2023/11/14 - 2023/11/21
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ミズ旅撮る人さん
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2019年7月に訪れたポルトガルを、2023年11月に再訪しました。
ツアー4日目。コインブラの大学を見学して、今度はトマールに行きます。トマールはナバオン川の畔にある町ですが、その町を見下ろす高台にポルトガル最大の修道院があります。1147年にテンプル騎士団が築いた城塞と聖堂が始まりです。長年にわたり増改築をしたため、様々な建築様式を持つ興味深い修道院になっています。身廊と祭壇を見る教会とは違って、教会建築の博物館のような建物です。
今夜の宿も連泊なのでファティマです。早い時間にホテルに戻ったので、今朝は霧の中でよく見えなかったバジリカを見に行きました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- JTB
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コインブラから90㎞、田園地帯の中にトマールの町はあります。
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不意に、目的地であるキリスト修道院が見えました。高台にあるので、目立ちます。
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バスが修道院の前で止まりました。近隣は至って静かな住宅街です。
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修道院らしい、白一色の壁に開いた玄関から中に入ります。
トマールのキリスト教修道院 寺院・教会
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白壁はずっと向こうまで続いています。ここも増改築の影響なのか、窓が不揃いでちぐはぐな印象です。
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建物の中に入ると回廊があります。ここは回廊に囲まれた中庭が6つもあるので、自分がどの中庭を見ているのかわからなくなります。
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この中庭は、北側の入口から入って来た時に見えた中庭で、回廊に囲まれています。
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回廊を回り込むと、中央の3階建ての建物がよく見えて来ます。手前の回廊とは様式が全く異なることが分かります。
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西を向いているこの部分が、今回の表紙でもあるマヌエル様式の窓です。この後の院内の見学で正面から見える場所に行きます。
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中庭の真ん中には、大きなラベンダーの一群がありました。
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古い天井が残る小部屋に来ました。
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トマールのキリスト修道院の模型です。正式な入口は手前の長いスロープを上がって中央部分から入るのですが、私たちは模型の向こう側の裏口から入りました。
中央の円柱形の部分が騎士団の円堂で、その右側に墓の回廊・沐浴の回廊があります。円柱の左側には4つの中庭があって、最初の回廊・ミシャの回廊・カラスの回廊・ジョアン3世の回廊が囲んでいます。それぞれ様式が異なるので、興味深い建物になっています。 -
「墓の回廊」です。15世紀にエンリケ航海王子が増築した部分で、修道士たちの墓所になっています。アズレージョは17世の改築で付け加えられました。
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アーチの登頂部分が尖っているのと、円柱が2本あるので区別がつきやすい回廊です。そしてオレンジがなっているので、わかりやすかったです。
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素晴らしい彫刻ですが中途半端に途切れています。改築時にここだけ残されたようです。
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回廊の円柱は、ここが一番優美です。
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素敵なアズレージョの通路。ポルトガルでは古い教会によくあります。ナザレのノッサ・セニョーラ・ダ・ナザレ教会の物は、本当に綺麗です。
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隣の「沐浴の回廊」に来ました。2本の円柱が2階部分だけになりました。中庭にはオレンジ色の落葉した葉が綺麗な木があります。
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「沐浴の回廊」の2階からは、修道院の北側の庭が見えます。
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エンリケ航海王子の住居だった部分が黄色く示されています。
彼は1420~1460年にここに住んでいました。 -
住居部分は既に石組だけの遺跡になっています。
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修道院のもっとも古い部分なのでしょう。
キリスト修道院は、1147年にアフォンソ1世からテンプル騎士団が土地を与えられて、城塞とともに聖堂を建設しました。1312年にテンプル騎士団が解散となり、ポルトガルではキリスト騎士団が引き継いで王室の保護を得ました。12世紀末から16世紀まで増築が続けられて、国内最大の修道院となりました。 -
ここからは、円柱部分の上にある鐘楼も見えます。
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「沐浴の回廊」には、かつては貯水池があり、修道士たちが洗濯や沐浴を行いました。
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「沐浴の回廊」から引き返して来て、「墓の回廊」にいます。ここは、割とわかりやすいですね。
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騎士の墓がありました。甲冑と紋章が刻まれています。
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「墓の回廊」の隣は見事な天井の華々しい部屋でした。
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これ全部紋章なのかな?ちょっと変な絵柄もあるけど・・・
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壁の装飾は至って単純で、天井の豪華さとはずいぶん違います。
