馬場花木園散歩　１０月の花（３５種）２０２５年

2025/10/01 - 2025/10/31

毎日、散歩で訪れる馬場花木園の花レポートも６年目に入った。
今回は2025年１０月の花をレポートする。

馬場花木園　2025年１０月の花（３５種の花を掲載）
ダンギク、サルビア・ファリナセア、サルビア・ガラニチカ、シモバシラ、コスモス、シロシキブ、カラマツソウ、オシロイバナ、ぬばたま、ヤマボウシの実、ナツメの実、ダイモンジソウ、ヤナギバヒマワリ、イヌタデ、イロハモミジの翼果、ジュウガツザクラ、ハマトラノオ、マルバフジバカマ、センボンヤリ、キンモクセイ、トキワサンザシ、ヤマシャクヤクの実、ホトトギス、シュウカイドウ、サラシナショウマ、イヌサフラン、ニシキギの紅葉、ジンジャーリリー、ヒメリンゴの実、サンシュユの実、ソヨゴの実、トウテイラン、ヨメナ、クジャクアスター、マツバギク　　

生き物
コサギ、ダイサギ、アキアカネ

過去の、馬場花木園散歩は以下。　
毎月の花（２０２０年1月～２０２１年１２月）
https://4travel.jp/travelogue_group/40122
毎月の花（２０２２年1月～２０２３年１２月）
https://4travel.jp/travelogue_group/42648
毎月の花（２０２４年1月～　）
https://4travel.jp/travelogue_group/55292

エリア 鶴見(神奈川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 交通手段: 徒歩

ダンギク（段菊）　

紫、白の小花が下から上へ段々に咲く。
下から段々に花が咲くのでダンギク（段菊）と呼ばれる。

馬場花木園 公園・植物園

ダンギク（段菊）　

茎は地面から群がって直立する。

サルビア・ファリナセア（ブルー・サルビア）

青色が涼しい。

サルビア・ファリナセア（ブルー・サルビア）

夏から秋まで長く咲く。

サルビア・ガラニチカ（メドーセージ）

濃い青色の大きな花。

サルビア・ガラニチカ（メドーセージ）

サルビア・ファリナセアと比べ、より大きく伸びる。

シモバシラ（霜柱）

白い穂状花がたくさん咲く。
冬には名前の通り枯れた茎に霜柱（霜華）が出来る。

シモバシラ（霜柱）

冬の霜柱はこれ
シモバシラの枯れた茎の道管に水が吸い上げられ、外気温が氷点下になると、茎から霜華ができる。

コスモス（秋桜）

アゲハチョウも誘われて。

コスモス

コスモス

シロシキブ（白式部）

白いムラサキシキブ（紫式部）。
名前の付け方が安易。

ムラサキと

カラマツソウ（落葉松草）

白い小さな花を房状に。

オシロイバナ（白粉花）

熟した黒いタネをつぶすと、　白粉（おしろい）のような”白い粉”が出てくる。
名づけ親は、江戸時代の博物学者、貝原益軒。

オシロイバナ（白粉花）

華やかな色がいっぱいに。

ぬばたま（ヒオウギの種子）

黒や夜に関連する枕詞。
磐姫皇后：居明かして君をば待たむ ぬばたまの 我が黒髪に霜は降るとも
大伴家持：ぬばたまの夜は更けぬらし玉くしげ二上山に月傾きぬ
山部赤人：ぬばたまの夜ふけゆけば久木生ふる清き川原に千鳥しば鳴く

ぬばたまの夜

ヤマボウシ（山法師）の実　

赤く熟してきた。
皮をむいて生で食べられる。

ヤマボウシ（山法師）の実　

このヤマボウシは常緑ヤマボウシ。

ナツメ（棗）の実　

赤く熟してきた。

ダイモンジソウ（大文字草）

湿った日陰に「大」の字。

ダイモンジソウ（大文字草）
　
　　　　大　　　　　　　　　　　　　　　
大　大　大　大　大　
　　　　大
　　　大　大　
　　大　　　大
　大　　　　　大
大　　　　　　　大

