2024/08/10 - 2024/08/18
1248位(同エリア1707件中)
RiEさん
旅行5日目(8月14日)。
今日も曇りのち雨のスッキリしない天気なので屋内施設を中心に観光するため訪れたのは青森ねぶた祭の歴史や魅力を深く知ることができ、2階まで吹き抜けになっている大空間には実際に出陣した大型ねぶたを常設展示している“ねぶたの家 ワ・ラッセ”。おまつり体験にはかつてのミスター跳人も登場して大盛況だった。
せっかく青森に滞在してるのでランチでアップルパイが食べたかったけど、アップルパイの人気店は軒並み盆休み中で肩を落としていたところ、創業50年を超える老舗“喫茶クレオパトラ”を発見。ただMenuを開いてから初めてアップルパイは10月-5月までの期間限定品だと知り、残念ながら食べられなかったものの、レトロモダンな雰囲気漂う素敵な空間で過ごせた。
そのあと夫は日帰り温泉に行きたいというので、私は“青森県立美術館”まで送ってもらい1人でゆっくり鑑賞し、青森に根付いている芸術に触れる1日になった。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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10:00に提携駐車場から車を出して、すぐ近くの青森市文化観光交流施設“ねぶたの家 ワ ラッセ”の提携駐車場に向かってみると、駐車場に入るための渋滞が起きていて随分時間が掛かってしまった。
ねぶたの家 ワ ラッセは2011年1月にJR:青森駅の海手にオープンし、向かいにはA-FACTORYや青森ベイブリッジが見えるけど、パラパラ小雨が降っていたので後で立ち寄ることに。 -
奈良時代に中国から伝わった七夕の灯籠流しが祭りの起源ともいわれ、「ねぶた」という人形灯籠が祭りの主役になる。
2階から入場する「ねぶたミュージアム」は毎年、祭本番に出陣した大型ねぶたを吹き抜けの大空間で常設展示しているので祭の世界観に浸ったり、ねぶた祭の歴史など深く知ることが出来る有料施設になっており、大人1人:620円。
このねぶたミュージアムの入場券を受付で見せると、提携駐車料金が1時間無料になった。ねぶたの家 ワ ラッセ 美術館・博物館
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入場すると三味線・笛・ねぶた囃子がエンドレスに聞こえてきて、昨日訪れた五所川原佞武多の館とは全然違う雰囲気。
2階はねぶたの制作技術・作風などを中心に展示が行われており、2階の見晴らし台から眺めた後スロープを下りて1階に向かったところ、2024年に出陣したねぶたの新展示はつい3日前の8月11日から始まったばかりだそう。 -
【NTTグループねぶた「達谷窟伝説」北村春一作・市長賞・優秀制作者賞】
坂上田村麻呂が鬼を退治する数ある伝承の中のひとつ:達谷窟伝説に由来する姫待滝から、田村麻呂と悪路王が対峙する場面を再現している。
流れ落ちる滝の勢いもさることながら、水飛沫がLED照明で表現されていて迫力満点。 -
青森ねぶたは最大で高さ5m・幅9m・奥行き7mあり、下から見上げることを計算してつくられているそうで、このサイズ感なのに曲がり角でぐるっと一回転したりするから360℃楽しめるようになっている。
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ねぶた囃子演奏・跳人体験・囃子体験が始まるので、舞台付近に集まるようアナウンスが流れたから11:00の回に参加することに。
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人がわらわらと集まりだして館内が明るくなり、舞台とある程度の距離を取った状態でチビッコらが床に腰を下ろし始めたけど、囃子演奏出演者がもっと後ろへ下がるよう指示を出したので、これぐらい距離を取ってようやく開始。
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太鼓がリズミカルに響きだし、囃子演奏が始まると…
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ゲストの2014年ミスター跳人が颯爽と現れ、勢いよく飛び跳ね始めた。
2名の跳人が体力の限界に挑むように跳ねる姿は圧巻。 -
その後は全員参加で跳人体験をして幕が終了した。
昨日の五所川原佞武多の館が鑑賞型なら、こちらのねぶたの家 ワ ラッセは体感型な印象。 -
【JRねぶた実行プロジェクト「足柄の公時 頼光に随う」竹浪比呂央作
・知事賞・優秀制作者賞】
頼光四天王の一人で18歳頃の坂田公時を題材にしており、幼い頃から類まれなる力と勇気を持つ公時が、頼光に見出されて家臣として随う様子が表現されている。
目が覚めるような赤い身体から力強さが漲っている。 -
【ヤマト運輸ねぶた実行委員会「雪の吉野山 激闘」北村隆作
・観光コンベンション協会会長賞 】
文治元年12月に雪の吉野山で源義経の家来だった佐藤忠信と、荒法師と呼ばれていた横川覚範の激闘を描いている。
ふわふわした雪が散らばっているように見えて見事だった。 -
【県庁ねぶた実行委員会「木鹿大王 妖術を使う」大白我鴻作】
「木鹿大王は八納洞を支配し3万の兵を従え、象に乗り妖術を使う。かつての敵である孟獲と結託し、蜀軍討伐に向かい、猛獣や毒蛇を操る南蛮軍に恐れをなした趙雲と魏延は陣を引いた」という歴史があるそうで、よく見ると様々な動物が登場し、背面の送りには馬もいた。 -
