2025/10/15 - 2025/10/23
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j-ryuさん
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★10/15~10/23 9日間中国・四川省の黄龍&九塞溝&四姑娘山の
絶景紀行に行ってきました。
前回は世界自然遺産の九塞溝の五彩地などをご覧いただきましたが、
今回は同じ九塞溝の五花海や熊猫海などをご覧いただきます。
九寨溝は、中国四川省北部、岷山山脈の奥地に広がる美しい峡谷で
清らかな水が流れる渓谷には、大小100以上の湖沼や滝が点在しており、
その幻想的な景観から「秘境の絶景」として知られています。
九寨溝の最大の魅力は、その澄んだエメラルドのような水の色です。
これは、水底に堆積した石灰や、石灰岩の地層に含まれる
炭酸カルシウムが水を浄化し、透明度を高めているためです。
湖底に沈んだ枯れ木やそこに棲む生物まで、
はっきりと見ることができます。
また、九寨溝はY字型の谷になっており、原生林が生い茂る中に
湖沼や滝が連なり渓谷一帯はパンダや金糸猴(キンシコウ)など
希少な野生動物の生息地でもあります。
九寨溝は「九寨溝の渓谷の景観と歴史地域」として、
1992年にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されました。
その名前は、谷の中にチベット族が暮らす9つの村(寨)が
あることに由来しています。
チベット族には、山の女神が落とした鏡が砕けて108の湖になった、
という伝説も残されています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- 四川航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
★2025年 10月:黄龍・九塞溝・四姑娘山旅行・スケジュール
10/15 (水) 自宅→JR→新白河(新幹線)→上野→京成上野→
成田田空港1
成田(16:40)3U-3962(四川航空)→中国・成都(20:50)着
●成都・瑞峰国際大飯店泊
10/16 (木) 成都東駅→(高速鉄道)→黄龍九塞溝駅→
世界遺産・黄龍ハイキング→九塞溝鎮
●九塞溝賓館泊
10/17 (金)午前&午後:世界遺産・九塞溝ハイキング→九塞溝鎮
●九塞溝賓館泊
10/18 (土) 午前:世界遺産・九塞溝ハイキング
午後→松藩・松藩古城散策
●松藩・蕃坊絲路酒店泊
10/19 (日)朝:松藩→巴朗山トンネル→四姑娘山鎮(日隆鎮)
●四姑娘山鎮・貴山商務酒店泊
10/20 (月) 午前:四姑娘山・双橋溝ハイキング→夾金山峠(4114m)
観光●四姑娘山鎮・貴山商務酒店泊
10/21 (火) 午前:四姑娘山・長坪溝ハイキング 午後:海子溝・
鍋庄坪ハイキング
●四姑娘山鎮・貴山商務酒店泊
10/22 (水)朝:四姑娘山鎮→巴朗山トンネル→臥龍大熊猫保護地
(パンダ見学)→成都:成都観光(杜甫李白公園、陳麻婆豆腐)
●成都・錦江賓館東楼泊
10/23 (木) 成都(09:15)四川航空3U-3961→成田空港(15:10)
成田空港→上野→新幹線→新白河→JR→自宅 -
★九塞溝全面ルートMap
四川省 九寨溝風景区管理局
※https://www.jiuzhai.com/f
九塞溝はY字型の渓谷【景区】からなり、
上流左手(南西)が【則査溝】
上流右手(南東)が【日則溝】
下流(北)が【樹正溝】
主にこの三つの谷で構成されています。 -
★九塞溝・則査溝 ルートMap
四川省 九寨溝風景区管理局
※https://www.jiuzhai.com/
則査溝=則査景区
◎長海
◎五彩池
◎上季節海 -
★九塞溝・日則溝 ルートMap
四川省 九寨溝風景区管理局
※https://www.jiuzhai.com/
日則溝=日則景区
◎原始林景区
◎芳草海
◎天鵠海
◎箭竹海●箭竹海瀑布
◎熊猫海●熊猫瀑布
◎五花海
◎珍珠灘●珍珠灘瀑布
◎鏡海 ●諾日朗瀑布 -
★九塞溝・樹正溝 ルートMap
四川省 九寨溝風景区管理局
※https://www.jiuzhai.com/
樹正溝 =樹正景区
◎犀牛海
◎老虎海
●樹正瀑布
◎樹正群海
◎臥龍海
●火花海瀑布
◎火花海
◎双竜海
◎芦葦海 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~大熊猫(ダーションマオ)瀑布
※2025/10/17 ??14:00 PM
バイキング昼食後は日則溝の湖沼や滝を訪ねます。
まず訪れたのは大熊猫(ダーションマオ)瀑布です。
名前の由来は単純に大熊猫(ダーションマオ)海から流れ落ちる
滝だからで、英語ならPanda Lake Waterfallです。
つまり我々日本人がパンダと呼んでいるのは
英語圏の読み方のパンダであって、
中国人は大熊猫(ダーションマオ)と呼びます。
「熊猫海瀑布」は高さ78m、滝幅50mで「九塞溝」では
落差が最大の豪快な流れの滝。
