2025.02 初旅はタイ・カンボジアへ Vol.7 ～シェムリアップでトゥクトゥクドライバーと再会～

2025/01/29 - 2025/02/05

2025年の初旅は海外へ。前年にあった航空会社（全日空）のチケットバーゲンで何も考えずに安いところで購入してしまった。

そう、何も考えずに....


春節にぶち当たってしまったチェンマイ滞在。戦々恐々としていたが直前の事件のおかげで中国人観光客が軒並みキャンセルとなり意外と快適に過ごすことが出来た。チェンマイからはバンコクを経由してカンボジアはシェムリアップへ移動し、これからアンコールワット遺跡群を堪能するぞ！。


※アンコールワット遺跡群の見学のために２度もトゥクトゥクのドライバーをしてくれた Sim Sophai さんが2025年5月30日に永眠されました。ご冥福をお祈りいたします。

エリア シェムリアップ(カンボジア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: タクシー

エアポートバスでシェムリアップに到着し、ホテルまではトゥクトゥクで送ってもらった。

チーサタ CTS ホテル シェムリアップ ホテル

ホテルのチェックインは14:00～だったが私たちはそれより早く到着してしまった。荷物だけでも預けようとしたら直ぐに部屋の準備をしてくれるということで、フロントでちょっとだけ待機する。

チーサタ CTS ホテル シェムリアップ ホテル

早めにチェックインして部屋に通してもらった。

さっそく荷物を解き、洗濯物を集めてからさっそく出かける。出かけた先はランドリー....コインランドリーではなく所謂「洗濯屋」でスタッフに預けて洗ってもらうのだ。日本を出発する前にシェムリアップでコインランドリーを探してみたがホテル周辺には見当たらず「洗濯屋」ばかり出てきていた。なので、その中でも綺麗そうな店を見繕っておいていたのだ。こちらの店内にあるドラム式の洗濯機はフル稼働していて依頼が多いという印象。なので問題無さそうかな？。２時間ほどで仕上がるということだったが夜に取りに来るということで料金を払って洗濯物を預けた。

ランドリーからの帰りにコンビニエンスストア・セブンイレブンに寄って簡単な昼食を調達する。機内食だけではちょっと足りなかったので。

それにしてもカンボジアのセブンイレブンで売っている「おにぎり」には日本語で具材表示をしていて驚いてしまったよ。

簡単に昼食を終えてから、すぐに支度する。15時にはホテル前で約束をしているから。

慌てるように準備してホテル前で合流したのは Simさん。前回（2023.10）に訪れた時にお世話になったトゥクトゥクのドライバーだ。帰国後も連絡を取り合っていて、今回の旅でもお世話になることに。再会の挨拶もそこそこに、シェムリアップツアースタート！。

まず最初に連れて行ってもらったのはこちら。遠くに見えてきた観覧車だ。

前回訪れた時....夜にシェムリアップ空港に到着してホテルまでSimさんのトゥクトゥクで送ってもらった時にライトアップされた巨大観覧車が目に入った。

なんだか気になってこの観覧車の事を調べてみたら、なんと福岡県北九州市にかつてあった「スペースワールド」の観覧車だったという事実。スペースワールドが閉園後にこの観覧車はいったん解体され、遥かカンボジアまでやってきて第二の人生（？、機生？？）を送っている。

アンコール アイ 建造物

ではさっそく乗ってみよう。親切な地上係員に誘導されてゴンドラに入る。

そうそう、こちらの「アンコール アイ」のスタッフの制服、袖のところにカンボジアと日本の国旗が縫い付けられている。この観覧車が日本からやってきたとアピールしているようだ。

アンコール アイ 建造物

ゆっくりと昇っていくゴンドラ。室内にはエアコンが付いているので暑くなく快適。

アンコール アイ 建造物

１周１８分で回っているので乗車後９分で最頂部に到達。

アンコール アイ 建造物

窓には眺望できる案内図があった。イラストにはアンコールワットの塔の一部が出ているように描かれていたが....探しきれず、残念なり。視程は良かったけれど、最近視力が下がってきているからなぁ。

ちなみにアンコールワットの近くに気球に乗って上空から眺めることができるアンコールバルーンという施設があり、そちらにも乗ってみたかったが改修中により休業しているということで次の機会に楽しみは残しておこう。