実際に触ることができるパーツねぶたや、半分だけ仕上げれられ製作途中の状態を見ることが出来るコーナーもあった。
触ってみるとツルっとした手触りでピンと張っているせいか硬く、想像と違っていた。 -
こちらは昔の制作方法を再現した竹の骨組みのねぶた。
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針金で制作していく現代の物とは異なり、横から見ると立体的な凧みたい。
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8月11日-8月18日まで期間限定で開催の「第7代ねぶた名人竹浪比呂央ねぶた原画展Ⅱ」では、2024年出陣のねぶた原画も観ることが出来た。
出口に向かうと大きめの土産物店に直結していて、日本酒を見に行った夫が「田酒があったけど酒屋で購入する」と言って立ち去ったことにより、この後泣きを見る羽目に。
デパートや酒屋など幾つも回った手見たけど、ねぶた祭後&盆休みで田酒が欠品しているらしく田酒を入手できず、2日後に再度買いに行ったら売り切れだったため、旅行中1度も口にすることが出来なかった。 -
雨は止んだけど砂浜がドロドロなので誰も遊んでいなかった“あおもり駅前ビーチ(A-BEACH)”は、2021年7月に旧青函連絡船の発着地だった岸壁を、かつての砂浜を模した人工の海浜公園。
あおもり駅前ビーチ(A-BEACH) ビーチ
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その奥の建物“A-FACTORY“は飲食・物販ショップなどが入る複合施設で、シードル工房もあり8個の醸造タンクを有している。
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倉庫のような天井が高くて、奥には軽食が食べれるテイクアウト店や飲食店が入っていたけど、正午だったのでどこも行列が出来てて混雑していたのでバラ売りの銘菓だけ購入した。
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ランチはがてらアップルパイが食べられるカフェや喫茶店を探したけど、盆休み期間中で人気店の多くが休業日で肩を落としていたところ、見つけたのが創業50年を超える歴史のあるレトロな雰囲気の“喫茶クレオパトラ”。
クレオパトラ グルメ・レストラン
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駐車場が無いから夫が近隣に停めに入っている間に先に入店すると、スタッフが全員マダムで落ち着いたモダンな雰囲気だった。
レジ前のショーケースを覗くとケーキは数種類あるのに、アップルパイらしきものが見当たらず、聞こうか迷っている間に席に案内されてしまった。 -
カウンター席付近は1人掛けソファー席で、奥は6人掛けのテーブルがあったけど、飾られている絵を見たらクレオパトラやエジプトとは関係ない、雰囲気は何となく似てるけどインドの細密画だった。
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更に進むと4人掛け席が並ぶ。
ディスプレイや絵画が異なるので席によって、常連客はお気に入りの席がありそう。 -
私たちは雨がガラス窓を打ち付ける窓際の席にした。
背後には暖炉があって、鮮やかなステンドグラスが壁が目を惹く。 -
Menuを捲ってみて、ここで初めてアップルパイは10月-5月までの期間限定品だと知る。
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【ミックスサンド】700円
【ロイヤルミルクティ】650円
【アイスコーヒー】550円
サンドイッチは懐かしい味でして、半熟ゆで卵と1口サイズのマスクメロンが付いてきた。
スッと置かれた手書き伝票がクレオパトラのイラスト入りなのも良かったけど、ステンドグラス前に席を陣取っていた年配の2人が、店にそぐわぬ大声で家族の愚痴を言い合っていてゲンナリした。 -
夫は近くの日帰り温泉に行きたいというので、私だけ“青森県立美術館”で降ろしてもらい1人で鑑賞することに。
海外旅行ばかりだった頃は日中別行動することが多かったので、旅行中にそれぞれが興味があることをする時間があるのは久しぶり。青森県立美術館 美術館・博物館
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美術館のシンボルマークは木とaをモチーフにしており、約30cmのネオン管でつくられたマークが多数並んだパターンを配置することで「青い木が集まって森になる」という成長を描いているのだそう。
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建物入ってすぐディスプレイしてあったのは、青森県内の5つの美術館・アートセンターによるアートフェス“AOMORI GOKAN アートフェス 2024“のメイン企画「かさなりとまじわり」。
そのテーマを象徴する作品:井田大介氏のSynoptesは、ギリシャ神話に登場する複眼の巨人であるアルゴスパノプテスと、ノルウェーの社会学者であるトマス・マシーセンが提唱しているSynopticonという概念を掛け合わせた造語だそうで、実は顔や身体の各所にある目玉が動くから結構グロい。 -
常設展+かさなりとまじわりが鑑賞できるチケット大人1人:900円を購入した後、まず向かったのはあおもり犬連絡通路。