中央にある岩によって左右に別れて水が流れ落ちています。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~大熊猫(ダーションマオ)瀑布
パンダの語源は明確ではないが、ネパール語のnigalya ponyaだと
いわれている(nigalyaは竹ponyaは母指球あるいは爪を意味する)説や
西洋人が現地の人にレッサーパンダを指して「あれは何だ?」と
聞いたところ「ネガリャポンヤ(竹を食べる者)」と教えられました。
この「ポンヤ」がなまって「パンダ」になったという説もあります。
ところで大昔はネパールやチベットにもパンダ(大熊猫)が
いたってことなのか?? -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~大熊猫(ダーションマオ)海
上記、大熊猫(ダーションマオ)瀑布の直ぐ上流にあるのが
大熊猫(ダーションマオ)海です。
標高2574m,長さ南北670m,東西109~237m,水深15.6m
氷河の堰止湖 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~大熊猫(ダーションマオ)海
この湖の周辺に大熊猫=ジャイアントパンダが生息していたことから
大熊猫(ダーションマオ)海と呼ばれるようになったそうです。
この写真だと対岸の黄緑色した部分は箭竹の森だそうで
ジャイアントパンダはこの箭竹が好物なので
観光地になる前は周辺に実際に生息していたそうです。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~大熊猫(ダーションマオ)海
観光地化されてからは、さすがにこの周辺にパンダが出没することは
無いそうですが、さらに奥山に行けば生息しているそうです。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~大熊猫(ダーションマオ)海
朝の曇天霧雨とは打って変わって青空が広がってきたので
湖の色はネイビーブルーから鮮やかターコイズブルーになってきました。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~大熊猫(ダーションマオ)海
水面の色は空の色も反映してくるので
青空の青も撮り込んで一段と美しくなってきました。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~原始林景観区
日則溝の最奥(南)にあるのが原始林景観区で
乗り合いバスの終点がある所です。
九塞溝に人々が住むようになってからは
この原始林景観区より下流側(北)は
林業が盛んだったこともあり、植林された森が多いそうですが
日則溝の最奥(南)は植栽林業が盛んになる前の
原始林が残っているそうです。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~原始林景観区
原始林景観区は針葉樹が多く紅葉的には
イマイチですが、いくつかの樹は
紅く色づいていました。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~原始林景観区
九寨溝にある原始林は、標高2,900~3,000mに位置し、
日則溝の最も高い場所、かつ九寨溝の最南端にあります。
ここは、手つかずの自然が残る神秘的な場所で、
中国には「黄山より帰りて山を見ず、九寨溝より帰りて水を見ず」
という言葉があるほど、その美しさは格別です。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~原始林景観区
◎ハゼノキ(櫨)ウルシ科ウルシ属が紅葉し
白い実もなっていました。
ハゼノキ(櫨の木)はウルシ科ウルシ属の落葉小高木。
単にハゼとも言う。東南アジアから東アジアの
温暖な地域に自生する。秋に美しく紅葉することで知られ、
ウルシほどではないがかぶれることもある。
日本には、果実から木蝋(Japan wax)を採取する資源作物として、
江戸時代頃に琉球王国から持ち込まれ、
それまで木蝋の主原料であったウルシの果実を駆逐した。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~原始林景観区
原始林景観区の奥に見える尖峰群。
まだ雪は頂いていませんが、おそらく4000m級の峰々だと思います。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~原始林景観区
原始林景観区は針葉樹の森や岩山があるだけで
あまり九塞溝っぽくないスポットかな(^-^;。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~原始林景観区
だいぶ青空が広がってきました。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~原始林景観区
黄金色に色付いているのはイヌカラマツかな?
