子」と云われるから、イエスの昇天現象と復活は神話の世界に加わる資格は有るのかもしれない。

しかしムハンマドは単なる預言者(最後の預言者かもしれないが一人の人間)。

ムハンマドの”天馬に乗って昇天”現象は誰が見、どうし神の世界に加わっているのだろう。

写真を撮らせて下さった、信夫さんのお知り合いの長老風の紳士の貫録は、”黄金ドーム”に負けていない。

同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
観光バス
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)

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