ブルガリア(1)森の中に忽然と／リラの僧院

2025/08/08 - 2025/08/24

バルカン半島６カ国目はブルガリアです。バスで遥々ソフィアに着いたら早々にバスツアー参加で日帰り世界遺産。森の中に忽然と姿を現したリラの僧院は、まるで高野山の如し。千年続く祈りの場に浸りつつ、しっかり門前フードもご馳走様でした。

エリア リラの僧院周辺(ブルガリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

バスでの国境越えもこの旅で４度目。毎回ざっくり（みんなのパスポート集めて一括出入国とか）だったのに、初めてまず北マケドニア側で下車です。

ブルガリア側では一人ずつ真面目に入国審査。寒風吹き荒ぶ山奥で全員揃うまで凍えながら待ちました。

国際バスは23時半、人影まばらなソフィア中央バスターミナルに。

ソフィア 中央バスターミナル バス系

バスターミナルと中央駅は隣同士です。深夜着だったので徒歩圏の宿にしました。

ソフィア中央鉄道駅 駅

ホテルのフロントの老紳士が、この時間近くで営業中の飲食店はないがちょっと歩けばコンビニがある、と。しかし何事か叫び続けるホームレスと酔っ払った若者ばかり待ち受けており、一心不乱に灯りの方へ。

当然日本のコンビニのようなものはなく、トマトとパンとビールをゲット…まだ開いていたバスターミナルの売店の方が充実していたかも。

翌朝のB1ブティックホテル。ソフィアでは比較的手ごろに泊まれて、サウナも完備とのこと（フロントで勧められたけど未確認）。

Boutique Hotel Sofia ホテル

リラの僧院ツアーのバスは朝９時にアレクサンダル・ネフスキー寺院の近くから出発なので、宿からタクシーアプリTAXI MEで。

Tripadvisorで見つけた日帰りツアーは途中休憩を挟み、２時間ほどで森の奥の僧院に辿り着きました。

正門をくぐれば早速クライマックス、見えてきた見えてきた。

この唯一無二の造形美。

リラ修道院 寺院・教会

白黒縞模様が目を引くのは生神女誕生教会です。

内部での撮影はNGゆえ、入口から。折り悪しく絶賛工事中でしたが、色彩豊かなフレスコ画がびっしりと。

教会を取り囲むようにそびえる回廊がまた圧巻です。

過去の大火を免れたフレリョの塔。

フレリョの塔 建造物

その一階部分は土産物店に。トイレの近くにももう一軒ありました。

現在ここで暮らす僧侶は数人だけとか。

回廊の２階以上は僧侶と宿泊客（世界遺産に泊まれる！）しか上がれません。

ちょっと可愛いのも混ざってます。

ツアー客の大半がスペイン語圏の皆さんだったので、英語ツアーが始まるまで自由行動です。裏門から出ていざ腹ごしらえ。

裏門でて直ぐ左にある方の食堂にしました。

近くの川でとれたという名物のマス料理、この旅で初めての魚介はシンプルながら美味でした。僧院の外であればビールもOKです。

たった５人のために英語ツアーが始まりました。ほぼプライベートツアー状態で、台湾人のご婦人が５歩あるけば１０個質問する勢いで全く先へ進めない。

教会も外のフレスコ画は撮影可でした。大火の後で再建されたため、彩りも未だ鮮やかで。

もう一つの名物を探しに、再び裏門から出てみます。

大ぶりな揚げパンのメキッツァ求めて大行列です。好きなだけ粉砂糖を振って、お供は甘くないヨーグルトでご馳走様。

なお回廊の隅っこにあるトイレはコイン式（残念ながら決して綺麗とは言えない状態で）。鉄棒に阻まれて出られない人が続出していましたが、バーの傍に開ボタンがあります。

このツアーではソフィアへの帰り道にもう一つの世界遺産、ボヤナ教会にも立ち寄ります。

増築を重ねたとはいえとっても小ぶりな建物は、一度に入れる人数を制限しており周囲は大渋滞です。それもそのはず、内部は価値あるフレスコ画が一堂に。

ボヤナ教会 寺院・教会

ここは拝観料として12レフ追加で支払いました。内部には数分しか滞在できないので予め見どころを教わります。

茶室の躙り口のような扉から中へ。おじいちゃんガイドが実に誇らしげに説明してくれました。奥に行くほど歴史あるフレスコ画で、束の間のタイムスリップ。リラの僧院とセットでツアー参加が吉です。