2025ヨーロッパ鉄道の旅　第9回ウィーン後編　Train journey in Europe/Wien2

2025/07/17 - 2025/07/19

2025ヨーロッパ鉄道の旅　第9回ウィーン後編（最終回）

ヴァッハウ渓谷クルーズ船とメルク修道院 2025.7.17　11:54/16:06
Wachau and Stift Melk
2000年に世界遺産登録
Wachau Cultural Landscapeヴァッハウ渓谷の文化的景観

今回は都市毎の旅行記の8回目ウィーン後編です。
旅行記の本文はハイライトhttps://4travel.jp/travelogue/11997092　
と同じです。

■はじめに
新型コロナウィルスの世界的大流行（pandemic）で海外旅行が出来なかった3年半を2023年5月に終え、同年6月より再開したヨーロッパ旅行は今年で3回目となった。
今年は年齢的にも最後の海外旅行となる可能性を心の隅に置き、鉄道の旅の最終回となってもよいと思えるコースを選んだ。
具体的には複数回行ったことのあるベネチア、スイス、ザルツブルグ、ウィーンを巡る約1300キロの鉄道の旅。
往復の飛行は未だにロシア上空は避けているので以前より時間がかかるためできるだけ直行便を選んだ結果、往路は羽田発ミュンヘン乗継ベネチア行き、帰りはウィーンから羽田への直行便となった。機内モニターに表示される飛行ルートによれば往復ともにロシア領の南の縁に沿って中央アジアを飛行したため飛行時間は12時間ほどであった（復路）。昨年のパリ便は北極海上空を通って行ったため14時間以上かかったのに比べれば短かった。
ベネチアは４回目であるが日の出前と日没後の大運河の光の景色にはいつも感動する。到着翌朝は時差で早く目が覚めるので早朝の撮影は苦にならない。滞在した２日とも朝食前に２時間ほど人気（ひとけ）がまばらのサンマルコ広場や大運河のゴンドラなどベネチアならではの景色を楽しんだ。
スイスは一昨年のマッターホルン（ツェルマット）以来だが今回は高原の野草の花が目当てのためよく知られた観光地ではなくサンモリッツの隣のポントレジーナに２泊して標高3000メートルを超える展望台行きのケーブルカー駅周辺の草花を撮影できた。
ザルツブルグ（4回目）とウィーン（6回目）は2年ぶりの訪問で、心の中のアルバムをめくりながら思い出の場所を見て回った。中でもウィーンのプラターの大観覧車Wiener Riesenradは映画「第三の男」でも有名なスポット（遊園地）で21年ぶりの搭乗であった。

■旅行日程および概要
2025年7月8日（火）―7月19日（土）
往路　7月8日　羽田発9：30　NH5851（LUFTHANSA）A359 ミュンヘン着16：45
ミュンヘン乗継18：30　EN8236(AIR DOLOMITI) ベネチア着19：30
復路　7月18日　ウィーン発11：25　NH206　789　羽田着　19日6：55

7月８日（火）羽田発9：30　　ミュンヘン乗り換えでベネチア着19：30
空港からローマ広場までバス、水上バスでサンマルコ、ホテルへ
７月９日（水）サンマルコ広場、リアルト橋、サンタルチア駅、大運河
７月10日（木）サンマルコ広場、アカデミア橋、街歩きでサンマルコのホテルへ。
ベネチアからミラノへ列車で移動。ミラノ大聖堂（ドゥオモ）、大アーケード街
7月11日（金）ミラノからティラーノ乗り換えポントレジーナ（スイス）へ移動
7月12日（土）サンモリッツからケーブルカーとロープウェイでピッツナイル展望台3057ｍ
7月13日（日）ポントレジーナからクール乗り換えザルツブルグへ
7月14日（月）ザルツブルグ湖水地方サウンドオブミュージック半日バスツアー　旧市内街歩き
７月15日（火）午前　ホーエンザルツブルグ城　午後ウィーンへ移動
７月16日（水）シシー博物館、ウィーン自然史博物館、駅巡り（中央駅、ミッテ駅）、プラター大観覧車
７月17日（木）バッハウ渓谷　1日バスツアー
7月18日（金）ウィーン空港発11：25　NH206
7 月19日　羽田空港着6：55

■1日毎の旅行記　ザルツブルグ後編

7月17日（木）曇り

７：１５朝食
8：20にヴァッハウ渓谷ツアーに参加するためにホテルを出ると雨だった。パーカーを着たほうがよさそうだったのでホテルへ戻った。
ツアーの集合場所のオペラ座横まで歩いて６－７分。８：４５にチェックインしてバスに乗った。気温は１８℃。９時ちょうどに出発。
高速道路を北へ向かう。プラハまで280Kmの標識。１時間少々でクレムスKremsについて約１時間散策・休憩。
ヴァッハウ渓谷のクルーズ船の船着場があるシュピッツSpitzまでは15分ほどで着いた。
クルーズ船の出航は11：45　　メルク到着13：14
メルクでは各自でランチを済ませ14：45に集合してメルク修道院のガイドツアー14：50―15：55
帰りのバスは16：20に出発してウィーン到着18：00　（予定通り）
１６３１１歩

