2025/03/20 - 2025/03/20
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この旅行記のスケジュール
2025/03/20
この旅行記スケジュールを元に
2024年1月1日に発生した能登半島地震から1年と2ヶ月余り経過しました。
大地震発生から暫くの間は恐るべき自然の猛威の爪痕と甚大な物的被害、そして悲しくも痛ましい情報が連日報道されていました。
そして同年9月には被災地にさらに追い討ちをかける様に、集中豪雨の被害…(ノД`)
自然災害は非情ですが、それでも復旧・復興に向けて現地では少しづつ前進を続けられています。
県都金沢に近い中能登地域の一部の観光施設が営業を再開されていることを確認し、3月下旬の週末に2泊3日のスケジュールで石川県七尾市と金沢市を一人旅で行って来ました。
本編は1日目の七尾市内の旅行記です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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この前編は『2025年3月春の週末二泊一人旅~石川県七尾・金沢①:鉄道を乗り継いで七尾へ~』です。
https://4travel.jp/travelogue/11959932
旅の1日目、3月20日(木・祝)に、レンタカーを借りて和倉温泉駅前から現地の旅を始めました。
最初に七尾市郊外に聳える城山にある、七尾城跡を訪問しました。
訪問当時の駐車場には私の車を含めて2~3台駐まっていました。
当日の七尾市の天気は曇り空でしたが、駐車場から七尾市街と七尾湾を一望することが出来ました。七尾城跡 名所・史跡
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七尾城跡は昨年2024年1月に発生した地震で通路と城跡の一部が崩壊し、駐車場~本丸跡を除いて立入禁止となっていました。
※画像の注意案内は、情報が少し古いです。七尾城跡 名所・史跡
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まずは本丸跡に行くことにしました。
この辺りは標高が高く、駐車場を含め城跡の至る所に残雪がありました。七尾城跡 名所・史跡
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春先のこの時期、城跡の道は雪解けの水でぬかるんでいました。
むしろを敷いて歩ける様にしていましたが、それもかなり濡れてジュクジュクでした(´ω`)七尾城跡 名所・史跡
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駐車場から暫く歩くと広い場所に出ました。
ここは『調度丸』と呼ばれていて、武器庫があった場所だそうです。七尾城跡 名所・史跡
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調度丸跡から本丸跡に行く道を除いて、他の場所に行く道は閉鎖されていました。
七尾城跡 名所・史跡
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七尾城は室町時代の正長年間(1428年~1429年)に、当時能登国を統治していた守護大名、畠山氏によって築城されました。
安土桃山時代には越後国(現在の新潟県)から進出して来た上杉謙信に攻められ、1577(天正5)年に七尾城は陥落、畠山氏は滅亡しました。
さらに南から北陸を攻略する織田信長と上杉謙信が能登を巡って争いました。
最終的に織田方が勝利して前田利家の息子、利政が城主となりましたが、豊臣政権期の1589(天正17)年には廃城しています。七尾城跡 名所・史跡
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調度丸跡から先は、当時の石垣を観ることが出来ます。
この石垣は前田氏が城主の頃に築かれたもので、当時最新の築城技術を持ち込んだものです。七尾城跡 名所・史跡
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畠山氏の重臣、遊佐氏の屋敷跡と伝わる場所を経由して、本丸跡を目指しました。
昨年の地震では、七尾城の石垣は一部崩落する被害があったそうです。七尾城跡 名所・史跡
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城跡の中心、本丸跡に到着しました(^O^)
画像左側の石碑には、畠山氏滅亡の際に難を逃れた一族の末裔が揮毫した『七尾城址』の文字が刻まれています。七尾城跡 名所・史跡
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本丸跡からも七尾市街と七尾湾を眺めることが出来ます。
七尾城跡 名所・史跡
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イチオシ
駐車場と違って周囲に視界を遮る樹が立っていませんので、眺めは良好ですよ。
七尾湾に浮かぶ能登島と能登島大橋を観ることが出来ました( ^∀^)七尾城跡 名所・史跡
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本丸跡に鎮座する『城山神社』の鳥居は、昨年の地震で上部が落下していました。
この後で駐車場に戻りましたが、スニーカーが泥だらけになっていましたので、近くのトイレで靴底を洗いました。
レンタカーのカーペットが汚れてしまいますからね…七尾城跡 名所・史跡
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七尾城跡を出て次に向かったのは、麓にある『のと里山里海ミュージアム』です。
国分寺地区の『能登歴史公園』内にあり、園内に広い駐車場があります。
この公園の近隣に、奈良時代に建立された能登国分寺跡があります。のと里山里海ミュージアム 美術館・博物館
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ミュージアムは2018年10月にオープンし、今年で7年目を迎えます。
旧能登国が立国してから1300年を迎えたことを記念して設立されたそうです。のと里山里海ミュージアム 美術館・博物館
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エントランス付近の様子です。
ミュージアムの開館時間は9時から17時、休館日は祝日を除く毎週火曜日で見学無料、展示物の撮影は原則OKです。
2024年1月に発生した地震で暫く休館していましたが、同年GW前の4月27日に営業を再開しました。のと里山里海ミュージアム 美術館・博物館
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のと里山里海ミュージアムは、能登地域の自然・歴史・文化・産業に関する資料を展示、紹介する博物館です。
のと里山里海ミュージアム 美術館・博物館
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イチオシ
展示室の入口に飾られている『花嫁暖簾』
JR七尾線で運行する臨時特急の愛称に使われていますね。
能登の風習で、花嫁の持参品として婚礼の当日に嫁ぎ先の仏間の入口に掛けられるそうです。
