ロシアの旅（３）・・セルギエフ・ポサードのトロイツェ・セルギエフ大修道院を訪ねて

2012/07/15 - 2012/07/15

１６世紀に築かれた城壁の内側に、１４〜１８世紀に建てられた教会群、トロイツェ・セルギエフ大修道院があります。この修道院を創建した聖セルギウスは、モンゴルの支配に対抗するべく、ロシア諸侯のまとめ役となります。また、彼により「神の祝福」を受けた、モスクワ公ドミトリー率いるロシア軍が始めてモンゴルに勝利しました。そうした数々の奇跡によって、彼はロシアの守護聖人として崇められています。

ウスペンスキー大聖堂は、トロイツェ・セルギエフ大修道院のシンボル的存在です。イワン雷帝の命により１５８５年に建てられています。タマネギ型の４つの青いドームの中央に、金色の大きなドームを持っています。モスクワのクレムリンにもウスペンスキー大聖堂がありますが、セルギエフ・ポサードの大聖堂は、それを模したものです。内部には巨大なイコノスタスが立ち、１７世紀のフレスコ画に全面が覆われていて、荘厳な雰囲気が漂います。

１４２３年に完成したトロイツキー聖堂は、聖セルギウスの墓所の上に建てられ、彼の棺は聖堂内に安置されています。トロイツキー聖堂では、聖セルギウスの棺にお参りする人の長い行列ができていました。この他にも、セルギエフ教会（僧院食堂）の礼拝堂の見学や１４７７年に建てられた聖霊降誕教会、鐘楼、聖水汲み場など、見どころも沢山ありました。

エリア その他の観光地(ロシア)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

トリイツェ・セルギエフ大修道院の城璧です。

聖セルギウスの像です。
城壁の外の広場（修道院前広場）にあります。

修道院前広場には、沢山の露店が並んでいました。

マトリョーシカも並んでいます。

琥珀の装飾品も並んでいます。

修道院の出入口です。

出入口の通路天井のフレスコ画です。

出入口の通路壁面には、聖セルギウスの生涯が描かれています。

出入口の内側の上は、ヨハネ生誕教会です。

１７世紀末に建てられた、セルギエフ教会（僧院食堂）です。

礼拝堂です。
礼拝堂の内部は、柱が一本も使われていません。

イコノスタスです。

シャンデリアも豪華です。

聖母子のイコンです。

イコンが壁を埋め尽くします。

礼拝堂のフレスコ画です。
聖セルギウスが、聖母マリアから祝福を受けているようです。

修道僧の宿舎です。
ここは立ち入り禁止です。

１７世紀末に建てられた、総主教館です。

１４７７年に建てられた、聖霊降誕教会です。
塔の下が鐘楼で、その上が物見台になっています。

トロイツキー聖堂の前には、長い行列が出来ていました。
聖セルギウスの墓所の上に、１４２３年に建てられた教会です。

１７４０年から３０年間の歳月をかけて建てられた、５層８８ｍの高さを誇る大鐘楼です。
見学中に、鐘が鳴り響きました。

ウスペンスキー大聖堂です。
１５５９年にイワン雷帝の命により建築が始まり、完成は雷帝の没後の１５８５年でした。

巨大なイコノスタスが迎えてくれます。
フレスコ画が脇を埋め尽くしています。

シャンデリアです。

聖母子のイコンです。

聖人が並ぶイコンです。

壁一面にフレスコ画が描かれています。

聖人の棺です。

小さな天蓋を持つ、聖水の湧き出る泉です。

聖水が湧き出ています。
聖水を飲んだり、聖水で口をゆすいだり、病めるところに聖水をかけたり、ペットボトルに聖水を詰めたり、さまざまです。

このピンクの礼拝堂は、聖なる水が湧き出る井戸を守っています。

聖水を汲む行列が出来ていました。