2025/12/21 - 2025/12/21
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beachさん
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今年も各地のクリスマスマーケットに行ってきました。
---2025 Weihnachtsmarkt-Reiseplan---
<ドイツ>
□12/1 ベルンカステル=クース
□12/5 モンシャウ
□12/8 ローテンブルク
□12/9 ニュルンベルク
□12/9 ライプツィヒ
□12/10 エアフルト
□12/14 ケルン
□12/20 ミヒェルシュタット
■12/21 ボン
<フランス>
□12/3 ストラスブール
---クリスマスマーケット旅行記グループ---
■2024年(ドイツの小さな町)
https://4travel.jp/travelogue_group/61505
■2023年(オーストリア・イタリア・チェコ 他)
https://4travel.jp/travelogue_group/54779
■2022年(南ドイツ)
https://4travel.jp/travelogue_group/53729
■2021年(ドイツ各地)
https://4travel.jp/travelogue_group/41701
■ドイツ クリスマスマーケット(ダイジェスト全27都市)
https://4travel.jp/travelogue_group/35872
■グルメ&飲み物まとめ(注文のワンポイント付)
https://4travel.jp/travelogue/11592391
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
■Sonntag, 21, Dezember 2025
とうとう2025年クリスマスマーケット巡りも最終回。
今年も昨年に続き、Deutschland-Ticket(1ヶ月58ユーロで乗り放題のチケット)との合わせ技で各地に出向いてきました。
第8弾は、ドイツを代表する作曲家ベートーヴェンの生誕地でもあるボンです。
※旅行記の後半では、ベートヴェンハウスの訪問記事もあわせてご紹介します -
ボンは、ドイツ北西部のノルトライン=ヴェストファーレン州に属します。デュッセルドルフからは、電車で片道約1時間。
今回は、往復「D-チケット」を利用しました。
■RE(D-チケット利用)
10:58 Düsseldorf Hbf 発
11:54 Bonn Hbf 着
■RE(D-チケット利用)
19:04 Bonn Hbf 発
20:01 Düsseldorf Hbf 着 -
Bonn Hbf(ボン中央駅)
ボンと言えば、何と言っても「ベートーヴェン」の出生地。音楽ファンとしては外せない聖地のひとつです。
さらに歴史的には、東西ドイツ時代には、西ドイツの暫定的な首都として機能していたことでも知られています。 -
駅構内からベートーヴェン大先生がお出迎えしてくれます。
-
Bonn Hbf(ボン中央駅)
ボン中央駅 駅
-
駅を出ると、まず最初に目に入るのが、ボン発祥で世界的に有名なドイツのグミメーカー「HARIBO(ハリボー)」のショップです。
ということで、もっとハリボーをもっと知りたい方は、下記旅行記をご参考ください。
■HARIBOを求めて(番外編・ハリボー工場直営店)
https://4travel.jp/travelogue/11610202 -
Beethoven-Denkmal(ベートーヴェン記念像)
Münsterplatz(ミュンスター広場)に建つ、2022年に約半年の修復を経て再設置されたベートーヴェン像。 -
クリスマスマーケットにもベートーヴェン先生がデザインされた屋台がありますよ!ライトアップされた夜が楽しみです!!