花嫁はそれを潜って嫁ぎ先の家族の一員となるそうですよ。のと里山里海ミュージアム 美術館・博物館
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展示室はコーナーを区切って展示しています。
常設展の最初は能登周辺の海と人との関わりを紹介する『海の恵みとともに』コーナーです。のと里山里海ミュージアム 美術館・博物館
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定置網のジオラマ(右側)が展示されていました。
のと里山里海ミュージアム 美術館・博物館
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次の『七尾の森と潟』コーナーでは、現在能登地域に生息する生物の標本類を展示しています。
のと里山里海ミュージアム 美術館・博物館
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お隣の『七尾の大地』コーナーでは、原始・古代の生物の化石を展示。
のと里山里海ミュージアム 美術館・博物館
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この区画は『海運交易で巡る七尾の歴史』コーナーです。
のと里山里海ミュージアム 美術館・博物館
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古代から近世・近代にかけての能登の歴史を紹介しています。
のと里山里海ミュージアム 美術館・博物館
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近くの国分寺跡で発掘された出土品です。
のと里山里海ミュージアム 美術館・博物館
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こういうクイズ形式の展示もありましたよ。
のと里山里海ミュージアム 美術館・博物館
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答えは手前の引き出しを引くを分かります(*^_^*)
のと里山里海ミュージアム 美術館・博物館
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江戸時代から明治期にかけての能登は、西廻り航路の寄港地、北前船の母港でした。
能登は北前船を介して北海道(蝦夷地)や東北(出羽)、西日本(西国)そして関西(上方)と交流がありました。のと里山里海ミュージアム 美術館・博物館
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こちらは『祭りと共に生きる』コーナーです。
のと里山里海ミュージアム 美術館・博物館
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能登の各地にいろいろな祭りがありますが、七尾市内にも5月のGWに開催される『青柏祭』をはじめ多種多様な祭りがあります。
コーナーの一角に祭りで供される振舞料理『ごっつお』がサンプルで再現されていました。のと里山里海ミュージアム 美術館・博物館
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『里山里海シアター』では、ビデオを常時放映しています。
のと里山里海ミュージアム 美術館・博物館
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常設展の最後は『里山里海に暮らす』コーナーで締めくくります。
コーナーの片隅にツキノワグマの剥製が展示されていましたが、現在も奥能登を中心に生息しているそうです。のと里山里海ミュージアム 美術館・博物館
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小さな企画展示室では、2025年3月30日まで『時代の記録 -眠れるモノたちの囁き- vol.2』が開催されていました。
市内の個人宅に収蔵されている屏風絵や雛飾り等が展示されていました。のと里山里海ミュージアム 美術館・博物館
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イチオシ
訪問当時、公園の駐車場には20台程度の車が駐まっていましたが、ミュージアムの見学客は私を含めて3~4組程度でした。
ゆったりと見学することが出来ましたよ。のと里山里海ミュージアム 美術館・博物館
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のと里山里海ミュージアムを後にして、1日目の旅の最後の訪問先の『小丸山城址公園』に到着しました。
市街地の中にあります。小丸山城址公園 公園・植物園
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駐車場近くに建つ前田利家と妻まつの銅像です。
先に訪問した七尾城跡の紹介で、最後の七尾城主は利家の息子と説明しましたが、利家自身は1582(天正10)年に海に近い平野部のこの場所に小丸山城を築城して、そこを本拠地としたそうです。
戦国期の戦いも鉄砲の登場で様変わりし、また政庁としての役割を併せ持つ城として、七尾城の様な山城は時代遅れだったのでしょうね。小丸山城址公園 公園・植物園
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昨年の地震の影響で、城址公園の至る所で立入禁止や通行止めとなった箇所がありました。
小丸山城址公園 公園・植物園
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小丸山城跡は観光地というより、七尾市民の憩いの公園ですね。
小丸山城址公園 公園・植物園
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『天性丸跡』(第二公園)方面に行ってみました。
天性丸跡と本丸跡(第一公園)の間に歩道橋が架かっていますが、通行禁止になっていました。小丸山城址公園 公園・植物園
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天性丸跡から見た七尾市街中心部方面の景色です。
手前に見える大屋根は開山700余年の歴史を誇る浄土宗の寺院『西光寺』の本堂です。
画像右側の墓地は、一部のお墓の墓石が倒れたままの所も見えましたが…
眺望は七尾城跡の様な雄大さはなく、小高い丘の上から街を見下ろす感じでした。
本編旅行記を最後までご覧いただき、ありがとうございます。
この続きは『2025年3月春の週末二泊一人旅~石川県七尾・金沢③:復興はこれから!和倉温泉~』となります。
https://4travel.jp/travelogue/11968600小丸山城址公園 公園・植物園
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2025年3月春の週末二泊一人旅〜石川県七尾・金沢〜
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2025年3月春の週末二泊一人旅~石川県七尾・金沢①:鉄道を乗り継いで七尾へ~
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