屋外展示されていてるのでチケットを購入しなくても鑑賞できるけど、通路の開通時間は9:45-16:30まで、連絡通路内には階段の上り下りが2ヶ所あり往復10-15分程度かかる。 -
曇っているとはいえ雨上がりなのでジメッとしているせいで、薄っすら汗をにじませながら最後の角を曲がると人が集まっているのが見えた。
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【あおもり犬/奈良美智】
美術館の西側に位置する屋外空間に設置されているあおもり犬は、高さ約8.5m・横幅約6.7mあり、ちょうど背伸びして手を伸ばしている人がいたので、人間と比較するとこれぐらいのサイズ感。 -
背後にも回ることが出来る。
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正面から見ると、身体が地中に埋もれて途方に暮れているように見えた。
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通路は雨で滑りやすくなっているので、戻るときも慎重に。
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AOMORI GOKAN アートフェス 2024 後期の内容。
館内はエアコンが効きすぎていて、寒暖差に弱い私は持ってきたウィンドブレーカーやストールをぐるぐる巻きにして自衛。 -
【アレコホール】
美術館の中心に縦・横21m・高さ19m・四層吹き抜けの大空間があり、アレコホールと呼ばれている。
ここには20世紀を代表する画家:マルク・シャガールによるバレエ「アレコ」の背景画が展示されていて、青森県は1994年に全4点から成るバレエ「アレコ」の舞台背景画中の第1幕・第2幕・第4幕を収集したものの、残る第3幕の背景画はアメリカのフィラデルフィア美術館に収蔵されており、同館から借用して現在4点すべてを青森県立美術館で鑑賞できるようになった(借用期間の延長が認められて2027年3月末まで3年間鑑賞可能)。
ちなみにこの背景画はロシア(現ベラルーシ)のユダヤ人の家庭に生まれたシャガールが、第二次世界大戦中にナチス・ドイツの迫害から逃れるため亡命していたアメリカで依頼されて制作したもの。
ホール内には無数の車椅子が無造作に置かれているので、普段の視線よりも低い位置で見上げながら鑑賞もでき、恐る恐る座ってみると突然照明が落とされた。 -
第1幕 月光のアレコとゼンフィラ
夜空には満月が煌々と輝いて湖がその光を映すなか、ロシア貴族の若者:アレコとロマの娘:ゼンフィラが描かれている。 -
第2幕 カーニヴァル
熊がヴァイオリンを奏で、満開の花咲く木の枝からは小猿が顔をのぞかせている様子が描かれていて、どこかメルヘンチック。 -
第3幕 ある夏の午後の麦畑
巨大な2つの日光に照らされた黄金の麦畑が描かれている。 -
第4幕 サンクトペテルブルクの幻想
車をひく白い馬がシャンデリアめがけて駆け上がる様子が描かれた第4幕は、ゼンフィラを失い嫉妬に燃えるアレコを狂気が襲う様子をプロジェクションマッピングで再現していた。 -
青森県立美術館では1998年から奈良美智作品の収蔵を始め、その数は170点を超えるそうで、アレコホールの奥は奈良美智コレクションが展開していた。
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大窓越しに見るあおもり犬。
美術館開館当初の2006年は常設展示室内からガラス越しでしか鑑賞出来なかったけど、もっと間近で観たいという要望に応えるため2008年に先程の通路が開通したそう。 -
近くで観賞したときは気付かなかったけど、花壇がエサ入れに見える。
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四方を囲われた白い壁には仕掛けがあって窓から覗いたり、指先ほどの大きさしかない丸穴から覗いたり。
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見る高さ・角度・視界の広さによって印象が随分異なるのが興味深い。
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棟方志功展示室。
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幼いころ実家に棟方志功のカレンダーが飾られていたので、作品はこのような極彩式の方が馴染みがある。
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【大森裕美子】
リンゴの箱が積み重ねられた通路を移動して、別建物をエレベーターで地下に降りるとAOMORI GOKAN アートフェス 2024“のメイン企画である「かさなりとまじわり」がはじまる。 -
【吉田克朗と特別展示:三戸町立版画工房】
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【原口典之/F-8E CRUSADER】
中に入れないけど覗くことはできる。 -
【青秀祐/Ghost Lightning】
部屋から飛び出るほど大きな作品が吊られており、布地にアクリルや箔で描いているから巨大なぬいぐるみのようだった。
明日は弘前まで足を延ばして日帰りで駆け足観光をする予定。
続きは06へ。
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