７月１８日（金）
６時半に街歩きに出かけたが雨が降っていたのでフロントで傘を借りた。パンの残りを持っていたのでシュテファン広場の鳩に撒いてやった。
7：15に朝食　　いつものメニュー　　朝食後にロビーのエリザベートの肖像の前で写真を撮ってもらった。そのあとにフロントのスタッフ３人の写真も撮った。ここのスタッフの対応は心温まるもので、今回の旅行では他のホテルは考えずにここに決めた。

8：40にチェックアウト　　シュテファンプラッツから地下鉄U3でミッテ駅、特急CATで空港駅　　9：10―9：26
チェックインの第３ターミナルのANAのカウンターの場所がわからずスターアライアンスアジアに並んだ。とても混雑していたので空港職員に尋ねたら裏側にあるANAのカウンターを教えてくれて助かった。ゲートＧ３６　　免税店でロゼワインを買った。11.99ユーロ

出発は11：30　25Ｃ席（通路側）　　窓際の席はチェコの若い女性でモデルをしているとのこと。韓国の化粧品？
機内でタブレットを使って描いていた多数のヒトデのようなイラスト画が面白かったので撮影した。
相模原に約1か月滞在するとのこと。
羽田到着は７月１９日　6：09
羽田→モノレールで浜松町→池袋駅でそば朝食→小手指9：15　　無事に帰国

撮影　
SONY RX100M7 ZEISS T＊2.8-4.5/9.0-72
CANON EOS80D EF-S18-135

編集後記
都市毎の旅行記も3番目の国オーストリアに入り、今回は最後の都市ウィーン後編（最終回）です。
写真の説明は旅行記の一部をコピペしますので重複しています。
個人旅行のため旅日記にはかなり細々したことまで書いたので写真も多いですが、画像をクリックすると2倍に拡大しますので（パソコンの場合）読み終えた後にスライドショー（＞で）などでごらんください。
HDMI(high definition multimedia interface)端子からテレビに接続して大画面での鑑賞もできます。

公開済み旅行記
2025ヨーロッパ鉄道の旅ハイライト
https://4travel.jp/travelogue/11997092
2025ヨーロッパ鉄道の旅　第2回ベネチア
https://4travel.jp/travelogue/11999890
2025ヨーロッパ鉄道の旅　第3回ミラノ
https://4travel.jp/travelogue/12001245
2025ヨーロッパ鉄道の旅　第4回スイス前編
https://4travel.jp/travelogue/12003133
2025ヨーロッパ鉄道の旅　第5回スイス後編
https://4travel.jp/travelogue/12004097
2025ヨーロッパ鉄道の旅　第6回ザルツブルグ前編
https://4travel.jp/travelogue/12005002
2025ヨーロッパ鉄道の旅　第7回ザルツブルグ後編
https://4travel.jp/travelogue/12006442
2025ヨーロッパ鉄道の旅　第8回ウィーン前編
https://4travel.jp/travelogue/12007412

ウィーン・ザルツブルグの旅(モーツァルト・ベートーヴェン活躍の舞台)永久保存版
https://4travel.jp/travelogue/10461966

投稿2025年10月18日　10時



　　

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 鉄道 観光バス 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

2,025年7月17日（木）
朝食
好物のスモークサーモンが嬉しいです。

横長画像をクリックすると2倍に拡大しますので（パソコンの場合）読み終えた後にスライドショー（＞で）などでごらんください。

鏡に映った姿を自撮りしてみました。

8：20にヴァッハウ渓谷ツアーに参加するためにホテルを出ると雨だった。パーカーを着たほうがよさそうだったのでホテルへ戻った。

観光馬車

ツアーの集合場所のオペラ座横まで歩いて６、７分

この噴水の前が集合場所です。

8:45にチェックインしてバスに乗った。気温は１８℃。９時ちょうどに出発。

A22高速道路を北へ向かう。プラハまで280Kmの標識。

ヨーロッパ各国の最高速度　オーストリア　　　9：46

高速道路（アウトバーン）
オーストリアでは時速130キロの制限速度がある。最低速度は時速60キロである。

一般道路
二輪車、3.5tまでの自動車　　100km/h
750kgまでの被けん引車を伴う自動車　100km/h
750kgを超える被けん引車を伴う自動車　80km/h