-
久しぶりのボン。今回はいくつかの目的があって再訪しました。
・クリスマスマーケットの散策
・土日しか営業していない貴重なカフェをご紹介
・ベートーヴェンハウス(以前はNGだった館内撮影が可になりました)
ベートーヴェンハウスについては、旅行記の後半でご紹介することにします。 -
Bonner Münster(ボン大聖堂)
ボン市中心部に位置するローマ・カトリックの大聖堂。
11世紀に建設が始まりました。ロマネスク様式を基調にしつつ、後世にゴシックやバロックの要素も加わっています。ミュンスター教会 寺院・教会
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大聖堂の外に転がっている「カッシウスとフロレンティウス」の頭部像。写真では伝わり難いのですが、人の等身大くらいあってかなり大きいです。
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内部には歴代司教の墓や美しいステンドグラスが見られ、歴史と芸術を感じられる大聖堂です。
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正面の奥にあるのが主祭壇で、そのさらに下に地下墓地(クリプト)があります。
-
半円形の後陣(アプス)が外側に突き出し、ロマネスク様式特有の落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
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地下墓地には、ボンの守護聖人である聖カッシウスと聖フロレンティウスが祀られています。現在の大聖堂は、この聖人たちの墓の上に建てられました。
-
■Bonner Münster @Bonn
Klais Orgelbau 1961
1987 / 2008-2009
ボン大聖堂のオルガンは1230年頃に初めて設置され、その後15世紀に中堂へ移され、1652年には西側に新たな大型オルガンが建造されました。 -
このオルガンでは若きベートーヴェンも演奏を学んでおり、その後も1794年設置のオルガンを経て、最終的にクライス社による大オルガンが完成しました。
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Bronzestatue der Hl. Helena(聖ヘレナのブロンズ像)
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Stadtkrippe(シュタット・クリッペ)
ちょっと変わったボン大聖堂のクリッペは、アドベントごとにテーマが変わるそうで、登場人物やフィギュアの配置も毎回変わります。
第4アドベントのこの日は、横たわっているのは聖ヨセフさんで、天使のお言葉を聞いているそうです。一方では、カリタスの職員が介護している日常の場面があったり、ベートーヴェンが立っていたり…情報量が多すぎて、以下自制(笑) -
ボンには何度か来ていますが、長い間内部が改修工事中だったため、今回が初めて大聖堂の中に入る機会でした。とても美しい大聖堂でした。
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Marktplatz(マルクト広場)
街歩きをスタート!!マルクト広場(ボン) 広場・公園
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Altes Rathaus(旧市庁舎)
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早速見つけた、街灯に「靴ぶら下がり現象」=「Shoefiti(シューフィティ)」。ボンに限らず、世界的に若者たちがやる現象らしいですね。
意味ははっきりしていないそうですが、芸術表現、いたずら、マーキング(麻薬密売)など色んな意味があるとか。 -
「#BONN」のハッシュタグ・ウォール。なんか…映えないですね(苦笑)正直ニースとかリゾート地だと映えるのですが。
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Bonngasse(ボンガッセ)
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Beethoven-Haus(ベートーヴェンハウス)
ベートーヴェンの生家です。現在は博物館になっていて、2019年12月にリニューアルオープンしました。
旅行記の後半で内部のご紹介をしたいと思います。ベートーベンの家 博物館・美術館・ギャラリー
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Beethoven-Ampelmännchen(ベートーヴェンの信号機)
ドイツ各地で見られるご当地キャラクター信号機。ボンは、もちろん「先生」です!! -
先生だってクリスマスを楽しみたいんです。
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Konditorei Café Kleimann(カフェ・クライマン)
今回、私がどうしても曜日を合わせて訪れたかったのが「カフェ・クライマン」です。
パティスリーは水曜日から日曜日まで営業していますが、カフェとして店内でゆっくり楽しめるのは土日のみです。 -
入口の取っ手はプレッツェルの形で、とっても可愛らしいです。
-
そしてこのカフェの名物といえば、ショーウィンドウに並ぶベートーヴェンモチーフのチョコレートや季節限定商品。
-
ベートーヴェンパッケージが目を引く、プラリネのギフトボックス。
音楽好きならまだしも、特に興味のない方にお土産にしたら結構びっくりされるやつ。 -
Beethoven Goldtaler(ベートーヴェン・ゴルトターラー)
「Beethoven Goldtaler」は、ベートーヴェンがデザインされた金貨を模したお菓子です。
ちなみに、バッハゆかりの地ライプツィヒでは、「Bach Taler」というバッハがデザインされた銀貨型のお菓子が名物として知られています。
個人的には、バッハオタクですので…絶対にパクったのは…以下自制(笑) -
ボンの旧市庁舎デザインのプラリネのギフトボックスと、ベートーヴェン板チョコ。
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ベートーヴェンにしてもバッハにしても、肖像入りのお菓子は、ファンにとっては少々勇気のいる存在だったり…。
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店内にはとっても可愛いクリスマスの手作りクッキー!!
