時が止まった戦場へコロン湾でDIVE！～給糧艦 伊良湖(IRAKO)～

2024/09/12 - 2024/09/12

パラワン島北方のカラミアン諸島ブスアンガ島へGO！
今回の目的はダイビングですが、青い海、カラフルな魚及び珊瑚ではなく日本のダイビング人口では１％未満のレックです。
1944年にマニラからコロン湾に退避した日本艦船が空襲により撃沈されました。戦後80年経過し沈没した船体も徐々に崩壊してきています。日本人の記憶から消えゆく艦船の記録を残すダイビング。
この旅行記は12日の1本目は昨日に引き続き給糧艦 伊良湖へのダイビング記です。

旅の日程
９月７日
羽田空港：０１５０発（JAL077便）
マニラ国際空港：０５３５着
マニラ国際空港：１０２０発（フィリピン航空２９６３便）
ブスアンカ空港：１１２５着
午後：ブスアンガ島コロン市内観光
９月８日
３ボートダイビング
９月９日
３ボートダイビング
９月１０日
３ボートダイビング
９月１1日
３ボートダイビング
９月１２日
３ボートダイビング
９月１3日
終日：ブスアンガ島観光
９月１4日
ブスアンカ空港：１２００発（フィリピン航空２９６４便）
マニラ国際空港：１３１０着
午後：マニラ観光
９月１５日
マニラ国際空港：１００５発（ＪＡＬ０７４６便）
成田空港：１５３０着

上記計画でしたが、台風の影響で13日は大雨でホテル待機。
14日は搭乗便キャンセルになり空港で手続き終了後ホテルで待機。
15日も搭乗便キャンセルで翌朝便に変更してホテルへ戻る。
16日の朝のフライトでマニラは観光せず経由のみでフィリピン航空で成田へ。

費用
旅行費：
JALマイル往復の手数料19,600円
フィリピン航空国内線往復39,847円
７日：Casa Hotel 1泊4,095円(AGODA)
１３日：Sunburn Suites Coron１泊5,518円(AGODA)
１４日：Savoy Hotel Manila １泊6,360円(AGODA)
８日～１２日までのツアー料金318,000円
ツアー追加料金（延泊1泊とナイトロックス料金）40,067円
JAL復路キャンセル返金料：-4070円
マイル払い戻し手数料：3100円

※メモ
航空機キャンセル返金料：フィリピン航空-17144円（14日国内線分:楽天に返金）
航空機購入国内線：フィリピン航空14222円（15日国内線部分クラーク行:VISA）
航空機キャンセル返金料：フィリピン航空-14563円（15日国内線分:VISAに返金）
ブスアンガ～成田までのフィリピン航空67680円（ツアー会社に振り込み）

エリア カラミアン諸島(フィリピン)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 船
• 旅行の手配内容: 個別手配

おはようございます。
今朝も3ダイブに備えてしっかり頂きました。

広々開放的なホテルはフィリピンの離島に滞在しているのを忘れてしまいます。

定時に出港してポイントへ。何だか雲行が怪しい...。

と思っていたら晴れてきた。
この時フィリピンの東方海上では台風が発生しており、外縁の雲が近付いており天気が不安定な状態。

12日1本目、給糧艦 伊良湖　
基準排水量9,570トン、 全長152.0m、最大幅19.0ｍ、速力17.5kt
兵装：12cm連装高角砲×2、25mm連装機銃×2基ほか。
1941年(昭和16年)12月5日に神戸川崎重工竣工。
開戦後はトラック泊地等で補給活動に従事。
1944年1月3日、トラック周辺海域で米潜水艦の攻撃で大破。
1944年8月本土での修理を終えマニラへ出港するも9月21日のマニラ空襲を避けてコロン湾に避難中の24日米空母艦載機の攻撃を受け水平状態で沈没。
黙祷の後、潜行開始。

ポイント名 伊良湖。
平均水深21.0ｍ Max38.4ｍ 透明度Max8m 水温31.1℃
12Lアルミタンク背負っての29分のダイビング。なお、タンクはNx27％を使用。
昨日より透明度は少しは良くった感じです。
艦首のマストを見ながら潜行していきます。
今回は機械室を少し見て、甲板上を周るダイビング。

変形が著しい艦橋構造物。

途中で折れたデリッククレーン。

煙突の根元部分。

艦橋構造物は爆弾の命中で原形を留めていません。

後部に向かうほどバラバラになっている艦橋構造物を見ながら機械室に向かいます。

機械室は比較的原形を留めています。
水深35ｍ超なのでサラッと見て移動です。

機械室内のキャットウォーク。

深い暗い狭いが苦手な方にはおススメしません。

甲板上の用途不明な台座。搭載品の固縛用か？

突然背後から猛スピードで追い抜く亀さんに遭遇。

甲板上で追走しながら激写中。

こちらに気付いて反転して近づいてきました。しばらくお互い至近距離で様子見てましたが、海底に潜って行きました。

亀との遭遇で艦首に行くエアと時間が無くなり、そのまま前部マスト付近から浮上開始。
レックとしては不完全燃焼でしたが、久しぶりの亀ダイビングで癒されました。
さらば、伊良湖と亀さん。

2本目の秋津洲へ移動開始。

この旅行記へのコメント （2）

• aoitomoさん 2025/08/18 20:57:35

  亀に癒されてラッキーです！

  GATさん こんばんは～
  
  潜ったら沈船以外に目がいかないGATさんだと思いましたが
  表紙の写真が亀でおどろきました。( ´艸｀)
  しかも猛スピードで動いている亀をしっかりカメラの中央に収めているので流石です。
  
  『給糧艦 伊良湖』
  確かに前日より多少透明度はよくなってますね。
  水平状態で沈没しているのでマストを見ながら潜行すれば
  船体のイメージが頭に入ってきそうです。
  水深35ｍ超の機械室は興味をそそりますが、
  一挙に視界不良になりそうで、入りたくないです。
  
  GATさんが亀で癒されることもあるというのは初耳でした。( ´艸｀)
  
  aoitomo

  GATさん からの返信 2025/08/18 23:47:22

  aoitomoさま、こんばんわです。

  aoitomoさま、こんばんわです。
  
  小魚は目が行きませんが、大きな美味しそうな魚やイルカや亀さんには流石に目が行きます。
  最初は後ろから2m横を抜いて行ったので驚きましたが、追走し反転してきた亀さんと真横に並び何とか撮影成功しました。
  
  深場の機械室は慣れないとビビりますよね。伊良湖では過去に艦内から出られず亡くなったダイバーが何人かいるそうです。
  現在は崩れて奥の方まで行けないですが、艦内通路は迷路のようになってるそうです。
  
  次の2本目も水深30ｍ超えの秋津洲です。
  by GAT