ヒマワリ畑

小麦畑　　9：55

１時間少々でクレムスKremsに着いて約１時間散策・休憩。

クレムスで約1時間の自由時間がありました。10：04
事前に何も調べてないので・・・

クルーズ船のチケット売り場

いろいろなタイプの船が行き交っています。

豪華なクルーズ船のようです

ミニトレイン

ベェンダー

休憩所飲食店

テーブルに置いてセルフタイマー自撮り

古城(廃墟）

Ruine castle ruins durnstein

野草がいろいろありますが名前はわかりません

ヒルガオ？

レンタサイクル

クレムスは小規模ながらオーガニックワインの生産地だそうです。

ブドウ畑

有名な教会らしいですが

Steiner Tor gate Krems

ドナウ川（ダニューブ川）10：58

ヴァッハウ渓谷のクルーズ船の船着場があるシュピッツSpitzまでは15分ほどで着いた。　11：35

スピッツからメルクまでの乗船券 11:45 発
Spitz-Melk 11:45

ガイドがまとめて買って配りました。

特産のアプリコットが食べごろ？

ザルツブルグのホテルザッハーの夕食で出たスープです。
https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_pict/87/65/83/650x_87658382.jpg?updated_at=1758941121
アプリコット・トマトスープ
適度の酸味がある濃厚なスープ
https://4travel.jp/travelogue/12005002

この船に乗船します　　　11：44

後部デッキ

バッハウ渓谷のイメージは両岸に岩肌が間近に迫るものでしたが、それとは正反対の広ーい川でした。
ライン川のクルーズと似た感じです。

船の形はいろいろです。

この船を追い越しにかかっています。

ドナウ川を上っているいるので船足は遅いです。

デッキに出ても寒さを感じることはなかったです。

オーストリア国旗

ドナウ川は国際航路なので船籍国旗を掲げているようです。
（正式なルールは知りません）

先ほど追い越した船です。

岩の上に立派な建物が見えますが城でしょうか。

Kloster & Schloss abbey & castle Schlonbuhel

船内のナビゲーションのモニター

ナビゲーションは元々船の航路案内でしたが今ではカーナビの方がよく知られています。

運行状況のモニター画面
到着は予定時刻通りでした。
13時14分15秒

メルクの船着場

ツアーバスは先回りして待っていました。

メルク修道院の入り口前のレストランに入ります。

ランチに食べたグヤーシュ（牛肉煮込み料理）13：55

ハンガリー料理のグヤーシュです。
ビールとデザート込みで30ユーロ

デザート

レストランの屋外席

周囲から水の膜が落ちる水盤

水の膜に指を刺すとこんな形になりました。

レモン

これからメルク修道院のガイドツアー（14:50から15:55)に向かいます。

修道院の中庭　　14：58

修道院の天井画

天井高さは5メートルぐらいありそうです。

丸い高窓がユニークです。15：40

ドナウ川（ダニューブ川）の支流が修道院の前を流れている。15：48

Benedicttinerstift benedictine monastery Melk

他では見たことのないデザイン（形、色、装飾・・）

濃い黄色はシェーンブルン宮殿のマリア・テレジア・イエローに似ているがより派手に見える。

礼拝堂？　　16：00

回廊

ガイドツアー入り口　　　16：05

私たちは帰るところです。

ガイドツアーを終えてバスへ戻ります。　　16：08

写真を撮っている間にツアーグループを見失ってしまい焦りました。16：13
このバスが目印です。

帰りのバスは16：20に出発してウィーン到着18：00　（予定通り）

ウィーン市内へ戻ったころにはよく晴れていました。18:23

同じシュテファン寺院も天気によって全く違った印象を受けます。
https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_pict/87/83/88/650x_87838805.jpg?updated_at=1760143769