ヤナギバヒマワリ（柳葉向日葵）

秋にもヒマワリ。
細長い葉が「柳の葉」に似ている。
別名をヘリアンサス。

ヤナギバヒマワリ（柳葉向日葵）

いっぱいに。

イヌタデ（犬蓼）

イヌとは役に立たない雑草？

イヌタデ（犬蓼）

赤飯のように見えるところから、別名アカマンマ。

イロハモミジの翼果　

2枚の翼は別々となり、その根元に入っている種の重さを利用してふうわり、くるりと回りながら、風にのってできるだけ遠くを目指して旅立つ。

イロハモミジの翼果　

プロペラに成って飛んで行け。

ジュウガツザクラ（十月桜）

ポツンポツンと咲き始めた。
春と違い寂しげに咲くのが良い。

ジュウガツザクラ（十月桜）

春にもう一度開花する。

ジュウガツザクラ

ハマトラノオ（浜虎の尾）

浜辺に、虎の尾に似ている？

マルバフジバカマ（丸葉藤袴）

白い頭状花序の花が。

マルバフジバカマ（丸葉藤袴）

花言葉は、恋の相談役、恋のキューピット。

センボンヤリ（千本槍）

秋には開かない「閉鎖花」。
春にはタンポポに似た白い花をつけるが、秋には高さ30～60cmの花茎をのばし、先端に閉鎖花を1個つける。

センボンヤリ（千本槍）

花弁が開くことはなく、蕾のような状態のまま内部で密かに自家受粉をし種子を作り出す。

キンモクセイ（金木犀）

オレンジの花が匂う。
甘くフルーティーな香りなのだが、私は鼻が悪いので・・・

キンモクセイ（金木犀）

ジンチョウゲ、クチナシと合わせて、日本の三大芳香木のひとつ。

キンモクセイ

トキワサンザシ（常盤山査子）の実　

赤い実がいっぱい。
繁殖力が非常に強く、我が家の庭もいつの間にか浸食された。

トキワサンザシ（常盤山査子）の実　

ピラカンサとも。

ヤマシャクヤク（山芍薬）の実　

赤と黒の実？
夏から秋にかけて熟し、弾けて中から2種類の種子が出てくる。一つは黒色で結実した種子で、もう一つは赤色で結実しなかった実。

ヤマシャクヤク（山芍薬）

春の花は。

ホトトギス（杜鵑草）

斑点模様は、 鳥のホトトギスの胸？
ホウジャクが。
鳥のホトトギスは見たことが無い。

ホトトギス（杜鵑草）

雑誌「ホトトギス」の名前は正岡子規。正岡子規の雅号、子規はホトトギスの別名。「鳴いて血を吐くホトトギス」喀血に苦しんだ自身に重ねて付けた。

シュウカイドウ（秋海棠）

秋の訪れを告げる。
だいぶ前から咲いていたような。

サラシナショウマ（晒菜升麻）

白いブラシみたい。
サラシナショウマは、若芽を茹でて、水にさらして山菜として食したことに由来する。

イヌサフラン ( コルチカム）

藤色が鮮やか。
花言葉は「危険な美しさ」、綺麗な花とは裏腹に毒を持つことから

イヌサフラン ( コルチカム）

「イヌ」とは可哀そうな名前。
「サフランによく似ているが、役に立たないもの」とはあんまりな。

ニシキギ(錦木）の紅葉　

「錦」にたとえられる鮮やかな赤。
世界三大紅葉樹に数えられる。

黄色のジンジャーリリー　

キバナシュクシャとも。
白より遅く咲く？

ヒメリンゴ（姫林檎）の実　

小さなリンゴ。
主に観賞用だが、加工食品（ジャムや果実酒など）にも使われる。

ヒメリンゴ（姫林檎）の実　

本名（和名）はイヌリンゴとも。

サンシュユ（山茱萸）の実　

グミに似た赤い実。
サンシュユの萸とは「ぐみ」とも読む。
サンシュユは中国や朝鮮半島が原産地。
果実を珊瑚に見立ててアキサンゴ（秋珊瑚）とも言う。

ソヨゴ（冬青）の実　　

小さな赤い実。
名前は
ソヨゴは、風に葉がそよそよと揺れるので。
冬青は、冬でも葉が青々としていることから。

ソヨゴ（冬青）の実　　

生で食べると吐き気や嘔吐、下痢を引き起こす。

トウテイラン（洞庭藍）にモンシロチョウ　

青と白

トウテイラン（洞庭藍）

洞庭湖の青に。

ヨメナ（嫁菜）

野菊がいっぱいに。

ヨメナ（嫁菜）

「嫁菜」の由来は色々あるが、
「嫁のように美しいから」が良い。

クジャクアスター（孔雀草）

孔雀が羽を広げたような花姿。

クジャクアスター（孔雀草）

鮮やかな青色に八重咲き。

マツバギク（松葉菊）鮮やかな紫、

まだまだ健在。

マツバギク（松葉菊）鮮やかな紫、

菊の様だが、ハマミズナ科マツバギク属。

コサギ

飛来してきた。
コサギは度々訪れる。

ダイサギ

コサギよりかなり大きい。

アキアカネ

赤とんぼの代表。
群れを成していないが。