【イヌカラマツ(犬唐松)マツ科イヌカラマツ属は
中国東部及び南部(長江下流域の山岳地帯)を原産とする
マツ科の落葉樹。
日本のカラマツに似るが葉はより大きくて黄葉が美しく、
中国では寺院を中心に、日本では稀に公園や植物園にも植栽される。
その美しい黄葉から金松松とか金銭松とか黄金松とも呼ばれています。
-
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~原始林景観区
アーモンド型の美しい岩山。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~原始林景観区
この山の名は分かりませんが
ブラジル、リオデジャネイロ市のランドマークである岩山、
ポンデアスーカル(砂糖の塊)に似ていますね。
英語ではシュガーローフ(Sugarloaf)という。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~原始林景観区
上記と同じ岩山ですが見る角度が少し違うだけで
山裾がだいぶ幅広に見えてきました。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~芳草海&天鵝海(Swan Lake)
原始林景観区を軽く散策した後は再びVIPバスに乗車し
車窓から芳草海&天鵝海(Swan Lake)と見ながら
箭竹海&五花海へ向かいます。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海
駐車場から日則溝の箭竹海が見えてきました。
「スモーキーなターコイズブルーの美しい沼です。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~
箭竹海(せんちくかい)標高は2629m。
南北に長さ1,184m、東西に幅144~268m、水深5~10m、
湖の周囲に箭竹が多いことから箭竹海と呼ばれています。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海
箭竹海の北岸には倒木がたくさん水没していて
その水没樹にたくさんの植物が生えています。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海
この水没樹の植物が大きく成長すれば
倒木更新(とうぼくこうしん)だと思いますが、
※倒木更新は、寿命や天災、伐採などによって倒れた古木を礎にして、
新たな世代の木が育つこと。
水没樹で芽生えることは出来ても、
そのまま成長して大木にはなれないような気がします。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海
ただ、ここ箭竹海の北岸は水深が浅いので
次第に陸地化して写真手前の樹のように
成長し続ける可能性もあるかも。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海
屋久島では屋久杉の古木が倒れると
その空間が明るくなり屋久杉の種などが芽生え
倒木を栄養にして実生が大きくなり世代交代をします。
この水没樹に芽生えた植物もしばらくは倒木を栄養に
成長できるちと思いますが、もし倒木がこのまま水上にあるなら
幼木の成長には限界があるので、よほど水分に強い柳などの
幼木じゃない限り大木になるのは難しいと思われます。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海
箭竹海の北岸の沼色は何故か少し白濁した
ターコイズブルーです。
色合い的には裏磐梯の弁天沼などと似たような色合いに見えます。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海瀑布
上記、箭竹海北岸の森の直ぐ下流には
箭竹海から流れ落ちる箭竹海瀑布があります。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海瀑布
箭竹海瀑布は標高2,618m、落差3~6mとそう大きくはありませんが
滝幅150mとかなり幅広です。
この滝は森林崩壊によって形成された自然の堤防によって形成され
水流は複数の小川に分かれて堤防を下り、
大きなスパンと小さな落差を持つ弧形の滝群を形成しています。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海瀑布
白い滝は周囲の青い海(湖)と対比し、独特の青と白の風景を形成し、
九寨溝が「水の王」としての特徴を示しています。
張藝謀監督の映画『英雄』もここで撮影され、
滝の人気をさらに高めたそうです。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海瀑布
こちらが箭竹海の名前の由来となった箭竹(せんちく)です。
箭竹海瀑布周辺のあちこちにも生えていました。
パンダが食べる竹は摂食竹と主食竹に分かれる。
摂食竹はパンダの日常的な摂食対象。
主食竹はパンダの「メインの食糧」。
四川省林業・草原局の昨年の調査によると
四川省全体の竹の種類は216種あるが、
パンダの摂食竹となるのは32種しかない。
そのうちパンダが最も摂食を好むのは冷箭竹と缺苞箭竹で、
パンダの食べ物の7割前後を占める。
その原因として、この2種の竹は水分が豊富で、食感がよく、
適応力が高く、広く分布しており成長ペースが早く、
パンダに十分な食料を提供できることが挙げられる。
モニタリングによると、1頭の成年パンダは1昼夜で
