2024年GWヨーロッパ旅☆ディジョン編☆15日目

2024/04/24 - 2024/05/12

昨年に続いて今年もヨーロッパへ、トゥール⇒ポルト⇒コインブラ⇒リスボン⇒マルセイユ⇒ディジョン⇒パリと周遊しました。トゥールでの古城巡りからスタートし、2020年GWに予定していたポルトガルを訪問後、昨夏満喫した南フランスへ。お天気は寒かったり暑かったりでしたが、殆ど雨に降られることなく、今回もお城や庭園に街歩きと沢山観光に励みました♪

主な日程はこちら↓
4/24(水) 関空⇒4/25(木) シンガポール⇒パリ⇒トゥール泊
　　　　トゥール散策　サン・ガシアン大聖堂　ショーモン城
4/26(金) アゼ・ル・リドー城　リレット城　トゥール散策　夜景～トゥール泊
4/27(土) クロ・リュセ城　トゥール美術館　トゥール⇒オルリー空港泊
4/28(日) オルリー空港⇒ポルト　ドン・ルイス1世橋＆街歩き　夜景～ポルト泊
4/29(月) ポルト⇒コインブラ　大学　大聖堂　教会　植物園　夜景～コインブラ泊
4/30(火) コインブラ⇒リスボン　ランチ＆買物～リスボン泊
5/1 (水) シントラ日帰り　リスボン展望台　コメルシオ広場～リスボン泊
5/2 (木) ベレン　アジュダ宮殿　大聖堂・アルファマ地区～リスボン泊
5/3 (金) サン・ジョルジェ城　展望台＆教会巡り　公園&街歩き　夜景～リスボン泊
5/4 (土) 28番トラム　国立古美術館　アズレージョ美術館～リスボン泊
5/5 (日) リスボン⇒マルセイユ　ロンシャン宮　旧港　要塞～マルセイユ泊
5/6 (月) マルセイユ大聖堂　ランチ＆買物　夜景～マルセイユ泊
5/7 (火) ノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院　エクサンプロヴァンス⇒ディジョン泊
5/8 (水) フィリップの塔　大聖堂&教会　マニャン美術館　庭園～ディジョン泊
5/9 (木) ディジョン⇒パリ　パサージュ　プティ・パレ　バルザック美術館～パリ泊　　　　　
5/10 (金) メゾン・ラフィット城　モンマルトル　カルナヴァレ美術館　夜景～パリ泊　
5/11 (土) パリ⇒シンガポール　5/12 (日) シンガポール⇒関空

今日は1日ディジョンの街を観光します。1番楽しみにしていたディジョン美術館は祝日で休館(>_<)フィリップ・ル・ボン塔からの景色を眺めた後、唯一開館しているマニャン美術館を訪れました。午後からは公園や植物園を散策したりと、街歩きを楽しみました。

エリア ディジョン(フランス)

朝TVを付けると昨日まで滞在していたマルセイユが映っていました。今日は聖火が到着するので、港の特設会場からTV局の中継が行われています。

7時53分、朝の散歩はダルシー広場から。8時前ですが人影が殆どなく静かです。

中央には18世紀に建設されたギヨーム門、凱旋門のように見えますが、その昔市街を取り囲んでいた要塞の名残だそうです。

門から続くディジョンのメインストリート、リベルテ通りへ。

左手にはギャラリー・ラファイエット、他にも多くのショップが立ち並んでいます。

リベルテ通りの建物にも朝日が差し込んできました。通りは良く整備されていて、歩行者天国になっているので歩きやすいです。

フランソワ・リュード広場へ。誰もおらずメリーゴーランドもまだ開店準備中。

右手は旧市街の歴史的建造物が並ぶフォルジュ通りへと続いています。
戻ってリベルテ通りを進みます。

旧ブルゴーニュ公宮殿の立派な門。扉が開いているので中に入ると、

ガラス越しに大階段が見えました。宮殿を思わせる美しい造りです。

昨日ライトアップを眺めたリベラシオン広場に着きました。半円形の曲線が美しく、写真では収まりきれないほどの広さです。ブルゴーニュ公国がフランス王国に併合後ルイ14世時代に整備され、当時は王宮広場と呼ばれていました。

旧ブルゴーニュ公宮殿
14～15世紀、ブルゴーニュ公の居城として建設された宮殿です。17世紀にヴェルサイユ宮殿を設計したマンサールにより広場と共に改築され、現在の姿となりました。中央の塔にはガイド付きツアーで登ることができ、この後10時45分に予約しました。

