時が止まった戦場へコロン湾でDIVE！～特設運送船 興業丸(KOGYO MARU)～

2024/09/09 - 2024/09/09

パラワン島北方のカラミアン諸島ブスアンガ島へGO！
今回の目的はダイビングですが、青い海、カラフルな魚及び珊瑚ではなく日本のダイビング人口では１％未満のレックです。
1944年にマニラからコロン湾に退避した日本艦船が空襲により撃沈されました。戦後80年経過し沈没した船体も徐々に崩壊してきています。日本人の記憶から消えゆく艦船の記録を残すダイビング。
この旅行記は9日の1本目、コロン湾に眠る徴用船 興業丸へのダイビング記です。

旅の日程
９月７日
羽田空港：０１５０発（JAL077便）
マニラ国際空港：０５３５着
マニラ国際空港：１０２０発（フィリピン航空２９６３便）
ブスアンカ空港：１１２５着
午後：ブスアンガ島コロン市内観光
９月８日
３ボートダイビング
９月９日
３ボートダイビング
９月１０日
３ボートダイビング
９月１1日
３ボートダイビング
９月１２日
３ボートダイビング
９月１3日
終日：ブスアンガ島観光
９月１4日
ブスアンカ空港：１２００発（フィリピン航空２９６４便）
マニラ国際空港：１３１０着
午後：マニラ観光
９月１５日
マニラ国際空港：１００５発（ＪＡＬ０７４６便）
成田空港：１５３０着

上記計画でしたが、台風の影響で13日は大雨でホテル待機。
14日は搭乗便キャンセルになり空港で手続き終了後ホテルで待機。
15日も搭乗便キャンセルで翌朝便に変更してホテルへ戻る。
16日の朝のフライトでマニラは観光せず経由のみでフィリピン航空で成田へ。

費用
旅行費：
JALマイル往復の手数料19,600円
フィリピン航空国内線往復39,847円
７日：Casa Hotel 1泊4,095円(AGODA)
１３日：Sunburn Suites Coron１泊5,518円(AGODA)
１４日：Savoy Hotel Manila １泊6,360円(AGODA)
８日～１２日までのツアー料金318,000円
ツアー追加料金（延泊1泊とナイトロックス料金）40,067円
JAL復路キャンセル返金料：-4070円
マイル払い戻し手数料：3100円

※メモ
航空機キャンセル返金料：フィリピン航空-17144円（14日国内線分:楽天に返金）
航空機購入国内線：フィリピン航空14222円（15日国内線部分クラーク行:VISA）
航空機キャンセル返金料：フィリピン航空-14563円（15日国内線分:VISAに返金）
ブスアンガ～成田までのフィリピン航空67680円（ツアー会社に振り込み）

エリア カラミアン諸島(フィリピン)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 船
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝からガッツリ頂きます。
リゾートホテルは種類が豊富ですね。

コロン ウェスタウン リゾート ホテル

コロンのダイビング船は写真のようなアウトリガー船です。
安定性は抜群ですが速力は遅い...。

デンマークの国旗を掲げたヨットも停泊中です。

今日も天気は良さそうですが、透明度は期待できないそうです...。

ポイントまで1時間弱のんびり航海中。

離島からコロンへ買い出しでしょうか？何隻もすれ違います。

ここから20分程でポイントに到着です。
初日はワクワクしますが2日目以降は風景が同じなので飽きる...。

9日1本目、特設運送船 興業丸　
排水量3,732トン、 全長129m
1939年(昭和14年)2月2日に浦賀船渠で竣工した貨物船。
1941年(昭和16年)8月に徴用され特設運送船として各地への輸送活動に従事。
1944年(昭和19年)9月24日、米空母艦載機によるコロン湾空襲により被雷し横転沈没。
黙祷の後、潜行開始。

ポイント名 興業丸。
平均水深20.1ｍ Max32.1ｍ 透明度Max5m 水温30.9℃
12Lアルミタンク背負っての45分のダイビング。なお、タンクはNx32％を使用。
透明度悪いうえにそのまま真っ暗な船内へ。

いきなり狭い船内を進む！現在地不明...。
2日目からハードレックです。

とりあえず船倉に到着。横転しているのでラッタル（梯子）は横向きです。

網目状の金属ネットは飛行場を整備するときに滑走路上に敷き詰めるらしい。

一度船外へ。
マストを見ながら先に進みます。

そして再び船倉へ。
船倉内に散乱するセメント。

よそ見していると迷子になるので前方に意識集中！

船のどこにいるか全く分かりません...。

ハードレックです。

開けた場所に到着、別の船倉のようです。
何かしらの搭載品がそのままになっています。

透明度最悪です。ストレスＭＡＸ！
まるで修行です。

また船外に出ます。もう終わりかな？

再び、別の船倉へ。

また狭い通路を進んでいきます。

暗闇しかも狭い！緊張しまくりのダイビング。

ようやく船外へ。透明度悪いですが明るくて最高！

船体周辺は魚の天国です。

魚影も濃く珊瑚もびっしり！

写真見る限り船と判別できませんね。

無減圧ダイブギリギリで何とか5mまで浮上。

長めの安全停止。
円筒形の構造物は恐らく折れたマストの根元部分です。

さらば、興業丸。
浮上開始。残圧15！

この旅行記へのコメント （2）

• aoitomoさん 2025/05/22 23:46:48

  特殊救難隊の潜水訓練？

  GATさん こんばんは～
  
  『興業丸(KOGYO MARU)』
  透明度もよければ全然楽しめるダイビングなのでしょうけど、
  透明度の悪い時に真っ暗な船内入るなんて日本では考えられません。
  特殊救難隊の潜水訓練ではあるまいし。( ´艸｀)
  
  最も危険と思ったダイバーは船内は入らないのでしょうが、
  ベテランのGATさんでさえストレスを感じるのなら余程の事です。
  最も迷子にならないようについていかないといけないのでしょうか。( ´艸｀)
  
  確かに修行。( ´艸｀)
  今時こんなハードなダイビングツアーが
  あることに驚きます。
  ある意味リアルなレックでドキュメンタリー感満載です。
  
  aoitomo

  GATさん からの返信 2025/05/24 09:04:07

  おはようございます。

  おはよう、aoitomoさま。
  
  コロン2日目から修行でした。透明度最悪、真っ暗な船内に船は横転状態なので平衡感覚も？？になり想像以上にエアも消費して💦
  しかし、コロンの沈船では序の口で、まだまだハードなレックが続きます💦
  またの訪問をお待ちしております。
  
  by GAT