少なくとも15-20キロの竹を食べる必要があるそうです。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海瀑布
滝の落ち口が疎林になっていて
その左手(上流)がすぐ箭竹海です。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海瀑布
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★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海瀑布
滝幅が広い箭竹海瀑布にあって
このあたりの広い滝壺は美しいターコイズブルーをしています。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海瀑布
-
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海瀑布
滝の落ち口の疎林に人影が見えます(白〇)。
実は箭竹海瀑布は滝の落ち口側と滝壺側の
両サイドに遊歩道がある珍しい造りになっています。
滝の落ち口側から見る滝はどうってことの無い景色なので
落ち口側の遊歩道は滝を見下ろす為と言うよりは
箭竹海を眺めるための遊歩道だと思います。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海瀑布
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★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海瀑布
箭竹海瀑布滝壺右岸はやや水深のあるターコイズブルーですが
左岸は水深が浅く、土砂が堆積した場所には
セイダカアワダチソウのようなドライフラワーが残っていました。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海瀑布
-
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海瀑布
この植物がキク科なのは分かりますが
花は枯れて綿毛状になっているので
花の種類が特定できません。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海瀑布
箭竹海瀑布で画像検索で、滝壺周辺で咲いている
キク科の植物を調べてみましたが
セイダカアワダチソウでは無いようです。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海瀑布
-
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海瀑布
草丈は1.6mほど、
草丈的にはセイタカアワダチソウと同じくらいですが
セイタカアワダチソウノ葉っぱは笹型(楔形)で
この植物の葉は分裂葉なので明らかに違います。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海瀑布
花はキク科らしい小さい舌状花の集合体で
葉は分裂葉で水辺に強い。
この特徴を日本の山野草に当てはめると
ハンゴンソウ(反魂草)キク科キオン属キオン属に似ています。
ただ日本のハンゴンソウは草丈が2mを超える大型山野草なので
箭竹海瀑布のこの植物とは若干違いがあります。 -
★羽鳥湖高原のハンゴンソウ(反魂草)
◎ハンゴンソウ(反魂草)キク科キオン属
本州中部以北~北海道の山地の草原や林縁に自生し花は
キオンにそっくりですが、ハンゴンソウの草丈は2.5mにもなり
葉っぱが手のひら状に3~7裂けているので判別できます。
キオンは草丈1.8mほど、
葉っぱは楔形(葉脚の形態を表し鋭角にとがった形のこと)。
同じ場所に混在する場合もあるので葉を見比べると容易に判別できます。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海瀑布
滝壺側の遊歩道を見てみましょう。
ここは滝幅いっぱいに遊歩道があるので
激混みと言うほどではありません。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海瀑布
滝と箭竹海の間には疎林があり、
その多くが水に強いヤナギの仲間ではないかと思われます。
ヤナギは水分を好む種が多く、水没にもある程度は耐えることが出来ます。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海瀑布
◎ヤナギ(柳Willow)は、ヤナギ科ヤナギ属の樹木の総称。
世界に約400種近くあり、主に北半球に分布する。
湿潤から乾燥まで、高温から低温まで、幅広い環境条件に適応し、
種類が極めて多いのが特色である。
主に温帯に生育し、寒帯にもある。高山やツンドラでは、
ごく背の低い、地を這うような樹木となる。
日本では水辺に生育する種が多い。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海瀑布
滝の落ち口の赤い紐状のものは
ヤナギの気根です。
ヤナギ類は、水中で不定根(気根を含む)を発生させることがき
特に、シロヤナギやアカメヤナギ(マルバヤナギ)は、
淡水時に水没する幹の部分から密に気根を出します。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海瀑布
ヤナギの気根は、水辺に生えるヤナギ科の植物が水中に浸かる幹の部分
に密に出す根のことです。
これは、水辺という冠水しやすい環境でも酸欠を避けて