広場には噴水があり、昨夜訪れた時はカラフルにライトアップされて綺麗でした。

右手の建物は現在美術館になっています。今日見学できるのを楽しみにしていたのですが…

広場を取り囲む建物も統一感があり、高級な雰囲気です。

後ろまで引いて、パノラマで撮ってみました～♪

こちらがディジョン美術館の外観。宮殿を利用した建物なので、豪華な造りです。

リベラシオン広場側から美術館の中庭に入ります。

中央の塔は、宮殿内で最も古い14世紀の建築です。

井戸があったり、かつて宮殿だった面影が残っています。

そのまま北側へ抜ける通路を進むと、旧市街の街並みが広がっています。

奥に見える建物はオーブリオ館。かつての都だった栄華を物語る貴族の館で、ブルゴーニュ地方伝統のモザイク屋根が特徴的です。

木組みの建物が並んで中世の街並みが色濃く残り、趣があります。

1階にはオシャレなショップが入っているのが現代的な感じです。

通りの間からは教会の塔が見えます。

教会の周囲を回ると、ちょうど朝日が差し込んできました。

ノートルダム・ド・ディジョン教会
1250年に建設されたディジョンで最も古い教会です。見上げると正面には51体ものガーゴイルがずらりと並び、少し特異な雰囲気です。本来は雨どいの目的ですが、実は魔除けという説もあります。

内部はリブヴォールトのあるゴシック様式の高い天井、広々とした空間です。

主祭壇の後方に輝くステンドグラス、美しくて見応えがあります。

振り返ると正面には立派なパイプオルガン、ゴブラン織りのタペストリーが掲げられています。

上のバラ窓は19世紀と比較的新しいですが、下のステンドグラスは13世紀のもので、創建当時のオリジナルが残っています。

主祭壇右横の礼拝堂には、11世紀頃に作られたフランスで最も古いとされる黒いマリア像があります。

元は肌色でしたが黒く塗られ、長い歴史の中で両腕やイエス像が無くなる被害を受けましたが、顔はほぼ昔のままの姿で残っているそうです。20世紀に行われた修復作業で、顔色が元に戻されました。

早朝の教会は誰もおらずとても静か。ろうそくが灯され、厳かな空気が流れていました。

教会を出て北側へ回ると、外壁にはフクロウの彫刻があります。右手で金属を触りながら、左手で触ると幸福を招くと言われています。想像していたよりも小さく、みんなが撫でるのでツルツルになっていました。ちなみに彫刻がある通りも「シュエット（フクロウ）」といいます。

通りにはフクロウのプレートがはめ込まれていて、辿っていくと22カ所の観光名所を巡ることができます。到着すると四角いプレートと数字が書かれています。ちなみにノートルダム教会は8番目、フクロウは9番目になります。

右手に見えるのはヴォグエ館。1614年にブルゴーニュ議会議員エティエンヌ・ブーイエの邸宅として建てられました。1911年に歴史的建造物に認定され、現在はディジョン市が管理しています。

古典的なイタリア・ルネサンス建築で、門構えが立派。

中に入ると門の華やかな装飾に比べ、中庭はシンプルな造りです。
下からでは見えにくいですが、屋根はブルゴーニュの伝統建築特有のモザイク模様で飾られています。

今度は中庭から門を眺めます。美しい円形アーチに、非常に凝った造りの彫刻が施され、個人の邸宅とは思えない豪華さでした。

旧市街を散策～♪歴史ある伝統的な家屋に趣ある看板、街中の建物とは違った雰囲気を楽しめました。

美術館の入口に戻って来ました。北側は小さな公園になっています。

美術館の中庭から市庁舎側へと進むと、旧ブルゴーニュ公宮殿の正面玄関に出れました。建物の中を通って行き来できるので便利です。

今度はリベラシオン広場を東へ、テアトル広場にはオペラハウスが建っています。1828年ネオクラシック様式で建設され、神殿風の立派な円柱が特徴的です。

テアトル広場の東側、右手には現在図書館・美術館として利用されているサン・テティエンヌ教会、左手奥にはサン・ミシェル教会が見えます。

サン・ミシェル教会
1497年に建設が始まり、2世紀以上の歳月を費やし完成しました。2つのシンメトリーな塔が印象的な教会です。1840年に歴史的建造物に登録されました。