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1895年創業の家族経営カフェです。
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店内に飾られている数々の賞。実力派コンディトライとして、地元ボンで長く愛されている理由がうかがえます。
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特にベートーヴェン商品の種類やクリエイティブな提案が評価され、地域のコンテストでも「多様なベートーヴェン商品」という賞も得ています。
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店内は、60年代風のクラシックで、古き良きヨーロッパのカフェらしさを残したインテリアも魅力的です。
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19世紀当時のボンの地図が飾られ、ベートーヴェンが生きた時代に思いを馳せることもできます。
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Frankfurter Kranz(フランクフルタークランツ)
注文したケーキは、ドイツ皇帝の王冠をイメージした伝統菓子「フランクフルタークランツ」です。コクのあるバタークリームとキャラメリゼしたナッツの食感が相性抜群。
歴史ある空間で味わう、伝統のケーキは格別でした! -
Rhein(ライン川)
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夕暮れのボンの街並み。
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Am Hof(アム・ホーフ)
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Universität Bonn(ボン大学)
ボン大学周辺の街並みは、古典的な建物と近代的なカフェが混ざり合う魅力的なエリアです。 -
さて、ここからはクリスマスマーケット散策をスタートです!!
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Ho! Ho! Ho! Frohe Weihnachten(メリークリスマス)!!
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グリューワインのマグカップ。
探しまくってついにゲットしました、『ベトマグ』!!
ベートーヴェンデザインのマグカップです。マグカップタイプとジョッキタイプの両方があり、悩んだ末にジョッキを選びました。
屋台の人も「どの色合い、デザインが良い?」と、ベトマグを求めて訪れた私にとても協力的でした(笑)感謝!! -
■Bonner Weihnachtsmarkt
市内6か所に160の屋台がずらりと並び、クラシック音楽ファンも観光客も楽しめるクリスマスマーケットです。
<開催期間>
2025/11/21 - 12/23
<HP(ドイツ語)>
https://bonnerweihnachtsmarkt.deミュンスター広場 広場・公園
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実は…ドイツ在住8年目にして、ボンのクリスマスマーケットを訪れるのは初めて。近場ほど意外と足を運ばないものです。
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ボンのクリスマスマーケットのメイン会場は、マルクト広場ではなく、ベートーヴェン像があるミュンスター広場になります。煌びやかな屋台が並んでいます。
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ライトアップされた、ベートーヴェン大先生の屋台。ここで売られているのは、フード系です。
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瓶入りマスタードの屋台。
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はい!ファンの皆様お待たせいたしました!ベートーヴェンモチーフの瓶登場!!
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先生デザインの陶器のカップ、いかがでしょうか?ボンのクリスマスマーケットでしか買えないですよ!
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美声を響かせるトナカイ♪
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●Gebrannte Mandeln(ゲブランテ・マンデルン)
クリスマスマーケットに漂う甘い香りの正体は「焼きアーモンド(ナッツ)」。
バニラやシナモンで香り付けし、砂糖をたっぷり絡めたローストナッツです。一度食べると止まらない、まさに"でん六豆"的存在。 -
●Flammlachs(フラムラクス)
クリスマスマーケットの人気グルメ「Flammlachs(炙りサーモン)」。
スモーキーな香りとじりじりと焼ける様子に、思わず足が止まります。ほぐした身をパンに挟んだり、ソースを添えて楽しむ、まさにクリマ飯テロです!
こちらの動画がXでバズったのですが、秀逸なコメントを多数頂きまして。「クリスマスは焼き鮭で良いんだ!本場だって食べている!」などなど(笑)
《動画》
https://x.com/beachDE0913/status/2003062609629819180 -
クリスマスピラミッドの灯りのもとでグリューワインを飲みながら談笑。まさにクリスマスマーケットの醍醐味です。
-
お酒が好きな方は、ボンの地ビール「Bönnsch(ボンシュ)」もおすすめですよ!