夕方になっても寺院前広場にはチケット売りがたくさんいます。18：25

シュテファン寺院の南塔

南塔の高さは136メートル、北塔が56メートルと、南塔の方が圧倒的に高いが、南塔は343段の階段で上らなくてはならない。北塔にはエレベーターがある。

こんなに日差しを浴びて輝くシュテファン寺院を見たのは初めてです。

シュテファン広場に面したチョコレートショップHEINDL

いろいろなチョコレート菓子が並んでいます。

箱入りのをいくつか買いました。

袋入りもたくさんあります。
いわゆるバラマキにはちょうど良いかも。

NORDSEE ノルト・ゼー　（ドイツ語の発音ではノーツィーと聞こえる）

この日の夜はコンサートに行くので夕食は手軽に食べられるシーフード店で食べました。

パエリヤとエビの串焼き　　15.9ユーロ　　　18：45

ビールは眠くなるのでやめました。

持ち帰りと店内食ができます。
出来上がった料理を見ながら注文できるので言葉の心配は不要です。

ケルントナー通り　　18：56

コンサート会場　　20：07　　開演は20：30

ベートーヴェンプラッツ前の建物でWien Royal Orchestraの拠点

コンサートのチケットは前日の午後シュテファン広場のチケット売りから買いました。チケットの表示料金79ユーロ→59ユーロ現金で購入

建物の中庭

休憩時間にロビーでスパークリングワイン5ユーロ

コンサートの出演者　終演の挨拶　　22：09

コンサートホールではなくこんな感じの舞台セットです。

教会の天井のようなロマネスク様式のリブ・ヴォールト天井　22：14

【リブ・ヴォールト天井】
別名、コウモリ天井・柳梁天井。
空間を天上へ導くゴシック様式の教会に多い

長崎の国宝大浦天主堂の天井もリブ・ヴォールト天井
https://www.gov-online.go.jp/eng/publicity/book/hlj/html/202011/202011_13_jp.html

地下鉄の優先席の表示　　　22：31

バッハウ渓谷クルーズとメルク修道院のツアーから帰ってコンサートを聴き、長い一日を終えてホテルへ戻ります。
今回の旅行の最後の夜です。
ベッドは片方が空いていますが・・ゲストの予約はありません。

７月１８日（金）
６時半に街歩きに出かけたが雨が降っていたのでフロントで傘を借りた。パンの残りを持っていたのでシュテファン広場の鳩に撒いてやった。

シュテファン広場の一角に展示された寺院のブロンズ製模型

ウィーンのシンボルで、その観光名所のひとつである。この聖堂を含むリング (Ring) と呼ばれるウィーン歴史地区は2001年にユネスコの世界遺産に登録された。ハプスブルク家の歴代君主の墓所であるほか、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトとコンスタンツェ・ウェーバーの結婚式が行われ、また葬儀が行われた聖堂としても知られている。

オーストリア公ルドルフ4世の命によって建造されたこの聖堂は、1359年に65年がかりで南塔が完成。136.7メートル[1]の高さをもち、教会の塔としてはウルム大聖堂（161メートル)、ケルン大聖堂（157メートル）についで世界で3番目の高さがある。

雨の朝のウィーン中心街　　　グラーベン通りのH&M前
7：02

7：15に朝食　　いつものメニュー　　

ヨーロッパのホテルの朝食に緑の生野菜はめったにありません。

朝食後にロビーのエリザベートの肖像の前で写真を撮ってもらった。そのあとにフロントのスタッフ３人の写真も撮った。ここのスタッフの対応は心温まるもので、今回の旅行では他のホテルは考えずにここに決めた。

カイザーリンエリザベートホテルのフロントのスタッフ

男性は緊張気味ですが女性スタッフは3日間何度も顔を合わせたので慣れました。
別な女性スタッフは部屋のカギを渡すとき、番号216を言わないのに「ニヒャクジュウロクデスネ」（笑い）

8：40にチェックアウト　　シュテファンプラッツから地下鉄U3でミッテ駅へ　　
特急CATで空港駅へ　　9：10―9：26

CAT: City Airport Train 14.9ユーロ　　2672円

チェックインの第３ターミナルのANAのカウンターの場所がわからずスターアライアンスアジアに並んだ。とても混雑していたので空港職員に尋ねたら裏側にあるANAのカウンターを教えてくれて助かった。ゲートＧ36　
免税店でロゼワインを買った。11.99ユーロ

ウィーン国際空港　　オーストリア航空　Austrian Airlines

ANA　　　Gates G36
11:25
Tokyo Haneda
NH206 OS8563(共同運航：コードシェア）

出発 　　到着 　　　所要時間 　運航日　クラス　機種　　　　詳細
11:25　06:55（翌日）12h30m 火・金・日 ▼ 787-9　2025/3/30-10/24

これから搭乗するNH206便　B789

チェコ人女性がもっていた日本語教科書

出発は11：30　25Ｃ席（通路側）　　
窓際の席はチェコの若い女性でモデルをしているとのこと。韓国の化粧品？
機内でタブレットを使って描いていた多数のヒトデのようなイラスト画が面白かったので撮影した。
相模原に約1か月滞在するとのこと。

初級日本語〈げんき〉 1／坂野永理／池田庸子／大野裕
3,960円送料無料

多数のヒトデのようなイラスト画が面白かったので撮影した。

伊豆半島上空から富士山が見えました。22：48（日本時間5：48）

朝の富士山　　5：50

乗ってきたNH206 B789 6:25

無事に到着してホッとしたところです。
12日間の長旅にお付き合いいただきありがとうございました。

旅行記も毎週1編のペースを守れたのは読者の皆様のおかげです
ありがとうございました

yamada423