2025/04/17 - 2025/04/22
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nichiさん
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この旅行記スケジュールを元に
元々は相方と2人で名古屋に横浜DENAベイスターズvs中日ドラゴンズのプロ野球観戦に合わせて愛知県を旅する予定でした。
色々手配を終えた後、私の90歳の母がこの時期に開催される、名古屋の華展に伺うことになり、3人で行くことになりました。
知多半島や渥美半島を巡りたかったので、横浜より車で行く計画だったのですが、そのあたりも母が一緒に行きたいということで、ホテルのみ2名から3名に変更しただけで全て手配済み。
17日(木)の朝、シニア夫婦は車で母を迎えに行き、そのまま東名から新東名へ。
静岡サービスエリアで休息して、豊川ICで高速を下りました。
目的地は「渥美の丼屋 まるみ」さんです。
ココでランチを済ませ、その後は田原城を訪れました。
渡辺崋山について、今まで知らなかったことを知ることができました。
そして田原祭り会館へ。。
大きな2台の屋台が展示されていました。
映像で祭りの迫力を知ることもできました。
-
新東名の静岡SAから車で約2時間。
渥美半島の田原市にある「渥美の丼屋 まるみ」さんに到着です。
相方がネットでチェックしたお店です。
待ち時間は平日の昼でも60分から90分になることもあるという人気店です。
思ったより小さなお店でビックリです。
駐車場は広かったです。
地元の海鮮を使ったどんぶり屋さんで、ネタが無くなったら閉店。 -
13時ごろに到着したのですが、平日でも人気店のお昼時ですので満席です。
母には車の中で待ってもらうことに。。。
まだ、ネタは大丈夫みたいです。
幸い気候はGOOD.
全く寒くはありませんでした。 -
40分ほど待って、席に案内されました。
私たちが到着した時に3組出られたのがタイミング的にラッキーだったかも??
もっと待つことを覚悟していたので、思ったより待ちませんでした。
この直後、また7名~8名の列ができていました。
さすが人気店。 -
はんぎょ丼、ミルフィーユ丼、ネットの書き込みでも評判の良かったメニューですね。
気になるな~ -
席に案内されました。
透明な器に、幾重にも海鮮が重なっていて、酢飯:海鮮=1:1
興味あるな~ -
これも気になる、
はんぎょ丼
半分が海鮮で半分がしらすです。 -
本日の日替わりの表記。
本日の海鮮のネタが紹介されています。 -
汁物と漬物はセルフです。
-
私は
「はんぎょ丼」1250円
にしました。 -
相方は、
海鮮ミルフィーユ丼 中 1380円
にしました。 -
これは母の
海鮮ミルフィーユ丼 小 980円
です。
小でもこの大きさです。
3人共完食!
ネタが新鮮なのです。
美味しかった~
並んでも食べたい皆さんの気持ちがわかります。 -
ランチを終えて車で5分。
田原城跡にやってきました。 -
田原城跡の案内図です。
-
元来は堀と土塁と空掘で囲んだ曲輪で構成された、この規模のお城だったのですね。
明治になると共に廃城となりましたが、石垣や堀は当時のものです。
今、本丸跡に巴江神社、二の丸に田原市博物館、三の丸跡には護国神社があります。
本丸より北はマンションになっています。
かつては海岸線がすぐ近くまで入り組んでいたようです。
一番南の小さな2つの堀(左の枡池、右の袖池)だけ残っています。
コンパクトなお城ですね。 -
これが桝池です。
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桝池の石垣が残っています。
-
これが桜門。
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反対側にある堀が、袖池です。
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この桜門、平成になって復元された門です。
田原城の正門です。 -
入ってすぐ左の石垣の上には復元された二の丸櫓。
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戸田宗光によって築城された田原城?
