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 司会業の前の、ソウルぶらぶら歩き。尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の就任後、一般開放された旧大統領府・青瓦台(チョンワデ)へ堂々と侵入してみました。<br /> 今のところは日本人を含め、外国人の姿はほとんどない観光地。秋晴れの中、背景の北漢山の眺めも素晴らしく、景福宮や北村韓屋マウルとからめれば、よい散策コースになりそうです。<br />

国民の元へ、そして外国人にも開かれた大統領府・青瓦台へ【司会者ソウルへ飛ぶ・その5】

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2024/11/02 - 2024/11/02

17339位(同エリア27493件中)

旅行記グループ 司会者、ソウルへ飛ぶ

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ちゃん

ちゃんさん

 司会業の前の、ソウルぶらぶら歩き。尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の就任後、一般開放された旧大統領府・青瓦台(チョンワデ)へ堂々と侵入してみました。
 今のところは日本人を含め、外国人の姿はほとんどない観光地。秋晴れの中、背景の北漢山の眺めも素晴らしく、景福宮や北村韓屋マウルとからめれば、よい散策コースになりそうです。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
高速・路線バス
旅行の手配内容
個別手配
  •  ソウル歴史博物館からバスで1停留所・光化門(カンファムン)で下車しました。<br /> 交差点に建つ教保生命ビルは1980年築なので、もう44歳。古さを感じさせぬ、飽きの来ないデザインだと思います。留学生の頃は地下の大型書店・教保文庫に通ったのもいい思い出。<br />

     ソウル歴史博物館からバスで1停留所・光化門(カンファムン)で下車しました。
     交差点に建つ教保生命ビルは1980年築なので、もう44歳。古さを感じさせぬ、飽きの来ないデザインだと思います。留学生の頃は地下の大型書店・教保文庫に通ったのもいい思い出。

    教保文庫 (光化門店) 専門店

  •  そして交差点から北に目を向ければ、光化門広場と、背景に荒々しい北漢山(プッカンサン)の山並みを望みます。

     そして交差点から北に目を向ければ、光化門広場と、背景に荒々しい北漢山(プッカンサン)の山並みを望みます。

    光化門広場 広場・公園

  •  朝ごはんに食べた定食がまだ胃に残っていて、正午をまわって、なお腹八分目。そこで博物館で疲れた体は、カフェで休めることにしました。<br /> 韓国でもチェーン店を中心にセルフオーダー機が増えていて、日本のクレカも問題なく使用OK。日本のマクドあたりで慣れていると、さほどまごつかず操作できます。<br />

     朝ごはんに食べた定食がまだ胃に残っていて、正午をまわって、なお腹八分目。そこで博物館で疲れた体は、カフェで休めることにしました。
     韓国でもチェーン店を中心にセルフオーダー機が増えていて、日本のクレカも問題なく使用OK。日本のマクドあたりで慣れていると、さほどまごつかず操作できます。

  •  光化門広場の木々の緑を眺めながらのコーヒータイム、よき時間でした。<br />

     光化門広場の木々の緑を眺めながらのコーヒータイム、よき時間でした。

  •  これから向かう青瓦台は、入場は無料ながら、時間帯別に事前予約が必要。幸い直前でも、13時30分からの予約を取ることができました。<br />

     これから向かう青瓦台は、入場は無料ながら、時間帯別に事前予約が必要。幸い直前でも、13時30分からの予約を取ることができました。

  •  まだ1時間弱あるので、観光公害が深刻という北村韓屋マウルを訪ねようと思ったのですが、来るバス来るバス超満員。多くは外国人観光客で、なるほど京都市の中心部みたいな状況でした。<br />

     まだ1時間弱あるので、観光公害が深刻という北村韓屋マウルを訪ねようと思ったのですが、来るバス来るバス超満員。多くは外国人観光客で、なるほど京都市の中心部みたいな状況でした。

    景福宮 焼肉

  •  こりゃだめだと、先に青瓦台へ向かうことに。Nソウルタワーやコリアハウスなどを循環する観光路線ながら、こちらは余裕がありました。<br /> ソウル市のマスコット「ヘチとソウルフレンズ」で彩られた、ピンク色のラッピング電気バスに揺られること数分。<br />

     こりゃだめだと、先に青瓦台へ向かうことに。Nソウルタワーやコリアハウスなどを循環する観光路線ながら、こちらは余裕がありました。
     ソウル市のマスコット「ヘチとソウルフレンズ」で彩られた、ピンク色のラッピング電気バスに揺られること数分。

  •  青瓦台のバス停に到着です。予約時間までまだ時間があったので、青瓦台の広報館「サランチェ」に入ってみました。<br /> コロナ禍前の最後のソウル訪問となった2017年、やはり友人の結婚式で訪れて以来。なんと、このサランチェが会場だったのです。当時の旅行記→https://4travel.jp/travelogue/11283479<br />

