2023/01/27 - 2023/01/27
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ちふゆさん
2023年1月27日(金)夕方、夜に四条河原町で大学の先輩と飯を食う予定があったので、一足早く市内に出る。地下鉄烏丸御池に4時過ぎに到着。烏丸通を少し上がった西側にある
京都国際マンガミュージアムへ。
地下鉄烏丸御池駅に付いては以下で書いた。
https://4travel.jp/travelogue/11846680
また、この辺りは京都市中京区になるが、中京区、京都市についてはそれぞれ以下で書いた。
https://4travel.jp/travelogue/11814858
https://4travel.jp/travelogue/11832454
烏丸通は京都市の主要な南北の通りのひとつ。本来は「からすまる」と読まれたが、撥音便化を経て音が脱落し、現在は「からすま」と読む。平安京の烏丸小路に当たり、北は北大路バスターミナルの北側の今宮通から、南は京都駅で分断されるが、久世橋通まで延びている。
1877年(明治10年)に京都駅が誕生した後、行幸道路として拡幅され、駅正面の大通りとなった、京都御所の西端を通り、京都駅を南北に交差するため、平安京の朱雀大路だった千本通に代わって京都のメインストリートとなった。四条烏丸交差点周辺は京都のビジネス街で、多くの銀行や企業がある。私も一時は四条烏丸から三条辺りのオフィスに勤めていた時期があった。
1912年(明治45年)に京都市電烏丸線も敷設されたが、1977年までに廃止された。その後、1981年に道路下に京都市営地下鉄烏丸線が敷設された。
京都国際マンガミュージアムは2006年に開館した日本最大の漫画博物館。国内外の漫画に関する貴重な資料を集める日本初の総合的な漫画ミュージアムで、明治時代の雑誌や戦後の貸本などの貴重な歴史資料、現代の人気作品、世界各国の名作など約30万点を所蔵している。
マンガ学部を持つ京都精華大学と土地・建物を提供した京都市によって共同事業として整備が進められたもので、現在は市と大学で組織される運営委員会の下、大学が管理・運営している。
施設は廃校になった旧龍池小学校の校舎を改築(一部増築)して利用している。本館・講堂・北校舎・正門および塀だった建物は国の登録有形文化財に登録されている。なお、正門は烏丸通の1本西の両替町通川。烏丸通に面したグラウンドに龍池小学校跡の碑が建っている。
龍池小学校は1869年(明治2年)に上京第二十五番組小学校として開校。番組小学校とは、明治維新後に京都の町衆たちの手によって、当時の住民自治組織であった番組(町組)を単位として当時の上京と下京に創設された、64の小学校のこと。1872年(明治5年)の国の学校制度(学制)の創設に先立つ、日本で最初の学区制小学校。
上京第二十五番組小学校は現在地の南西の両替町御池に位置していたので、両池小学校と称されていた。1876年(明治9年)に現在地に移転し、校名を龍池に改称した。校名は元々の町名だが、この地にあった二条殿の龍躍(たつやく)池に因んでいる。
戦後になり、1947年の学制改革により京都市立龍池小学校となる。1995年に竹間富有小学校、春日小学校、梅屋小学校と統合して閉校し、京都市立御所南小学校として1993年に閉校した富有小学校地に開校した。
現在は小説家の荒俣宏(47年生れ)が館長を務めている。元々漫画家志望で主に少女マンガを描いていたそうだ。開館から2017年までは「バカの壁」の大ヒットで一般人にも有名になった医学者の養老孟司(37年生れ)が館長を務めていた(現在は名誉館長)。
グラウンドがある烏丸通の北側からミュージアムの中に入る。グラウンドの奥、南側に建つのが旧小学校の本館で、右手が北校舎。講堂と正門および塀はグラウンドからは見えない。
旧北校舎から建物内に入る。入ったところはミュージアムショップで、券売機でチケットを購入してミュージアムエリアに入る。入場して最初にあるのがマンガ万博。フランス語、韓国語、カタルーニャ語など20以上の言語に翻訳された日本のマンガや海外コミックスが約5000冊収められている。
マンガ万博コーナーから左手、旧本館方向に進むと、マンガ制作の現場を見ることの出来るマンガ工房やワークショップが開催されるホールがあり、その奥にはマンガの壁。1970年代以降に発行されたマンガ単行本を中心とする約5万冊が、館内の壁中に広がる総延長200mの書架に作家のあいうえお順で配架されており、マンガの壁と呼ばれる。1階は少年向けマンガ。