戸田宗光ってだれ? -
戸田氐は渥美半島を統一する拠点とした武将で、文明12年(1480年)に田原城を築城しています。
江戸時代になり、田原藩の中枢となります。
初期は戸田氐ですが、間も無く三宅氏が城主となり、明治を迎えています。
江戸中期、田原はかなり栄えたようです。
東京の永田町に三宅坂がありますが、三宅氏の田原藩の上屋敷があった所だからこの名前がついているようです。
知らなかったな~~ -
さあ城の中へ。
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桜門を振り返ります。
右は二の丸櫓。 -
二の丸に田原市博物館があります。
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3人はお邪魔してみることに。
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入ってすぐに、「崋山立志像」。
そっかー
田原は渡辺崋山の故郷なんですね。 -
渡辺崋山の生涯
三人でこの映像を拝見。 -
ここで約10分、3人は、渡辺崋山について学びました。
田原藩士の長男として生まれた渡辺崋山、生まれたのは今の千代田区にあった田原藩邸です。
父親の身体が弱く、多額の薬代を要した為、崋山は幼少期に極貧の生活を強いられ、苦労していたのですね。
全く知りませんでした。
苦労から脱出する為に勉学に励み、得意であった絵を売って生計を助けていたようです。
後には画家として、そして田原藩士として家老にまで出世していくのですね。 -
渡辺崋山に関する様々な展示がありました。
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報民倉の扁額です。
渡辺崋山の功績の一つです。
この報民倉は、天保6年(1835年)に建設された、飢饉に備えて食糧を備蓄しておくための倉庫です。
天保4年(1833年)から、東北地方を中心に既に冷害や洪水による飢饉が起こっていましたが、この情勢をみた家老の渡辺崋山がの命で2棟60坪の倉庫が完成しています。
翌年、天候不順による風水害により、三河にも飢饉がやってしますが、田原藩はこの倉のおかげで一人の餓死者も出しませんでした。
天保の飢饉を乗り切った田原藩は、全国で唯一幕府から表彰されました。
渡辺崋山の有名な功績の一つですね。
子供の頃に漫画か絵本で読みました。
この扁額の文字は、藩主・三宅康直の筆によるものです。 -
崋山は若いころから外国事情に興味を持っており、蘭学や兵学の研究を行っていました。
藩内でも蘭学を勧めており、来航したキリシタンから関亜情勢を学び、当時に日本で外国事情に精通する第一人者となりました。
西洋諸国が巨大な力を持って東洋へ進出する中、幕府の外国船打ち払い令や鎖国を非難。開国&外国との交易を主張しました。
一時期田原藩は、軍備の近代化が最も進んだ藩となっています。
このような藩内における蘭学の進出は、儒学の信奉者が多い幕府の役人にとっては、目の敵でした。
そんな中、幕府批判の罪で渡辺崋山は囚われの身となりました。 -
渡辺崋山が囚われた時の絵です。
崋山が牢から出てきた時に書き記した絵です。 -
崋山が囚われ、北町奉行宅で取り調べを受けた際の様子です。
中央が渡辺崋山です。
座敷に上がってますね。 -
牢から解放されても自宅謹慎と言う蟄居のみであった渡辺崋山。
門人たちが蟄居中の渡辺崋山一家の生活を守る為、崋山の絵を売るようになりました。
この時期、多くの名作を描いていた崋山ですが、「罪人なのに慎んでいない!」という指摘を受けたことが、田原藩の藩主に迷惑が掛かると思い、自害してしまいます。
49歳でした。
これは、「餓死るとも二君に仕ふべからず」という遺書です。 -
これは渡辺崋山の絶筆の書「不忠不孝渡辺登」です。
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アニメ?
渡辺崋山が描いた、寺子屋図です。
可愛いですね~
シニア夫婦は暫くじっくり拝見してしまいました。 -
崋山に関する多くの展示物を拝見しました。
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太平洋沿岸に所領をもつ田原藩(三宅氏)は積極的に海防に取り組んでいました。
この模型は、安政4(1857)年、田原で造船された、日本で2番目の西洋帆船(順応丸)です。 -
田原市博物館を出ました。
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ここは田原城の二の丸だった所です。
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隣は崋山神社。
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つまりここは田原城の本丸があった所です。
ご祭神は渡辺崋山です。 -
昭和21年に田原城内に創建された神社なんですね。
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復元された二の丸櫓の中に、在りし日の田原城の模型が展示されていました。
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こんな感じだったのね~
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桜門から田原城を出ます。
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この建物は?
田原城の惣門があった所です。 -
こんな位置関係なんですね。
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惣門があった場所に建てられているこの建物は、渡辺崋山が造って飢饉から領民を救った報民倉の現代版です。
巨大地震などの災害に備えるための物資が保管されています。 -
田原城の惣門跡から車で3分。
田原祭り会館にやってきました。 -
お邪魔しま~す!