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Krippe(クリッペ)
男の子も、柵に顔をはめてじっくり鑑賞。 -
大きなツリーの屋台はクリスマスマーケットのシンボル的存在です。
-
Vivatsgasse(ヴィヴァッツガッセ)
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Sterntor(シュテルントーア)
かつては街を守っていた要塞の一部。ライトアップされていて、夜の散策でもひときわ存在感を放っています。 -
こちらの屋台はメリーゴーランドになっていて、ゆったりと回っています。
-
クリスマス直前の最後の日曜日(第4アドベント)ということで、ものすごい人で賑わっています。
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Altes Rathaus(旧市庁舎)
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美しく整ったボンの街並み。イルミネーションの灯りがさらに街を彩ります。
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2025年を締めくくるクリスマスマーケットは、音楽を感じながら街を歩く、充実した訪問となりました。
-
●Beethoven-Haus(ベートーヴェンハウス)
ベートーヴェンの生家で、現在は博物館として公開されています。2019年12月にリニューアルオープンしました。
■開館時間:
水曜日から月曜日 10:00-18:00
※12/24-26、大晦日休館
■入場料:大人 14EUR
<HP(ドイツ語・英語)>
https://www.beethoven.deベートーベンの家 博物館・美術館・ギャラリー
-
ボン市内のベートーヴェン史跡めぐり&音楽祭については、下記旅行記にても取り上げています。
---------------------------
■Beethovenfest 2019(ボン・ベートーヴェン音楽祭)
https://4travel.jp/travelogue/11611678 -
Beethoven-Haus Shop(ショップ)
リニューアルオープン時に新たに併設された、ミュージアムショップ。 -
楽譜やCD、専門書籍はもちろん、ベートーヴェンモチーフの文具や雑貨、限定グッズまで幅広く揃っています。入場チケットもこちらで購入可能です。
-
【便利!】博物館をより深く知るアプリ案内
アプリ名:「ボン・ベートーヴェンハウス」
ベートーヴェンハウス では、公式アプリを活用すると見学がさらに充実します。
スマホに事前にインストールし、当日はイヤホンを持参するだけで音声ガイドとともに館内を巡ることができます。8か国語対応で、もちろん日本語も用意されています。
展示解説をその場で聞けるのはもちろん、事前の予備知識、復習、音楽学習としても活用できるとても便利なアプリです。 -
ベートーヴェンの生家として知られるこの建物は、ボン旧市街に位置する18世紀後半の建築様式を残す歴史的な家屋です。
-
中庭は、静かで落ち着いた雰囲気の空間で、建物の歴史的な佇まいを感じられる場所です。とても素敵ですよね。
-
中庭には多くのベートーヴェンの胸像が飾られています。
-
マックス・クリンガーによる彫刻「ベートーヴェン記念碑」の石膏モデル。なんか違う感(笑)
-
20世紀初頭以降に制作されたベートーヴェンの胸像コレクション。特徴的な外見の持ち主なので表現しやすそうですよね。
音楽室でも一番目立っていましたよね(笑) -
ここで少しだけ個人的なベートーヴェン歴を。
ピアノでは比較的相性が良く「エリーゼのために」 で初めて出会い、「悲愴ソナタ」 などを通して、成長とともに寄り添ってくれた作曲家でした。有難い存在です。
ショパンの「子豚(子犬)のワルツ」などと命名された事態と比べれば、ピアノの先生からも合格点をもらえたので良い思い出です。 -
<簡単解説>ベートーヴェンについて
◆本名:Ludwig van Beethoven ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770年12月17日 - 1827年3月26日)
18世紀末から19世紀初めに活躍した、ドイツ・ボン出身の作曲家・ピアニスト・指揮者。「楽聖(音楽の聖人)」と称される人物。
◆代表作: 『交響曲第5番「運命」』、『交響曲第9番「合唱付き」』、『ピアノソナタ第14番「月光」』、『ヴァイオリン協奏曲ニ長調』など。 -
