約四半世紀（24年）ぶりの「ジャカルタ・ノスタルジー」（自分の足跡を探してじゃらんじゃらん／ジャカルタ／インドネシア）

2024/09/20 - 2024/09/25

ああ、なんだかバンコクも雨が多くなってきた。

昨年、一昨年に比べて雨が少ないなぁぁ...と思っていたのだが、流石に10月が近くなって来ると、

「雨期」が、本気を出してきた。

こうなって来るともう諦めるしかない...タイ北部から南部まで、大雨が続くので、タイ国内の逃げ道が無くなる...

まあ、この時期は家でジィ～っとしてればいいのだが、なんか行くな、行けないと言われると、お尻がムズムズしてくる...

そうだ！「インドネシアへ行こう！～」

実は、以前から、福岡にいる昔の仲間が、インドネシアでゴルフがしたいと言っていたなぁぁ...

この時期、赤道を越えた向こう側のインドネシアは、乾期の筈。

（まだインドネシアで働いている先輩に）向こうの状況を再確認した上で、福岡に連絡して、インドネシアはジャカルタに集合という事に相成った。

みんな仕事しているのに、凄い行動力...いやはや、全く恐れ入る...笑）

エリア ジャカルタ(インドネシア)

• 旅行の満足度: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

【インドネシア・ルピア（RP）】

久しぶりに「インドネシア・ルピア」にご対面...当時の独裁政権下の大統領：スハルトの肖像は、今はもう無い...

今も昔も、この通貨は「0（ゼロ）」が多過ぎて、なんだかなぁ...なのだが、現在は「０」を二つカットするだけで、大体の「日本円」（価値）になるというキリの良さ。

30,000RP → おおよそ、300円だって!

ウィンダム カサブランカ ジャカルタ ホテル

【インドネシア・ルピア（RP）】

この赤丸で囲った方は、インドネシア独立の父「スカルノ初代インドネシア共和国大統領」...


PS) あの「デヴィ夫人」の旦那様である...デヴィは当時、第３夫人ではあったが、それは地位が３番目という意味ではなく、出会って結婚したのが3番目という意味で、この国の独立に際し、インドネシアの利権と日本の金に絡むフィクサーの様な役割を担っていた...と言われている。

そう今やテレビ番組で出川らおちゃらけ芸人達と、お茶の間を楽しませてくれている彼女は、実にすごい経験と経歴を持つ日本人の一人....

プラザ ブロック M ショッピングセンター

【インドネシア・ルピア（RP）】

私がインドネシアにいた1990年初頭は、まだインドネシア大統領が二人目（二代目）しかいない時代だったので、そりゃもう「デヴィ」を知らないインドネシア人はいないぐらいだった...（うちの社員は高確率で知っていた。まあ、みんなに聞いた訳ではないけども...）

インターコンチネンタル レジデンス ジャカルタ ポンドック インダー バイ IHG ホテル

【インドネシア・ルピア（RP）】

...あゝ、それにしても「ルピア（RP）」で凄い厚みになってしまった財布...２万円を交換した程度で、「200万ルピア」だって!?

ジャカルタ コタ駅 駅

【インドネシア・ルピア（RP）】

何ちゅうぶ厚さやぁぁ....私の財布...

マンダリン オリエンタル ジャカルタ ホテル

【インドネシア・ルピア（RP）】

でも、このフォルムはまさに『モスのライスバーガー』やね...

試しにちょいと、「キムタク持ち」試してみた...

https://news.line.me/detail/oa-shujoprime/233c6f46670a?fbclid=IwY2xjawGD-q1leHRuA2FlbQIxMAABHUb6Ue1yPfM0yV6qnl2RKjtKTmol01o_K2rfN1ZrhjQJMGVt6gqtCh8t0g_aem_MLfTHsANOA72yMeZk--1sQ

カフェバタビア 創作料理

【インドネシア・ルピア（RP）】

う”っ...これだけあると...そら貨幣価値は下がるよねぇ...みたいな実感はある...

持っていても、高額紙幣以外は、扱いがぞんざいになりそう....

こういう国こそ、電子マネーがどんどん浸透する（すべき）なんでしょうねぇ～

サリ パシフィック ジャカルタ、オートグラフ コレクション ホテル

【旧ヒルトンにて人を待つ】

さて、11:00amに私が宿泊している「スルタンホテル」のロビーで人と待ち合わせ。

ひょんなことから、私がここで仕事をしていた時代に、会社の現地サイドのパートナーだった華僑系インドネシア人の息子さんと連絡がつき（当時は、まだ民族色が強く、外資でも株の51%は現地側のパートナーが株を保たなければならない時代だった...）


写真：ロビーから見える「ヒルトンレジデンス」...当時は、憧れのコンドミニアムであった...