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さあ、キリスト修道院で一番の見どころに来ました。「テンプル騎士団の円堂」です
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あんまりびっしり色々あるので、消化していくのがたいへんです。
円柱形の聖堂の中心に円筒形の祭壇があるようです。 -
天井のアーチは中央の円筒形に吸い込まれているようです。こんな聖堂は初めて見ました。聖堂が円形なのは、騎士団が馬に乗ったまま祈りを捧げられるようにしたのだそうです。
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エルサレムの聖墳墓教会を模して建てられたビザンチン風ロマネスク様式。
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聖堂の縁を飾る人物画は聖職者というより哲学者のようです。天井付近にある赤十字はテンプル騎士団の紋章です。彼らは白いマントに赤十字を付けていました。
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小さな礼拝堂もあります。
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円筒形の聖堂の内側には聖人の像が立っています。
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そして磔刑像があります。天井は青く塗られ、金色のモチーフが取り巻いています。
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内側から見た聖堂です。外から見ると16角形で中から見ると8角形と言われます。
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人がいると、その大きさがわかりますね。相当な高さです。
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イチオシ
天井を見上げると大迫力です。
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聖堂の主祭壇がここで、磔刑像の上に3つの金の塔が配されています。左下には聖母マリア。
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見取り図がありました。キリストの上の右側には聖ミゲル(ミカエル)。左はポルトガルの国章を持つ守護天使がいます。
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カルバリの聖母と福音記者聖ヨハネ。
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聖堂の外側の壁には聖画が嵌め込まれています。
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その上にも後世の絵が見られます。
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窓枠の細工がすごく細かくて、様式が違うのかな?
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イスラム系のだまし絵で、柱が丸く見えます。模様で本来の形を違うように見せるのはイスラム芸術の特徴で、インドのタジ・マハールでも見られます。
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円筒形の聖堂の上部には、天使たちが描かれています。
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テンプル騎士団の聖堂に繋がって、16世紀初めにキリスト騎士団の聖堂があります。しかし、ガランとしたホールに聖歌隊の席があるだけで、見るものはありません。
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「ジョアン3世の回廊」です。
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ジョアン・デ・カスティーリョが建設した回廊は、イタリア・ルネッサンスの影響を受けています。
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ここだけマヌエル様式の窓があります。
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こちらの窓は、外の紅葉を額縁のように縁取っています。
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この中庭で、スペイン王フェリペ2世はポルトガル王フェリペ1世として戴冠しました。
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すぐ隣に目立つマヌエル様式の建物があります。内部はキリスト騎士団の聖堂です。
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4つの回廊が交差する通路には、40の宿坊が並びます。
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なかなか優美な螺旋階段がありました。
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宿坊からサンタ・バルバラの回廊に出ると、頭の上にマヌエル様式の窓がありました。
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マヌエル様式では、大航海時代を反映して、ロープや鎖、サンゴなどの海に関係するモチーフが多用されます。リスボンのジェロニモス修道院でも有名です。
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丸窓の彫刻も他では見られない斬新なデザインです。ポルトガルのもっとも輝いていた時代です。
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じっくりよく見ると、ちょっと気持ち悪いモチーフが見つかるマヌエル様式です。
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サンタ・バルバラの回廊から最後の中庭に向かいます。
奥に見える甲冑姿の看板は売店です。 -
ミシャの回廊です。1543年に完成しました。
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回廊の西側の部屋にパンを焼く釜があり、この中庭で貧民にパンが配られました。
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パンを焼いていた部屋です。
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この中庭は、中心に雨水が集まるように作られており、地下には貯水池が設けられていました。
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中庭にある貯水池への階段です。