ルネサンス様式の美しいファザードが目を引きます。見上げると、、、

中央には大天使ミカエルの像、タンパンには最後の晩餐を題材とした彫刻が施されているとのこと、非常に精巧な装飾で素晴らしいです。

内部はゴシックとルネッサンスの建築様式が混在した造りとなっています。天井が高く、石造りが壮大で厳かな雰囲気です。

祭壇前から、奥にあるステンドグラスが美しいです。

振り返ると立派なパイプオルガンが見えます。

礼拝堂にも鮮やかなステンドグラスや絵画が飾られています。

教会の一角には、2016年10月に列聖された三位一体の聖エリザベスの碑や聖遺物が置かれ、神聖な空気に包まれていました。

美術館がオープンする9時半に戻ると、閉まったまま。中庭にあったカフェで聞くと、「今日は休み、でも明日は開くよ」と言われ、今日が祝日だと気付きました。明日は早朝パリに経つので見学できません(>_<)
ディジョン観光で1番楽しみにしていたのにショック（何日か前にも同じようなこと言ってたような…）5月1日のメーデーばかり気を取られていてうっかりしていました（泣）

美術館を見学後に塔へ登る予定だったので時間がぽっかりと空いてしまいました。休みと知ってたら10時に予約したのに…と思いつつ、引き続き周辺散策をすることに。

今度は北へ進みグランジェ広場へ。時計のオブジェがあったり、

アールヌーボー様式の郵便局や、

屋根の形が印象的な建物があったりと、先程歩いた中世の街並みとはまた違った風景が広がっています。

再びフランソワ・リュード広場に立ち寄ると、メリーゴーランドの幕が開き、木組みカフェもオープンしていました。

ギヨーム門にも朝日が当たり美しい～フランス国旗も映えます！

大きなマロニエの木を見かけて思わずパチリ。歩いている人がとっても小さく見えます。

サン・ベニーニュ大聖堂（ディジョン大聖堂）
創建は古く6世紀頃まで遡りますが、現在の大聖堂は13世紀にゴシック様式で建設されました。

ファザードには木彫り扉があり、周囲は植物をモチーフとした装飾や円柱の彫刻が施されています。

中に入ると、窓から差し込む光が聖堂内を照らして明るいです。

祭壇を間近で眺めます。

2世紀にディジョンで殉教した聖ベニーニュが祀られています。

色鮮やかなステンドグラス、静寂と落ち着いた雰囲気に満ちています。

パイプオルガンも立派、時々演奏会が開催されているそうです。クリプト（地下礼拝堂）があり、ガイドツアーで見学できますが、今回は時間が合わず断念しました。

大聖堂を出て側面から眺めると、非常に巨大でビックリ。正面とは全く異なる外観で、中央に見える鐘楼はディジョンで1番高い93mの高さがあります。

大聖堂を出て再び散策～♪

宗教的な彫刻もあり、歴史を感じる建物が多く残っています。

フィリップ・ル・ボン塔に登る時間が近づいてきたので、戻って来ました。

待ち合わせ場所となっている観光案内所に到着。中に入って今日開館している施設を聞くと、マニャン美術館だけとのこと。後で行ってみることにします。

観光案内所に隣接して礼拝堂がありました。

説明によると、ルイ15世治世の1738～1739年にかけて建設、祭壇はフィレンツェの建築家兼装飾家・セルヴァンドーニが手掛けました。

こじんまりとした空間ですが、大理石の彫刻が華麗で美しかったです。

フィリップ・ル・ボン塔
1450年～1460年にかけてフィリップ3世（フィリップ・ル・ボン）の為に建てられた、ルネサンス様式の塔です。
10時45分になり予約票をガイドに見せて確認後、参加者全員で塔の入口へ移動しました。塔の真下には彫像が立っていて、ここで塔の歴史や背景などの説明がありました。