何と入場は無料です。 -
入ってすぐ右側の2台の山車の迫力と華麗さに圧倒されました。
「からくり人形」を載せた山車で広く知られている「田原祭り」。
と言われても全くしりませんでした。
「からくり人形」を載せた山車と言えば、高山祭が思い出されます。
生では見たことないけど・・・
「田原まつり」は、毎年9月中旬の3日間にわたり開催されます。
打ち上げ花火・手筒花火・仕掛け花火なども披露されるのだそうです。
映像で、この祭りの華やかさを知ることができました。 -
これが「大筒煙火」という田原祭りのフィナーレを飾る花火です。
明治27年から田原祭りの風物詩になっています。
この花火の様子を映像で見せて頂きました。 -
田原祭りの説明書きです。
江戸時代に始まったとされる伝統の祭りです。
3台のからくり山車や趣向を凝らした神輿が練り歩き、夜は山車の上で子どもたちが手踊りを披露します。 -
これが「総代車」という屋台です。
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総代車のからくり人形です。
左が総代人形。右が巫女さん。
この総代人形は、おどけた表情で人気があります。
赤い舌をペロッと出すので、「おべろべい人形」と呼ばれているそうです。 -
ここにお囃子の方々が座るのですね。
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総代車のからくりの後ろ姿です。
ここに、からくり人形を操る方が座るのですね。 -
隣は「神功皇后車」という屋台です。
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斜め下から。。。
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この「神功皇后車」のからくり人形の所作はアユ釣りです。
囃子に合わせてアユを釣り上げ、喜ぶ様子をこの人形は演じるそうです。 -
トンボがとまってます。
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「神功皇后車」の屋台の中の様子です。
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屋台の上部が上がり下がりするのだそうです。
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そのための滑車が見えます。
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2台の屋台の後ろ姿。
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奥の部屋では田原の凧の展示です。
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田原凧は江戸時代から継承され、田原市の無形民俗文化財にも指定されています。
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田んぼの前で多くの人が、
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凧をあげています。
田原祭り会館をあとにしました。 -
田原市のウォーキングマップです。
三河田原駅が中心にある街です。
豊橋鉄道渥美線の終点駅。
駅前ロータリーや駅舎も新しく整備されたようで、綺麗で大きな駅でした。
商業施設も充実しており、大きなイオンもありました。
活気ある街なのですね。
田原市にはトヨタの大きな工場があって、街が潤っているようです。
田原城跡~田原城惣門跡~田原まつり会館と巡ってきました。 -
田原まつり会館から車で約10分。
山道を登って蔵王山展望台にやってきました。
標高250mの山頂にある展望台です。 -
最初はスロープで上がって行きます。
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2階から建物内に入り、階段で4階まで上がりました。
90歳の母も両腕を私たちシニア夫婦に支えられながら、頑張って登りました。
ここからは北側が見えるようです。 -
どこに何が見えるか、床に表示されています。
正面の奥は東京製鉄の工場? -
東京製鉄は鉄鋼メーカーですが、今ここでは風力発電とソーラー発電が行われているようですね。
元々は大きな製鋼工場があったのでしょうね。 -
これ、ソーラー発電所ですね。
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大きなタンカーが航行しています。
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三河湾を挟んで、反対側にうっすら見えるのは、やはり愛知県の蒲郡あたりですね。
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もう少し右に目を向けると、田原の市街地の奥に大きな工場が見えます。
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トヨタ自動車田原工場です。
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望遠にしてみました。
そしてググってみました。
この工場で、トヨタの高級車であるレクサスをメインに生産しているようです。
運河に大型船が数隻見えますね。
運河を挟んで反対側にも工場が見えますが、これも自動車関連のデンソーの工場です。 -
さらに右に目を向けると、という汐川干潟という海が見えました。
日本有数の渡り鳥の飛来地なんだそうです。 -
アップにすると、大きな橋が見えました。
三河港大橋です。
左側は三河湾。
右側は汐川干潟です。 -
こちらは西側の風景です。
西陽が海に映っています。
こちらの方に渥美半島が伸びています。
渥美半島の先端の伊良湖岬までは、約30kmです。 -
今度は南側へ。
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田原の街の奥に見えるのは太平洋です。
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田園風景が広がっていて、その奥に見える太平洋。
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90歳の母も杖をつきながらゆっくりスロープを降りていきます。
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スロープをゆっくり下ると、ぐるっと廻って景色を楽しみながら下りて行くことができます。
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蔵王山展望台をあとにします。
さあ豊橋へ。。。
つづく
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