アンコール アイ 建造物

最頂部を過ぎて後半戦。

アンコール アイ 建造物

日本でも観覧車に乗る機会が無いので（乗りに行かないので）、景色よりもこちらのような構造物に目が行ってしまう（苦笑。

アンコール アイ 建造物

動力部分（？）を通過して間もなく終了。予め遺跡などは見えないことは判って乗っていたので、この観覧車に乗れたこととシェムリアップの町並みを眺望できたので大満足だ。

アンコール アイ 建造物

それにしても他に利用客が居なくて残念な感じ。末永くここで営業して欲しいんだけど、利益が取れなければ厳しいよなぁ。

アンコール アイ 建造物

と、思っていたら観光バスが到着してアジア系の観光客が一気に降りてきた。先程までは私たちと散歩に来ていた地元の人たちだけで静かだったのに、賑やかになってきたぞ。

アンコール アイ 建造物

ちなみにアンコールアイではいろいろな施策で利用客を呼び込もうとしている。サンセットの時間帯を予約できるのはもちろん、写真にあるようなカクテル呑みながら１周（18分）やアフタヌーンティー楽しみながら２周（36分）なんてのもある。スタッフの愛想も良いので次回シェムリアップに来たらまた乗ろう。

アンコール アイ 建造物

アンコール アイを楽しんだ後はアンコールワット遺跡群を見学するための入場証・アンコールパスを購入するためチケットセンターへ向かう。それでもちょっと時間が早いので旧空港を経由してもらうことに。

指差す方が旧シェムリアップ空港。

シェムリアップ国際空港 (REP) 空港

駐車場の料金ゲート。広い駐車場には車は１台も止まっていない。なんだか勿体ないな。

トゥクトゥクドライバーのSimさんは「時間があるならキリングフィールドへ行かないか？」と勧めてきていた。後から知ったのだが、彼の身内はポル・ポト政権による虐殺の犠牲になっていたようだ。次の機会には心の準備をして行ってみたいと思う。

シェムリアップ国際空港 (REP) 空港

旧空港を経由してアンコールパスのチケットセンターに到着。予定より早く着いてしまった。

アンコール エンタープライズ (アンコール遺跡観光チケット売り場 史跡・遺跡

建物内に入ると、こちらにも春節モードでお出迎え。記念写真スポットだけど、誰も記念写真を撮っていなかった。それもそのハズ、今はこちらよりもやることが別にあるのだから。

アンコール エンタープライズ (アンコール遺跡観光チケット売り場 史跡・遺跡

現在時刻は16:40....あと５分で翌日分のチケットが販売される。それを購入すれば明日１日分の他、この後の僅かな時間ながらアンコールワット遺跡群（一部除く）に入場できるのだ。なので時間になるまで窓口前で待つ、待つ、待つということで行列ができていた。

アンコール エンタープライズ (アンコール遺跡観光チケット売り場 史跡・遺跡

無事にアンコールパスを購入したので（いつもの同行者は無事ではないパス....顔写真撮影をしくじったようだｗ）、サンセットポイントへ向けて出発！。

あれ？何だろう？。道路っ端にパラソルがたくさん並んでいる。人もそこそこ居るので屋台か何かのかな？....単なる日除けだけだったりして。

トゥクトゥクはいよいよアンコールワットの堀に面した道路を快走。

そしてアンコールワットの建造物が見えてきた。すごく遠くに小さく見えたのだが、いつもの同行者は感激していた。

アンコールワット 史跡・遺跡

アンコールワットはスルーして北側にあるプノンバケンでトゥクトゥクを降りる。遺跡巡りとしてはかなり遅い時間にもかかわらずトゥクトゥクやタクシーなどが道路上には渋滞を作っていた。私たちはSimさんとミートポイントを打ち合わせしてプノンバケンへ向かった。