     青瓦台のバス停に到着です。予約時間までまだ時間があったので、青瓦台の広報館「サランチェ」に入ってみました。
     コロナ禍前の最後のソウル訪問となった2017年、やはり友人の結婚式で訪れて以来。なんと、このサランチェが会場だったのです。当時の旅行記→https://4travel.jp/travelogue/11283479

    青瓦台サランチェ 博物館・美術館・ギャラリー

  •  2階の出入り自由なホールが式場で、観光客に見守られながらのユニークな式でした。今日は土曜日にも関わらず式が開かれている様子はなく、今はやっていないのかも。<br /> 同じフロアには現大統領の紹介コーナー「大統領館」があり、尹政権ではどんな展示になったのかな…と思いきや、ん、企画展示?<br />

     2階の出入り自由なホールが式場で、観光客に見守られながらのユニークな式でした。今日は土曜日にも関わらず式が開かれている様子はなく、今はやっていないのかも。
     同じフロアには現大統領の紹介コーナー「大統領館」があり、尹政権ではどんな展示になったのかな…と思いきや、ん、企画展示?

  •  大統領館は企画展示室に変わり、「宴火(ヨナ)」が開催されていました。夏の虫の音が流れ、蛍のような光が舞う現代アートです。

     大統領館は企画展示室に変わり、「宴火(ヨナ)」が開催されていました。夏の虫の音が流れ、蛍のような光が舞う現代アートです。

  •  台湾を思い起こさせるような、ランタンのアートも。写真にしてしまうと味わいも何もないですが、体感ではノスタルジックな気分に浸ることができて、楽しめました。<br /> 自己の権力の誇示よりも、国民が気軽に楽しめるアートの場へ…青瓦台を開放した思いにも通じる、サランチェの変容でした。<br />

     台湾を思い起こさせるような、ランタンのアートも。写真にしてしまうと味わいも何もないですが、体感ではノスタルジックな気分に浸ることができて、楽しめました。
     自己の権力の誇示よりも、国民が気軽に楽しめるアートの場へ…青瓦台を開放した思いにも通じる、サランチェの変容でした。

  •  13時30分までまだ30分以上あるけれど、早めに並んでおくため、青瓦台の延豊門へと向かいます。景福宮との間の街路樹は色付き、秋の訪れを告げていました。<br /> ソウルの秋、いいよね。<br />

     13時30分までまだ30分以上あるけれど、早めに並んでおくため、青瓦台の延豊門へと向かいます。景福宮との間の街路樹は色付き、秋の訪れを告げていました。
     ソウルの秋、いいよね。

  •  門の前は大行列。ただ予約時間を前に受け付けを始めてくれていて、列はどんどん進んでいました。<br /> 大統領はいない大統領府でも、手荷物検査があります。僕の持っていたショルダーバックは小さいということで、検査免除でした。<br />

     門の前は大行列。ただ予約時間を前に受け付けを始めてくれていて、列はどんどん進んでいました。
     大統領はいない大統領府でも、手荷物検査があります。僕の持っていたショルダーバックは小さいということで、検査免除でした。

    青瓦台 史跡・遺跡

  •  テレビでは何度も見て来た、青瓦台が目の前に。以前は厳重な警備で、景福宮周辺ですらカメラを向けていたら怒られたことがあるので、隔世の感があります。秋空と北漢山を背景に、一番「映える」時に来ることができました。<br /> 芝生には「青瓦台、国民の元へ」の文字アート。大統領府の移転と、青瓦台の開放は、尹大統領の目玉政策の一つです。<br />

     テレビでは何度も見て来た、青瓦台が目の前に。以前は厳重な警備で、景福宮周辺ですらカメラを向けていたら怒られたことがあるので、隔世の感があります。秋空と北漢山を背景に、一番「映える」時に来ることができました。
     芝生には「青瓦台、国民の元へ」の文字アート。大統領府の移転と、青瓦台の開放は、尹大統領の目玉政策の一つです。

  •  2022年の就任と同時に実行に移され、今も多くの見学者が訪れる観光名所。大統領制ではない日本で例えるのは難しいですが、皇居が移転し、現皇居が一般開放されたようなインパクトでしょうか。<br /> 芝の広場では、テコンドーの公演が開かれていました。<br />

     2022年の就任と同時に実行に移され、今も多くの見学者が訪れる観光名所。大統領制ではない日本で例えるのは難しいですが、皇居が移転し、現皇居が一般開放されたようなインパクトでしょうか。
     芝の広場では、テコンドーの公演が開かれていました。

  •  青瓦台本館への入場は「30分待ち」の看板があるものの、すぐに入ることができました。開放時間の前に来たことで、功を奏したみたいです。

     青瓦台本館への入場は「30分待ち」の看板があるものの、すぐに入ることができました。開放時間の前に来たことで、功を奏したみたいです。

  •  大きなホールと大階段がお出迎え。日本の首相官邸の大階段のようなもので、シンボリックです。<br /> 誰しもが写真を撮りたい場所であり、だからこそ撮影禁止となっていて、そのまま登るように呼びかけられていました。<br />