また、1階の壁と、これから上がる2階の壁には100人の舞妓展と称して、100名を超すマンガ家さんが描いた京都の舞妓さんたちの絵が飾られている。廊下の奥には二条殿跡と徳川時代金座遺址・徳川時代銀座遺址の説明(下の写真1)。
二条殿はこの地にあった邸宅で、南北朝時代に太政大臣を務めた二条良基が建て、押小路殿とも呼ばれた。邸内には龍躍池があった。安土桃山時代の1576年に織田信長が上洛した時の宿所として二条晴良から譲り受けたが、1579年に正親町天皇の皇太子・誠仁親王に献上した。しかし、本能寺の変の際、信長の長男信忠が駆け付け、誠仁親王らを内裏に避難させたが、自身はここで自害し、二条殿は焼失した。
江戸時代に入ると、この辺りで江戸幕府の金貨(小判・一分判)に銀貨(丁銀・小玉銀)が造られた。寛政の改革(1800年)以後は鋳造は行われず、御所御用箔・京坂金職の取り締まりや銀道具・銀箔材料としての南録の売り渡しのみ行われ、1868年(明治元年)に廃止された。
1階のマンガの壁の南奥の東側は元は職員室だったこども図書館。新旧の学習マンガやマンガ家の描いた絵本など学校にあるマンガが集められている。そして、一番奥は校長室。校庭が望める綺麗な部屋。私にはどの時代にも校長室には縁がなかったわ。
校長室奥の階段から2階に上がる。上がったところにある作法室(裁縫室)は女子生徒が作法や裁縫を学んだ部屋で和室になっている。その隣は元々貴賓室だった館長室。京都でも応接室とは別に貴賓室がある学校は珍しく、岩倉具視左大臣や明治天皇の代理の山階宮など、多くの貴賓の視察があったために設置されたものと推測されている(下の写真2)。
館長室はドアが閉まっていたので、中は見られなかったが、前の廊下には荒俣館長の発案によりなかなかメインで展示されない「残念なマンガさん」の著書が置かれた大マンガラクタ館がある。
その反対側は龍池歴史記念室。龍池校126年の歴史が写真やパネルで紹介されている。廊下の右手にはマンガの壁。2階は少女漫画が並んでいる。空いている部分には1階にあった100人の舞妓展が続く。
突き当りの左手のギャラリー6にはマンガ家の手と云うマンガミュージアムに来館されたマンガ家の皆さんの手の石膏手型が飾られている(下の写真3)。その数は100以上。ギャラリー6から校庭側に進むと紙芝居小屋。1日3、4回、紙芝居一筋40年のヤッサン一座の紙芝居によるパフォーマンスを見ることが出来る。
北校舎側へ進むと、吹き抜けとなっている本館との間に手塚治虫の代表作のキャラクター「火の鳥」の巨大オブジェ。2009年に京都市が伝統産業製品の魅力を広く発信するために取り組んでいる「京もの活動事業」の一環として、紅松を材料に、寄木造りと瞳は玉眼という仏像彫刻の技術によって制作したもの。縦4.5m、横11mあり、校庭側から窓を通して見ることも出来る。
その先、元講堂のメインギャラリーでは「マンガって何?」と云う常設展が開催されている(下の写真4)。マンガが歴史や社会・産業等、各分野別に理解できるように展示され、壁面には大正期から2005年までの各マンガ賞受賞作を中心とした各時代の名作マンガ本を集めた書棚「マンガの殿堂」が展開されている。
北校舎との角は特集棚となっているが、この時はベストマンガ2021年と称して2021年に発表されたマンガ賞ランキングだった。3階に上がると同じ部分にも続きがあった。3階は北校舎のみで、ここにもマンガの壁がある。3階は青年向けマンガ。
5時前、見学を終えて次の目的地に向かうが、このミュージアムにはこの日回った一般公開のギャラリーゾーンや龍池歴史記念室にミュージアムショップなどの他、非公開の研究ゾーンや資料収蔵ゾーンもあり、また烏丸通から入ったところすぐには前田珈琲のスタンドカフェやグラウンドカフェ(下の写真5)も併設されている。
なお、ミュージアム内の一般書棚のマンガは吹き抜け1階からグラウンドに持ち出して読むことも可能。また、チケットは当日は何度でも再入場可能。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.27973399848970007&type=1&l=223fe1adec
新京極を抜けて目的地に向かうが、続く
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