生育するための適応と考えられています。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海
箭竹海瀑布の滝壺側の遊歩道を歩き終え
こんどは滝上側の遊歩道を歩いています。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海
-
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海
ここは箭竹海の北岸で、遊歩道と疎林があって
その疎林の中を流れ落ちていくのが箭竹海瀑布です。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~箭竹海
ここ箭竹海北岸は南北に長い箭竹海の下流側なので
上流から流れてきた流木が、ここの疎林で堰き止められて
折り重なるよに横たわっているのだと思います。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
箭竹海の次にやって来たのが五花海です。
五花海は日則溝を南から北にながれる孔雀川の最も上流に位置し、
日則溝景観区の中心的なビューポイントです。
標高が2472m,水深の平均が5m、総面積が7.68万平方m。
最高にすばらしい景観だと称えられる五花海は、
とても神秘的で「九寨溝の魂」とも言われ、
九寨溝を代表する景観ともいえます。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
-
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
湖底には石灰化した堆積物と多種な藻類や水草、枯れた木などがあり、
日の光の反射や屈折によって赤やオレンジ、黄、緑、青、藍、紫など
さまざまな色が混じっているように見えます。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
湖面はまるで無数の宝石が嵌め込まれたような美しさ。
岸辺の林や湖底の倒木と湖の色が互いに引き立てあっていて、
その美しさといったら比較できるものがないほどです。
そのためこの湖は「五花海」と名付けられました。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
-
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
朝方の曇天霧雨と打って変わったきたので
九塞溝の海子(湖沼)本来の美しさ見えてきました。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
この時間帯はバスの行き交う道路側から湖面を見ると
ちょうど順光になるので反射が少なくより美しく見えます。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
-
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
道路側から見た遊歩道の展望デッキには
観光客が鈴なりです。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
澄み切った湖底に沈んだ倒木がくっきりと見え
これぞ九塞溝って感じです。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
クリスタルブルーの湖面が水鏡となり
背後の森を映し込み、正に五花海なり。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
-
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
紅葉的にはまだイマイチですが、
紅葉のMax+晴天+無風に巡り合えるのは
奇跡のようなものなので
これで十分満足です。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
バスの行き交う道路と対面する西側にやって来ました。
五花海は湖岸線も湖面も変化があるので
どこを切り取ってもフォトジェニックです。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
九塞溝にはインフルエンサー(KOL)が多く訪れていて
あちこちで自身がモデルになって写真撮影をしています。
中国での越境ECやインバウンド対策を行う企業の多くが、
中国人インフルエンサー(KOL)を起用して
大きな成果をあげています。
それらにアピールするためチベット人の民族衣装を身に着け
閲覧(再生)回数を増やすための自己アピール撮影のようです。
(注)顔にモザイク処理をしています。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
中国人インフルエンサー(KOL)とてその人気もピンキリで
この写真の女子のように本当に可愛い娘もいれば(個人の感想)
???な娘もいて一括りにはできないと思います。
※KOLとは「Key Opinion Leader(キーオピオニオンリーダー)」
(注)顔にモザイク処理をしています。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
この鑑賞台だけでも6,7人の(KOL)が
写真撮影していました。
(注)顔にモザイク処理をしています。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
九寨溝は元々はチベット民族の村々で