《Franz Klein, Beethoven-Büste,1812》
◆特徴・逸話・生涯:
ドイツのボンに生まれ、幼少期から音楽の才能を示した後、ウィーンへ移り住み作曲家・ピアニストとして活躍しました。
聴力を失いながらも、古典派の技法を超える革新的な作品を次々と生み出し、交響曲やピアノ曲、室内楽の分野で音楽史に不朽の足跡を残したことで知られています。
生涯で80回近く引っ越しをした「引っ越し魔」。朝のコーヒー豆は正確に「60粒」。散歩コースでは「誰にも道を譲らない」。黒ずくめの衣装や気難しい性格、もじゃもじゃのひげの風貌と相まって、音楽家の中でも群を抜く"奇人"枠。 -
ベートーヴェンハウスの館内は、以前は全面的に撮影NGでしたが、リニューアル後にルールが緩和されました。
ただし、特別展エリアや一部の展示物では引き続き撮影不可の場合もあるため、入口や各展示室の案内表示を確認しながら見学するのがおすすめです。 -
■Beethoven im Blick der Zeitgenossen(同時代人が見たベートーヴェン)
この部屋では、ベートーヴェンが同時代の人々にどのように映っていたのかを紹介しています。
肖像画や胸像、手紙、新聞記事、証言記録などを通して、天才作曲家として称賛される姿だけでなく、気難しく風変わりな人物として語られた側面も浮かび上がります。 -
《Joseph Stieler, Beethoven mit dem Manuskript der Missa solemnis, 1820》
ベートーヴェン、音楽室と言えば、この肖像画でしょう!!
ヨーゼフ・シュティーラー作の「ミサ・ソレムニス」の手書き原稿を手にするベートーヴェン。 -
《Christian Horneman, Ludwig van Beethoven, 1802》
それぞれの年齢の肖像画からは、作曲家としての名声の確立、聴力の喪失による苦悩、そして後期様式へ向かう内面的深化など、人生と創作の変遷が読み取れます。 -
若い頃は整った身なりと自信に満ちた表情が印象的ですが、年を重ねるにつれて表情は険しさを増し、内面の葛藤や孤独までもがにじみ出ているように感じられます。
特に1815年から1819年にかけての変化は大きく、わずか数年の間に、外見にも精神的緊張や苦悩の影がはっきりと現れているのが分かります。聴力のほぼ完全な喪失という現実と向き合いながら創作を続けた時期であり、その内面的深化が肖像にも反映されているようです。 -
■Bonn im Umbruch(変革期のボン)
このセクションでは、ベートーヴェンが生まれ育った18世紀末のボンが、政治的・社会的に大きな転換期にあったことを紹介しています。啓蒙思想の広がりやフランス革命の影響により、ボンの宮廷文化や市民社会は大きく揺れ動いていました。 -
《Viola, Beethoven Dienstinstrument in der bonner Hofkapelle, ca.1780》
このヴィオラは、1780年頃にボン宮廷楽団(Hofkapelle)で使用されていた楽器で、若きベートーヴェンが演奏していたとされる"職務用楽器"です。 -
《Spieltisch der Orgel aus der Kirche St.Remigius, 1775》
この演奏台は、1775年に建造された サン・レミギウス教会のオルガンのものです。当時のオルガンの操作方法や鍵盤の構造を知る貴重な資料で、18世紀の教会音楽や演奏環境を理解する手がかりとなります。 -
■Arbeit und Alltägliches(活動と日常)
このセクションでは、若きベートーヴェンの日常生活や宮廷楽団での仕事ぶりを紹介しています。 -
《Beethovens Tischglocke, 1.Drittel 19. Jahrhundert》
19世紀前半にベートーヴェンが使用していたとされる卓上呼び鈴。なんか想像ですが…使用人に向かって超鳴らしてそう(笑)
実際に使用人は何度も変わっています。 -
《Brille aus jüngeren Jahren, ca.1806-1810》
ベートーヴェンの若い頃(1806~1810年頃)に使用されていた眼鏡。意外と眼鏡のイメージはありませんね。 -
《Beethovens letzte Schreibfeder, ca.1827》
ベートーヴェンが晩年に使用していたとされる筆記具で、1827年頃のものです。
作曲や手紙の執筆に用いられた道具であり、彼の創作活動の最終段階に触れる貴重な遺品といえます。 -