     大きなホールと大階段がお出迎え。日本の首相官邸の大階段のようなもので、シンボリックです。
     誰しもが写真を撮りたい場所であり、だからこそ撮影禁止となっていて、そのまま登るように呼びかけられていました。

  •  各国のゲストを招き、歓談が行われたであろう空間。

     各国のゲストを招き、歓談が行われたであろう空間。

  •  国の威信をかけた建物です。

     国の威信をかけた建物です。

  •  周辺の観光地が外国人で溢れる中、青瓦台はほぼすべて韓国人だったのは印象的でした。

     周辺の観光地が外国人で溢れる中、青瓦台はほぼすべて韓国人だったのは印象的でした。

  •  本館そのものは1991年の完成で、歴史的な建造物ではありません。韓国国民のような関心が向かないのは、無理ないことです。<br /> でも数年前まで実際に使われていた公邸・迎賓館を見られる機会は、国を問わず少ないはずで、貴重な体験だと感じました。<br />

     本館そのものは1991年の完成で、歴史的な建造物ではありません。韓国国民のような関心が向かないのは、無理ないことです。
     でも数年前まで実際に使われていた公邸・迎賓館を見られる機会は、国を問わず少ないはずで、貴重な体験だと感じました。

  •  部屋の端を見ると、カーペットがめくれ上がっていて、意外と雑(笑)。

     部屋の端を見ると、カーペットがめくれ上がっていて、意外と雑(笑)。

  •  立ち入り禁止の部屋も多く、まだ新しい建物だけに「見せ物」に留めるのはもったいない気もします。<br /> 見学者の数が落ち着いたら、それこそ結婚式なんかに使えれば大いに生きそう。<br />

     立ち入り禁止の部屋も多く、まだ新しい建物だけに「見せ物」に留めるのはもったいない気もします。
     見学者の数が落ち着いたら、それこそ結婚式なんかに使えれば大いに生きそう。

  •  玄関を見ると、見学者の大行列ができていました。予約時間通り13時30分に行ってたら、掲示通り30分待ちになったことと思います。<br /> 開放から2年経ってもこの賑わい。当面は「見学」専用の建物のままでしょうね。<br />

     玄関を見ると、見学者の大行列ができていました。予約時間通り13時30分に行ってたら、掲示通り30分待ちになったことと思います。
     開放から2年経ってもこの賑わい。当面は「見学」専用の建物のままでしょうね。

  •  歴代大統領の肖像。暗殺、死刑判決、弾劾…ネガティブなワードが連想される顔も多く、韓国の「激動の時代」は続きます。

     歴代大統領の肖像。暗殺、死刑判決、弾劾…ネガティブなワードが連想される顔も多く、韓国の「激動の時代」は続きます。

  •  敷地は広く、ちょっとした山歩きのようです。11月ながら半袖でちょうどいいくらいの陽気で、散策には暑いほどでした。見学客の多くは上着を手に持ってます。<br /> 坂道を登り、旧大統領官邸までやって来ました。ふわり軽い現代建築の日本の首相官邸とは違い、伝統的な様式です。<br />

     敷地は広く、ちょっとした山歩きのようです。11月ながら半袖でちょうどいいくらいの陽気で、散策には暑いほどでした。見学客の多くは上着を手に持ってます。
     坂道を登り、旧大統領官邸までやって来ました。ふわり軽い現代建築の日本の首相官邸とは違い、伝統的な様式です。

  •  中には入ることができず、建物周りをぐるり一周するコース。<br />

     中には入ることができず、建物周りをぐるり一周するコース。

  •  部屋の中は、窓からのぞきみる格好になります。<br /> 文化財ではないのだから、入れてくれてもよさそうなものですが、今の見学者数では難しいのかも。<br />

     部屋の中は、窓からのぞきみる格好になります。
     文化財ではないのだから、入れてくれてもよさそうなものですが、今の見学者数では難しいのかも。

  •  大統領府としての建物は新しいものが多い一方、構内は古からの政治の中心地だったこともあって、文化財も点在します。<br /> 枕流閣もその一つ。朝鮮時代の高官たちが、風流を楽しんだ場とされています。<br />

     大統領府としての建物は新しいものが多い一方、構内は古からの政治の中心地だったこともあって、文化財も点在します。
     枕流閣もその一つ。朝鮮時代の高官たちが、風流を楽しんだ場とされています。

  •  青瓦台には東西2ヶ所から出入り可能で、帰路は東側にある春秋門に出てきました。もとは青瓦台のプレスセンターがあった場所です。<br /> こちらから出れば、北村の韓屋マウルはすぐそこ。景福宮~青瓦台~韓屋マウルと巡れば、効率よく回れそうでオススメです。

     青瓦台には東西2ヶ所から出入り可能で、帰路は東側にある春秋門に出てきました。もとは青瓦台のプレスセンターがあった場所です。
     こちらから出れば、北村の韓屋マウルはすぐそこ。景福宮~青瓦台~韓屋マウルと巡れば、効率よく回れそうでオススメです。

    青瓦台 春秋館 史跡・遺跡

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