現在もチベッチト系の住民が暮らしています。
そんな訳もあり、九塞溝ではチベット民族の貸衣装が盛んで
インフルエンサー(KOL)に限りらず
一般観光客もチベット民族衣装を着た人がたくさんいました。
(注)顔にモザイク処理をしています。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
インフルエンサー(KOL)はそれぞれモデルになり切っています。
すでにオファーを受けている人もいれば
SNSにUPしてオファーを期待している人が殆どかも。
(注)顔にモザイク処理をしています。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
日本におけるインバウド客も浅草や京都で
貸衣装の着物を着ている人をたくさん見るようになりましたね。
(注)顔にモザイク処理をしています。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
五花海の平均水深は約5mだそうですが
ライトブルーやクリスタルブルーに見えている部分の
水深は恐らく2m以内だと思います。
南の海島でも美しいライトブルーやクリスタルブルーのラグーンの
水深はおおむね2m以内です。
3m超と深くなれば深くなるほど青は紺色、濃紺と色が濃き見え
5m超になるとほぼ黒に見えてきます。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
-
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
この辺りは美しいライトブルーやクリスタルブルーに見えるのに
理想的な水深と透明度です。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
紅葉している木はあまり多くありませんが
この木などはキレイに色づいているほうです。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
紅葉樹があればやはり、いかにも秋らしい写真になります。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
魚(恐竜)の骨のような水没樹。
九塞溝は冷たい氷河や雪解け水など流れ込むため
水温が低く、元々水没樹は腐りにくのですが
その倒木に炭酸カルシウムが結晶するので
なおさら腐敗しくにくくなり、
低地の湖沼の水没樹より長い期間その姿を留めます。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
道路方面(東側)の鑑賞台が見えています。
その少し山肌が見えている部分がバスが行き来する道路です。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
-
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
白っぽい部分はおそらく石灰岩質の砂地だと思いますが
他は倒木や石ころが炭酸カルシウムの結晶が付着したり
藻に覆われたものだと思います。 -
★秋の九寨溝絶景紀行~五花海
-
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
褐色ぎみの水底はおそらく藻が繁殖しているからだと思います。
この藻の部分が少ない方がクリスタルブルーの部分がもっと広くなり
キレイだとは思いますが、これも自然の摂理なので仕方ないですね。 -
★裏磐梯五色沼~青沼
裏磐梯五色沼の青沼もとても美しいターコイズブルーですが
沼中央左の褐色部分は藻一種ウカミカマゴケが発達した藻です。
このウカミカマゴケがマット状に繁殖すると
ご覧のように沼色があまり青く見えません。
ただウカミカマゴケはマリモに近い仲間で貴重な植物なんだそうです。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
-
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
同じ水面の色も背後の森や光の角度など様々な要因で
微妙に変化して見えます。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
背後の山並みも見事な借景になっています。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
水中にプランクトンなど有機物質が多いと
海はエメラルドグリーンに見えますが
五花海は有機物質は少なく透明度が高いので
水面の色がやや緑がかって見えるのは
湖底の藻の色が反映するかだだと思えます。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
-
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
藻が珊瑚礁の造礁珊瑚のようにも見えます。
これらの藻はマット状に成長したものなのかは
わかりませんが、白い砂の部分まで成長してしまうと
現在の美しいくクリスタルブルーには見えなくなってしまうかお。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
-
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
向こうの森は色付いてきてはいますが
紅葉(黄葉)と言うよりは萌えるような新緑の森に