《Ludwig van Beethoven, Taschenskizzenbuch "Rolland" zur Sinfonie Nr.9, op.125, 3.Satz, 1823》
この小型の携帯用スケッチブック「ロラント」は、1823年にベートーヴェンが交響曲第9番・作品125の第3楽章の構想をまとめるために使用したものです。 -
メモや小さな旋律の断片、和声のアイデアなどが書き込まれており、作曲家の創作過程を直接追体験できる貴重な資料となっています。
-
■Netwerk. Freunde(交友関係)
このセクションでは、ベートーヴェンが生涯を通じて築いた友人関係や交流のネットワークを紹介しています。
友情や助力、時には衝突もあった多様な人間関係を通して、若き日のボンからウィーンでの活躍までのベートーヴェンの社会的背景を理解できる展示室です。 -
■Netwerk. Mäzene(人脈と後援者)
このセクションでは、ベートーヴェンが作曲活動を続けるうえで重要だった後援者(パトロン)や支援者との関係を紹介しています。 -
■Der Künstler und sein Werk(作曲家とその作品)
このセクションでは、ベートーヴェン自身の創作活動と、彼が生み出した数々の作品に焦点を当てています。
交響曲、ピアノ曲、室内楽、声楽作品など、ジャンルごとに展示され、作曲の過程や草稿、手稿譜を通して彼の創作の工夫や革新性を知ることができます。 -
《Quartett für 2 Violinen, Viola, Violoncello (B-dur) op.130》
また、作品と同時代の音楽環境や評価も合わせて紹介されており、作曲家としてのベートーヴェンと、その作品が歴史的・文化的に果たした役割を理解できる展示室です。 -
《Ludwig van Beethoven, Lebendmaske 1812》
ベートーヴェンの生前のマスク(1812年 / 42歳)。
口がへの字でちょっと厳格な感じ。まだ聴力低下が進行中の時期で、創作活動も活発だった頃です。 -
《Sinfonie Nr.6 (F-dur) op.68 (Pastorale), autographe Partitur, 1808》
ベートーヴェン自身が書き上げた 交響曲第6番『田園』 の原稿です。
自筆譜では、旋律や和声のアイデアのほか、強弱記号や指示など、作曲家の意図が細かく記されています。 -
《Sinfonie Nr.9 (D-moll) op.125, Titel》
ベートーヴェン自身による交響曲第9番『合唱付き』の自筆総譜のタイトルページです。
1824年に初演されたこの作品は、交響曲に合唱を取り入れた初の大規模作品として歴史的に画期的であり、貴重な資料のひとつとなっています。 -
《Sonate für Klavier (A-dur) op.101, Autograph, 1816》
この自筆譜は、ベートーヴェンが1816年に作曲した『ピアノ・ソナタ 作品101イ長調』の原稿です。
自筆譜には、作曲者自身の書き込みや修正が残されており、創作過程を直接追体験できる貴重な資料です。 -
《Hammerflügel, Beethovens letztes Instrument, 1826》
ベートーヴェンハウスでひときわ目を引くのは、1826年にベートーヴェン自身が最後に使ったハンマーフリューゲル。
現代のピアノとは少し違い、鍵盤は軽く、音色は柔らかで繊細。小さな部屋でも響きが明瞭に広がる、まさに18~19世紀のドイツ製楽器です。 -
聴力をほぼ失った晩年のベートーヴェンが、この楽器に向かい、力強くも細やかなタッチで音を紡いでいた姿を想像すると、胸が熱くなります。
そして楽器の内部をよく見ると・・・ -
『L.VAN BEETHOFEN』
ベートーヴェンの綴りは「BEETHOVEN」ですよね?これ、間違いではないんです。当時は刻印や文書の習慣、彫刻の制約などにより「Beethofen」と表記されることも珍しくありませんでした。
また、響きも実際には「ベートーヴェン」よりも 「ベートーフェン」 の方が、ドイツ語ではしっくりきます。 -
《Portraitbüste des Lucius Junius Brutus von Beethovens Schreibtisch, Anfang 19. Jahrhundert》
ここで、いきなり「ブルータスお前もか」のブルータス登場でびっくり。
この肖像胸像は、古代ローマの政治家ブルトゥスをモデルにしたもので、19世紀初頭にベートーヴェンの書斎に置かれていたものです。
実はベートーヴェンもローマ帝国ファン?