いよいよスタート、316段ある螺旋階段を上ります。

所々に彫刻があり、説明を聞きながら上ります。

コウモリや植物、大工作業中の人？など、彫刻装飾も様々です。

小さな窓からは外の景色が見えます。まだ半分ぐらいでしょうか。

さらに上るとリブヴォールトの天井があり、着いたのかと思いきや今度はより狭い螺旋階段で塔の上へ。

視界が開けて屋上に到着！何度か立ち止まって説明を聞きながら登ったので、それ程大変ではなかったです。

塔の上からは360度の景色を眺めることができ、観光スポットの案内板を見ながら街の風景を眺めます。塔に登っている30分程の間で随分雲が多くなってきました。

西側の眺め。手前には旧ブルゴーニュ公宮殿、奥にはサン・ベニーニュ大聖堂とサン・フィリベール教会が見えます。

大聖堂の高い塔や、ブルゴーニュ独特の鮮やかな屋根瓦が目立っています。

北側にはノートルダム教会の塔が真正面に見え、今朝訪れた時とはまた違った外観で、とても大きく見えます。

教会から少し右に目を向けると、ヴォグエ館が建っています。大聖堂と同じブルゴーニュ建築の鮮やかなモザイク屋根が美しいです。

東側には先程訪れたサン・ミシェル教会と、サン・テティエンヌ教会。

ドーム型が並ぶ、2本の塔が特徴的です。

南側は旧ブルゴーニュ公宮殿前にあるリベラシオン広場の眺め。

46mの頂上からは、その先に広がるディジョンの街並みが見渡せます。
塔の上からパノラマ景色を堪能し、再び階段を降りて解散です。

マニャン美術館
ディジョンの長官だったモーリス・マニャンとジャンヌ兄妹によるコレクションが展示された邸宅美術館です。

建物は17世紀に建設された後様々な人の手に渡り、1829年に祖父であるジャン・ユーグ・マニャンが購入しました。モーリスとジャンヌに後継者がいなかった為、1938年国に遺贈され美術館として一般公開されることになりました。

受付を済ませて見学開始♪18世紀初頭に版画家や画家、舞台芸術家として活躍したクロード・ジローの特別展が開催されていました。

クロード・ジローはイタリア喜劇や風俗画を得意とし、パリオペラ座の舞台装置や衣装のデザイナーを務め、装飾家としても活躍しました。

ルーヴル美術館を中心に、フランス各地の美術館に所蔵されている作品が展示され、特に版画の作品が多く並んでいました。

「車夫の争い」1710年　
籠引き同士の言い争い、近くで見ると表情がよくわかり面白い作品です。

ライブラリーでしょうか。品のある家具が備えられて素敵な雰囲気。

絵画はフランスを中心にイタリアやフランドル地方など1500点ほどありますが、世に知られていない作品を買い求めた為、著名な画家はあまりいません。

「弟の絵を描く画家の長女」クロード・ルフェーブル（1672年頃）
アントワープの画家、ゴンザレス コックの作品と考えられていましたが、つい最近になって作者が特定されました。儀式的な肖像画と異なり、家族の日常的な生活が描かれています。当時幼少期は男女同じ服を着ていたため、絵画でも弟はドレスを着ています。

「聖母被昇天」シャルル・ド・ラ・フォッス（1675年頃）　
パリにあるノートルダム・ドゥ・ラソンプシオン教会のドームフレスコを描いたものです。聖母像や天使たち、背景の色彩が綺麗で印象的でした。フォッスは王室の依頼や個人顧客の依頼で数多くの神話や宗教画を制作しました。

邸宅を美術館としているため館内のインテリアも素敵、各部屋の優美な内装も見どころです。

上の写真から。右手にはベッドルーム、左手の部屋には陶器が飾られています。

17、18世紀のルーアン陶器が並び、テーブルが華やぐ明るい色彩が印象的です。

品のある落ち着いた室内には、沢山の絵画が飾られています。

中央の大きい肖像画はモーリス・マニャンとジャンヌ兄妹の父、ジョゼフ・マニャンです。政治家として活躍しフランス銀行総裁も務めました。肖像画は上院副議長に就任した1884年に描かれました。

こちらがジョゼフ・マニャンの妻、ポーリーヌ・アンジェリーヌ・ベロンクルです。ジャンヌは1855年、モーリスは1861年に生まれました。美しいお顔やエレガントなドレスより細すぎるウエストに目が釘付け。

絵画と共に、アンティーク家具や美術品が飾られています。

見学を終えて宮殿のように美しい階段を眺めながら1階へ。

最後に中庭を見学して終了。作品も多く展示され、華麗な建物や内装と共に鑑賞できて見応えがありました。

Le Jacquemart
お昼を過ぎてランチ休憩、賑わっていたこちらのお店（写真右手）で頂くことにしました。狭い店内はお客さんでほぼ満席。

本日のランチメニューを注文、豚肉とソーセージにレンズ豆が添えられていました。ノートルダム教会を眺めながらデザートとカフェも頂いてお腹一杯、店内は混雑していましたが、サービスも早くて良かったです。