プノン バケン 山・渓谷

現在時刻は17:30。間もなく日が暮れて夜が来るのに多くの人たちが丘の上にある遺跡を目的に黙々と歩いて行く。

プノン バケン 山・渓谷

歩道の途中にちょっとした展望デッキがあり、そこからは隣にあるバクセイ チャムクロンの遺跡を見ることができた。

バクセイ チャムクロン 史跡・遺跡

歩道をひたすら歩き....というか登り丘の上に辿り着いた。

プノン バケン 山・渓谷

こちらは遺跡の上に登るための行列。なんだよこれは....。

観光シーズンピーク期に春節も重なってか、恐ろしいほどの人々。

プノン バケン 山・渓谷

登り降りはこの階段１ヶ所のみ。

プノン バケン 山・渓谷

多くの人たちが丘の上にあるプノンバケンの遺跡の上に集まっている。

プノン バケン 山・渓谷

そしてみんな同じ方向を向いている。

プノン バケン 山・渓谷

目的は落陽・サンセット。

実はいつもの同行者が遺跡から落陽を見たいということで、ここプノンバケンをリクエストしていた。

ただ画像の通り水平線上には厚い雲がかかっていて、夕陽も雲に落ちておしまいな感じ。なので皆が一斉に帰る前に撤収しましょう。

プノン バケン 山・渓谷

まだまだ皆が夕陽を眺めているうちに階段へ来てみたら....この行列。

プノン バケン 山・渓谷

もう、南こうせつ「満天の星」が脳内ソングでエンドレスで流れている（謎。

気分としては大曲の花火を見終えて雄物川の堤防を越えていくような気分になってしまった。

プノン バケン 山・渓谷

大渋滞の階段を降り、来た道を戻っているうちに周りは暗くなってきた。行きにしっかりと見えていたバクセイ チャムクロンもなんとなく見えるだけ。

と、この展望デッキの手すり部分にアンコールパスが放置されていた（忘れ去られていた）。なんと今日日付発行の７日間有効のパス....72USDもする高価なものだ。パスは１日券を含めチケットに顔写真が印刷されるので他人が利用できるものではない。しかし再発行などしてくれないので所有者は困っているだろう。近くにボランティアスタッフが居たので事情を話し預けておいた。あのパスは無事に所有者の元に戻ったのかなぁ？。

バクセイ チャムクロン 史跡・遺跡

麓に戻って来てみたら道路沿いは送迎の車両で大混雑！。でもSimさんと事前に打ち合わせをしていたのですんなりと合流することができた。

Simさんにプノンバケンからホテルまで送ってもらって今日のドライバー業務は終了....なんだけど、ちょっとだけ寄り道してもらう。そう、シェムリアップに到着早々に洗濯物を預けたお店に寄って受け取りをしたかったから。

そしてホテルに到着してSimさんとお別れ。明日は日の出を見たいので、ちょっとだけ打ち合わせをして解散となった。

ホテルに荷物を置いてから夕食を取りに出かける。前回利用したお店の前を通ったら店員さんに声をかけられたので「前回ここで食事したよ」と応えた。そしたら「すぐに席を用意するよー」と混雑した店内に案内してくれるということで２度目のクメール レストランで夕食決定♪。

ダムナク マホブ クメール レストラン アジア料理

まずは、営業中ずっとやっているハッピーアワー・0.5USDで提供されるアンコールビールで乾杯♪。ビールを楽しみながらクメール料理をいただきます。

ダムナク マホブ クメール レストラン アジア料理

「クメール風焼肉ライス」

ダムナク マホブ クメール レストラン アジア料理

「クメールスープ（トムヤムクン）」

ダムナク マホブ クメール レストラン アジア料理

「チキンアモック」


料理を３品頼んだら、全てライス付きだったｗ。ま、このコメ不足な昨今だけにありがたくいただきました♪。ちなみに生ビール×４杯と料理３品で12USDとかなりお値打ちな夕飯になったかな？

ダムナク マホブ クメール レストラン アジア料理

大満足の夕食を終えて町中散策。

オールドマーケット 市場

ホテルがナイトマーケットエリアの端にあるのでナイトライフには事欠かない。

オールドマーケット 市場

乾季の観光シーズンどピーク時とあって賑やかだ。ただ中国人の姿は少なく、欧米系（どちらかと言えばヨーロッパ系）の観光客の姿が多かった。

オールドマーケット 市場

オールドマーケットのお店を冷やかしに巡る。いろいろな商品が並んでいるのを見ているだけでも楽しい。そしてタイで売っていた商品とラインナップが同じというお店を何件も見たよ。

オールドマーケット 市場

そして一段と賑やかなエリアに入る。ここはパブストリート。

パブ ストリート 散歩・街歩き

オールドマーケットよりも人出が多く、賑やかな雰囲気。お店からもサウンドが流れていて私にはちょっと苦手な空間だったかな？。

パブ ストリート 散歩・街歩き

パブストリートには満月が浮かんでいた。

パブ ストリート 散歩・街歩き

こちらでも中国資本の影響を受けているのか春節の飾りがしてあった。

シェムリアップ ナイトマーケット 市場

ナイトマーケットの中にスーパーを見つけたので入ってみた。こちらのスーパーは中国人向けの中国資本のスーパーでカンボジア感は非常に少なかった。何かしらの地場のモノがあればお土産に買おうと思って入ったが、目ぼしいものが無くそそくさと撤収！。

こちらはナイトマーケットエリアの西端にある市場。ローカル感があり落ち着いた雰囲気でここだけ時間がゆっくり進んでいるような感じだった。

ヌーンナイトマーケット 市場

夕食とナイトマーケット散策を終えて22時前にホテルに戻ってきた。明朝は５時にピックアップしてもらうので早めに寝ないと。

チーサタ CTS ホテル シェムリアップ ホテル

その前に今日１日の汗を洗い流さないと。こちらのホテル、このピーク期にそれほどの高くない料金だったので期待していなかったけど、なんとバスタブ付きで水温・水圧とも最高レベルで驚いてしまった。おかげで早く寝ないといけないのに、バスタブにお湯を張ってどっぷり浸かってしまった。

でも、旅の疲れも癒されて明日から改めて精力的に楽しめるぞっ！！。

チーサタ CTS ホテル シェムリアップ ホテル