ザ スルタン ホテル&レジデンス ジャカルタ ホテル

【旧ヒルトンにて人を待つ】

彼が、ここに迎えに来てくれる事になっている。

当時は、彼の父親が会社のパートナー（株主）であり、本日会うその息子さんは、会社の取締役名簿にその名を連ねていた。


写真：この喫茶店（スルタンホテル ラグーンタワーロビーのカフェ）も...随分と、色褪せてしまったなぁぁ...もう昔の高級感は、そこには無い...

アスコット スディルマン ジャカルタ ホテル

【旧ヒルトンにて人を待つ】

暫くして、ロビーにやって来たその影を見て直ぐにわかった。

私「スxxーxxン!!」....彼「おお、コタさん～!!」

24年ぶりの再会...固く握手...

それにしても、お互いに歳取っちまったなぁぁ...顔を見合わせ苦笑い...

ザ レジデンシズ アット ザ リッツ カールトン ジャカルタ パシフィック プレイス ホテル

【昔の職場を見納め】

直ぐに昼食に行く予定だったのだが、私のリクエストで、食事前に、その途中にある以前私が働いていたカントールプサット（本社事務所）にちょい足を延ばしたいとお願いした。

タマン イスマイル マルスキ (TIM) 博物館・美術館・ギャラリー

【昔の職場を見納め】

ここの現地法人は、1972年に創業し、その後1982年に、この建物がある場所に本社機能を移転し、その後の今日までの「42年間」を、インドネシア法人の「Kantor pusat」として歩んできた。


写真：このビルの大規模改築工事が1993年に行われ、その時の工事責任者は前年にこの地に赴任したばかりの私だった...

日系ゼネコンの担当者と改築後の予算からデザインまで、右も左もわからない若造が全て一人でやらされた...そういう「全てを信じて任せてくれる」風土の法人だった。まあ、他に人手が無いだけだったとも言えるが...

イビス バジェット ジャカルタ チキニ ホテル

【昔の職場を見納め】

なので、このビルはそれほど大きく無いながらも、最初にこの国で事業会社を創業した日本人社長ら諸先輩方の苦労と想いと魂が沢山詰まった場所なのである。


写真：この日は、引越し中の日曜日...従業員は（ジャガ／セキュリティ以外）誰もいない。

チキニ駅 駅

【昔の職場を見納め】

実は、このビルも老朽により、今年度2024年に（その機能はスディルマン通りのビル内のワンフロアーへの）移転を決め、とうとうその歴史を閉じる事となっていた。

ここでぼぉ～と外を眺めると、もう既に「鬼籍に入って」しまった諸先輩方にいい経験を沢山積ませて頂いた日々を思い出す。

ノボテル ジャカルタ チキニ ホテル

【昔の職場を見納め】

私にとってここは海外最初の職場であり、駆け出しの8年間（1992～）の酸も甘いも山の如く、沢山詰まった想いでの宝箱。

あゝ、ここで走り回り、でかい声で叫んでいたなぁぁ...若い頃、あの日、あの頃。最後に取り壊される前に見る事ができて良かった。

そんな『自分の若い頃の夢の跡』...

その最後の姿を自分の目と心にしっかり焼き付けて、「さいなら...」と心の中で呟く...少し感傷的な気持ちになった...


写真：（煉瓦で囲んだ）外のゴミ箱一つとっても、インドネシア人が直ぐに火をつけ燃やそうとするのでよく叱った...という過去の思い出が溢れてくる...

メルキュール ジャカルタ チキニ ホテル

【シャングリラホテルで飲茶】

さて、その後、彼の車でシャングリラホテルに向かい飲茶.....

シャングリラ ジャカルタ ホテル

【シャングリラホテルで飲茶】

彼はどうやらこのお店のメンバーらしい...笑）

ここジャカルタ・シャングリラに来るのも24年以上ぶり。昔は、ここのカフェのビュッフェが凄く有名で、何度か足を延したなぁぁ...

ジャカルタ コタ駅 駅

【シャングリラホテルで飲茶】

久しぶりに交わす会話は、二十数年の時空を超えていた...全く久しぶりという気がしない程、色々とこれまでの思い出話に花を咲かせる...

私はもうネシア語がスムーズに出て来なくなってしまったんで、英語での会話だったのだが...

コピ・ルアク (プラザ インドネシア店) カフェ

【シャングリラホテルで飲茶】

でも何よりも彼がもう70歳と聞いて...腰が抜けそーになった...

そりゃ、そーだよねぇ...考えるまでもなく私ももう60歳代...彼と初めて会ったのは、私はまだ20代、彼が30代の頃だもんねぇ...嗚呼、なんてこったぁ...光陰矢の如し...