ランチの後街歩きを再開～♪午前中行けなかった南側を回ります。

1640 年頃に建てられた大きな邸宅前を通って、

ショッピング通りに出ました。祝日で休みのお店も多く、人が少なくて閑散とした雰囲気。

散策を続けていると、また青空が戻って来ました(^^♪広場にはレストランが並んでいますが、お休みなのかテラス席は片付けられたまま。

突然現れたウォールアートにビックリ！かなり大きく、いつも思うのですがどうやって描いてるんでしょう？

ブルゴーニュ生活博物館
施設は閉館していますが、敷地内へは自由に入ることができます。

グルっと回ると広場があり、隣接する宗教美術館（サンタンヌ教会）の美しいドームが見えました。

こちらが正面。宗教美術館は修道院の跡地に建てられたサンタンヌ教会を利用していますが、現在は休館中でした。

向かいには小さな庭園、奥の建物と芝生の緑が調和していて綺麗です。

近くにもまた別の庭園があり、良く整備されています。奥に見えるお屋敷のような建物は区役所でした。

区役所の北側には旧カルメル会修道院。ファサードの彫刻が美しく、しばしの間見とれてしまいました。

歩みを進めていくと、

木組みの家々が建ち並ぶ通りに出ました。レストランになっていて趣ある雰囲気、ここでランチしても良かったかな～。

さらに北へと進んで、ダルシー公園にやってきました。入口では彫刻家フランソワ・ポンポンの代表作「シロクマ」がお出迎え。

美しい水の庭園が広がっています。公園の名はディジョン出身の水道技術者、ヘンリー・ダルシーが設計した貯水槽が設置されていることが、由来となっています。

池を取り囲む階段テラスを上ります。豊富な水を眺めていると、マイナスイオンを浴びている気になります。

花壇もよく手入れされ、色とりどりのお花が綺麗に咲いています。

階段を上った先には、ダルシーの胸像がありました。散歩したり芝生やベンチに座ったり、市民の憩い場といった感じでのんびり過ごす人々が沢山いました。

アルクビューズ庭園　
駅のすぐ近く、観光客も少なく静かなエリアにある庭園です。

広大な敷地の園内には植物園があり、様々な樹木や花々を眺めながら小道を散策できます。

5月上旬ですが、早くもアジサイが花を咲かせています。

お花を眺めながら小道を散策♪

自然史博物館もありますが、祝日の今日は休館。入口前にはサイやアフリカゾウの剥製が置かれていました。

一角には藤棚があり、建物と一体となって趣ある風景です。

見頃は過ぎていましたが、まだ綺麗に咲いている藤もありました。

再び中心部に戻りお買物～☆今日は祝日ですが、観光客が集まるお土産店は開いていました。店内に入ると棚にズラリと並ぶディジョンマスタード、種類も豊富に揃っています。他にはパン・デピス、パッケージが可愛いですがどちらもあまり好みではなく…。有名なマイユに立ち寄り試食もしましたが、結局最初のお店でハチミツの小瓶を購入しました。ディジョンでなくても買えますね(^-^;

18時半過ぎ、ホテルに戻ってきました。

部屋のテレビをつけると、ちょうどオリンピック聖火の中継が行われていました。溢れんばかりの人だかりにビックリ！今日観光してたら大変だったはず、1日ずれていて良かったです。　

大きな船が見え、まもなくマルセイユに到着します。今日も晴れて暖かそう、ディジョンは晴れても結構肌寒く、南仏との気候の違いを感じました。

聖火が到着したのを見届けて、最後のお散歩へ出かけます。

メリーゴーランドにもライトが灯りだしました。

リベルテ通りを進みリベラシオン広場へ。再び青空が広がっています。

西日差し込み、建物を照らしています。

テアトル広場からサン・ミシェル教会とサン・テティエンヌ教会。
夕暮れが近づいています。

再びリベラシオン広場へ戻ると、夕日が目の前に見えました。オレンジ色に輝く広場を眺めてディジョンの観光も終了です。1番楽しみにしていたディジョン美術館が見学できなかったのは残念でしたが、マニャン美術館も見応えがあり、お天気に恵まれて塔からの景色も楽しむことができました。明日はパリに移動します。最後まで読んでいただきありがとうございました。