いえいえ、研究者はもっとしっかりとした答えを見出しています。ベートーヴェンが、個人の自由や正義への思い、精神的支柱としての象徴として愛着を持っていたためと考えられています。 -
■Schicksalsschläge(人生の試練)
このセクションでは、ベートーヴェンが生涯にわたって直面したさまざまな困難や試練を紹介しています。 -
《Vier Hörrohre Beethovens in verschiedenen Größen und Formen, 1812/1813》
何よりも印象的なのは、やはりこの補聴器たちです。
アプリでは、補聴器を通して、ベートーヴェンが実際に聴いていたであろう音楽の響きを再現した音源を聴くことができます。その音は、正直、胸が詰まるような響きです。
音楽家にとっての難聴という障害は、考えるだけでもあまりに過酷で、彼がこの状況下で創作を続けたことに改めて驚かされます。 -
《Ludwig van Beethoven, Totenmaske 1827》
ベートーヴェン 死後のマスク(1827年 / 57歳)。
長きにわたり、ベートーヴェンの難聴や死因は「鉛中毒」とされてきました。しかし、近年の頭髪分析やDNA研究により、実際には B型肝炎による肝障害が原因の可能性が高いと考えられています。
ベートーヴェンは闘病の末、1827年3月26日にウィーンのシュヴァルツシュパニエルハウス内の自室にて56年の生涯を閉じました。
それにしても、やはり聴力をほぼ失いながらも創作を続けた彼の姿を思うと、その業績の偉大さと、困難を乗り越えた精神力に改めて胸を打たれます。 -
もしベートーヴェンの生涯にご興味のある方は、映画 「敬愛なるベートーヴェン」(DVD)をご覧ください。
多少ドラマティックな演出はありますが、最後の場面、『第9』の演奏が終わり、観客の拍手が巻き起こるその瞬間、当の本人には音は届きませんでした。静かにそっと後ろを振り返ると、観客の歓声が自分に向けられていることを、彼は目で確かめることができました。
「頭の中は音楽に満ちている」
「音楽とは心の声を聴くことだ」
音楽ファンとして、心に深く響くシーンでした。 -
さて、ミュージアムショップも少しだけご紹介いたします!ベートーヴェンファン大興奮の、充実したグッズ品揃え。
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巨大ベートーヴェン。なぜ内股にセッティングしたのか(笑)
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太陽光で動くソーラーベートーヴェンや、胸像型のキッチンタイマーまで…。一体どんなターゲットから、こんな発想が生まれるんでしょう(笑)
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こちらはワインやチョコレート、紅茶、コーヒーなどの商品。
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ワインはちょっとオシャレですね。グラスはもちろんドイツの伝統的なワイングラスであるレーマーグラス。
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ベトベトベトベトヴェーンって感じの、チョコ。
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「Beethoven für Klugscheißer(物知りのためのベートーヴェン)」。うんちく好きの私はちょっと気になっている本です。日本の国旗も気になる~!!
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こちらは、よく観光地で見かける50セントコインを伸ばして記念メダルにするもの です。
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★Bonn 2025★
-
Frohe Weihnachten!!
やっぱりドイツが一番輝く瞬間です!また来年!!
それではまた。Tschüss : )
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