写真：チャーシュー入り蒸しチョンファン（叉燒蒸腸粉）...久しぶりだなぁぁ...これ、美味いんだよなぁぁ...

ベンガワン ソロ アジア料理

【シャングリラホテルで飲茶】

互いに、年老いたせいで直ぐに腹一杯になってしまい、それほどの量は食べれなくなってしまったが...美味しく、楽しかった。


写真：マンゴプリン

Four Seasons Jakarta-renovating ホテル

【シャングリラホテルで飲茶】

ふぅ～、懐かしいな...こういうリッチな時間...


写真：タピオカジュースと...

メルキュール コンベンション センター アンコール ジャカルタ ホテル

【シャングリラホテルで飲茶】

最後に、この『オンデ・オンデ』を頂き...ご馳走様でした。

私がタイに定住した事を話したら、今は「バリ島」がすごく良いから、こっちに移ってこいと仕切りに薦められた...笑）


PS）「...wiki...オンデオンデはインドネシアでとてもポピュラーなお菓子で、日本でもよく見かける中国の「ゴマ団子」と同じようなもの...見た目はゴマ団子とほぼ一緒なのですが、その材料は少々異なっていて、外側のモチモチとした生地はキャッサバともち米を練ったものが使われている...」（マレーシアがオリジナルだが、インドネシアのものと少しだけ異なる模様...）

オークウッド スイーツ ラ メゾン ジャカルタ ホテル

【シャングリラホテルで飲茶】

写真）おお、Pria（男性）

グランドクマン ホテル ジャカルタ ホテル

【シャングリラホテルで飲茶】

写真）Wanita（女性）...

いいなぁぁ～、久しぶりに見たなぁぁ...この表示（インドネシア表記）

パサラヤ 百貨店・デパート

【中国人が作ったジャカルタ北部の人口島】

さて、食事後に彼が車に乗っけて、アンチョール（海辺の方角）に連れて行ってくれた。

SUPERHIRO Japanese Superstore スーパー・コンビニ

【中国人が作ったジャカルタ北部の人口島】

ここは（彼曰く）中国人が「埋立／造成」し、大きな島を作り上げた...場所だそう～


写真：おお、日本語だらけだぁ...

ホテル メンテン 1 ホテル

【中国人が作ったジャカルタ北部の人口島】

その島とやらは、区画は綺麗にされているものの、ぺんぺん草しか生えていない広々とした、ただの土地...

メルキュール ジャカルタ パンタイ インダ カプック ホテル

【中国人が作ったジャカルタ北部の人口島】

多分、将来大きなビルや住居が立ち並び（今のところ背の高いオフィスビルが１～３本、大きなモールが先んじて出来ており）一大都市になりそーな予感がするのだが...まだ、まだ時間が掛かりそう。

DFS ジャカルタ国際空港店 免税店

【中国人が作ったジャカルタ北部の人口島】

近い将来、間違いなく巨大投資が実行され、ジャカルタ内では今後最も栄える場所の一つになるだろう…と、彼は目を輝かせて語っていた。

彼も、中華系で、金もあるし、事業欲は今だに凄い...

オークウッド アパートメンツ PIK ジャカルタ ホテル

【中国人が作ったジャカルタ北部の人口島】

また、もう少し離れた場所に「ここは中国か？」と思わせる「中国旧家を模した街並みの一角」が建設されており、そこには有名な中華レストランも店を出していると聞く。

空港に行く途中（時間が余れば...）、ここに寄り食事をしてから空港に向かう駐在員が多いとも聞いた。

アンチョール テーマパーク・動物園・水族館・植物園

【中国人が作ったジャカルタ北部の人口島】

そんな広大な埋立地の上に、ポツネンとこの『スーパーヒロ（HIROヒーローと掛け合わせている？）』という（何故か）日本食材店がオープンしている。

アストン カルティカ グロゴル ホテル&カンファレンス センター ホテル

【中国人が作ったジャカルタ北部の人口島】

ジャカルタ市内に何店も展開している日本食材店『パパイヤ』を、更に巨大に且つ少しエンターテインメント的な要素（ドンキっぽい）を加えた感じのお店であった。

コタインタン橋 観光名所

【中国人が作ったジャカルタ北部の人口島】

周りには、（事務所も住居も）まだ何もない状況なのに（何故、こんな所に、こんなものを...と思う場所にも関わらず）...すごい数の客（ほぼ100%インドネシア人）の賑わいであった。

エンポリウム プルイット モール ショッピングセンター

【中国人が作ったジャカルタ北部の人口島】

なぜこの人里離れた（外国人もほぼいない様な）場所に...と疑問を感じつつも、

このお店が、将来、もっと観光地に近い場所・外国人が沢山いるような場所に展開すれば、集客性も凄く、かなり人気店になるであろう事を予感をさせるには十分。

ホリデイ イン エクスプレス ジャカルタ プルイット シティゲート バイ IHG ホテル

【中国人が作ったジャカルタ北部の人口島】

まあ、ここは場所柄、日本人（や外国人）は「足（車）」や「（強い）興味」が無いと、ここまで来る事は、まずないとは思うのだが、

（こういうのはタイのバンコクには既に結構あるのだが...）インドネシアではまだ少ないし、これから伸びそうなコンセプト（インドネシア人の金持ちにはウケている）の模様なので

興味のある方は、是非、今のうちに足を延ばしておく…べし!!