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ミシャの回廊は、床が石で模様を描いています。
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修道士たちの生活の場です。
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台所のかまど。奥に使われていた食器なども展示されています。
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食堂。この辺りはおもしろくないと思ったのか、ツアーガイドは立ち寄りませんでした。見学が終わった時に少しだけ自由時間があったので、見なかった部分を個人的に見て回りました。
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騎士団の印のある皿などが展示されています。
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ジョアン3世の回廊です。明り取りが必要なのはわかるけれど、こんなにたくさんの中庭が必要なのでしょうか。
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最初の中庭に戻って来ました。
見取り図を持って、どこをどう歩いていたのか理解しているともっとしっくり来るのだけれど。 -
トマールでは見学するのはここだけです。町にも立ち寄らないので、トマールという地名には何の印象もありませんが、キリスト修道院は見応えがありました。
「トマールのキリスト修道院」は1983年に世界遺産に登録されています。トマールのキリスト教修道院 寺院・教会
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さて、トマールからファティマに戻って来ました。まだ日のある時間だったので、今朝も見に来ましたが、またやって来ました。
バジリカ (ファテイマ聖堂) 寺院・教会
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今朝は霧に包まれて全景が見えませんでしたが、ようやくはっきりと見ることが出来ました。手前の金色のキリスト像の足元から泉が湧いていて、自由に飲むことが出来ます。
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バジリカに向かって左側から参詣者が入って行きます。
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バジリカに正対する場所には、聖三位一体教会があります。2007年完成の新しい施設です。
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先ずは「出現の礼拝堂」に行ってみました。朝と違い、たくさんの人たちが訪れています。
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ちょうど夕方のミサの最中でした。
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お邪魔しないように、バジリカに向かいます。
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第一次世界大戦の最中の1917年に聖母マリアが現れたとして、ここにこんな大きなバジリカが建てられました。祭典のある日には、バチカンのように広大な広場を信者が埋め尽くすのだそうです。
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まだ100年程度しか経っていない新しい教会は、白を基調として明るくさっぱりした内装になっていました。
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主祭壇には、3人の子供たちにお告げを授ける聖母が描かれています。
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祭壇の上部には、「聖母の戴冠」が刻まれています。
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小さな礼拝堂には金属板のレリーフと聖母のステンドグラスがあります。
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少しずつ異なる絵柄になっています。
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キリストの生誕。
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祭壇に向かって右側には奇跡を目撃した3人のうち、ジャシンタとルシアの墓があります。
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反対側には、フランシスコの墓があります。フランシスコとジャシンタが兄妹であり、最後まで生きていたのがルシアなので、この墓の割り振りはちょっと疑問です。3つの予言のうち最後の予言はローマ法王とルシアだけの秘密でした。2000年になって、それが法王ヨハネ・パウロ二世銃撃事件だったことが発表されました。2005年ルシアが97歳で亡くなり、同じ年にヨハネ・パウロ二世も逝去しました。
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羊飼いの3人と聖母のステンドグラス
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この大きなドームに信者の熱気が籠る日が、毎月13日と大祭が行われる5月と10月にあるそうです。だから周囲にはホテルと宗教関係の店がたくさんあります。宗教の力はすごいです。それが聖書の時代ではなく、20世紀の話だとは。
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外に出ると既に街灯が灯っていて、今日の日が終わろうとしていることを告げていました。
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「出現の礼拝堂」では、まだミサが続いていました。
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ライトアップされたバジリカが幻想的に見えます。
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日没後のわずかな写真タイムです。
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フィルターなどを使わなくても美しい色になります。
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暗くなってしまうのでホテルに帰ります。ファティマに連泊はあまりメリットがあるようには思えないけれど、朝夕のバジリカはいい被写体でした。これでもう少しスーパーが近ければね。
次回は、5日目の午前。ナザレとオビドスです。
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