見えています。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
この辺りは湖と言うより
ほぼ珊瑚礁の海って感じ。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
九塞溝の湖沼群は炭酸カルシュームの影響などで
魚は一属一種しか生息していないそうで
この五花海では魚の泳ぐ姿が見えました。
おそらくコイ科の嘉陵裸裂尻魚(かりょうられつこうぎょ)だと
思います。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
日則溝の湖沼群は南から北にながれる孔雀川が
所々で堰き止められた湖沼群で
五花海も南岸から流れ込んだ孔雀川が北岸から
下流の珍珠灘へと流れ行きます。
このポイントは五花海が流れ出す手前で
水が他以上にクリアに見えます. -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
-
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
私の想像では湖の中央部は流れは殆ど無く
水は滞留しますが、流出口になると流れが速くなり
常に滞留しない新鮮な水が流れているので
よりクリアになるのではないでしょうか。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
クリアな水面が水鏡となり
青空を映し込んでいます。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
この辺りは五花海の中でもけっこう水深が深そうですが
湖底の水没樹はくっきり見えています。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
水草が下流側に傾いて成長しています。
ここの流れが速いことを物語っています。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
これでも色付きの良いほうで
日本のような真っ赤なモミジはほとんど見かけません。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
五花海はこのポイントから川となって
下流の珍珠灘瀑布や樹正溝へと流れ出していきます。 -
★秋の九寨溝絶景紀行(2)~五花海
五花海から流れ出した渓流沿の岩にシロボウシカワビタキが
いました。
シロボウシカワビタキは、その名の通り、頭頂部が白い帽子を
かぶっているように見えるのが特徴の鳥です。
名前の「カワビタキ」は、ヒタキの仲間でありながら
滝や急流の川辺を好むことに由来しています。
インド亜大陸、中国、東南アジア、ネパール、アフガニスタンなど
広範囲にわたって生息しています。
主に留鳥として生息していますが、一部の地域では
冬季に越冬することもあります。
主食は昆虫、甲虫、アリ、クモなどで、ベリー類も食べます。
山間の渓流などで採餌している姿がよく見られます。
体長は約19cmで、スズメよりも大きいのが特徴です。
シロボウシカワビタキの体色は鮮やかで、濃紺の体上面と、
腰から尾羽にかけてと下面の赤褐色との対比が魅力です。
特に、頭頂部の白さが目を引きます。 -
★福島県下郷町釜滝の群青釜
福島県には五色沼や魔女の瞳の他にも青が際立つ
滝壺が何か所もあります。
下郷町の観音川上流の釜滝の群青釜もその一つです。
滝の落差は3mほどしか無いのですが、
滝壺の水深も3mもあり、神秘的なダークブルーが美しいです。 -
★福島県猪苗代町沼尻元湯の硫黄川
猪苗代町沼尻元湯の硫黄川はミルキーブルーの湯溜まりが魅力的です。
硫黄川が安達太良山の西側を流れる温泉が源泉の川で
その名のように硫黄成分が多いので湯溜まりは青く白濁しています。
この自然湧出した天然の温泉でたくさんある湯溜まりの中で
適温の湯溜まりを見つけて入湯するのが人気でした。
しかし、昨年十数年ぶりに硫化水素ガスによる死者が出たので
今は許可なく一般観光客は入湯できなくなりました。 -
★栃木県那須塩原市スッカン沢の素簾の滝の滝壺
栃木県那須塩原市の矢板市との境界近くを流れる
スッカン沢も火山性成分の影響でターコイスブルーの滝壺が
とても美しい渓谷&滝です。 -
★タイ王国クラビのブループール
タイ南部クラビの熱帯ジャングルにも
忽然と湧き出す湧水が美しいブループールがあり
観光客に人気です。
ここは九塞溝の湖沼と似ていて石灰岩台地から
地下水が湧き出し青く神秘的な泉になっています。 -
★イタリア~ドロミテ / カレッツア湖
イタリア、ドロミテ地方のカレッツア湖も限りなく澄んだ
クリスタルブルーで人気です。
カレッツア湖の美しい色は
九塞溝と原理的には同じだと思います。
カレッツア湖周辺か石灰岩質で大きな川の流れ込みなく
深い森でろ過された水や炭酸カルシウムの影響で
透明度が抜群です。 -
★イタリア・チェルビーノのブルー湖/Lago Blu(ラーゴ ブルー )
ブルー湖/Lago Bluが青く透明に見えるのは、いくつかの要因が
組み合わさっているためです。
水自体はわずかに青い色をしています。
これは、水分子が赤い光を吸収しやすく、
青い光を散乱させる性質があるためです。
湖水の透明度が高いことや、ほど良い水深も青く見える重要な理由です。
さらにブルー湖は湖底が石灰岩質で白いのも
青い光をより強く反射するのも理由です。
これで★黄龍・九寨溝&四姑娘山の絶景紀行(九塞溝編2)はお仕舞です。
ではまた。 j-ryu
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