スナヤン シティ ショッピングセンター

【昔の先輩と夕食】

さて、ところ変わり...

その日の夜は（その昔、中国駐在時代2001年～の同じ時期に、一緒に駐在していた）先輩が今、ジャカルタで仕事をしている為、声を掛けて一緒に一杯行った。

彼の住まいの近くにあるのが、この居酒屋。

「シティウォーク」まで来てね～という連絡がラインを頂いたのだが、私の時代には、そんな場所はなかったので、「それって、一体どこよ？」状態...

Kushimusubi 串むすび 和食

【昔の先輩と夕食】

ブルーバードタクシーの運ちゃんにお願いしたら、簡単に連れて行ってくれた。

ちょうど「ミッドプラザ」の裏辺り…この後ろにあるホテルは以前は「ケンピンスキーホテル」（今は「アヤナホテル」という名）だった。

嘗て（インドネシアは北朝鮮と国交を結んでいる国なので）このホテル内で、当時北朝鮮に拉致されていたアメリカ人：ジェンキンスさん（曽我ひとみさんの旦那様）を返還してもらった場所であった事を思い出す。

パパイヤフレッシュギャラリー (シティウォーク) スーパー・コンビニ

【昔の先輩と夕食】

今回はその裏にある「シティウォーク」という３－４階建てのビルの中に入っている『串むすび』という日本の居酒屋で酒を酌み交わす事と相成った。

パパイヤ フレッシュ ギャラリー (メラワイ店) スーパー・コンビニ

【昔の先輩と夕食】

この建物の一階には、あの日本食材店『パパイヤ』が入っていた。

「パパイヤ」は、私がジャカルタにいた当時、1995-96年辺りに「ブロックM」の入口に突如オープンした新星の日本食材店であった。

それまでは『コスモ』とか『カモメ』という食材店のみが日本人唯一の食材店であったのだが、

それが今は『パパイヤ』のみが生き残り、支店をどんどん増やし、現在に至っているんだそう～。

ル メリディアン ジャカルタ ホテル

【昔の先輩と夕食】

さて、この『日本居酒屋：串むすび』は、三階の奥にあり、なんかだか昭和っぽい、大変素敵な居酒屋であった。

アヤナ ミッドプラザ ジャカルタ ホテル

【昔の先輩と夕食】

入口には、昔の日本の屋台がおいてあり、（昭和風の）おもちゃやら、ラムネなんかが売られていて...なんやら涼しげ光景...

中に入ると、目の前に大きなカウンターがあり、メニュー（食事も飲み物）も沢山あり、ここが本当にジャカルタかいな？と思える程、クオリティの高い店作りと料理...素晴らしい...

２－３０年前の昔から、元々、ジャカルタは日本人駐在員の多い都市だったので、美味しい日本料理屋は沢山あったが、当時、そういう本格的なお店は、ほぼ100％お客が日本人だったのだが...


写真：ジャカルタで「ラムネ」を飲んでみる...

プルマン ジャカルタ インドネシア ホテル

【昔の先輩と夕食】

今の時代、このお店には、結構、インドネシア人のお客も入っていて、凄いなぁぁ...と思う。決して値段が安い訳ではないのに...

日本人が貧乏になったのか、インドネシア人がお金持ちになったのかようわからんけど...いや、その両方なんだろうなぁ...


写真：海外で飲むラムネ...こんなのジャカルタで飲めるなんて、嘗ては想像もできなかった...

アストン インペリアル ブカシ ホテル アンド コンフェレンス センター ホテル

【昔の先輩と夕食】

瓶に入った「ビー玉」を、ぼんやりと眺めていると...

このラムネの容器がプラでは無くガラスだった昭和時代の事、自分がこの地に初めて赴任した90年代初頭、無我夢中で毎日を過ごしたあの頃の事、一緒に仕事をした（もう二度と会うことはない）上司や仲間達の顔...etcetc

インドネシアでの想いが、走馬灯の様に頭の中を駆け巡る...

あゝ...なんだか、余りにも何もかにもが懐かし過ぎて、気持ちが飛びそう...になる...


...つづく...

ボゴール植物園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園